株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(4.11.08)

2008-04-11 15:20:57 | 市場概況
4月11日(金)の市場概況です。赤字部、更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC64%(+1%)4月7日の65%をピークに下降中
・日経平均:OSC61%(;1%)4月7日の70%をピークに下降中
・TOPIX:OSC58%(-1%)4月7日の70%をピークに下降中
・マザーズ指数:OSC45%(+1%)3月28日の57%をピークに下降中
・ヘラクレス指数:OSC53%(同値)3月26日の66%をピークに下降中
・国債先物:前日比77銭安 OSC43%(-3%)4月3日の34%をボトムに切り返し中
・日経先物イーブニングセッション:13350円(大証終値比-10円)
・NYダウ:12325ドル(-257ドル)OSC42%(-7%)4月9日の59%をピークに下降中 更新
・シカゴCME日経先物:13055円(大証夕場比-295円)更新
・ドル・円:100.92円(1円2銭高)OSC50%(-7%)4月8日の60%をピークに下降中 更新

今日の後場はいきなり高く始まった後、少し調整するも、その後はほぼ右肩上がりの曲線を描いて終わっております。かなり買い意欲が強かったということが言えそうです。

しかし、OSCで見ても、各市場とも直近の高値水準には届いておらず、ここからは反落のリスクが高まっていると言えます。

国債先物は今日は下げておりますが、こちらは4月3日のOSC34%からは上昇基調を描いております。明らかに、株式市場は退潮に向かい、国債先物市場は回復に向かっている軌跡かと思います。

昨晩のNYダウの前日比-10%のOSC49%が、本来の通りに下落を示唆しているとすれば、この週末にかけて波乱の芽が育っているのかも知れません。

後場はいくつかの銘柄を手がけて薄利撤退しております。持ち越しは、この高値水準からは、なしとなっております。

-------4月12日朝のコメント-------

NYダウは3月19日以来の久々の200ドル以上の下落。アメリカの最強の企業とも言ってよいGEの決算に失望とのこと。欧州株も軒並み下落。

為替もどの通貨も4月8日でOSCのピークを打っております。

NYダウの昨日のOSC10%の急落の「サイン」は、伊達ではなかったようです。但し、急落後に更に押されたところでは「買い」というセオリーもあります。今のダウのOSC42%というのは、1月8日の極端な29%という低い値を別にして、大胆な金融処置が取られてからは、最低値レベルであることに留意。但し、かなり強力な「薬」(この場合、「ヤク」と読みます。)を体内に注入しての、これまでのOSCでした。もし、ヤクが切れかかっているとすれば、どうなるのかを来週以降に見定める必要があるようです。
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とらえ所が難しい

2008-04-11 11:24:26 | 株に出会う
つかまえどころがない相場という意味もありますが、限られた市場参加者がパイを奪い合っているような市場では、チョイとしたエントリーポイントを間違えると苦労します。

前場の反省は2つ。

1つは弓矢の弦がピーンと張った状態だと昨日書いておきながら、朝方からの急伸に乗り遅れた6255エヌ・ピー・シー。

これは9時半過ぎから10時頃にかけての、日経先物の反落時にも、脇目もふらずに一直線で上昇しておりました。

こういう地合に逆らってでも上がり続ける株は、その日は強力の一言につきます。

2つ目の反省は、それを横目で見ながら、その10時半過ぎからの先物の下落に応じて、勇ましく下落を始めた3624アクセルマークを、そのまま233Kの指し値を放置してさらわれてしまったこと。

この株の場合は、地合にもろに影響を受けている訳ですから、地合の反転に従いどこかで切り返すはずとの信念があったのは良いのですが、分足で確認しての233Kでの買い指しでしたが、そのラインはチョイと甘めの位置取りでした。この株の朝方からの上昇を少し過大評価をしてしまっていたためです。十分に233Kの指し板を下に下げる時間がありながら、急激な反落からのリバウンド狙いの欲に負けて、そのまま放置。

ここのところは、地合に素直に反応しているところから、先物の底打ちが確認できた10時前まで待っての買いができなかったのかとの反省です。230Kから231Kでの揉み合い時での買いですね。233Kで掴んでいた身にとっては、そこのところを冷静に判断する余裕がありませんでした。結局+1Kの234Kで売却。230Kで買って置けば、下値にも余裕があり、236Kあたりでの売却はたやすかったものと思います。

更に、こうした掴み方をした後遺症として、このアクセルマークの処置に気を取られていましたので、もうNPCを追いかけるどころではありませんでした。

しかも、銘柄毎にその後の展開も違ってくるのが、株の難しいところですね。

10時頃からの先物の明らかな切り返しに追随していったのはアクセルマークの方でしたが、既に十分に上げていたNPCは上空でふらりふらりと余裕の浮遊のみ。ここで、それっとばかりに買いに入っても駄目ですね。もう買い手は既に買ってしまった後だからです。

しかし、その地合に乗って切り返したアクセルマークも、今度は、前場の終了にかけて益々地合が良くなっているにも拘わらず、再度の利益確定の売り攻勢で、結局230Kで前場を終了しております。

これが株の変幻自在さの姿ですので、かなりのテクニックが必要とされるのもお分かりかと思います。しかも、瞬時にその株の、その時点での地合との相性やら、それまでの売買ポジションやらを判断して、咄嗟の上げにも追随しないと遅れをとってしまう訳ですから、何が何やら分からないままにトレーディングをしても、長くやっていると必ずやられてしまうという次第。

筆者がこれだけ、様々なツールで「武装」しながらトレーディングをしていても、この体たらくですから、武器を持たないで戦っている方々の勇気には脱帽です。

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サブプライム問題の犯人捜し

2008-04-11 07:29:33 | 株に出会う
このところ、アメリカでは、サブプライム問題の主犯はグリーンスパンという説が出ているようですが、事実だけを並べますと、彼は2000年に住宅モーゲージ会社への検査官の派遣に反対、2006年1月にグリーンスパンを受け継いだバーナンキ率いるFRBは、2006年8月段階では、住宅問題は軟着陸できると考えておりました。

退任後のグリーンスパンは、2007年2月に、今回の住宅問題の影響は決して小さくないと言い出しておりますが、その後のFRBの対応は後手に回ったことは否めません。

結論は、犯人はグリーンスパンだけでなくその後を引き継いだバーナンキにもあるということになりますが、最大の犯人は、略奪的貸し付けまでをも許した、アメリカの金融資本主義そのものではないかと思います。

今日は、チョイと早く目覚めたものですから、過去の復習を少しばかり。
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