株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(1.9.09)

2009-01-09 15:29:39 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は10日朝更新

1月9日(金)の市場概況です。

◆日経先物:8850円(-20円)、OSC47%(-4%)12月29日の59%から下降中。
◆日経平均:8837円(-40円)、OSC50%(-5%)1月7日の71%から下降中。 
◆日経平均指数値倍率:113(+-0)数字が減るほど上昇傾向を示します。12月30日の113ポイントに並ぶ。
◆TOPIX:855.02(-5.9)、OSC51%(-3%)1月7日の69%から下落中。
◆マザーズ指数:335.34(+0.55)、OSC59%(-1%)1月6日の65%から下落中。
◆ヘラクレス指数:510.89(-0.56)、OSC63%(-3%)1月6日の69%から下落中。
◆国債先物:138.92円(+27銭)OSC39%(+1%)12月30日の52%から下落中。
◆ドル・円:90.35円(85銭円高)OSC49%(-4%)1月6日の68%から下落中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8830円(大証終値比-20円)
◆シカゴCME日経先物:8795円(大証終値比-55円)ドル建て。円建ては8680円。更新
◆NYダウ:8599ドル(-143ドル)OSC50%(-7%)12月26日の39%に収斂中。更新

後場は13時頃にかけて少し上がるもその後は8900円の坂を越えることは出来ず、じり安の展開でした。

買いに入った3893日本製紙、2810ハウス食品はことごとく撤退。

引けにかけて、テクニカルに形がよい日本製紙を2880円で買い戻し、2702日本マグドナルドを1744円で買いました。

もう、やけのやんぱちです。(これ、一体何語だろうか?スワヒリ語だろうか?)為替が円高へと振れそうな気配ですので、この2社ともに円高の恩恵を受ける株ですし、両方とも今日は安値を防衛し、OSCを落としていないことに免じての持ち越し玉です。日本製紙の方は些か微妙な位置取りです。多分上値はまだまだ重いことでしょう。2945円をそれでも越えれば一気の3000円奪還があり得るポジションですね。

マックの方は、このところ押されていたのですが、今日で底打った気配です。ところが、この会社、偽のアルバイトを雇って行列させていた罪があったのですね。場が引けた後で知りました。

その昔、青山でいつも行列を作っているアイスクリーム屋さん、確かサーティワンとか何とか言っておりましたが、この会社もアルバイトを雇って並ばせておりました。どうもいつも人が並んでいるのでおかしいと思っておりました。それも若者ばかり。筆者のような中年はそれには引っかかりませんでしたが、若者は多数餌食になったことでしょう。

マックほどの会社が何故そんな卑屈なことをしてしまったのか?

それだけ人気とか雰囲気とかで買わせる食べ物だからとしか言いようがありません。家の近くにもいつも行列が出来ているラーメン屋さんがあります。筆者も気になって並んで入ったのですが、並んで待つほどはおいしいとは思えませんでした。

どうも今の世の中、人の動きを見ながら自分も動くという変な習性が蔓延しているようです。

まあ、両銘柄とも地合に逆らって、来週の火曜日に上げてくれれば何も文句を言う筋合いはありません。誰にも迷惑を掛けている訳ではなし。お店に入るのは勝手でしょう。その昔、筆者が温泉街でひっかかったような、強引な客引きに引っかかった訳ではないし、ただただ人が並んでいる光景に引っかかる方もどうかしている。。。我が家の猫でも、隣の犬でもそんなトリックは決して通じません。

-------10日朝のコメント-------

12月後半以降のオバマ期待相場は、雇用統計の発表をもって一旦終わりを告げようとしております。つまり一時の「楽しい夢」から「現実」へと遭遇する時に差し掛かろうとしております。

その現実は相変わらず悪いので、一時は50ドルまで到達した原油は、また30ドル台という悪夢のレンジに突入。

ダウのOSCは50%であり、12月26日の39%から上昇してきたその軌道上にはまだ乗っております。8400ドル近辺まで落ち込んでもまだ崖から転落はしません。それを抜けると駄目ですが、オバマ就任式あたりまでは多少の戻しも交えながら、そこまでは持ちこたえるのではないでしょうか。

いずれにしても、株式市場に対するリスク意識が段々と芽生えております。それは債券への資金の流れと、ユーロ・ドルのかなりの下落にも拘わらず、今日のNY金の現状維持の値段といった形で示されております。まだファンドは金までは手をつけていないが、株を売った資金はとりあえず債券に避難させている状態かと。

JPモルガンの決算が市場では注目されているようです。2008年中はFRBの許しを得てある種の会計操作が黙認されていたとの噂。しかし、その期限は切れました。今度の決算ではその他金融機関並の情報開示が求められております。また、シティと同じような救済策がセットとなって発表されるのかも知れません。
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人より2歩も遅れたんじゃ~

2009-01-09 11:27:20 | 株に出会う
今の相場は、もとよりイケイケドンドンの上げ潮相場では決してありません。皆さん、いつ反落するのか3連休を控えて萎縮しております。

今日も活気があったのは寄り付きからの20分ぐらいまで。

その後はダラダラと下げるだけのまったくの始末が悪い相場ですね。

持ち越しの2651ローソン、進捗率からいってもう少し節目の5000円越えから、あわよくば25日移動平均あたりまでの上げを心で期待しておりましたが、これは独りよがりの妄想だったようです。

実はこの株の勝負は、昨日の寄り付きでついておりました。一昨日にOSCを31%まで極端に下げ、昨日は寄り付きから一度も値段を落とさずに+240円でした。寄り付きのあの成り買いの嵐がそれを如実に物語っておりました。

勝負をかけた連中はこの段階ですばやく仕込んで、一部持ち越しを嫌がった人間が昨日の引けで半分くらい利確の売りをかけ、今日の特買いを見込んで上値が重いと見るや、残りの買い玉の利確をしていたに違いありません。

筆者は、最初の1歩でまず遅れてしまい、今日の線香花火の上げの段階でも売り遅れてしまいました。つまり、人よりも2歩も遅れてしまったのです。

結局持ち玉はたったの+60円の4910円で売ってしまいました。昨日の高値の4920円が崩されたら売ろうと身構えてはいたのですが、この株の分足をご覧下さい。その割り込み方の早いことったらありません。

これは、多分逆指し値を皆さん仕込んでいたものと思います。場を見ている筆者でも相当に意を決してでなければ、あれこれと思案していてはとても間に合いませんでした。

一旦、売り時を逃すと、その後の底値で売るのは明らかに失敗行為となりますので、ここは10時頃まではじっと我慢を決め込むことにしました。

もっと拙いことは、前場の引け際に筆者が売った値段を超えて、節目の値段を抜きそうになったのを見て、阿呆なことにまたまた4930円で試し買いをしてしまったことです。これはもちろん、売り方の待ち伏せに合ってあえなく頓死。-30円ですごすごと撤退です。

日経平均のOSCも更に下がって-7%の48%にまで落ちました。ドル・円も91円割れ寸前まで持って行かれております。今日の後場に21日移動平均の90.80円を下回るとこれは円高トレンドが確定的となりそうです。逆に91.5円あたりまで戻して円安に向かえば、株式市場も息を少し吹き返すのかも知れません。

後場は何とか、自らの咄嗟の不始末をカバーすべく、なるべく冷静に対応をしたいと思っておりますが、生身の人間ですから普通にしていると、今日のローソンのようになってしまいます。ここはサイボーグにでもなりきって対処する以外にはなさそうですが、それはそれで、後悔もなく喜びもない極めて面白くない世界ですね。困った。。。
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市場概況(1.8.09)

2009-01-09 07:35:13 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は9日朝更新

1月8日(木)の市場概況です。

◆日経先物:8870円(-370円)、OSC51%(-6%)12月24日の53%を下回り下値模索に入る。
◆日経平均:8876円(-363円)、OSC55%(-16%)12月19日の54%に収斂中。1月7日の71%から反落に転じる。
◆日経平均指数値倍率:113(+5)数字が減るほど上昇傾向を示します。12月30日の113ポイントに並ぶ。
◆TOPIX:860.89(-27)、OSC54%(-15%)12月25日の50%収斂中。1月7日の69%から反落に転じる。
◆マザーズ指数:334.79(-5.48)、OSC60%(-4%)1月6日の65%から下落に転じる。
◆ヘラクレス指数:511.45(-0.3)、OSC667%(-1%)1月6日の69%から下落に転じる。
◆国債先物:138.65円(-48銭)OSC38%(-3%)12月30日の52%から下落中。
◆ドル・円:91.2円(1円46銭円高)OSC53%(-8%)1月6日の68%から下落中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8860円(大証終値比-10円)
◆シカゴCME日経先物:9040円(大証終値比+170円、ドル建て)8945円(円建て)更新
◆NYダウ:8742ドル(-28ドル)OSC57%(+1%)12月26日の39%からまだ切り返し中。更新

後場は結局、先物主導でじり安の展開でした。9000円どころか8900円の節目も割れての終了。

引け後は円高が更に進み、92.3円というこのところの高値の半値戻しの水準を割り込んでおります。ここが突破されれば10日移動平均の91.6円が射程に入ってきます。この後のロンドン時間でどうなるのか注目。

今晩はオバマ次期大統領が重要な演説をするそうです。それを先取りしてのNYダウの昨日のポジション調整の動きでした。

雇用統計の発表は週末に控えておりますが、昨日のADP雇用統計をこなしておりますので、悪材料出尽くし感が出るのかも知れません。この2ヶ月ほどはそうでした。

ちなみに、日経平均やTOPIXのOSCは異常な下げ方です。ここまで押されると、これまでの騰勢の頭を抑えすぎたことから、明日の押し目からの再度の反転もあり得るところです。

後場は今日も冴えませんでした。持ち越しの日清食品は2900円割れの気配が出た時に2905円で損切り。その後買った4756CCCも、地合に良く耐えていたのを評価しての買いでしたが、結局3円の損切り。引け際に買った2607不二製油は、OSCがプラ転しそうだったのに最後は-1%と押されましたので、自己ルールに従い3円安で損切り。

そして、持ち越したのは4850円で買った2651ローソンと、今日はマイナスに転じなかった3715ドワンゴです。ドワンゴはプラス終了して貰いたかったのですが、OSCが+2%の34%と反転しておりますので、ほんの遊びでの試し買いでした。

ローソンは今日が第3四半期の決算であることは承知の上で買いました。

このところ押されていたのと、今のご時世でコンビニは業績の優等生であることが推測できたためですね。引け後の業績発表の結果は、経常利益の通期進捗率91%程度ですので悪くはありません。今晩海外で何があろうとあまり関係ないのではないでしょうか。

ところで、午後2時に株式新聞が2時の注目株をリリースしております。今日は5204石塚硝子でした。集光型太陽電池を「開発中」という内容でしたが、この発表後に急騰。25%高で東証の値上がり率トップです。

これはチョイと変ではないでしょうか。

開発中という情報は、今日の2時に石塚硝子から発表された訳では多分ないでしょう。この会社のHPのニュース欄には何も載っておりません。そうなると業界筋に漏れていた情報がたまたま株式新聞ニュースとして市場に出たと思われます。そうなると、誰かが先回りして仕込んでいると見ても不思議ではありません。

どこかの証券会社のレーティング発表といい、かなり恣意的な発表で株価を操作できるというこの不透明性は、些か疑問に思っております。

-------9日朝のコメント-------

NYダウは、欧州株と同じく小幅安。ウォルマートが第四四半期の利益見通しを下方修正したり、11月の消費者信用残高が過去最高の前月比79億ドル減となったことが原因です。(10月は-28億ドル)

オバマ大統領の演説内容はこれまでとあまり変わらず、中間層への1000ドル減税などを打ち出しておりますが、市場の反応はなし。

しかし、今のブッシュが経済政策に関して、今回のオバマのような包括的な演説を行ったのは聞いたことはありません。ドル高は国益だとか、今のビッグ3をそのまま放置はできないとか、断片的な発言は伝わっておりましたが、ほとんどポールソン財務長官の発言が目立っておりました。

やはり、相当な無能で無神経、無頓着、能天気な歴史に残る大統領だったようですね。

アメリカの新規失業保険申請件数は、事前予想より8万人程度減って46.7万件ですが、これは明日の雇用統計には、時期がずれるので反映されません。

ダーリングというイギリスの財務相が、「お札をすると言うことは誰もいっていない、まったくの仮想の例えである。」と発言しております。面白い発言です。要は、裏付けのない国債発行をすることに対する風当たりがイギリスでもあるようです。お札を刷るとは、木の葉をお金に換える現代の似非錬金術のことですから。そのお札が木の葉だと分かった時に国は潰れますが、そのことを、「仮想の例えである」と言っているところが面白い、狐的な発言に感じました。

この発言の背後にあることは、フィッチという調査会社がイギリスの国家債務はGDPの70%近くまで激増し、ドイツを抜いて先進国で1番の借金王になると警告したことがあります。

この先進国1番というのは明らかに間違いですね。我が日本国が圧倒的な1番人気なのです。国だけで800兆円。GDPは402兆円(2007年)ですので100%となります。

7日は、ドイツでも国債を3分の1も残してしまい完売できなかったとのこと。これは初めての出来事。利回りは一気に34bp上がって3.29%になったようです。アメリカがまだ国債の引き受け難になっているニュースがないのが不思議ですが、こうして欧州あたりから「債券バブル」のニュースが出るようになると、金利上昇の引き金が引かれて、世界はまたまた大変な事態になりそうです。不況で国が制御できない長期金利が上がれば、需要は益々減退どころか冬の寒空のもと凍死してしまいます。
コメント (2)
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