株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(1.8.09)

2009-01-07 20:04:37 | 明日のモニタリング銘柄
しかし、今日の日経平均は強かったですね。ダウ先物が下げようが為替が円高に振れようが、そんなものお構いなしという風情でした。集団心理のなせる技でしょうか。うっかりすると置いてきぼりを喰らうよ、という証券会社のささやきが目に浮かぶようです。

明日から明後日は多分調整にはいるでしょう。その後3連休になりますので、持ち越しは嫌われる筈。

この時間(19時半)ではGlobexの米株価先物は更に下落して-47ドルです。これを受けてヨーロッパ市場は軟調に始まっております。

OSCがピークを付けてから、2-3日以内に高値をマークするのが常ですが、日経先物も-120円と軟調。ドル円も場が閉まってから急落。あまり環境はよろしくありません。

さて、明日のモニタリング銘柄は、しつこく押しに押された内需銘柄を中心にします。

1.2670エービーシーマート
 今日が9ヶ月決算日だったようですね。中間期決算に比べると通期予想に対する進捗率が72%となり少々落ちております。しかし、今のご時世でこの業績ならまずまずではないのでしょうか。明日は市場の反応がどう出るのかを注目。株価は3000円を大きく割っており値頃感が出ております。OSCは+2%の41%とコンバージェンス。チョイと売られすぎではないでしょうか?

2.4756カルチュア・コンビニエンス・クラブ
 俵に足がかかっている状態で残しているのがこの株。ちょうど11月26日段階の株価です。この時はその後反発しておりますが、さて明日はどうなることか?

3.9531東京瓦斯
 しかし、今日は内需株が徹底的に売られております。これはチョイと行き過ぎですね。その最たるものがこの株。OSCは28%となり-14%です。

4.9843ニトリ
 6000円割れ寸前です。OSCは6%下げて35%です。これは去年の2月26日以来。5700円という底値がありますが、今回そのあたりまで押されるのか、それとも途中から切り返すのか?

5.3893日本製紙G本社
 一応、激しく売られたのを羅列だけはしておきます。これもOSCを-11%の34%に落とされました。RSIも最低値レベル。

6.2810ハウス食品
 OSC35%、RSIも26%となり、昨年10月頃の水準です。

7.2607不二製油
 今日は典型的な寄り天で、OSCも-13%の30%にまで転落。

8.2897日清食品ホールディングス
 この地味な値動きの株までが内需株受難の巻き添えに。2835円が当面の底か。

9.2651ローソン
 これも全く精彩を欠いておりました。OSCは-12%の31%です。RSIも28%、VR改の20%は記録を取りだして以来の最低値。

10.8113ユニ・チャーム
 子会社のペットケアとともに、今日の相場の犠牲になりました。OSCは-11%の33%です。円安で取り分が少ない上に、ここまで売り叩くとは、とてもどこかの外資が売っているとも思えませんが。

以上、今日も内需株で大きく売られた銘柄を挙げました。

特にOSCが大きく押されておりますが、ここまで痛めつけられると、いきなりギャップアップして始まっても、やれやれの戻り売りも考えられますので注意。上記の中で、コンバージェンスしているのは最初のABCマートだけです。後は、悲惨とも言えるまで売り込まれました。
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ドワンゴで被弾

2009-01-07 11:22:36 | 株に出会う
前場終了段階で日経平均のOSCは何と72%です。RSIも79%です。これはRSIについては、昨年5月7日以来の高さ。OSCは何と一昨年の10月3日以来の高さです。

まさに強気一辺倒ですが、日経先物の方はOSCが+1%の59%と極めて控えめです。上値を追ってはいるのですが、前場の終わりにかけて息切れ気味です。

これに軌を一にして、3715ドワンゴが爆弾を破裂させました。筆者のわずかな手勢は諸に被弾。いやはや、久し振りに新興銘柄を手がけましたが、昨日の大証とは比較にならないほどの荒っぽい値動きですね。

前日比でマイナスに転落するようだと一時避難をさせようと思っておりましたが、そんな余裕を与えない電光石火の下げでした。それも、第1弾、第2弾、そして第3弾まであるという念の入れ方です。

新興市場が活況だった時にこうした値動きには結構慣れてはいたのですが、最近は主力市場中心にトレードを行っておりましたので、まるで戦場に突如現れた子ウサギの様な羽目に陥りました。

教訓は、昨日もこの株後場には噴いたのですがプラ転は果たせず、今日はその名残からプラスで始まったものの162Kラインが抜けず、そのうち段々と押されておりました。プラス基調を維持しておりましたが、結果的にはここで買いに入ったのは時期尚早だったことになります。

まあ手勢はあまり多くなかったので被害は大きくはありませんが、もうチョイとゆっくりとたゆたうようにトレードしたいものですね。

こうなると、この株の市場心理は一気に悪化しております。OSCは一応32%で前日同値ですが、昨日の安値を割り込み、150K割れが見えてきております。少々売られすぎの感はありますが、その日が終わらないとこの株全く分からないですね。

今度、この株が立ち上がる時は、被弾した手勢の仕返しをきちんとしてやりたいものですが、うっかりすると返り血を浴びそうです。やはり、こうした荒くれ男のような株は、白黒がはっきりついてから、大勢参加者が集まってくるまでは丸腰で迂闊に入ると、今日のように格好の餌食になるようです。

それにしても、内需株がいずれも売られております。20日まではチョイと無理かも知れません。これまで悪かった株にハイライトが当たっております。先日のモニタリング銘柄の7701島津製作所も、今日になって監視を外した途端の噴火でした。チョイとついておりませんね。噴火後に近寄ると、今度は火山灰で火傷を負うことが往々にしてありますので、そこは注意が必要です。
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市場概況(1.6.09)

2009-01-07 07:33:01 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は7日朝更新

1月6日(火)の市場概況です。

◆日経先物:9070円(+-0円)、OSC58%(同値)12月24日の53%から切り返し中。
◆日経平均:9081円(+38円)、OSC63%(-4%)12月19日の54%から二枚腰発揮中だか、息切れ気配。
◆日経平均指数値倍率:110(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。昨年11月10日に並ぶ。
◆TOPIX:876.2(+0.29)、OSC61%(-4%)12月25日の50%から二枚腰発揮中だが、息切れ気配漂う。
◆マザーズ指数:343.88(+13.37)、OSC65%(+3%)12月25日の50%から二枚腰発揮中。
◆ヘラクレス指数:517.25(+15.27)、OSC69%(+10%)12月25日の44%から二枚腰発揮中で、11月11火の72%に近づく。ヒートアップし過ぎ。
◆国債先物:139.01円(-82銭)OSC40%(-5%)12月30日の52%から下落に転じる。
◆ドル・円:93.68円(25銭円安)OSC68%(同値)以前上値を追う勢い95円も視野に入ったか。更新但し、RSIの75%は昨年8月15日以来。ここ数日でピークアウトか?
◆日経先物イーブニングセッション:9200円(大証終値比+130円)
◆シカゴCME日経先物:9245円(大証終値比+175円ドル建て。)9165円(円建て)更新
◆NYダウ:9015ドル(+62ドル)OSC66%(-1%)12月26日の39%からまだ切り返し中。更新

今日の後場はまたまたやってしまいました。9983ファーストリテイリングの馬鹿力を過信して、13310円でエントリー。VWAPが斜め下向きの銘柄は買いで入ってはいけないというタブーを犯してしまいました。結局-120円で撤退。今年初黒星。

その間に一向に下げる気配のない8697大証を441Kでエントリーするもこちらは揉み合い過程の445Kで早期撤退。その後ストップ高まで。

全体の地合は良くありません。新興市場が今日は気を吐きましたが、これもそろそろ頂点に近い状態。主力市場は軒並み明日の下落を示唆しております。円高も進行中。

但し、債券も下落モードです。あまりこのところは連動性はないようです。Globexのアメリカ株価先物は今のところ+13ドルと健闘中ですが、これは今晩の情勢次第ではまだ分かりません。

どうしても、悪い癖が抜けませんが、明日はもしNYダウが大きく下げるようなら、今日も押されている内需関連銘柄が息を吹き返す可能性があります。

その候補は追って明日のモニタリング銘柄としてアップします。

-------7日朝のコメント-------

欧州株も堅調に終了。ダウも値動きは少ないものの安定してプラス終了と、ひと頃に比べると随分と落ち着きました。

ドル・円は一時94円50銭近辺まで円安が進行しました。

アメリカの12月のISM非製造業景況指数は、事前予想の37を上回る40.6となっておりますが、まだ景気判断の分かれ目の50ポイントの奪還は先のことでしょう。

まあ、流れはこのままオバマ次期大統領就任まで、多少の紆余曲折はありながらも、続かざるを得ないようです。今、ここで何か事を起こしてもいずれにしても中途半端な時期だからです。もうブッシュを叩く人はおりません。あの靴投げ記者の1件が最後の見納めでした。

その少し前に、以前から申し込んであったとされる、田原総一朗のブッシュへの単独インタビューが実現したと、サンディプロジェクトが大はしゃぎしておりました。ブッシュも当時から相当に暇だったようです。田原もこの場でブッシュに何か(言論で)投げつければ少しは名を上げたのに、サンプロ史上初の単独インタビューと自画自賛しているようでは、見ている方は白けるばかり。

原油が一時50ドル台を回復しております。新規油田開発のための採算点がこの50ドルです。何事も行き過ぎは是正されるのが世の常ですので、この水準あたりで止まってくれると産油国も世界の憎まれっ子にならなくて済むのに。。。

ところで、行き過ぎた「債券買い」の反動で、株式が上昇するのと軌を一にして、米国債が今日もジワリジワリと金利上昇(価格は下落)しておりますが、30年債の週足を見ると、昨年9月からの上昇分25%程度のうち7%分程度が調整されているに過ぎません。逃避資金の一部が売られているだけです。これが元のレンジに戻って、更に下がるようだと、いよいよ米国債が売れなくなってきたという兆候となりますが、今のところの利回り上昇は「正常化」への過程としてむしろ歓迎すべきことです。何故なら、金利をゼロ近辺まで持ってきたのですから、長期金利も下がるのが当たり前だからです。高止まりする方がむしろ異常かと。

なお、VIX指数の方はかなり落ち着いてきております。以前のボックス圏の上限付近まで落ちてきております。こちらはあとひと息で正常値の範囲に入ります。

まあ、こうしたことも新政権の狭間にある現段階の小康状態を示しておりますね。
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