株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(1.15.09)

2009-01-14 21:13:20 | 明日のモニタリング銘柄
欧州市場は昨日に続いて軟調に推移しております。HSBCの増資と減配懸念で金融株に再度警戒感が浮上。これはアメリカも同様です。

明日、1月15日のモニタリング銘柄です。

【モニタリングA】

1.6379新興プランテック(某投資顧問会社が今日の推奨銘柄に指定していたことが後で分かりました。今日は無理矢理上げた可能性があります。注意。)

 これは明日の押し目狙い。730円あたりまで下りてくれば、その後760円あたりまでの切り返しを期待。

2.9984ソフトバンク
 今日の後場の勢いは往年の冴えを感じさせました。大型株だけに底値の確認には何日かかかります。

3.4003コープケミカル
 再度、出来高を伴って上げるのかどうか。234円を抜けると上はあまり大きな玉はないようです。出来高次第か。

【モニタリングB】

1.2282日本ハム
 OSC25%は、昨年10月10日の24%以来。その時の安値は1124円。今日の安値は1161円。RSIは16%に対して今日はまだ32%です。更なる下落もあり。

2.9983ファーストリテイリング
 この株のOSC29%というのは、記録を取りだしてからは初めてのこと。好調な業績を正式に発表した時に売るのが玄人筋。それを見て買うのが素人筋。明日は11550円という12月12日の安値まで下りてくると、OSCから言っても一旦買いか。

3.3715ドワンゴ
 ついにOSCは18%です。ついに底抜け。この株、一筋縄ではいきません。まだまだこれからが下げの本番です。後3-4日がヤマ場でしょうね。しかしジリジリ下げるのが一番たちが悪い。この株がその見本。

以上です。今日は少なめにしてみました。ノミネーションは17社ほどもありました。
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太陽光発電業界は冷え込んでいる

2009-01-14 15:57:45 | 株に出会う
新年に入って、オバマ次期大統領の唱える代替えエネルギー関連で、太陽電池銘柄が賑わっておりますが、ビジネスウィークにこのような特集記事が掲載されております。

要するに原油が30ドル台に低迷している現状では、新規油田開発(50ドル以上が損益分岐点)もままならないどころか、太陽光発電も採算が厳しくなっているようなのです。

この後、仮に景気が回復した段階では、エネルギー問題がネックとなり、いつかきたインフレへと世界を誘うかも知れません。
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素直に買えない微妙な地合

2009-01-14 11:16:00 | 株に出会う
市場は、昨日の下げのインパクトがあまりに大きく、NYダウが大きく下げなかったからと言って、いきなり楽観的な買いが入るような雰囲気ではありません。

皆さん、下方への転落を気にしながら板を見ているはずです。それでも先物がいつもの反落を示さずに、ほとんどじり高の傾向を続けているのを見て、銘柄毎の濃淡はありますが、2歩前進1歩後退という感じで上げている銘柄が多くなっております。

しかし、こういう地合は実にやりづらいですね。上には8500円の厚い壁が既に立ちはだかっております。のこのこと今頃から買いでついていっても、先陣が8500円の中腹まで到達した時に、どっと下山を始めたら、それこそ踏み倒されるのがオチです。何故なら、登り道ではあはあ言っている人間と、下り道をすいすいと、いや脱兎の如く下りてくる人間のどちらが、そのパワーにおいて勝っているかは、これは火を見るよりも明らかだからです。

といったことが筆者の頭を渦巻き、節目の値段で3つほどずっと指しっぱなしですが、どれもこれも出来ずに、少々の老眼鏡では見えない彼方に登坂集団は遠ざかりつつあります。

市場はTOPIXとマザーズを除いて、OSCはまだ前日値を抜いておりません。場が開始してから少し円安に振れている分、徐々に買い安心感が拡がっているようです。

この「買い安心感」という言葉を思わず使ってしまいましたが、この言葉、チョイと嫌な響きですね。證券会社の面々や新聞の株式欄を担当している記者連中のお得意の言葉のようですが、どこを見れば買い安心感なるものを察知できるのか教えて欲しいものです。

すべて後講釈で記事を書いたり、お客に言ったりする時は、しかし、この言葉非常に便利ですね。その証拠が今日の相場の足跡を見れば一目瞭然だからです。

どうせ言うなら、「下落懸念なしの安心感」(「売り安心感というのも変だし、チョイと言い言葉が思い浮かびません。)とでも言って欲しいものです。これなら誰も損はしません。何しろ下落懸念がない訳です。

但し、下落しないように誰かが買い支えない限り、株価は必ず下落します。ということは、今8合目あたりまで来ているのであれば、ここは下手な宣伝文句に騙されずに、麓の方でのんびりとひなたぼっこでもしていた方が良さそうですね。

ああ、今日もつまらない文章をしたためてしまった。。。

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市場概況(1.13.09)

2009-01-14 07:42:54 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は14日朝の更新

1月13日(火)の市場概況です。

◆日経先物:8370円(-480円)、OSC38%(-9%)12月29日の59%から急降下中。10月27日の33%以来の30%台に突入。
◆日経平均:8414円(-423円)、OSC40%(-10%)1月7日の71%から急降下中。 
◆日経平均指数値倍率:119(+6)数字が減るほど上昇傾向を示します。12月9日のポイントに並ぶ。この日は8329円で終了。
◆TOPIX:814.12(-41)、OSC37%(-14%)1月7日の69%から急降下中。
◆マザーズ指数:329.55(-5.79)、OSC53%(-6%)1月6日の65%から下落中。
◆ヘラクレス指数:502.35(-9.27)、OSC56%(-8%)1月6日の69%から下落中。
◆国債先物:139.7円(+78銭)OSC41%(+2%)1月8日の38%から切り返し中。
◆ドル・円:89.4円(18銭円安)OSC42%(-2%)1月6日の68%から下落中。まだ反転の兆しなし。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8270円(大証終値比-100円)
◆シカゴCME日経先物:8330円(大証終値比-40円)円建て。8445円(ドル建て)更新
◆NYダウ:8449ドル(-26ドル)OSC42%(-7%)12月26日の39%に近づく。ここを乗り切れば再度の上昇も。更新

14時半過ぎからは、ジリジリと押される展開になりました。先物は15時を過ぎてからは更に下落。OSCで見ても、短期的には押されすぎの様相を呈しております。

一部の内需株以外は下落。東証一部では143銘柄だけが上昇し、1522銘柄が下落しております。

モニタリング銘柄Aの評価は、

1.9843ニトリ
 失速。OSCは-6%の34%に。1月7日にOSC35%、終値6070円からの切り返しが顕著だった分、今日は利食いに押される。

2.3333あさひ
 失速。OSCを50%にまで伸ばしておりましたが、高値更新後は失速。OSCは40%へと10%も下げました。

3.7522ワタミ
 力無し。最初から高値割れ。

4.1983東芝プラントシステム
 前日高値引けだった分、切り返しで上げすぎて、後は失速。

5.3632グリー
 後場は5000円の節目割れ。再度仕切直し。OSCは前日同値の47%で終了。

6.8410セブン銀行
 押し目がなかった分、後場に失速。OSCは-6%の43%になり、1月8日に並ぶ。まだ崖っぷちで残す。

7.9020東日本旅客鉄道
 今日は冴えない動き。安値は防衛。OSCは37%で1月8日より2%上。明日再度6430円が防衛出来れば。

後場は、引け際にテクニカルな形のよい、2897日清食品を2875円で拾い、まだ明日の押し目があると見て、+15円の速攻売りのみ。

段々と動く株の形について、おぼろげながらも見えて来ました。

明日のモニタリング銘柄は追ってアップします。
 
-------14日朝のコメント-------

NYダウは小幅安で円高も何とかストップしております。サウジの大幅減産検討のニュースで原油もさらなる下落は免れております。

S&Pが格付の引き下げを急いでおります。今日はポルトガルをネガティブに位置付け。それにしても、アメリカの格付は一向に変わりません。これだけ傷んでもです。格付機関がいかにアメリカに恩義を感じているのかを、この事実は静かに示唆しておりますね。

何しろ、今般のサブプライム禍の共犯者の一人が格付機関だったという訳で、「権威」ある格付機関を生かすも殺すもアメリカ当局次第という状態では、動くに動けないでしょう。

せいぜい、チンピラのギリシャやポルトガルの格付を引き下げることで、親分のご機嫌を取る以外にはなさそうです。

何しろ、彼らの「頭の良さ」というのか狡猾さというのは半端ではありません。まだお読みになっていない方は、2007年9月のこのブログでムーディーズが何をのたまわっていたのかを是非ご確認下さい。

金融規制の話がさかんに出ておりますが、アメリカだけでなく世の他人のお金で稼いでいる方々は、法の抜け穴を探すのだけに長けた人種です。どんなに精緻な法律を作っても、その穴をどこまでも探しだし、それを避けて儲けるやり方を必ずや見つけ出します。

法というのは、会社のマニュアルと同じで、その時点での環境にあった内容で完結しますので、時間が経てばいずれ現実とはズレが生じてきます。本来ならタイムリーに法を改正しなければなりませんが、そんなこと議会を俊敏に動かして出来る訳はありません。そのうち、経済がうまく回っていさえすれば、誰も現行法でうまくいっているビジネスを規制しようなどと思わなくなります。

これが、すべての世の出来事が持っているいわば隘路かと。だからバブルは何度でも生じる。。。
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