株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(5.1.08)

2008-04-30 19:23:55 | 明日のモニタリング銘柄
最初に、4月30日(水)の結果をOSCの4層分析で振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。

日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値以下で終了【悲観
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観
④いずれにも該当せず【躊躇

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日から3月19日までのデータ

3月21日から4月18日までのデータ

4月21日(+220円)①27件 ②9件 ③97件 ④70件
4月22日(-149円)①74件 ②6件 ③39件 ④85件
4月23日(+31円) ①19件 ②26件③95件 ④64件
4月24日(-38円) ①44件 ②17件③52件 ④86件
4月25日(+322円)①50件 ②10件③83件 ④60件
4月28日(+31円) ①42件 ②26件③85件 ④51件
4月30日(-44円) ①54件 ②9件 ③66件 ④74件

今日の主力市場のマイナス引けを現すかのように、①の「悲観」が少し増え、②の「希望の芽」は萎み、③の「楽観」が減り、そして④の「躊躇」が増えております。一時避難としての④の増大です。

28日から、全体に①から④の方に押し出されているのが見えるかと思います。但し、まだ方向感が定まらない感じです。唯一の手がかりである②の10件未満の日の翌日の結果を見てみると、

・1月22日 753円安 ★
・1月28日 541円安
・1月29日 381円高
・1月30日 133円安 ★
・2月5日  144円安
・2月13日 46円高
・2月15日 4円安
・2月22日 188円安
・2月26日 90円安  ★
・3月13日 428円安 ★
・3月21日 222円高 
・3月25日 265円高
・4月14日 406円安

となっております。あまり法則性はないですね。これらのデータのうち、今日と同じく④の「躊躇」が最高件数を占めたケースだけを見てみます。★印がそうです。翌日は全てマイナスです。

まあ、あまり意味があるとは言えませんが、1つの参考程度にはなりそうですね。

さて、明日のモニタリング銘柄ですが、今日はミクシーやオプト、それにファンコミなどが反騰しております。いずれも1-2日前のモニタリング銘柄でした。

ミクシィの昨日のOSC27%、RSI18%、そして指数値は、3月10日とそっくりでした。翌3月11日は99K高。

それから、ゴールドマン・サックスが目標価格を540Kにまで落として、もう駄目かと思っていた2371カカクコムも、昨日はOSC32%RSI21%、指数値は1月30日以来の低さと際立っておりました。今日は寄り付きから一貫して反騰し+20K終了。

つまり、レーティングやネット関連株の不振やら、いろいろあっても、結局は押されすぎたところからは買いが入るという典型例でした。

よって、今日はあまり小手先のテクニカル指標の分析は一切止め、単にこの相場で押されすぎの銘柄だけを列挙してみることとします。そうすべきであることは、これまでも分かっておりましたが、どうしても反転したことを確認してから、モニタリング銘柄に加えておりました。これだと一歩遅れが生じることが多々あります。

1.8410セブン銀行
 OSC38%→35%、RSI39%→34%、指数値:上場来最低値
 明日の安値目途:185K

2.3092スタートトゥデイ
 OSC43%→34%、RSI46%→39%、指数値:3月17日以来の低さ
 明日の攻防線:366K

3.2440ぐるなび
 OSC31%→26%、RSI31%→36%、指数値:2月13日にほぼ並ぶ。
 明日の攻防線:271K

4.9843ニトリ
 OSC39%(同値)、RSI44%→41%、指数値:3月18日以来の低さ
 明日の攻防線:5410円

5.4997日本農薬
 OSC38%→36%、RSI38%→41%、指数値:3月31日以来の低さ
 明日の攻防線:893円

6.4689ヤフー
 OSC36%(同値)、RSI36%(同値)、指数値:3月10日以来の低さ
 明日の攻防線:44750円、その下は42350円

以上です。
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市場概況(4.30.08)

2008-04-30 15:30:39 | 市場概況
4月30日(水)の市場概況です。 赤字部は5月1日更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC56%(-4%)4月25日の63%がピークから下落中。
・日経平均:OSC59%(-3%)4月21日の64%がピークから下落中
・TOPIX:OSC60%(-4%)4月21日の68%のピークから下落中。
・マザーズ指数:OSC42%(+1%)4月18日の59%を目指して切り返しか?
・ヘラクレス指数:OSC61%(+1%)4月7日の65%を目指す動きか?
・国債先物:前日比1銭安 OSC39%(+4%)4月24日の28%をボトムに切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:13780円(大証終値比-40円)
・NYダウ:12820ドル(12ドル安)OSC48%(-8%)更新
・シカゴCME日経先物:13924円(大証終値比+105円)更新
・ドル・円:103.85円(16銭円高)OSC52%(-4%)更新

後場はなだらかに下落。為替も若干円高に振れております。

こういう時は、本来は引けに買ってはいけないのですが、6849日本光電工業を2080円で仕込み。安値は切り上げているものの、慌てて掴む必要もなかったようですね。

長期国債の切り返しが顕著です。ジワリジワリと債券への資金の流れが出てきております。

今日は深夜にFOMCの政策金利の発表がありますが、これで利下げがないとドルの買い戻しも強まり、商品市況関連に一波乱あるかも知れません。いずれにしても微妙な時期に差し掛かっております。

明日のモニタリング銘柄は稿を改めて夜間に検討します。

-------5月1日朝のコメント-------

NYダウは結局小幅安。FRBの政策金利は予定通りに0.25%下がって2%になりました。GMなどの決算が予想を上回り高値は13010ドルまで上げたものの、結局小幅安。「成長への下振れリスクは引き続き存在する」との部分を削除し、インフレも時間の経過とともに鈍化するのが確実視する見方もあり、一部のアナリストは追加利下げの可能性を示唆していると受け止めた。(ロイター)その割には株価が失速。これまでに上げすぎているためでしょうね。

ダウのOSCは48%にまで8%も急落。これが明日以降の相場を示唆している可能性もあります。

為替はドル・円だけが円高方向に行っておりますが、FOMC後にドル売りの流れがあったようです。ユーロ・ドルも戻しかけております。

今日の日本市場の相場の読みはかなり難しいですね。

円高、ダウ安、シカゴCME高、原油安、NY債券高、と並べてみると、シカゴCME高と原油安は株高に、円高とダウ安は株安に関係します。股割き状態かと。
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新興以外は綱引き中か

2008-04-30 11:12:17 | 株に出会う
どう見ても株式市場の頭打ち感が強いですね。

長期国債先物は、今日は30銭戻してOSCも+2%の37%へと着実に切り返し中。先週の金曜日の証券大手のシステム自動損切りがどうも行き過ぎたようです。

つい4月10日には140.15円を付けていた債券が、昨年10月以来の134円台まで落ちるのは、どう見ても行き過ぎでした。1枚売っていれば500万円(200万円→700万円)の儲けです。これじゃ、インサイダーするよりいいではありませんか?!

まあ、その切り返しが朝の寄り付きの気配からも濃厚に漂っておりましたので、日経先物は9時が近づくにつれて段々と弱気派が台頭。

しかし、株式市場の熱気はまだ衰えておりません。前場では何とか前日比ゼロに戻しております。OSCも主力市場は、綺麗に月曜日のそれに並んでおります。

今日は押されていた新興市場銘柄が2121ミクシィを筆頭に切り返しを見せております。

前場はそのあたりの雰囲気を計るのに躊躇しているうちに、結局ノートレード。6519エネサーブも上に行こうとすると誰かが成り売りをかけて今日は期待外れです。まあ、テクニカルにおかしくなったら一旦撤退予定。

8410セブン銀行は、月曜日の終わり方がおかしかったので、降りていて正解でしたが、家人が被害を受けました。しかし、191K以上で終わるなら、明日こそ188Kが底堅いことを見た買い方が湧いてくることかと思います。今日は195Kを超える勢いがない限りまだ様子見でしょうか。
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