株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.18.08)

2008-04-17 20:11:24 | 明日のモニタリング銘柄
いつもの通りに、4月17日の結果をOSCの4層分析で振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。

日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値以下で終了【悲観
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観
④いずれにも該当せず【躊躇

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日から3月19日までのデータ

3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円)  ①8件  ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件
3月28日(+216円)①16件 ②23件③117件④46件
3月31日(-295円)①82件 ②23件③32件 ④65件
4月1日 (+131円)①55件 ②7件 ③53件 ④91件
4月2日 (+533円)①13件 ②3件 ③135件④55件
4月3日 (+201円)①25件 ②16件③131件④33件
4月4日 (-97円) ①59件 ②27件③46件 ④71件
4月7日 (+157円)①19件 ②13件③137件④34件
4月8日 (-200円)①69件 ②5件 ③22件 ④107件
4月9日 (-139円)①103件②51件③17件 ④27件
4月10日(-167円)①79件 ②30件③42件 ④50件
4月11日(+378円)①5件  ②8件 ③126件④61件
4月14日(-406円)①77件 ②18件③31件 ④76件
4月15日(+73円) ①24件 ②21件③94件 ④61件
4月16日(+156円)①30件 ②1件 ③68件 ④101件
4月17日(+252円)①24件 ②17件③108件④51件

さすがに③の「楽観」が増えましたが、②の「希望の芽」も増えておりますので、もう少し上を目指す動きかと思います。

この時間、メリルの1Q決算発表で、アメリカの株価先物の下げ幅を縮小しているようです。純損失は19.7ドルとのこと。円安も進んでおります。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.3715ドワンゴ
 あえてこの株を。理由は、この上り株にしてはOSCの45%(+3%)とRSIの44%(+1%)というのは、このところの最低値水準だからです。今日は最安値で終わっておりますので、明日はどこで底打つかの勝負です。326Kなのか、それとも、300K割れになっての奈落への転落か。そのあたりをとくと見極めるのが大切です。

2.2159フルスピード
 あのメリルに対する新株予約権の発行での40億円調達がじわじわと効いてきております。OSCは29%にまで落ちましたが、この株、22%にまで2月8日に落とした「前科」がありますので、まだまだ下を目指すのかも知れません。まさか、その時の154600円(分割後の価格)にまでは落ちないとは思いますが、徹底的に売り込まれたその後からは、業績面からは必ず這い上がって来るものと思われます。しばらく監視強化。

3.9843ニトリ
 いくら何でも、市況とは逆に動く株だからと言っても、今日のこの相場に200円も下げることはありますまいに。もちろん高値圏です。あまり過度な期待は禁物です。明日は、地合を見ながら5810円近辺で拾って、5900円あたりで捌くという堅実戦法です。

4.2668タビオ
 女性向け靴下屋だそうです。4月11日に好決算発表も、それまでに上がりすぎていたためか、少し調整をこいております。Tabioとは、The Trend And the Basics In Order(流行と基本の秩序正しい調和)という、かなりこじつけ臭いものです。「Tabioをはいて地球を旅(タビ)しよう」、というキャッチフレーズもかなりのこじつけです。

ここまで書いてきて、ついでに社長の顔写真もHPで見て、些か萎えましたが、せっかく調べたものをお釈迦にするのも癪なので、このまま続けます。その好決算の痛手から立ち直りつつあるのが取り上げた理由です。値幅が大きく、買い時が難しいので、あえてお勧めはしません。とにかく変な会社があったものです。

5.4996クミアイ化学工業
 今日のモニタリング銘柄ですが、安値をやっと切り上げました。OSCは33%のダイバージェンスです。今晩、NHKのクローズアップ現代で食糧危機が取り上げられておりました。食糧危機の背景は、中国やインドの工業化(耕作面積の縮小)と、それに伴う食生活の欧米化(肉食の急増)により、生態系の頂点に立つ牛や豚の餌用にトウモロコシなどが取られてしまい、オーストラリアなどの干ばつの影響も重なったことがあるようです。地下水資源の枯渇からの耕作面積の減少も、以前から言われているとおりに、需要急増に対応する食料の増産を妨げているようです。根は深いようです。

その危機にこの会社の「新規選択性除草剤」が、どれほどの効果を発揮するのか分かりませんが、何か貢献できそうですね。明日も引き続き注目。

以上です。こうやって銘柄を見てみると、今風の「ヤクザ連合」を結成してしまったかのようです。付き合い方は、人それぞれにね。。。
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市場概況(4.17.08)

2008-04-17 15:32:56 | 市場概況
4月17日(木)の市場概況です。赤字部、4月18日朝に更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC54%(同値)4月7日の65%をピークに下降中。
・日経平均:OSC54%(+5%)4月7日の70%をピークに下降中。
・TOPIX:OSC56%(+5%)4月7日の70%をピークに下降中。
・マザーズ指数:OSC47%(+7%)3月28日の57%をピークに下降中。あるいは、4月16日の40%をボトムに切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC47%(+1%)3月26日の66%をピークに下降中。あるいは、4月16日の46%をボトムに切り返し中。
・国債先物:前日比60銭安 OSC36%(-5%)4月3日の34%をボトムに切り返し中。あるいは4月10日の46%をピークに下降中。
・日経先物イーブニングセッション:13420円(大証終値比-20円)
・NYダウ:12620ドル(+1ドル)OSC54%(+1%)4月14日の38%をボトムに切り返し中。更新
・シカゴCME日経先物:13495円(大証夕場比+75円)更新
・ドル・円:102.54円(+72銭円安)OSC64%(+1%)3月28日の49%をボトムに切り返し中。2月14日のOSCに並ぶ。更新

今日は、13500円どころが「壁」と意識され、後場は、そこからはどちらかと言うとジリ下げの展開でした。それでも落ちきった13時過ぎからはMACDも切り返しを見せました。後場の買い時としては唯一そのタイミングでした。

筆者は、前場のブログに書いた通り、2432DeNAを660Kで待っておりましたが、さすがにこれはチョイとタイミングが早かったようです。個別株としてのDeNAは、前場の押し目からの急な切り返しのイメージがあり、どうしても下へと指し値を変えることなく放置してしまいました。結果的には、先物の急な下落局面で拾ってしまったことになり、その後の予定通りの切り返し局面で、-1Kで降りてしまいました。これは反省点ですが、この660Kを巡ってのティックチャートを見ると、20分くらいにわたって658Kと660Kあたりを行き来している様子が見えます。ここで我慢できなくなってしまったのですね。逆の見方をすると、658Kが抵抗線として機能していた訳ですから、それが破れれば撤退という方針にすばやく切り替えても良かった訳です。わざわざ、650Kが撤退ラインと宣言しておきながら、この体たらくは情けない限り。

先物の分足は13時50分ぐらいにかけてシグナル線を下から抜いていっており、DeNAの668Kあたりまでの反転をサポートしておりました。

しかし、今日のDeNAはVWAPがなだらかな右肩下がりです。14時20分頃に670Kまでタッチしておりますが、ここまでがやっとと見た売り方(多分、660K以下で拾った利確組でしょう。)の押しに結局は664Kまで押されての終了でした。

言葉で書くと、何が何やら分からないかと思いますが、ここには結構な示唆が含まれております。明日以降は、何とかこの「立ち回り技」を体得して、コンスタントに勝てるようにしたいものです。今日は、こうした試行錯誤をしながら結局は損得チャラに終わってしまいました。

明日のモニタリング銘柄の検討は、これから隣家の犬の散歩を雨の中連れて行ってから、ゆっくりと夜にアップします。しかし、毎日、毎日、朝夕の散歩が続く生活も大変ですが、これも体力アップのためと思っております。何しろ株は、集中力+体力勝負ですから。

-------4月18日朝のコメント-------

メリルリンチの決算は悪かったものの、債務担保証券(ABS・CDO)に絡んだ評価損が15億ドル、スーパーシニアと呼ばれるABS・CDOに絡んだ評価損は30億ドルの、計45億ドルの評価損は、事前予想の50億ドルの範囲に収まっており、かつ資本増強の必要はないとのコメントが出されたこともあり、相場の波乱要因にはならず。

今日のシティの方は、予想(100億ドル~120億ドル)以上に拡大するのではとの憶測が市場には流れている模様。なお、フレディマックがジャンボローン債権の買い取りを始めたようです。(これまでは対象外)

グーグルの決算が1株利益を4.53ドルから4.84ドルに上げて、時間外取引で上昇。昨日のイーベイといい、あまり悪くないですね。新規失業件数はほぼ事前予想通りの375K件(-3K)これも株価に影響を与えなかった要因の1つか。

ところで、為替がカナダドルを除いて円安に動いてきております。ドル・円のOSCは64%となり、昨年12月26日の76%という極端な高値は除いて、ピークが近いことを窺わせております。103円60銭が上値目途という、相場博士のご託宣もありますが、103円に届いたあたりからのドル売りが始まるような感じです。

いずれにしても、日本の株式市場にとっては「好環境」の今日の相場です。
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寄り天銘柄の見分け方

2008-04-17 11:23:00 | 株に出会う
今日のような買い気が漲る日というのは、銘柄によってまさしく寄り天に見舞われることもあれば、寄りで買って正解ということもあります。

ここは市場参加者の心理状態を少々勘案する必要がありそうですね。

筆者もよく、こういう日はどうすべきか思案してしまいます。そして、結果は目の前の値動きにだけ気が取られ、上げていった銘柄は益々上げると思ってしまい、つい高値掴みをしたものです。

「したものです」と過去形で書いたのは、さすがにこれだけ失敗すると、それなりの教訓が身に付いておりますので、今日のような日には慎重になるというもの。

さて、本題ですが、市場参加者の心理状態はほぼ次のようなものではないかと思います。

1.これまでに上げに上げてきた銘柄は、ここは絶好の売り場とばかりに売り優勢となる。

 →5563日本電工が、新興では3843フリービットが典型。

1125円と当然のように高く始まるも、12円上げるのがやっと。それもその筈、この株は昨年来、このような「高値」で買った人は皆無の日本市場では希有な株なのです。幾ら何でも高すぎるのでまずいんじゃないの?という人が大勢を占めるのはやむを得ない心情かと。むしろ、ここ数日の上げ潮に乗った方々は、十分に利益が乗っているため、つい売りたくなりますね。

2.ここまでに結構な下げを演じてきた銘柄は、相場への不信感の塊になっているホルダーが多い。新たな参加者もそのようなホルダーの「怨念」に近い雰囲気をうすうす感じとってしまう。

 →今日のモニタリング銘柄の6666リバーエレテックがその典型。

さすがに今日は高くは始まるも、たったの3円高。月足で最安値を更新している銘柄です。もう死んだも同然。ホルダーは何とか損失を1円でも少なくしようと必死です。これは怨念というよりも、もうある種の狂気かも知れません。そうしたホルダーの坩堝の中へ迂闊に入り込むと、これはその買い板が取り込まれてしまうことは必定かと。

しかし、本日それなりの材料がある銘柄の場合はそうではありません。

 →7456松田産業がその典型。

筆者も朝からモニタリングしておりました。金が高値に戻しつつあるためです。しかし、待てども待てども押し目は来ず、結局、分足を頼りに2130円で指してはおりますが、果たして後場に降りて来た時は、もう上げエネルギー切れかも知れません。寄り付きからのチョイ押しでの買いが正解でした。

この株の場合は、4月1日の安値の2150円が上げの節目となります。その前は4月10日の安値の2060円です。この2060円は、寄り付きで抜いております。そうなると、この短期間でのリバウンドは2150円あたりまでは想定できそうです。このように、比較的目先の日付での戻り目標がありますので、寄り付きからの買いで正解ということになりそうです。

3.これまでに比較的戻してはいるものの、まだひと頃より安値水準の株の場合。

 →8604野村ホールディングスがその典型。

この株の注目点は、4月8日の安値1596円と4月7日の安値1646円です。それ以前に遡っても、2月29日の1676円しか節目の値段はありません。2月に遡るほどに今日上げると考えるのはチョイと無茶ですので、戻しの目安は4月7日の1646円あたりとなります。この株、寄り付きはほぼそのあたりで始まりました。しかし、上げてもわずか9円程度で失速しております。そして、地合が下がるに従いジリジリと押されておりますね。こういうケースは寄り付きで手がけないことがよろしいかと。

以上、長くなるので止めますが、これまではあまり気にしていなかった、こういう日の寄り付きでの買いか否かという点については、それなりの理由があることが分かりかけました。今後の教訓としたいと思います。

と言う訳で、ニュースが出て上げるのが分かっていた2432DeNAを660Kで待っていたのですが、後1Kの差で前場は約定せず。なぜ、ここで待つのかは昨日からの分足の節目であるためです。そこが破られると、その下は650K近辺です。そこまで落とされると撤退ラインとなります。

まあ、少しでもこうした見方も出来るかな程度に読み飛ばして頂ければ幸いです。

上記の節目のラインは、その日の終値が前日の安値以下で終わっている時に、筆者は楽天証券のRSS上で自動的に前日の安値にピンク色のマークが付くようにしておりますので、一目瞭然です。戻す場合の節目の数字としては結構に信憑性があります。一例は、6486イーグル工業の昨日のもの凄い買い上がりです。772円というのは3月7日の安値でした。まさかここまで昨日上げるとは。。今日は3月6日の安値の807円とチョイとオーバーランしております。その上は864円ですので、もうこの株はそこまで上げる力はないでしょう。だらだらと地合に合わせての自然落下が待ち受けているものと思います。(そりゃ、個別株の未来は誰にも予測できませんが、その上の「頂上」は高すぎるぐらいは、買う場合に覚悟しておいた方が良さそうです。)

追記:上述のピンク色の安値マーク(壁)が分かるような、「究極のオシレーター他、株式テクニカル指標の作り方」というツールを「https://brain-market.com/u/tondemo-happen/a/bczN3kDNgoTZsNWa0JXY」にて有償にて公開中です。興味がある方は一度ご覧下さい。
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