いつもの通りに、まず、OSCの4層分析で4月4日(金曜日)の相場を振り返って見ます。
注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。
①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了【悲観】
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽】
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観】
④いずれにも該当せず【躊躇】
1月11日から2月22日までのデータ
2月25日から3月19日までのデータ
3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円) ①8件 ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件
3月28日(+216円)①16件 ②23件③117件④46件
3月31日(-295円)①82件 ②23件③32件 ④65件
4月1日 (+131円)①55件 ②7件 ③53件 ④91件
4月2日 (+533円)①13件 ②3件 ③135件④55件
4月3日 (+201円)①25件 ②16件③131件④33件
4月4日 (-97円) ①59件 ②27件③46件 ④71件
①の「悲観」がそれなりに増え、②の「希望の芽」も増えてはおりますが、まだ30件を突破しておらず、③の「楽観」が激減しているのは、そろそろ調整ありとの共通認識の拡がりを示し、①の悲観に一気には転落しないで、④の「躊躇」に逃げ込んでいるようです。
③が大きく減って、①、②、④が増えるパターンは、2月5日に一度だけですが経験しております。翌2月6日は646円の暴落でした。
金融市場が落ち着きを取り戻している現在では、ここまでの大幅な下落は想定しにくいところですが、為替の円高への回帰も気になるところではあり、明日は上げても少々の上げ、その後は利益確定売りに押されるのではないかと思います。とにかく、国債価格と日経先物の関係を見ても、明らかに相場の反転局面にあったのが、先週の金曜日でした。
そうした中での明日のモニタリング銘柄ですが、最後に売り候補も少し追加しておきます。(今回はダイバージェンス銘柄を中心にします。)
1.2766日本風力開発
金曜日は更に売られる展開となり、OSCもついに36%にまで押されております。まだ下値を切り下げております。RSIはまだ直近の安値に対して14%高の49%です。しこり玉の放出がまだ続くかと思いますが、とりあえず411Kまで押された金曜日のこのラインが抵抗線として機能するのかどうかをまずは見守ります。全体地合が悪ければ、こうした唯我独尊的な動きをする株に再度お金が集まるかも知れません。
2.3770ザッパラス
これも下値を切り下げる限り見送りですが、OSCが待望?の30%台へと突入し39%です。前回2月1日も39%でしたが、そこから20Kばかり落ちたところで底打ちしております。今回も1-2日かけて、OSCを切り上げながら下値模索し、底打ちを確認しての買いとなります。風力開発同様、明日以降もモニタリングする銘柄です。
3.7456松田産業
これは一発反転狙いですが、3月26日のような大きな反転は明日は期待できないかと思います。ゴールドの反転がまだまだ弱いためです。円高が週末に進んだことも円換算では不利となっております。明日は、2150円の金曜日の安値が破られて、回復できなければ諦めとなります。OSCは-8%の32%です。金曜日は寄り天でした。
4.5302日本カーボン
さすがに500円を前にして失速しました。460円を切るようなら見送りですが、あのドイツ証券がBuyの判断を示し、目標価格900円とぶち上げたのが3月14日でした。そこからの上昇でしたが、ここで踏ん張ることが出来れば、再度500円を目指すものと思われます。500円が抜ければ後は520円、そして540円と展望が開けますが、さて、この地合が悪化しつつある中、この株だけ上に行けるのかどうか?
5.4403日油
金曜日に3107ダイワボウに流れた資金の一部が、ひょっとしてここに集結するのを期待してのモニタリングです。ダイワボウは出来高と言い上げ方といい頑張りすぎ。これでは明日は疲れがどっと出るのではないでしょうか。まだ1千万株程度の出来高だったらエネルギーが残っているのかも知れませんが、2600万株とは、怖れ入谷の鬼子母神でした。
この株の明日の目標値は460円となりますが、既にOSCも67%となっており、データを採りだして以来の最高値です。しかも出来高は50万株程度です。必死の先遣隊がジリジリと持ち上げているようですが、そろそろ剣が峰に差し掛かっているのかも知れません。そうなると、ここであえなく息切れしてプッツーンと、糸が切れてしまえば一巻の終わりです。そこは十分にご注意下さい。
【売り候補】
・6466トウアバルブ本社
業績の裏付けなく原発景気に触発されて上げてしまった、その悲哀を明日味わうのかどうか。OSCは-2%の62%にダイバージェンス。
・5726大阪チタニウム
この会社の実力の程はよく分かっております。はい。最後の馬鹿力を発揮して7000円に届く勢いを示すようなら、ここは諦めが肝心。これもOSCは-3%の63%とダイバージェンスしております。
・4822ハドソン
これは3日にOSCを既にダイバージェンスさせており、金曜日は下げましたが、同時にOSCも4%落としての71%です。RSIは90%から金曜日に87%に落としたばかりの状態です。ここから狂気の切り返しを見せるようなら脱帽ですが、過去に例がないほどにOSCを上げてのこのところの饗宴はそろそろ終焉か。(上がり馬の最後の大暴れに蹴りこまれないよう、迂闊に先に手出しをしない方が無難かと。金曜日のKDDIがその教訓)
以上です。
注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。【 】内の一口定義を参照。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。
①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了【悲観】
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け【希望の芽】
③OSCが前日以上&プラス引け【楽観】
④いずれにも該当せず【躊躇】
1月11日から2月22日までのデータ
2月25日から3月19日までのデータ
3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円) ①8件 ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件
3月28日(+216円)①16件 ②23件③117件④46件
3月31日(-295円)①82件 ②23件③32件 ④65件
4月1日 (+131円)①55件 ②7件 ③53件 ④91件
4月2日 (+533円)①13件 ②3件 ③135件④55件
4月3日 (+201円)①25件 ②16件③131件④33件
4月4日 (-97円) ①59件 ②27件③46件 ④71件
①の「悲観」がそれなりに増え、②の「希望の芽」も増えてはおりますが、まだ30件を突破しておらず、③の「楽観」が激減しているのは、そろそろ調整ありとの共通認識の拡がりを示し、①の悲観に一気には転落しないで、④の「躊躇」に逃げ込んでいるようです。
③が大きく減って、①、②、④が増えるパターンは、2月5日に一度だけですが経験しております。翌2月6日は646円の暴落でした。
金融市場が落ち着きを取り戻している現在では、ここまでの大幅な下落は想定しにくいところですが、為替の円高への回帰も気になるところではあり、明日は上げても少々の上げ、その後は利益確定売りに押されるのではないかと思います。とにかく、国債価格と日経先物の関係を見ても、明らかに相場の反転局面にあったのが、先週の金曜日でした。
そうした中での明日のモニタリング銘柄ですが、最後に売り候補も少し追加しておきます。(今回はダイバージェンス銘柄を中心にします。)
1.2766日本風力開発
金曜日は更に売られる展開となり、OSCもついに36%にまで押されております。まだ下値を切り下げております。RSIはまだ直近の安値に対して14%高の49%です。しこり玉の放出がまだ続くかと思いますが、とりあえず411Kまで押された金曜日のこのラインが抵抗線として機能するのかどうかをまずは見守ります。全体地合が悪ければ、こうした唯我独尊的な動きをする株に再度お金が集まるかも知れません。
2.3770ザッパラス
これも下値を切り下げる限り見送りですが、OSCが待望?の30%台へと突入し39%です。前回2月1日も39%でしたが、そこから20Kばかり落ちたところで底打ちしております。今回も1-2日かけて、OSCを切り上げながら下値模索し、底打ちを確認しての買いとなります。風力開発同様、明日以降もモニタリングする銘柄です。
3.7456松田産業
これは一発反転狙いですが、3月26日のような大きな反転は明日は期待できないかと思います。ゴールドの反転がまだまだ弱いためです。円高が週末に進んだことも円換算では不利となっております。明日は、2150円の金曜日の安値が破られて、回復できなければ諦めとなります。OSCは-8%の32%です。金曜日は寄り天でした。
4.5302日本カーボン
さすがに500円を前にして失速しました。460円を切るようなら見送りですが、あのドイツ証券がBuyの判断を示し、目標価格900円とぶち上げたのが3月14日でした。そこからの上昇でしたが、ここで踏ん張ることが出来れば、再度500円を目指すものと思われます。500円が抜ければ後は520円、そして540円と展望が開けますが、さて、この地合が悪化しつつある中、この株だけ上に行けるのかどうか?
5.4403日油
金曜日に3107ダイワボウに流れた資金の一部が、ひょっとしてここに集結するのを期待してのモニタリングです。ダイワボウは出来高と言い上げ方といい頑張りすぎ。これでは明日は疲れがどっと出るのではないでしょうか。まだ1千万株程度の出来高だったらエネルギーが残っているのかも知れませんが、2600万株とは、怖れ入谷の鬼子母神でした。
この株の明日の目標値は460円となりますが、既にOSCも67%となっており、データを採りだして以来の最高値です。しかも出来高は50万株程度です。必死の先遣隊がジリジリと持ち上げているようですが、そろそろ剣が峰に差し掛かっているのかも知れません。そうなると、ここであえなく息切れしてプッツーンと、糸が切れてしまえば一巻の終わりです。そこは十分にご注意下さい。
【売り候補】
・6466トウアバルブ本社
業績の裏付けなく原発景気に触発されて上げてしまった、その悲哀を明日味わうのかどうか。OSCは-2%の62%にダイバージェンス。
・5726大阪チタニウム
この会社の実力の程はよく分かっております。はい。最後の馬鹿力を発揮して7000円に届く勢いを示すようなら、ここは諦めが肝心。これもOSCは-3%の63%とダイバージェンスしております。
・4822ハドソン
これは3日にOSCを既にダイバージェンスさせており、金曜日は下げましたが、同時にOSCも4%落としての71%です。RSIは90%から金曜日に87%に落としたばかりの状態です。ここから狂気の切り返しを見せるようなら脱帽ですが、過去に例がないほどにOSCを上げてのこのところの饗宴はそろそろ終焉か。(上がり馬の最後の大暴れに蹴りこまれないよう、迂闊に先に手出しをしない方が無難かと。金曜日のKDDIがその教訓)
以上です。