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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.23.08)

2008-04-22 21:02:31 | 明日のモニタリング銘柄
いつもの通りに、4月22日(火)の結果をOSCの4層分析で振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。

日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値以下で終了【悲観
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観
④いずれにも該当せず【躊躇

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日から3月19日までのデータ

3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円)  ①8件  ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件
3月28日(+216円)①16件 ②23件③117件④46件
3月31日(-295円)①82件 ②23件③32件 ④65件
4月1日 (+131円)①55件 ②7件 ③53件 ④91件
4月2日 (+533円)①13件 ②3件 ③135件④55件
4月3日 (+201円)①25件 ②16件③131件④33件
4月4日 (-97円) ①59件 ②27件③46件 ④71件
4月7日 (+157円)①19件 ②13件③137件④34件
4月8日 (-200円)①69件 ②5件 ③22件 ④107件
4月9日 (-139円)①103件②51件③17件 ④27件
4月10日(-167円)①79件 ②30件③42件 ④50件
4月11日(+378円)①5件  ②8件 ③126件④61件
4月14日(-406円)①77件 ②18件③31件 ④76件
4月15日(+73円) ①24件 ②21件③94件 ④61件
4月16日(+156円)①30件 ②1件 ③68件 ④101件
4月17日(+252円)①24件 ②17件③108件④51件
4月18日(+78円) ①22件 ②45件③103件④30件
4月21日(+220円)①27件 ②9件 ③97件 ④70件
4月22日(-149円)①74件 ②6件 ③39件 ④85件

①の「悲観」が増えて、③の「楽観」が急減し、④の「躊躇」の比率が最大になり、②の「希望の芽」はまだ出ず、といったところです。このままの流れだと④が①になだれ込み、③も④にシフトし、②はまだ大きく増えない、つまり落ちきらない状態に明日はなりそうです。

つまり、上値追いの迫力は既になく、かといって、下に落ちきった訳でもなく、という中途半端な位置取りが明日ということになります。

そこで、明日のモニタリング銘柄です。

1.2440ぐるなび
 今年の初めからほぼ右肩上がりのチャート形状です。一時、利益が圧縮された時に、モニタリング銘柄から削除しましたが、先週末復活させました。今日の後場は豪快な売りが突如湧いてきました。それを押しのける勢いは今日の地合では発揮できなかったものの、指数値が3月10日レベル近辺まで来ております。OSCは+1%の49%とコンバージェンス。明日は、地合を計りながら押されたところからの、ぐるなび一発に期待。

2.2914日本たばこ産業
 朝の犬の散歩での出遅れが響き、この株の朝一番の押し目からの反転を見逃してしまいました。その後もジリジリと大型株の中では独歩高。これでOSCは32%→39%までの上昇です。上げ方がまだまだ控えめでしたので、明日も480Kあたりまで押される局面があるかも知れませんが、今日の安値の467Kが割れない限り、引き続き騰勢をキープするのではないかと。

3.6894ホシデン
 OSCを10%落としての40%は、1月22日の37%以来です。明日は、当然に押し目を待ちます。2020円という4月10日の安値がまず第一関門。そこの強固な抵抗線が破られると、1800円台までの下落もあり得ますので注意。

4.2121ミクシィ
 これ結構難しい株ですね。RSIを29%と落としてきました。OSCの36%(-1%)は、4月16日のそれに並んでおります。つまり、崖っぷちに立っているのが今日の姿という訳です。指数値面でもあと20K程の下落は覚悟しておいた方が良いかも知れません。いずれにしても、買値は883K以下、低ければ低いほど良し、といったところです。

5.2389オプト
 結構にボラティリティが高い株です。それを体現するかのように、今日はOSCを何と17%も下げて43%です。RSIも15%下げての52%です。この急激な下げ圧力から明日、明後日にかけての反発局面をじっくりと見定めての参戦です。

以上です。

この時間、欧州株は若干のプラス推移のようです。為替も103円少々。NYダウがここから踏ん張れば、明日の日本市場もまだまだ高値の余韻に酔いしれる投資家の暗躍が期待できるかも知れません。NYが大きく下げれば、これはもう一緒に墜落する以外にありません。凧の糸が切れた状態どころではないでしょう。

コメント (2)
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市場概況(4.22.08)

2008-04-22 15:31:52 | 市場概況
4月22日(火)の市場概況です。赤字部は23日追加

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC62%(同値)4月7日の65%を目指して上昇中。
・日経平均:OSC55%(-9%)4月21日の64%をピークに下落中。
・TOPIX:OSC58%(-10%)4月21日の68%をピークに下落中。
・マザーズ指数:OSC47%(-7%)4月18日の59%をピークに下落中。
・ヘラクレス指数:OSC52%(-3)4月18日の55%をピークに下落中。
・国債先物:前日比25銭安 OSC29%(同値)4月10日の46%をピークに下降中。
・日経先物イーブニングセッション:13620円(大証終値比+60円)更新
・NYダウ:12720ドル(-105ドル)OSC65%(+6%)2月28日の63%を破ってピーク値更新。更新
・シカゴCME日経先物:13595円(大証夕場比-25円)更新
・ドル・円:103.01円(26銭円高)OSC62%(+3%)4月18日の67%をピークに下落中。更新

日経先物を除いて、ご覧のように大きくOSCを落としております。その先物も4月7日の65%をピークにしてまだそのラインは抜けておりません。

しかし、今日の後場は見事なまでのヨコヨコの動きでした。

全体的にはじり安の展開でした。

後場のトレードは、前場に損切った7915日本写真印刷のリバウンドを後悔しながら、仕手株の1972三晃金属の急噴火で、たったの3円ですが抜いて雪辱を果たしました。しかし、この三晃金属の分足を見ると、237円あたりから見事なまでの250円までの急伸でした。

後から分かったのですが、この三晃金属、ちょうど噴き上がった14時に決算を発表しておりました。今期は四季報予想を若干上回っての着地だったものが、来期予想は若干四季報を下回っておりました。

その来期への期待外れの反動からか、250円まで噴き上がった後は、ジリジリと値を下げました。筆者はその間の2分程度の噴火時に246円買い、249円売りという薄氷を踏む思いでの売買でした。

こうしたケースに追々慣れてくれば、何とか若手トレーダーに互していけるのではないかと、妙な自信を深めた次第。しかし、心臓に何らかの問題を抱えた方は、あまりこうした仕手株には手を染めない方がよろしいかと思います。アドレナリンが急に体内を駆けめぐり、思わぬショックを心臓に与えてしまうこと必定かと。。

しかし、元来心臓に毛が生えているとの自信をお持ちの方の中で、最近、物忘れが激しいと自覚なさっている方にとっては、脳血管に詰まった汚物を洗い流す絶好の機会を、こうした株トレードが提供してくれるのではないかと思います。血管のつまり具合によっては、上手に「ロット調整」するとよろしいかと思います。はい。。

-------4月23日朝のコメント-------

NYダウは原油が連日高値を更新。さすがに市場も嫌気が指しています。ブッシュがエネルギー高を懸念しているという声明は横に置いておいて、ダラス連銀総裁は、「利下げは割に合わない」と愚痴をこぼしております。

とうことは、今度のFOMCで0.25%程度の小幅の利下げで2%に政策金利を持っていくのを最後に、利下げ打ち止め観測が台頭している訳です。利下げが打ち止めになると株式市場は一旦萎えます。その雰囲気が100ドル超の下げの理由かと思います。

そのダウのOSCですが、6%の大幅なコンバージェンスで65%に達しております。この高値圏での大幅コンバージェンスは、昨年の6月5日まで遡らなければ例がありませんでした。この時は、57%→62%で-81ドル終了でした。翌日は-130ドル、翌々日は-199ドルと、当時としてはかなり大きな下落でした。

小幅なコンバージェンスなら、今年の2月28日にもありました。この時は62%→63%で-112ドル安でした。翌日は316ドル安、その後2日間も小幅ながら下げております。そして、3月10日の11731ドルまで突き進んでおります。

以上の2例しか、残念ながらNYダウの2007年3月からのデータでは見あたりませんでしたが、2例ともその後の下落は悲惨なものでした。

こうしたテクニカル分析は過去のデータに基づく帰納法的分析です。これの弱点は、既知のファクターが未知の振る舞いを引き起こすことや、未知のファクターの関与が、未来に対して起こりうるということです。

だからといって、何も帰納法的分析をしないというのも能がありません。朝ですので、これ以上は止めますが、1銘柄だけ、有名な別子こと5713住友金属鉱山で、OSCの高値圏からのコンバージェンスの結果がどうだったかを見てみます。

・2月29日(OSC59%→63%、-10円のコンバージェンス。翌日-170円)
・9月26日(OSC65%→70%、-5円のコンバージェンス。翌日-30円)

その後、2006年の8月15日にOSC58%→60%での-12円のコンバージェンスというのがありましたが、この時も翌日は小幅ながら3円落ちております。

以上、極めて少ないデータながらも、OSCがピーク値にある場合のコンバージェンスは、チョイと不吉なことですが、「悪魔の断末魔」と呼べるものかも知れません。

通常は、OSCを上げて値段も上げていきます。OSCが低レベルにある時のコンバージェンスは、OSC4層分析でも②「希望の芽」と名づけているように、こちらは「天使のささやき」です。

最後に、ドル・円を除いて、為替のOSCはいずれも最近ではこれ以上ない最高値を付けております。特にユーロの76%は昨年9月19日の77%以来の高水準。

こちらの反落懸念も株価には悪影響を与えるかも知れません。
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自然落下中

2008-04-22 11:12:04 | 株に出会う
NYダウがこの程度下げただけで、からっきし上値追いの勢いが削がれてしまったようです。

前場終了段階での各市場のOSCは下記の通り。

・日経先物:62%→61%
・日経平均:64%→54%
・TOPIX:68%→58%
・マザーズ指数:54%→51%
・ヘラクレス指数:55%→51%
・国債先物:29%→32%

そして、ドル・円は現在102.95円で、昨日終値比32銭の円高。

この103円割れが、引けにかけての心理状態を圧迫しております。

前場は急落してきた7915日本写真印刷を4450円で「拾わされ」ましたが、その後4470円に若干切り返すものの、このような地合の悪化から、前引けにかけて止む得ず-30円で手放しました。

要するに、誰もリバウンドさえ拾おうという気力がもうあまりないようです。

国債先物は138円割れからは執拗な買いが入っております。OSCも昨日で底を打った気配です。そうなると、これからは債券買いの株式売りへの相場転換があることを予兆させております。

この流れを見ながら、押し目を拾うにしても、国債先物が138.56円という昨日の高値を抜くような勢いを見せるなら、もう下落モードが決定的となりますので、あまり食らいつかない方が良さそうです。現在は138円15銭です。後場は138円50銭までの伸びは覚悟しておいた方が良さそうですね。
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