株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.3.08)

2008-04-02 21:26:52 | 明日のモニタリング銘柄
いつもの通りに、まず、OSCの4層分析で4月2日(水曜日)の相場を振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。

日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了【悲観
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観
④いずれにも該当せず【躊躇

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日から3月19日までのデータ

3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円)  ①8件  ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件
3月28日(+216円)①16件 ②23件③117件④46件
3月31日(-295円)①82件 ②23件③32件 ④65件
4月1日 (+131円)①55件 ②7件 ③53件 ④91件
4月2日 (+533円)①13件 ②3件 ③135件④55件

ご覧の通りに、③「楽観」が急増し、①の「悲観」が急減、そして、②の「希望の芽」まで減っております。

これから見ると何時反落してもおかしくない状態です。翌日は反落しているケースが多いのですが、例外がありました。3月19日です。翌、3月21日も続騰でした。しかし、この時は3月20日にNYダウが261円も上げておりましたので、その影響かと思います。

そのNYダウですが、エイプリルフールもものともせず今晩も上げるかどうかですが、OSCが+2%の56%へと切り返しておりますので、微増になる可能性が高まっております。そうなると、明日こそ日経が少し上げてからの反落に転じるものと見ております。

そこで明日のモニタリング銘柄です。TOPIXコア銘柄など大型株を中心に、主力市場は何もかも上げに上げておりますので、今日「不幸な値動き」をしていた銘柄を中心に、新興市場にも焦点を当てて見てみたいと思います。

1.2461ファンコミュニケーションズ
 業績は好調とは言えないものの、出来高は相変わらずで人気銘柄をキープしております。これは、通称ファンコミなる名称の親しみやすさやら、売りからも入れるあたりが理由かと思います。OSCは38%→39%へと控えめに上昇。明日は106Kを抜いていく勢いがあるかどうか?それを超えれば110Kまでは一気に行くのかも知れません。

2.2337アセットマネジャーズHD
 久し振りに取り上げます。退潮著しい不動産株はずっと忌避しておりました。そうは言っても悪いなりに循環サイクルには乗っているようです。外資が売っているとやらで60Kを割り込む寸前まで売り込まれましたが、今日はさすがに切り返して、ストップ高でOSCは+2%の37%にしております。値動きが100円単位となっているので食指があまり動きませんが、まあテクニカルにはまだ十分に魅力ある水準ですので、モニタリングしてみます。

3.1518三井松島
 こうした株はいつ噴くか全く見当が付きません。安値を何とか切り上げてのOSCは+2%の46%で、乖離幅は5Kあります。指数値はこのところの最低値の3月21日のそれよりも8円分高いだけです。明日は201円割れがないのを確認しての買いです。

4.6255エヌ・ピー・シー
 この株、まだまだ強いですね。期待先行でしたので、先日の上方修正発表で一旦利確の動きに晒されましたが、そこから再度上昇開始です。OSCも一旦仕切直しになったお陰で、33%→39%へと順調に切り返しました。この低位水準からは再度の6000円越えまでは持っていく筈。朝方、一度押される癖があります。明日も5750円あたりまで押されてからの反発力に期待。

5.2173博展
 ずっと押されております。思い切って下げれば或いは反発も早いだろうに、それも叶わず段々と痴呆状態になっているかのごとくです。博展とはなかなか良い名前ですが、白楽天を思い出すような粋な趣があります。取り上げたのは、OSCが1日の28%から今日で32%へと低位水準からの切り返しをしているためです。まだ落ちきっていないので、今日の終値である103Kが割れるようなら、これは100K割れを待つ以外にありません。その間は、白楽天同様お酒でもあおってのんびりとしておくことです。

以上です。

コメント (2)
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この音響技術の進歩に与らない手はない

2008-04-02 18:24:05 | 折々の随想
これまで何度かこのテーマで書いてきましたので、もう打ち止めにしますが、昨年夏に音響装置を入れ替えました。

1日に10時間は鳴らしているお陰か、いわゆるエージングが完了した装置は、今日届いたCD4枚を実によく「再現」しております。

何故に、このように長時間聴いても飽きないのかというと、それは、実際のコンサートに行っているかのような「音場」が味わえるからです。

改めて、CDというのは随分と豊富な情報量を持っているものだと感心しております。

今までの装置は、では一体何だったのか?

スピーカーこそ30年くらい経っておりましたが、CDプレイヤーとアンプは、その後に入れ替えたため、まだ10年程度しか経っておりませんでした。購入に要した費用はそれでもその時のお金で80万円程度でしたでしょうか。

その装置でずっとバッハの音楽を楽しんで来ましたが、それらの装置では、コンサートホールで聴いているような雰囲気の音は出ておりませんでした。どこか人工的な音であることを絶えず意識しておりました。それは、実際にコンサートホールに行った時に、ああ、生の音というのはこういうものだったのか、との感慨をいつも抱いていたことからも明らかでした。

それが、何とも恐るべし、現代の音響技術という訳です。最新のCDであれば、何もスーパーオーディオCD(SACD)でなくても、録音技術が急速に進歩しているためか、実際のコンサートで聴いているかのような素晴らしい音を鳴らしてくれるのです。

これが実感できたのが、実は昨年の12月に訪れたドイツのライプチッヒの聖トーマス教会でのクリスマス・オラトリオのコンサートでした。

中世の教会でのコンサートですから、音響的には優れていないとはいえ、バッハの生の声楽演奏であることには変わりはありませんでした。

帰国後に、再度、そのクリスマス・オラトリオのSACD(これはアーノンクール盤)を聴いたとき、あの聖トーマス教会での演奏会に劣らないどころか、むしろ優れた音響と感動を、筆者の部屋で与えてくれていることに気がついたのです。

この装置で、ワインか焼酎でも飲みながら、場が終わった後に聴いていると何とも言えない幸福感に浸ることができます。

ここから先は、余計なことではありますが、もしあなたが音楽、特にクラシック音楽に対して何らかの興味をお持ちなら、そして、今聴いている装置からは、決して実際のコンサートで聴くような音場が実現されていないと考えるなら、装置を思い切って入れ替えてみることをお勧めします。

そして、もし軽自動車でも買えるお金があるならば、自分の気に入った音が現代の音響技術で間違いなく作れると思います。

音響装置に数百万円以上もかけている人がいるようですが、軽自動車並の値段の装置と比べて5%ほどしか音が違わないとよく言われます。これは純粋に音を追求するといっても、高度なレベルに達するためのコストパーフォーマンスが急激に落ちてくるためです。

ちなみに、筆者が購入した音響装置は下記の通りです。

1.スピーカーシステム:DALI Mentor6 355K
2.プリメインアンプ:Accuphase E450 386K
3.CDプレイヤー:DENON DCDSA11 240K

他に、CDプレイヤーとアンプをつなぐケーブルに20Kほどかけましたが、締めて百万円ほどです。(上記は定価からの値引き後の値段です。)特に、アキュフェーズのアンプが白眉です。これで音ががらっと変わりました。

これからも寿命がある限り、毎日コンサートホールに行っている気分になれるとは、安い買い物だと思っております。チョイとヨーロッパに10日ほど旅行すれば、このくらいは吹っ飛んでしまいます。この「浪費」に比べれば何と安いことか。
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市場概況(4.2.08)

2008-04-02 15:34:06 | 市場概況
4月2日、エイプリルフールから1日経った日の市場概況です。

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC60%(+4%)ピークは3月28日の63%で下落中
・日経平均:OSC63%(+9%)ピークは3月28日の64%で下落中
・TOPIX:OSC63%(+8%)3月28日のピークに並ぶ。
・マザーズ指数:OSC46%(+3%)ピークは3月28日の57%で下落中
・ヘラクレス指数:OSC54%(+4%)ピークは3月26日の66%で下落中
・国債先物:前日比25銭安 OSC35%(-1%)ボトムはは3月28日の34%で切り返し中
・日経先物イーブニングセッション:13200円(大証終値比+20円)
・NYダウ:12606ドル(-49ドル)OSC54%(-2%)ピークは3月24日の60%で下落中 更新
・シカゴCME日経先物:13305円(大証夕場比+105円)更新
・ドル円:102.42円(+59銭、円安)OSC54%(-1%)更新

後場は調整するだろうとの予測が見事に外れました。

日経先物はむしろジワリと上昇しての終了です。

すると、市場はエイプリル・フールを今日まで引きずっているのか?

朝から指していたフルスピードは結局刺さらず。その後、289Kを数度試した後は上へ上へと上昇。追いかけるのは止め290Kで待機するも、そこまでは降りてこず。

銘柄に惚れた?感がある3623ビリングシステムをまた210Kで上値追い。3624アクセルマークに引っ張られて上に行くと思いきや、アクセルの減速とともに、これが騙しだったようです。結局-1Kで撤退。その後201Kまで落ちる。

ヘラタイムに見てみると、もっと新鮮なIPOである3625テックファームあたりに、物色の矛先が向かっていたようです。

このように、直近のIPOははやり廃れが激しく、迂闊にエントリーしても勝つチャンスはあっというまに胡散霧消しますので注意が必要です。旬を逃がさないことですが、この旬が実に短いのが特徴ですね。また、値動きが激しく相当に百戦錬磨でマウス操作を鍛えていないと、チョイと逡巡している間に大きく値が動きます。会社勤めのトイレーダーではチョイと無理かと。

--------4月3日朝のコメント--------

昨晩のNYダウの小下落は利益確定売りとのことですが、ユーロ・ドルが再度上昇に転じており、これに伴い原油・金も戻しつつあります。今日は商品関連銘柄は、それに応じて少し戻すのではないでしょうか。

日経平均は、ドル・円もサポートして高くは始まるでしょうが、2月29日の安値の13533円近辺まで伸びるためには、OSCを現在の63%から更に伸ばす必要がありますが、そうなると、昨年の10月3日に72%にまで突き抜けた時の勢いが要請されます。あの時はその後17488円まで付けた、去年の相場の最後の饗宴でした。今はそういう情勢ではないでしょう。75日移動平均線が13475円あたりですので、このあたりまでは果たして今回来るのかどうか?

今日は、シカゴCMEあたりの値段で推移し、その後反落に転じるのではないかと見ております。先物のピークで13350円あたりか。
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エイプリルフール風船が萎む

2008-04-02 11:22:54 | 株に出会う
昨日のNYダウのバカ上げは、ニュースレターによると、ブルームバークが景気の良い話(注)を持ち上げながら、最後に、April Fool’s Dayと書くのを忘れたための、真の意味での馬鹿上げだったようです。

その馬鹿上げの背景を、少々日本市場の関係者も気づいていたためか、今日は、思わず振り上げた拳のしまいどころがないまま、シカゴよりも155円も安く寄りついた後は、上空で所在なさげに浮遊しております。しかし、段々とエイプリルフール風船が萎んでいく様子が、前場の値動きだったかと思います。

お陰?で今日の相場はメチャメチャですね。そのうち、後場はストーンと落とされるのではないかと思います。日本市場から甘い汁を吸い尽くすまでは、先物もいきなり落とすことはしないでしょう。ひょっとすると最後の甘い汁を吸うために、意図的に上げておいてから、そこから一気の成り売り攻勢があるかも知れません。

昨日、風力発電事業が囃されて、普段は2万株程度の商いしかない5915駒井鉄工が好例です。(昨日は何と1800万株を超える大商い)

朝方はそれでも250円と+10円で始まり、その後成り行きでの利確の売りから、昨日のストップ高水準の240円まで落とされ、そこから売り方の買い戻しでまた262円まで上げ、再度の240円までの押しからの小反発を経て、最後に250円を「大口」(これは仕手筋が手配した”刺客”かと)買いで誘って、その直後からの成り売り攻勢です。ここから一気に230円ラインまで陥落。実に見事な手さばきでした。(この瞬間を筆者は目撃しました。本当に見事でした。一瞬の居合い抜きでした。失礼ながら、その筋の方に敬服の意を表します。)

筆者の家人は昨日たったの+5円で手放した悔しさから、今日の2番目の戻しに乗ってまた+5円の小銭を稼ぎました。一歩誤ると、なけなしの銭を失うところでした。危なかった。

日経先物の分足は、ほぼ心停止状態ですが、よく見るとかすかに下へ下へと引っ張られております。

各市場のOSCは、以下の通りとなっております。

・日経先物:59%(+3%)
・日経平均:61%(+7%)
・TOPIX:61%(+6%)
・マザーズ指数:43%(同値)
・ヘラクレス指数:53%(+3%)
・長期国債先物:3銭高、OSC39%(+3%)

長期国債がわずかですが、3月31日のOSC34%を底にして、切り返しつつあるのが正直に今の市場の現状を示しているようです。こちらは、国の借金があまりに多すぎて、さすがの海外メディアも、エイプリルフール記事を書くネタがなかったようです。

前場は、2159フルスピードを286Kで指したまま。もっとスピードを上げて下落してくれないことには捕まりません。

注)景気の良い話

・S&P500の年末は、今の水準から26%アップするだろう。
・今の金融システムの問題は悲観的に捉えられすぎ。2009年には25%という驚くべき利益水準を達成するだろう。
・金融セクターの株価は年末には倍に跳ね上がるだろう。
・原油価格は50ドルに下がるだろう。
・アメリカ経済がリセッションに入っていないことは明らか。

等々、もうそれらの景気の良い話は、この短い昼休みのブログでは書き切れません。
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