株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.2.08)

2008-04-01 22:19:47 | 明日のモニタリング銘柄
いつもの通りに、まず、OSCの4層分析で4月1日(火曜日)の相場を振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。

日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了【悲観
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観
④いずれにも該当せず【躊躇

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日から3月19日までのデータ

3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円)  ①8件  ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件
3月28日(+216円)①16件 ②23件③117件④46件
3月31日(-295円)①82件 ②23件③32件 ④65件
4月1日 (+131円)①55件 ②7件 ③53件 ④91件

①の「悲観」と②の「希望の芽」が減り、③の「楽観」と④の「躊躇」にシフトしております。流れからすると、上げ一服で③と④が①の「悲観」へと転落するのか、それとも③の「楽観」に後戻りするのかの分岐点にあると思われます。

②の「希望の芽」が減って③の「楽観」と④の「躊躇」が増えているパターンは、1月11日からの記録では、2月7日、2月19日、そして3月12日の3回記録しております。

いずれも、翌日の日経平均は反落しておりますが、果たして、明日の相場はどうなるのでしょうか?

そこで、明日のモニタリング銘柄です。

1.2159フルスピード
 2月12日の超低迷期は別としても、この株としてはOSCを43%(-4%)にまで落としました。そして、何よりも指数値が2月15日以来の水準にまで下落しております。ここから先は、3月18日に262Kを目指して更に下落するのか、ひとまず286Kで底打って反発に転じるのか、明日はこの1点に興味あり。形の上では押されてからの反発期待です。

2.5566中央電気工業
 5563日本電工に比べればかなり地味系です。しかし、両者ともにどうしてこうも平凡な文字を連ねた社名なのでしょう。いくら扱い製品が地味だからといって、こうまで、「日本」、「工業」、「中央」、「電気」の4文字をお互いに1つずつ拝借したかのような社名を付けることはないでしょう。紛らわしいので、いっそのこと合併してはどうなんでしょう?合併後の社名は、本来なら中央日本電工になりますが、せっかく中日ドラゴンズという世間に名の知れた球団がありますので、中日電工とするのが良いのではないかと思いますが、これでは中日の子会社に見なされてチョイと癪でしょうから、日中電工とするのが良いのではないかと。これなら中国への売り込みもしやすいでしょう。(しかし、日本の日が先に来ると、中国の逆鱗に触れる恐れあり。ここは耐え忍んで中日電工とする方がやはり無難かと。えぇ~い!、もう、どうでも良くなりました。)

ところで、この株ですが、PER5.24倍は、日本電工の13.19倍に比べて割安過ぎます。しかし、地味系の名前ですのでここは致し方ありません。950円という3月11日の安値近辺まで落とされるのを確認しての買いではいかがでしょうか?

3.3236プロパスト
 不動産株の受難が続いております。この株も時折好業績の発表で上げるのですが、どうしても不動産市況が悪いイメージもあり、その後はジリジリと押されてしまいます。PERは何と2.53倍です。ここは、OSCも前日同値の37%で踏ん張っております。明日は、再度の62500円の底値を試して、それが割れなければ一旦切り返しても良いのではないでしょうか。

4.7867タカラトミー
 筆者には縁のない玩具メーカー。この安定感のある株価はピカイチ。逆に言うと面白味に欠けるとも言えます。玩具は「面白さ」が命なのに、これは困ったことです。さて、取り上げた理由は、この優良株にとって、OSCが41%になることなど珍しいことだからです。3月5日に39%という値をマークしておりますが、それ以来の低さです。今日は引けにかけて高値を付けております。明日は押されても今日の安値の739円が破られなければ再度800円に向かっての反発が見られることと思います。

5.2914日本たばこ産業
 再度JTに触れておかねばなりません。今日の後場に特売りになり、筆者は480Kで前場から指していた買いを引っ込めざるを得ませんでした。前場の動きを見て「絶望」した方々が成り売りを入れたものと思います。473Kまで押されましたので、もう駄目と見放しておりました。ところが、後場の終わりにかけて地合が悪くなる一方だったのに、この株、着実に戻してきていたのです。時既に遅し。引けはたったの-12Kで、OSCも45%と4%もコンバージェンスしての終了です。

さて、ここからがこうした株の勝負所に差し掛かります。473Kという今日の安値が橋頭堡になるのかどうかです。明日の地合が良ければ、いきなり+10Kぐらいから始まり、そのまま+20K終了したりします。地合が悪い場合は、473Kに近づいてからの反発が期待できる位置取りです。RSIも23%と7%も落ちました。

以上です。

他にも挙げるとすれば、一発屋6378木村化工機、癖株の代表格6727ワコム、凋落一途の4644イマジニアといった面々ですが、あえて本文で取り上げるには、あまりに柄が悪すぎる銘柄群ですので、その方面に趣味がある方向けの隠し銘柄扱いにさせて頂きます。

今日は、お隣の帰宅が遅く、1日一回、夕方しか散歩させていないお隣の犬が可愛そうなので、夕食後に散歩に出ておりました。1日1回の散歩ですので強烈に引きます。そのため、筆者の身体の節々に軋みが出てきたため、今日のブログの内容も些か軋んでおります。そこはどうぞご勘弁下さい。
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市場概況(4.1.08)

2008-04-01 18:34:00 | 市場概況
4月1日エイプリルフールの市場概況です。

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC56%(-1%)ピークは3月28日の63%で下落中
・日経平均:OSC54%(-4%)ピークは3月28日の64%で下落中
・TOPIX:OSC55%(-1%)ピークは3月28日の63%で下落中
・マザーズ指数:OSC43%(-10%)ピークは3月28日の57%で下落中
・ヘラクレス指数:OSC50%(-7%)ピークは3月26日の66%で下落中
・国債先物:前日比14銭安 OSC36%(+2%)ボトムはは3月28日の34%で切り返し中
・日経先物イーブニングセッション:12850円(大証終値比+170円)
・NYダウ:12654ドル(+392ドル)OSC56(+2%)更新
・シカゴCME日経先物:13245円(大証夕場比+395円)
・ドル円:101.83円(+2.15銭円安)OSC55%(+6%)更新

為替の100円乗せが功を奏してか、日経先物の大証夕場では12800円まで上げております。ユーロ・ドルが下落するのに合わせて、ゴールドは1オンス900ドル割れ。原油も100ドル近辺まで落としております。

現在、欧州株は金融株を中心に堅調に推移しております。

国債先物はわずかですが、切り返しつつあり、これが本格的に立ち上がると、株価の調整へと進みますが、今のところ為替といい、欧州市場の状況と言い、また原油を始めとした商品の下落といい、株式市場に有利な材料が多くなっております。

NYダウは、昨晩一旦OSCを+8%の54%にまで戻しましたので、この勢いが続けば、プラ転を継続するのかも知れません。

いずれにしても、雇用統計の発表までは大した波乱の日はなく、上下しながらのボックス圏的な動きとなるのではないでしょうか。

日経その他日本市場の明日については、後でOSCの4層分析で今日の結果を振り返って見ます。

------4月2日朝のコメント------

いやはや、NYダウのこのバカ上げは一体何でしょうか?後から振り返ると、昨日、JPモルガンがP120オプションのプットを大量(12132枚)に売っておりました。プット(下がる)を手放した訳ですから、ここからの下値はないと判断したためですね。同プットはバリバの198枚の売りがあるくらいで、その他は数百枚から4000枚程度の買いだったようです。

しかし、NYダウの昨晩の上昇は、ISM製造業景気指数が予想を上回ったことや、リーマンなどの増資(たかだか40億ドル)の発表で、金融機関への不透明感が後退したためと言われておりますが、全く不可解です。ちなみに、JPモルガンはリーマンと並んで苦境に立っているスイスのUBSに対して、資本増強をサポートするようです。これが例のプットの大量売りの「インサイダー」だったのか?

欧州市場も一足先に大幅上げで終了しております。

1つ言えることは、NYダウもドル・円もこれだけ上げて、OSCは適度な上昇です。テクニカルには循環サイクルに沿ってはおります。それでもピーク値はまだ抜いていないので楽観は禁物かと。

今日の東京市場は大幅アップで始まること間違いありません。非常に手がけづらい。
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しばらく揉み合いか

2008-04-01 11:21:28 | 株に出会う
相変わらず、NY市場が少し上げただけで、シカゴCMEの日経先物が大きく反応(大証夕場比+210円)し、日銀短観が予想を少々下回ったからといって、今日の寄り付きはそのシカゴより140も安く寄り付き、今日はもう駄目かと思わせておいてからの、12780円までの切り返しです。これが10時過ぎ。そこからはもう今日はこれまでとばかりに、ジリジリと下げてくるのを見て、上げるだけ上げておいた新興市場の銘柄などは、利確の動きが前引けにかけて鮮明に。

こうした流れというのか、気まぐれなサイクルに、朝から指していた銘柄は軒並み空振り。

今日の買い時は、日銀短観を悲観しての朝の押し目で、昨日後場のピーク値12570円近辺を下回ってから12550円あたりで踏ん張ってから上げに転じた時でしたが、そこまで降りてくると、つい昨日の底値の12450円あたりまでの下落で待ちたくなると言うものです。

従って、結果論と言われますが、買い時の正解は、このような難しい局面での売買ではんく、先物の朝の高値の12630円あたりを、下から抜いていったその時でしたね。ちょうど10時前のタイミングです。そこから10時10分ぐらいまでが今日の相場のハイライトということになります。

10時10分頃には昨日の高値を一瞬抜いたのですが、今の地合では一気に抜き去るほどの材料やらエネルギーはありませんでした。

後場は、昨日の揉み合いの地点である12650円前後まで降りてきてから、昨日同様に下に抜けるのか、それともそこから切り返して再度昨日の高値にチャレンジするのか、このあたりの攻防が焦点になりそうです。

ちなみに、各市場のOSC値は下記の通りです。

・日経先物:58%(+1%)ピークから-5%の位置。
・日経平均:57%(-1%)ピークから-7%の位置。
・TOPIX:55%(-1%)ピークから-7%の位置。
・マザーズ指数:47%(-6%)ピークから-10%の位置。
・ヘラクレス指数:49%(-8%)ピークから-17%の位置。
・長期国債先物:35%(+1%)ピークから-20%、ボトムから+1%の位置。

長期国債が底打ち気配ではあります。久し振りに今日の安値は139円台を付けております。これで、買い妙味が少しは出てきました。これから株式が下げた時には裁定取引で国債買いに向かう可能性が出てきました。

こうしたことからも、今の相場の位置取りは、今のところは上げてはおりますが、下降線上にあるということが言えそうです。

従って、今日の後場は前場の高値を抜き去って上空に飛来するとな思えません。むしろ、下値模索での揉み合いになるのではないでしょうか。
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