テクニカル用語の簡単解説 赤字部は27日朝更新
1月26日(月)の市場概況です。
◆日経先物:7590円(-140円)、OSC35%(+2%)1月21日の30%に収斂中。底値を手探り中。
◆日経平均:7682円(-63円)、OSC39%(+2%)1月15日の29%に収斂中。底値手探り中。
◆日経平均指数値倍率:130(+1)数字が増えるほど下降傾向を示します。11月20日の130ポイントについに並ぶ。
◆TOPIX:768.28(-5.3) OSC38%(同値)1月15日の30%に収斂中。底値模索中。
◆マザーズ指数:323.09(-6.57)、OSC44%(-7%)12月4日の38%に収斂中。底抜けた。
◆ヘラクレス指数:489.13(-2.01)、OSC48%(-3%)1月21日の46%に収斂中。
◆国債先物:139.7円(-11銭)OSC55%(+4%)OSCだけは昨年8月19日の57%以来の高さ。方向感なく、このまま下落に転じる気配。
◆ドル・円:89.06円(29銭円安)午前6時15分現在。
◆日経先物イーブニングセッション:7740円(大証終値比+150円)
◆シカゴCME日経先物:7785円(円建て)大証終値比+195円。午前6時15分現在。
◆NYダウ:8116ドル(+39ドル)OSC54%(+2%)1月20日の40%から切り返し中。
更新
後場は1度だけ7800円にタッチ。しかしそれが精一杯。結局腰折れ。戻り売りの圧力がかなり強いようです。
しかし、債券も方向感なく漂っております。資金は何処へ???
ドル・円も89円を奪還してもすぐに落とされる始末。かと言ってこれ以上ドルを売り込む動きもありません。多分、日銀と金融機関のホットラインにレートチェックが今日も入っているのでしょう。
「今日は、どげんな状況でしょうかいねぇ」と、東北出身、あるいは宮崎かな?の日銀マン、いや、この際は、ウーマンが良いでしょう。こうした純朴なる女性から、たまにしか鳴らない電話が鳴って、それを受けた金融マン(こちらは多分男性)は一体、どういった心持ちになるでしょうか?
「ここは、あまりえげつないことをしない方が身のためじゃ。。。」と思うに違いありません。何しろ、相手は純朴な世間知らずのお嬢さんです。言葉遣いは今ひとつですが、電話の向こう側から、必死の叫びが伝わっていることでしょう。そのお嬢の背後に多分、白川総裁の、これまた学者肌の純朴な8の字の眉毛が二重写しになっているに違いありません。
電話を受けた金融マンは、「こりゃ、今日も縁起糞悪いわ。。。」と諦念を持つのが、これは世の定めと言うものでしょう。
これが、あの麻生のだみ声がディーリングルームに響き渡ったとしましょうか。まさに、そのだみ声がディーラーの蛮勇を奮い起こし、ここは一世一代の円買いに走ったに違いありません。
あんな、ボンボンの言うことを聞いてられるか。。。といった面持ちでしょう。
日銀は少なくとも見かけだけは良い人柄の総裁を持ちました。あの8の字の眉毛を持っているお方なら、まさか、我が娘を売り飛ばすような、そんなえげつないことはするまい。ボンボンならやりかねない、と世間に思わせるのではないかと。。。名前も、あの筆者が敬愛する「白川静」を彷彿とさせるではありませんか。
さて後場は、ブログに書いた通り、ダイワボウを305円で前場から待っておりましたが、あえなく約定。しかし、あれほど厚い買い板が一瞬にして消えているのを見て、これは罠に嵌ったと咄嗟に悟りました。-1円ですごすごと撤退。この株、やはり「ヤクザ株」でした。欲を掻くと碌なことありません。
その代わり、今日は安値を防衛した9022JR東海で+3K抜き、そして、引けにまた落ちてきたところを648Kで買い、それだけを持ち越しました。これは納得の底値買いですので、明日、返り血を浴びても本望です。円高も影響ないでしょう。日経の夕刊に先日出ました。不景気で新幹線の乗客が減っていると。こういう記事が出たところが、底打ちのサインなのですね。逆もまた真なり。良いニュースがでたところがピークなのです。
-------27日朝のコメント-------
アメリカの12月の中古住宅販売件数が、市場予測の440万件に対して474万件となり、11月の445万件から上昇に転じたことや、景気先行総合指数が、-0.3%の予想のところ、ここ半年では初めて前月比+0.3%になっていることなどから、ダウは引け前に再度プラスに転じて+39ドルで終了しております。安値・高値ともに更新しており、見かけの上昇幅以上に相場が好転する兆しです。
中古住宅販売件数も、昨年9月以来の前月比での増加。販売価格低下が割安感を押し上げている模様。今年の秋、鈴虫が鳴く頃に住宅価格の下落は底を打つ、と筆者は推定はしておりますが、この傾向が続くようだと少し早まるのかも知れません。
欧州株は軒並み4%近い大幅高です。これはバークレイズの黒字決算のサプライズが効いていることでしょう。ブラウン首相は、追加の景気対策を検討するのは時期尚早との「強気」のコメントを発表しております。昨日まで、イギリスの銀行の国有化論が幅をきかせていたので無理もありません。
なお、IMFが今年の世界経済見通しを下方修正しております。それによると、
・全世界(2.2%→0.5%)
・アメリカ(-0.7%→-1.6%)
・ユーロ圏(-0.5%→-2%)
・日本(-0.2%→-2.6%)
となっております。1月22日に日銀が発表した日本の2009年のGDP-2%の予測値よりも更に大きく、米欧よりも落ち込みが激しいと見ております。
この日本の落ち込み方は、あの世界最強のトヨタの赤字決算に象徴されるように、輸出に大きく依存した経済を正しく見通していることと思われます。それに加えて大きいのは、政治の統治能力のなさですね。
何しろ、経済学的にも効果なしの定額給付金を、国民の7割もの反対を押し切って、ただただ公明党の選挙協力を目当てにごり押しする自民党の末路を見れば、誰の目にも明らかです。
この自民党の統治能力のなさですが、まともな感覚を持った人間がたった1人(渡辺氏)しかいなかったことは、筆者の予想を遙かに超えております。今度の選挙では、名だたる自民党の長老・ベテラン議員ほど落選の憂き目に遭うことでしょう。ここまで愚民政策をとった政治というのは、戦後初ではないでしょうか。たかが定額給付金ですが、これが自民党に印籠を渡すことになりましたね。国民は本能的に定額給付金の欺瞞を見抜いております。