株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(1.27.09)

2009-01-26 20:24:43 | 明日のモニタリング銘柄
夜に入って、イギリスのバークレイズの黒字決算で欧州株が堅調に推移しております。バークレイズは通期で53億ポンド以上の黒字であるばかりか、Tier1と呼ばれる中核資本が当局が求める最低水準を上回っているという、サプライズがあったためです。

これを受けて、米株価先物も88ドル安ぐらいまで下げていたのが、午後8時現在では+33ドルとなっております。

日経先物のイーブニングセッションも7740円となっており、大証終値比で+150円です。明日は、再度の7800円への挑戦から上昇するようなら、一旦底打ちとなる公算が強まってきました。

さて、明日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.4091大陽日酸(554円)
2.9984ソフトバンク(1261円)
3.5713住友金属鉱山(826円)
4.8113ユニ・チャーム(6010円)

【モニタリングB】 底値確認候補

1.6305日立建機(838円)
2.8905イオンモール(1208円)
3.4021日産化学(627円)
4.5541大平洋金属(395円)

以上です。
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市場概況(1.26.09)

2009-01-26 15:33:30 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は27日朝更新

1月26日(月)の市場概況です。

◆日経先物:7590円(-140円)、OSC35%(+2%)1月21日の30%に収斂中。底値を手探り中。
◆日経平均:7682円(-63円)、OSC39%(+2%)1月15日の29%に収斂中。底値手探り中。
◆日経平均指数値倍率:130(+1)数字が増えるほど下降傾向を示します。11月20日の130ポイントについに並ぶ。
◆TOPIX:768.28(-5.3) OSC38%(同値)1月15日の30%に収斂中。底値模索中。
◆マザーズ指数:323.09(-6.57)、OSC44%(-7%)12月4日の38%に収斂中。底抜けた。
◆ヘラクレス指数:489.13(-2.01)、OSC48%(-3%)1月21日の46%に収斂中。
◆国債先物:139.7円(-11銭)OSC55%(+4%)OSCだけは昨年8月19日の57%以来の高さ。方向感なく、このまま下落に転じる気配。
◆ドル・円:89.06円(29銭円安)午前6時15分現在。
◆日経先物イーブニングセッション:7740円(大証終値比+150円)
◆シカゴCME日経先物:7785円(円建て)大証終値比+195円。午前6時15分現在。
◆NYダウ:8116ドル(+39ドル)OSC54%(+2%)1月20日の40%から切り返し中。更新

後場は1度だけ7800円にタッチ。しかしそれが精一杯。結局腰折れ。戻り売りの圧力がかなり強いようです。

しかし、債券も方向感なく漂っております。資金は何処へ???

ドル・円も89円を奪還してもすぐに落とされる始末。かと言ってこれ以上ドルを売り込む動きもありません。多分、日銀と金融機関のホットラインにレートチェックが今日も入っているのでしょう。

「今日は、どげんな状況でしょうかいねぇ」と、東北出身、あるいは宮崎かな?の日銀マン、いや、この際は、ウーマンが良いでしょう。こうした純朴なる女性から、たまにしか鳴らない電話が鳴って、それを受けた金融マン(こちらは多分男性)は一体、どういった心持ちになるでしょうか?

「ここは、あまりえげつないことをしない方が身のためじゃ。。。」と思うに違いありません。何しろ、相手は純朴な世間知らずのお嬢さんです。言葉遣いは今ひとつですが、電話の向こう側から、必死の叫びが伝わっていることでしょう。そのお嬢の背後に多分、白川総裁の、これまた学者肌の純朴な8の字の眉毛が二重写しになっているに違いありません。

電話を受けた金融マンは、「こりゃ、今日も縁起糞悪いわ。。。」と諦念を持つのが、これは世の定めと言うものでしょう。

これが、あの麻生のだみ声がディーリングルームに響き渡ったとしましょうか。まさに、そのだみ声がディーラーの蛮勇を奮い起こし、ここは一世一代の円買いに走ったに違いありません。

あんな、ボンボンの言うことを聞いてられるか。。。といった面持ちでしょう。

日銀は少なくとも見かけだけは良い人柄の総裁を持ちました。あの8の字の眉毛を持っているお方なら、まさか、我が娘を売り飛ばすような、そんなえげつないことはするまい。ボンボンならやりかねない、と世間に思わせるのではないかと。。。名前も、あの筆者が敬愛する「白川静」を彷彿とさせるではありませんか。

さて後場は、ブログに書いた通り、ダイワボウを305円で前場から待っておりましたが、あえなく約定。しかし、あれほど厚い買い板が一瞬にして消えているのを見て、これは罠に嵌ったと咄嗟に悟りました。-1円ですごすごと撤退。この株、やはり「ヤクザ株」でした。欲を掻くと碌なことありません。

その代わり、今日は安値を防衛した9022JR東海で+3K抜き、そして、引けにまた落ちてきたところを648Kで買い、それだけを持ち越しました。これは納得の底値買いですので、明日、返り血を浴びても本望です。円高も影響ないでしょう。日経の夕刊に先日出ました。不景気で新幹線の乗客が減っていると。こういう記事が出たところが、底打ちのサインなのですね。逆もまた真なり。良いニュースがでたところがピークなのです。

-------27日朝のコメント-------

アメリカの12月の中古住宅販売件数が、市場予測の440万件に対して474万件となり、11月の445万件から上昇に転じたことや、景気先行総合指数が、-0.3%の予想のところ、ここ半年では初めて前月比+0.3%になっていることなどから、ダウは引け前に再度プラスに転じて+39ドルで終了しております。安値・高値ともに更新しており、見かけの上昇幅以上に相場が好転する兆しです。

中古住宅販売件数も、昨年9月以来の前月比での増加。販売価格低下が割安感を押し上げている模様。今年の秋、鈴虫が鳴く頃に住宅価格の下落は底を打つ、と筆者は推定はしておりますが、この傾向が続くようだと少し早まるのかも知れません。

欧州株は軒並み4%近い大幅高です。これはバークレイズの黒字決算のサプライズが効いていることでしょう。ブラウン首相は、追加の景気対策を検討するのは時期尚早との「強気」のコメントを発表しております。昨日まで、イギリスの銀行の国有化論が幅をきかせていたので無理もありません。

なお、IMFが今年の世界経済見通しを下方修正しております。それによると、

・全世界(2.2%→0.5%)
・アメリカ(-0.7%→-1.6%)
・ユーロ圏(-0.5%→-2%)
・日本(-0.2%→-2.6%)

となっております。1月22日に日銀が発表した日本の2009年のGDP-2%の予測値よりも更に大きく、米欧よりも落ち込みが激しいと見ております。

この日本の落ち込み方は、あの世界最強のトヨタの赤字決算に象徴されるように、輸出に大きく依存した経済を正しく見通していることと思われます。それに加えて大きいのは、政治の統治能力のなさですね。

何しろ、経済学的にも効果なしの定額給付金を、国民の7割もの反対を押し切って、ただただ公明党の選挙協力を目当てにごり押しする自民党の末路を見れば、誰の目にも明らかです。

この自民党の統治能力のなさですが、まともな感覚を持った人間がたった1人(渡辺氏)しかいなかったことは、筆者の予想を遙かに超えております。今度の選挙では、名だたる自民党の長老・ベテラン議員ほど落選の憂き目に遭うことでしょう。ここまで愚民政策をとった政治というのは、戦後初ではないでしょうか。たかが定額給付金ですが、これが自民党に印籠を渡すことになりましたね。国民は本能的に定額給付金の欺瞞を見抜いております。
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まだ勝負はできない

2009-01-26 11:02:44 | 株に出会う
前場は、日経先物がシカゴの円建て値段を大きく抜けず、何とかプラス圏ですが、いつ反落してもおかしくはないポジションで揉み合っております。

後場から明日にかけては7800円を大きく抜いていかないと、この下降トレンドからは脱出が出来ないものと思います。

それでも、主力市場のOSCは上昇して、このまま後場に押されなければ良い感じではあります。これはドル・円が89円に乗せてきていることが大きいものと思います。

Globexの米先物は-34ドルと後退しております。

このような日でも基本はプラス圏で推移している銘柄の押し目買いですが、今日はその1つ3107ダイワボウと、大きくマイナス圏に沈んでいる6937古河電池を取り上げて、例のフィボナッチ戦略をあてはめてみました。

まず、ダイワボウですが、筆者が気づいた時は297円から水面上に大きく切り返しておりました。この株の日足を見ると、昨年10月10日の166円を底に、昨年12月22日に514円まで付けております。この価格差に対する61.8%の深押しレベルは299円でした。

次に古河電池ですが、これも10月9日の383円から11月12日の1190円まで上げての調整過程にあります。同じように61.8%の深押しレベルは691円です。

筆者が720円から690円までの調整も覚悟と昨日書いたのは、このフィボナッチ・リトレースメントを意識してのことでしたが、今日の安値は690円でした。

もう1つ、5631日本製鋼所を見てみましょう。これも448円から1376円まで駆け上がっての調整過程ですが、23日に38.2%の押し目の1021円は割れておりました。その下の912円が50%押し目ですが、今日はまだそこまでは来ず。しかし、安値を更新してしまっていますので、明日以降にここまでは届く可能性があります。

この日本製鋼所は日足のフィボナッチ予測が当たらない日だと言えます。

この3つの銘柄の週足を見てみると、ダイワボウは26周移動平均線の291円間近で反発に転じており、古河電池は既にそのラインは金曜日に割れており、弱気のトレンド入りとなっており、日本製鋼所はその26周移動平均線に阻まれて上値が重い状態と、3者3様の位置取りですね。

まあ、今日は遊び半分でフィボナッチ戦略の適合性を少し見てみました。

いずれにしても、週足で26周移動平均線を割り込んでいる銘柄で、今日のVWAPが上向きでない銘柄は触らないのが基本ですね。触っても、古河電池やダイワボウのように、きっちりと深押しの底値レベルからの反転が確認される段階で買うというのが良いようです。

こんなことを考えながら場を見ているうちに、ダイワボウの305円での待ち伏せ値段その他は一切約定せず、安値を更新してきそうな7011三菱重工業は発注キャンセルし、前場はノートレードでした。この三菱重工業は週足も日足もダウントレンドそのもののチャートです。恐らく、何らかの決算上の悪い情報でも漏れているのではないかと、勘ぐったりしております。こうした株は引けまで待って明らかに反転のサインが出ない限り手出しは無用ですね。
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