株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.16.08)

2008-04-15 20:34:24 | 明日のモニタリング銘柄
まず、4月15日の結果をOSCの4層分析で振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。

日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値以下で終了【悲観
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観
④いずれにも該当せず【躊躇

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日から3月19日までのデータ

3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円)  ①8件  ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件
3月28日(+216円)①16件 ②23件③117件④46件
3月31日(-295円)①82件 ②23件③32件 ④65件
4月1日 (+131円)①55件 ②7件 ③53件 ④91件
4月2日 (+533円)①13件 ②3件 ③135件④55件
4月3日 (+201円)①25件 ②16件③131件④33件
4月4日 (-97円) ①59件 ②27件③46件 ④71件
4月7日 (+157円)①19件 ②13件③137件④34件
4月8日 (-200円)①69件 ②5件 ③22件 ④107件
4月9日 (-139円)①103件②51件③17件 ④27件
4月10日(-167円)①79件 ②30件③42件 ④50件
4月11日(+378円)①5件  ②8件 ③126件④61件
4月14日(-406円)①77件 ②18件③31件 ④76件
4月15日(+73円) ①24件 ②21件③94件 ④61件

①の「悲観」が減り、③の「楽観」が再度急増。②の「希望の芽」はまだ育っておらず。

どちらにでも振れる位置取りです。まさに今の相場状況を端的に現しているようです。

さて、明日はどうなるかは風任せですが、そうは言ってられませんので、明日のモニタリング銘柄です。

1.5479日本金属工業
 今日のモニタリング銘柄の日本金属は、さすがに地味系だけあります。あまりの値動きのなさに途中から消しました。だからという訳ではありませんが、まだこの株の明日の値動きの方が眠気覚ましになりそうです。明日は304円割れがないことを確認しての素直買い(寄り付きでプラスであればそのまま買いとの、筆者の造語)

2.6779日本電波工業
 もう一度この株。今日は、昨日と違ってのプラ転して、OSCは+5%の41%と切り返しております。RSIは逆に23%までダウン(これは低くなるほど良し)ここからの切り返しがなければ、水晶デバイスの市況はかなりの重症かと。しかし、よくもここまで落としたものですね。明日GUして始まるとチョイと始末が悪いかも。(過去の例から)

3.5541大平洋金属
 この株もどちらかと言うと低迷中ですが、今日の941円までの上昇の時は、さすが往年の荒武者株だけのことはありました。これで、何とか892円という昨日の安値はクリヤーしましたので、明日は、地合が悪くても905円の今日の安値が抵抗線となっての反発があるのではないでしょうか。何しろ、腐っても鯛とはこの株のことか???

4.2497ngiグループ
 先日に引き続き取り上げます。この株、ここ数日は全く動きがありません。しかし、動く時は実に急ですね。出来高も急増します。今日の8734株の出来高は、昨年11月12日頃の低迷期とそっくりです。このまま、春眠に入るとも思えません。とにかく、出来高が急増するようなら注目です。なぜ取り上げたかは、RSIが33%と急落し、OSCは+1%の49%と切り返しの胎動が若干感じられたからです。

5.9132第一中央汽船
 バルチック指標の低迷から、海運株の低迷も続いておりますが、ひと頃よりも良くなりつつあるようです。明日は、海運株全体の市況に大いに影響されるとして、もし海運株がそれなりの反発を見せるようなら、この株に真っ先に注目すべきかと思います。それだけです。

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(4.15.08)

2008-04-15 15:32:14 | 市場概況
4月15日(火)の市場概況です。赤字部、16日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC51%(-4%)4月7日の65%をピークに下降中
・日経平均:OSC50%(+1%)4月7日の70%をピークに下降中
・TOPIX:OSC52%(+3%)4月7日の70%をピークに下降中
・マザーズ指数:OSC45%(同値)3月28日の57%をピークに下降中
・ヘラクレス指数:OSC51%(同値)3月26日の66%をピークに下降中
・国債先物:前日比30銭安 OSC39%(同値)4月3日の34%をボトムに切り返し中
・日経先物イーブニングセッション:12940円(大証終値比-50円)更新
・NYダウ:12362ドル(+60ドル)OSC40%(+2%)更新
・シカゴCME日経先物:13135円(大証夕場比+195円)更新
・ドル・円:101.75円(+68銭円安)OSC61%(+8%)更新

結果は、ご覧の通り日経先物だけOSCを落として、他の市場と股割き状態となっております。国債先物は後場に今日の高値・安値をマークし、それなりの価格変動からの這い上がりで、OSCを前日比同値まで戻しております。

こうなると、明日の動きは今日のNY次第ということに、またしてもなってしまいます。そのNYダウはOSCの下落が顕著。下げスピードが速すぎますので、一旦100ドル未満の反転になるかも知れません。このままストーンと落ちるには、まだ金融機関の決算がこれから本番ですので、チョイと早いのかも知れません。

明日のモニタリング銘柄は、隣の犬を散歩させ夕食後にアップする予定。しかし、タフな犬です。とにかく引きが強い。今まで隣人は1日1回15分程度の散歩だったそうです。食事も同じドックフードをカップ2杯きり。その欲求不満が溜まっているようです。

今の市場も見ていて欲求不満だらけかと。この際、一気に上でも下でも破裂させて欲しいものです。しかし、一体誰がこの市場を引っ張るのだろうか?

久々の持ち越しは、2173博展を引け際に少々。安値を切り上げて、テクニカルなツボにはまっての終わり方だったためですが、撤退ラインも決めておりますので、失敗しても軽微な傷に終わらせる予定。

-------16日朝のコメント-------

NYダウは、原油が最高値を更新する中、インテルやワシントン・ミューチュアルの決算が予想通りということと、NY連銀の景況感指数が予想外の0.6のプラス(予想は-17.1)だったことから上昇しました。しかし、原油高と生産者物価指数の予想を超える上昇から一時マイナス圏に落ち込むシーンもありました。

ドル・円が68銭も円安方向へと振れており、シカゴの先物も堅調ですので、今日のところは高く始まるのは確実。そのドル・円のOSCは61%となり、4月8日の60%を上回りました。他の通貨ペアーは、直近のOSCの高値更新とはなっておりません。ドル・円は2月14日に64%まで上昇しております。そうは言っても、4月3日の高値102.91円からは1円以上も円高水準ですが。

やはりジワリとG7の「効果」がドル安阻止に向けて出てきているようです。もう少し円安に振れるとして、その後は反落の動きになるのではないかと見ております。

しかし、NY連銀の景況感指数がプラスというのも、素直に見ればドル安での輸出が伸びているということでしょうが、「NY連銀」という接頭辞がチョイと気になりますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

始末が悪い値動き

2008-04-15 11:25:42 | 株に出会う
要するに後に続く買い手がいないようですね。

そうは言っても、寄り付きから一時の賑わいを見せ株は、その後の反発局面では第一陣のリバウンド狙いの資金だけは入ってはいるようです。3770ザッパラスがそうでした。

しかし、一旦上空に舞い上がると、もうそこには草木はおろか何も生えておりません。たまに空に飛び散った腐肉の掃除にカラスの一団がやってくることはあっても、そのカラスの肉は全く食えたものではありません。

タイトルに「始末が悪い値動き」と書いたのは、先物との連動がおかしな状態を意味しております。何だかんだといっても、今日の前場の先物はじり高傾向です。時々大きな買いが入るらしく、前場終盤にかけては結構に上げております。

ところが、上空で酸欠状態・食料飢饉に陥った、ロジスティクス(補給経路)がきちんとしていない銘柄群は、その上げには段々と反応しなくなり、「またか。。」と言った醒めた目で見ている様子がありありです。

そして、少しでも先物が下げる気配が見えると、ここぞとばかりに利確の動きに走っております。

こうなると、これから買いに入っても、上げエネルギー切れの株を掴むだけです。つまりババ掴みというわけ。

朝方は下で指していても拾えず、前場の終わりにかけては、ジリジリと落ちてくるババを拾う訳にもいかず、その意味で始末が悪い値動きと言えます。

各市場のOSC値は、先物を除いては2-4%上げております。先物だけは-1%の54%と変則的な値動きです。

国債先物は、更に下落して30銭安のOSCは37%(-2%)です。このところ140円を回復してもすぐに139円台に落とされております。個人向け国債の人気も金利が低すぎてよろしくないようです。

つまり、債券も上げすぎ(金利の低下のし過ぎ)で、新たな資金の流入はなく、ましてや先日書いたように、外国勢はベア・スターンズの件が出てからは、裁定取引を解消しているというのです。つまり売った資金を本国の窮地を救うため、せっせと送金しているということ。

まあ、日経先物だけは13129円という4月11日のSQ値に向けて、何とか上げなければいけないという事情があるのでしょう。

その近辺までタッチした後の顛末を、後場には興味を持って見守りたいと思っております。

今は、嵐の前の静けさか?

あまり派手に手を染めない方が良さそうですが、結局ボラティリティが上がるのは、1日のうち1-2回(寄り付きと初押しでの上り株の買い)しかないのが現状かと思います。

そう言う意味では、手を出すのがかなり難しい相場だと言えそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする