株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(4.4.08)

2008-04-03 21:08:35 | 明日のモニタリング銘柄
いつもの通りに、まず、OSCの4層分析で4月3日(木曜日)の相場を振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。

日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了【悲観
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観
④いずれにも該当せず【躊躇

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日から3月19日までのデータ

3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円)  ①8件  ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件
3月28日(+216円)①16件 ②23件③117件④46件
3月31日(-295円)①82件 ②23件③32件 ④65件
4月1日 (+131円)①55件 ②7件 ③53件 ④91件
4月2日 (+533円)①13件 ②3件 ③135件④55件
4月3日 (+201円)①25件 ②16件③131件④33件

相変わらず、③の「楽観」がかなりを占めました。①の「悲観」もそれなりに増えておりますが、まだまだ相場は強気かと。

日経平均などのOSCは、今年の流れからは考えられないほどに上昇しております。ここは明日以降の反落も想定しながらの、明日のモニタリング銘柄です。

1.3116トヨタ紡織
 またまた崖っぷちまで追い込まれております。OSCは35%と7%も下げております。3月14日の再来のようです。明日は、既に当面の安値を今日割り込んでおりますので、ここから2600円台への突入があって、その後の反転の兆しが出てからの買いとなりますが、来週にずれ込む公算が大です。RSI面ではまだ37%と高め。

2.9115明治海運
 もう一度、この仕手株を取り上げます。ずっと低迷が続いておりますが、OSCは前日同値の34%、RSIは+4%の33%と立ち直りかけております。放蕩息子が心底から改心したのかどうか定かではありませんが、少しは世間の冷たい風に吹かれたので、多少の効果があったのかも知れません。明日は632円を意識し、この近辺まで押されたら、その筋の方々が立ち上がるかも知れません。その時は、もう放蕩息子のことなど放ったらかしになることは間違いありません。

3.2766日本風力開発
 そろそろでしょう。OSCも+3%の43%とコンバージェンス。指数値は3月31日に底打ち済。原発関連銘柄は今日限りとして、再度風力がクローズアップされるなら、この株も出来高を伴って活性化するはずです。

4.6255エヌ・ピー・シー
 風力が脚光を浴びるなら、太陽電池も負けてはいられません。今日は昨日の上げの反動からの一服でしたが、明日はもう一度5730円まで押されてからの反転を期待。

5.3623ビリングシステム
 一気に200K割れがなかったのが少々不気味。流れからいっても、あっさりと180Kあたりまで落ちても不思議ではありませんでした。但し、出来高も減っておりますので、単に飽きられただけかも知れません。明日はもう一度200Kを耐えることができれば、ここが底と見ての買い上がりがあるかも知れません。公募価格13万円に対しての204Kですから、成長性から言ってもあまり問題はないはず。

以上ですが、明日は相場が下落に転じると見ております。その場合の、売り候補をいくつか挙げておきます。

・6967新光電気工業
・9433KDDI
・4062イビデン
・6379新興プランテック
・6804ホシデン
・8701SBIイートレ

特に、新光電気工業は、某投資顧問会社が弄んでいる銘柄です。今日の無理な上げの反動が出るはずと見ております。
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市場概況(4.3.08)

2008-04-03 15:41:46 | 市場概況
4月3日(木)の市場概況です。

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC64%(+2%)3月28日の63%を更新しピーク達成
・日経平均:OSC66%(+3%)3月28日の64%を更新しピーク達成
・TOPIX:OSC66%(+3%)3月28日の63%を更新しピーク達成
・マザーズ指数:OSC47%(+1%)ピークは3月28日の57%で下落中
・ヘラクレス指数:OSC60%(+6%)ピークは3月26日の66%で下落中
・国債先物:前日比7銭安 OSC34%(-1%)3月28日の34%にボトムで並ぶ
・日経先物イーブニングセッション:13370円(大証終値比-50円)
・NYダウ:12626ドル(+20ドル)OSC54%(同値)更新
・シカゴCME日経先物:13405円(大証夕場比+35円)更新
・ドル円:102.29(-13銭、円高)OSC55%(+1%)更新

日経先物、平均、TOPIXともに3月28日のOSCのピーク値を更新し、OSCでは新高値です。2月29日の安値の13533円には日経平均はまだ届いておりませんが、やはり、物事はオーバーシュートします。上に戻す時もそうでした。

果たして、ここからどこまで伸びるかですが、NYダウは昨晩少々反落しておりますので、雇用統計発表前に、NYダウそのものも、このまま一気に行くには力不足かと思います。

雇用統計に先立つADP雇用統計の3月分が、予想の-4万人を上回って+0.8万人となったことが、今日の日経に好影響を与えたのかも知れませんが、このADP雇用統計と本番の雇用統計が同じ傾向を示すかというと、必ずしもそうでもないようです。以前に、筆者はそれで見誤りました。

よって、明日金曜日の夜に予定されている雇用統計の発表前には、今の高水準の買い残の手仕舞いが一旦行われる、その前夜祭としての意図的な盛り上がりが今日の後場の値動きだと思われます。

いずれにしても、今の日本株が75日移動平均線の13650円見当まで上りつめて、それを突破するとは思えません。明日、仮に上昇しても13500円に届いたところで、利益確定の売りが出るのではないでしょうか。

直近IPOでは、3625テックファームが後場の引けにかけて、一気に奈落の底まで行きました。これは公募価格が8万円のところ買われすぎでした。今日の終値でも218Kもあります。2倍程度までの調整は、他の銘柄を見ても不可避かと思います。

明日は、あまり勝負できる日ではありませんが、ピークを付けた後の空売り候補でも中心に見つけますか。。。勢いが良すぎる4997日本農薬のような仕手株は止めにしておくのが無難ですが。

なお、株価と連動するドル・円ですが、103.6円見当までは戻す可能性があるそうです。そのあたりと同期してピークアウトすると思います。

-------4月4日朝のコメント--------

欧州市場は軒並み反落。NYダウもかろうじて水面上に。失業保険の申請が多かったことが、雇用統計への不安を惹起したのが主因のようですが、金融株への不安が薄まってきていることが、ダウが落ちなかったことの背景にあるかと。原油は1ドル安の103.83ドル、金は小幅上昇といったところです。今日の相場は、昨日予想の通り、若干の上げからの調整局面入りが濃厚かと思います。シカゴ先物が大証の15時の終値よりも少し下げておりますので、場合によってはいきなりマイナスから始まり、少し戻してからの右肩下がりの可能性もあるかと思います。いずれにしてもドル・円の影響力が大きいので為替の動きには注意したいところ。


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臨機応変の難しさ

2008-04-03 11:35:00 | 株に出会う
今日の株式市場のテーマは、ユーロ・ドルの切り返し(ドル安)に伴う、国際商品価格の反発を受けての資源株と、東芝の原発4基受注という日経1面のインパクトからくる原発関連銘柄、そして、国内炭採用の動きが拡大するという、これも日経の記事からくる炭坑株の反発。この3つでした。

朝の気配値を見て、原発関連は火を噴くと思い、木村化工機と原発関連の1角でもあるイーグル工業の監視を強めておりましたが、この2つが不発。(木村はストップ高張り付き)

三井松島だけは気配値がどんどんと上がるのを見て寄り付きに買おうと思って身構えてはおりましたが、一度216円に落とされるのを見て、220近辺で揉み合っている時に、どうしても「臨機応変」な判断をして入れませんでした。

また、その頃資源株の5541大平洋金属がまだマイナス圏に停滞していたのを、横目でチラリと見ておきながら、その後のフォローはせずに無視をしてしまう始末。

少し時間をおいて、先物が反発に転じた時には、時既に遅しの状態でした。

この、ちょっとした綾での買いタイミングを逸することが、毎日毎日繰り返されております。

市場が安定してからは、皆さん同じ土俵に乗っていることになります。情報が既に全銘柄の値動きを通して反映されてしまっているからですね。

結局そうなると、じっくりと狙い目を定めた銘柄の押し目なり、反発のタイミングを待つ以外にありません。

前場は、その因縁の三井松島がジリジリと押されてくるのを220円で拾いました。これは分足の押し目値段を推定しての、根気の良い待ちと下方への押され方のエネルギーを見定めてのものでした。しかしその後が相変わらずいけません。たったの+2円で指していたものがあっさりさらわれました。あと2円分は辛抱しなければ。。

それから、ジャスダックのシステムのかったるさにやられたのが、2167ウェブマネーです。これも朝方の押し目をつい逃しておりましたので、じっくりと反転のチャンスを窺っておりました。動意付いたその直後に186Kで指しましたが、ほんのタッチの差で間に合わず。その後も後ひと息のところでしたが、その1K上の187Kの10枚以上の板がかっさらわれてからは、雰囲気ががらりと変貌し、一気に194Kまで舞い上がりです。

さて、このあたりはもう「本能的なマウス捌き」が出来るかどうかの「感性」と「思いっきり」の勝負となってきますが、つい自身の「感性」と思いっきりの「良さ」に自惚れてしまう罠が、ここにはあります。

今日のテーマと書きましたが、その日の風を敏感に感じる「感性」と、その株の位置取りについてのテクニカルな評価に対する自信に裏付けられた「思いっきり」の良さがないと、市場に裏切られ空振りに終わってしまいます。

5541大平洋金属が、今朝一番でもたついていたのは、昨日で3日連続マイナス終了で手負い状態だったことと、OSCもそれに伴い、前日は-5%の34%にまでここのところでは最低レベルまで下がっていたためです。この判断があれば、じっくりと923円から933円を抜く段階で買いに入れたに違いありません。この株の朝の押し目からの急騰がそれを示しております。すべて後付ですが。

今日は愚痴中心のコメントが多くなってしまいましたが、各市場は次のような展開です。

・日経先物:OSC+1%の61%
・日経平均:OSCは前日同値の63%
・TOPIX:日経平均と同じ
・マザーズ指数:-1%の45%
・ヘラクレス指数:+1%の55%
・国債先物:-4%の31%

国債先物の下落(金利は上昇)が目立ちます。このところの最低値をマークしております。1月25日にOSCで27%というのがありますが、その日以来です。

状況判断としては、株式市場がもう一段の上げで転換点を迎えるその前夜のような状態かと思います。

しかし、日経平均にしても先物にしても、一杯一杯の形です。

このブログを書いている最中に、朝飲んでいた空のコーヒーカップを1階の台所に下ろすのを、ついうっかり忘れていたため、今、同居者から激しい雷が不意に落ちてきました。今まさに身体が痺れた状態です。急いで台所に持っていって、自分のコーヒーカップだけ洗いましたが、そのことがまた次の雷を招いてしまいました。いわゆる逆目に出るという奴ですね。

この調子では、後場に冷静に相場に望めるかどうか不安です。

皆さんも、この後、時ならぬ落雷に遭遇して、事態が逆目に出ることがないよう十分に注意をして下さい。
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