株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(4.4.08)

2008-04-04 17:20:41 | 市場概況
4月4日(金)の市場概況です。4月5日朝に更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC61%(-3%)4月3日の64%をピークに下落中
・日経平均:OSC65%(-1%)4月3日の66%をピークに下落中
・TOPIX:OSC65%(-1%)4月3日の66%をピークに下落中
・マザーズ指数:OSC41%(-6%)ピークは3月28日の57%で下落中
・ヘラクレス指数:OSC58%(-2%)ピークは3月26日の66%で下落中
・国債先物:前日比17銭高 OSC38%(+4%)4月3日の34%をボトムに切り返し中
・日経先物イーブニングセッション:13330dん(大証終値比+50円)更新
・NYダウ:12609ドル(-17ドル)OSC55%(+1%)3月28日の46%をボトムに切り返し中 更新
・シカゴCME日経先物:13320円(大証夕場比-10円)
・ドル円:101.5円(79銭円高)OSC55%(同値)3月28日の49%をボトムに切り返し中 更新

後場はやはりダレました。これで株式市場は、新興市場はもとより、主力市場も昨日をOSCのピークにして、今日は下落に転じました。

そのことは、国債先物の切り返し加減で明らかです。前場よりも安値は押されながら引け値は前場よりも高く終わっております。このため、前場終了時に比べてOSCが明らかに反転し、前日比+4%の38%となりました。日経先物の下落と対照的です。

まさに、相場反転の節目の日だったと言えるかと思います。

後場は9433KDDIがやけに強いのを見て、今更慣れていない空売りを仕掛けるのは止めにしました。今晩のNYダウの動向を待っても良いかと思っております。

しかし、こうした日でも3107ダイワボウのように馬鹿上げする銘柄もあります。この株は、2月4日の冴えない決算以来ずっと低迷しておりましたので、少々軽く見ておりました。しかし仕手株に業績はあまり関係ありませんでした。ヤクザに学歴は関係ないのと同じことです。一体何のことやら??

前日に韓国で鳥インフルエンザの発生が確認されたそうですが、そんなことなら今までもありました。筆者が2月にベトナムに行った時も、当地で発生したとの情報がありました。だから多分、後からとってつけた理屈でしょう。それは、鳥インフルエンザ関連の4403日油が鳴かず飛ばずであることからも言えます。

やはりテクニカル指標がそれ相応のポジションまで来ていたことが、その筋の関心を惹いたとしか思えません。このダイワボウは実に着実にOSCを37%、38%、39%と上げてきておりました。その間、安値は218円、219円、219円でした。出来高も100万株以下の日が8日連続でした。

まさにテコでも下に行くまいとの「決意」がこの3日ほどの株価に現れておりました。この間にその筋は玉を集めていたことでしょう。ここを見逃した筆者の負け。

対して、今日のモニタリング銘柄に取り上げた、同じ仕手系の9115明治海運ですが、後場の終盤に差し掛かって、ついに馬脚が現れたようです。50K以上の売り板が630円に突如出現。これで623円まで落とされて、一巻の終わりと相成りました。こちらのOSCは35%、34%、34%、と来ていましたが今日は33%となりました。

やはりバルチック指数の下落が海運株全体に響いております。これが持ち直さない限り、切り返すと思う方が無茶でした。今後の反省点です。そのバルチック指数は3月31日にピークアウトしておりました。

今晩のアメリカの雇用統計が注目されますが、2月は筆者の予測-5万人に対して、それ以上の下げである-6.3万人になって一波乱ありました。今回の予想値は-5万人ですが、ここはアメリカは一旦「実績値を上げる」のではないでしょうか。予想値-5万人に対して-2万人ぐらいに。

括弧に入れた理由は、この雇用統計は実に恣意的に操作されているからです。昨年の9月の雇用データでは、「夏休み中の学校の先生の雇用数を引いてしまった」等という、全くふざけた信じられない理由で、8月分のデータを大幅に上方修正した時もありました。翌月に修正申告すれば良いので気楽なものです。

公的な機関が世界に向けて発信し、それが株式市場に絶大なるインパクトを与える、その雇用統計が、そんなにいい加減な筈はないでしょうに。誰も公には言いませんが、これはまさしく「操作」されていると見ております。

昨日のNYダウは、新規の失業保険の申請件数が市場予想以上に増えたにも拘わらず、20ドル上げて終わっております。OSCを54%の前日同値に戻しました。これが布石かと思います。どうしても株価を下げたくないのが見え見えではないでしょうか。

まあ、何も分からない市井の1博徒の勝手な予想です。外れたらご免と言うほかありません。

--------4月5日朝のコメント---------

見事に今回は素人の雇用統計予想が外れました。バーナンキが事前にリセッション入りを示唆していたり、失業率データの悪化も前日にあったりして、それでも4月3日のダウはプラスを維持していたことから、この程度の雇用統計の悪化は市場は織り込んでいたのでしょう。

→以下、別稿にしました。
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まだ糸が切れないが

2008-04-04 11:21:53 | 株に出会う
前場は、アメリカが微弱な上げを演じたお陰か、それほどは押されておりません。TOPIXのOSCなど、むしろ+1%の67%までコンバージェンスです。

先物、日経ともに1%ずつOSCを落としてはおりますが、これはまだまだこれまでの上昇の力が勝っているのかも知れません。

たこ揚げにおいても、最初に地べたから風に乗せるまでが最も難しい技ですが、一旦、上昇気流に乗せることに成功すると、むしろ手元の糸にかかる力は相当なものです。これに反して、もう家路を急ぐために、糸をたぐり寄せようとしても、かなりの力を要するのと同じ理屈かも知れません。

いっそのこと、タコの糸をぷつんと切ってしまえば良いのですが、そうすると競技に参加した皆さんが手塩にかけたタコ(持株)が、青空高く舞い上がってしまいとりかえしがつかないことになります。

そこがこの競技のジレンマかと。

今日の売り候補の9433KDDIなど、朝方の高値を更新して、上へ上へと引っ張られております。例の「白犬」に噛まれた傷跡は、思いのほかに回復していたのでしょう。お隣の犬に負けない引っ張りようです。

同じ下げかたでも、6967新電工の場合は、一気に安く始まってからの駄目押しの売りがあったため、もうこれ以上鞭を持って叩く方々はいなくなったため、下の方でフラフラとしておりますが、3116トヨタ紡織の場合は、なまじ小安く始まったため、寄ってたかっての「いじめ」に合っております。大きく売っては少し買い戻し、また大きく売っては少し買い戻すことの繰り返しです。こういう銘柄を持っているホルダーの皆さんは、いっそのことドカーンと息の根を止めて欲しい気持ちなのでしょう。

お気の毒ではありますが、それが相場というものでもありますので、ここは落ちるまで落ちて頂く以外に方法はありません。今は、1月22日に付けた2530円の安値目指してまっしぐらといったところでしょうか。RSIにしてもボリンジャーにしても、そしてOSCにしてもまだテクニカルには「余裕」があります。

前場は相変わらずのウォーミングアップに気を取られているうちに、3523ビリングシステムの異変を見逃しました。節目のラインで待てども待てども、今日はひと味違うようです。かといって、昨日元気がよかった2167ウェブマネーは今日は大人しくしております。これも例の投資顧問会社が昨日「持ち上げていた」ことが後で分かりました。こういう操作をお金を取って行う会社は本当に許せません。何とか見返してやりたいものですが、せめて、新光電工のように売りから入れる場合は、何とか少しは見返すことが出来ても、肝心の投資顧問会社の連中は既に売り抜けた後でしょうから、全くもって如何ともしようがありません。

新興市場銘柄はともすれば、こうした投資顧問会社の「餌食」になりやすいので、当日の動きがおかしければ、それを逆手に取ってやるぐらいに身構えておいた方が良さそうです。
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