株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

後場が正念場か

2009-01-16 11:01:56 | 株に出会う
前場は、先物が8200円に10時半頃接近するも攻略できず。その直後から円高に大きく振れると、個別株も売り方が満を持していたかのように下押しをしております。

何とも不安定ですが、米株価先物は堅調に上げてはおりますが、ドル・円相場に大きく左右されております。

国債先物は再度の140円割れで冴えませんが、ほぼ株式と逆行する動きを示しております。9時半過ぎと前場の終わりにかけて急伸しております。この逆行パターンは後場も一応チェックしておいた方が良さそうですね。

と言う訳で、揉み合い段階で売買に入るのは、今日の地合では極めて見通しが不透明な霧の中に入り込むようなものです。五里霧中で売買するのは結構ですが、NYダウが小反発したとは言え、8000ドル陥落寸前の現状では、日経平均もはっきりと高値・安値ともに更新しないと、安心して買いには入れません。

先物の前場のOSCは-1%の32%と更なる下落を示唆しております。日経平均とTOPIXにしてもOSCはたったの1-2%上げ止まり。新興市場は軒並み下落中です。

持ち越しの4661オリエンタルランドは+50円で早々に売りました。一旦、上げ節目の7020円に届いたのですが、その後は買いが続かずまだ勢いがついていないと判断。

それ以外の銘柄は、突然監視を始めた6326クボタの最初の押し目の526円で買いを逃しました。この株はこれまで売買したことがなく値動きの癖に対して不案内でしたので、いきなり飛び込むような真似が出来なかった次第。結構、ダイナミックに動きますね、この株。昨日OSCが28%でしたので、モニタリングBとしてリストアップはしておきました。

中国の農産部での食糧増産に向けての農機の需要が囃されておりますが、肝心の中国経済が少々心許ないので、そう一直線には上がらないと思いますが、食糧危機がいずれくれば自ずと脚光を浴びる会社だと思います。

1つ、以前から気にくわないのはこの会社の英語のロゴです。何でしょうか、あの寸詰まりのロゴは。どこかにクボタからの連想で「窪み」を作りたかったようですが、まるで、隣の犬の切れぎれのウンチのようです。この比喩、かなり下品ですね。撤回します。

と言う訳で、色々と悩みながらも、今の中途半端な相場ではほどほどにしたいと思っております。

ところで、確か来週月曜日はルーサーキングディでNY市場は休場と、筆者の電子カレンダーには記しております。そうなると、今晩のNYを見て、月曜日にはアメリカに影響されずに好きなように売買できるというものです。
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市場概況(1.15.09)

2009-01-16 07:31:03 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は16日朝更新

1月15日(木)の市場概況です。

◆日経先物:8040円(-330円)、OSC33%(-5%)12月29日の59%から急降下中。10月27日の33%に並ぶ。
◆日経平均:8023円(-415円)、OSC29%(-8%)1月7日の71%から急降下中。 
◆日経平均指数値倍率:125(+6)数字が減るほど上昇傾向を示します。12月5日の126ポイントに迫る。
◆TOPIX:795.99(-23)、OSC30%(-5%)1月7日の69%から急降下中。
◆マザーズ指数:330.2(-5.13)、OSC52%(-4%)1月6日の65%から下落中。
◆ヘラクレス指数:498.54(-3.13)、OSC57%(+-0%)1月6日の69%から下落中。
◆国債先物:140.05円(+40銭)OSC37%(-3%)12月17日の37%に並ぶ。明日は下落の方向。
◆ドル・円:89.77円(73銭円安)OSC39%(+3%)1月14日の36%から切り返しに転じたか?更新
◆日経先物イーブニングセッション:8040円(大証終値と同値)
◆シカゴCME日経先物:8040円(円建て)、8135円(ドル建て)更新
◆NYダウ:8212ドル(+12ドル)OSC44%(+5%)1月14日の39%から何とか切り返す。8000ドル台が明日も守れれば一旦反発体勢は出来そう。更新

後場は8000円割れを2度試され、一瞬割れましたが何とか切り返してはおります。これで日経平均が滅多に落ちないOSC29%という低水準まで押されました。ダウは39%であり、11月12日の36%を割り込むと奈落へと転落する瀬戸際です。

そうなると、日経平均も10月10日の20%という史上最低値への悪夢の転落もあり得るポジションですが、ここは押し目からは何とか踏ん張るのではないでしょうか。

10月10日の時のあの激動の時期と比べて、アメリカの金融機関の決算で金融恐慌の再燃が囃されるでしょうが、更なる公的資金の注入で支え続けることは、これは決まりの話ですので、大きな腰砕け相場にはならないものと思います。

そして、1月20日までに金融機関の悪決算で厄払いをした上で、オバマ新大統領の門出を祝う算段ではないかと思います。

後場は2607不二製油や9020JR東日本で少し遊んで薄利を得て、引けにかけて、少し面白いテクニカルポジションを示している4661オリエンタルランドを6940円で買いました。これだけ持ち越し。

-------16日朝のコメント-------

NYダウは終盤に入り失速し60ドル安あたりまで押されるも、引けではわずかなプラスで終了。

原油はOECDの需要見通しの下方修正で一時33.2ドルまで下落。

メリルを飲み込んで苦労しているバンカメへの政府支援は、1000億ドルから2000億ドルにもなるとの観測も出て、株価は去年の安値を更新、またシティの国有化の噂(シティは否定)など、またぞろ金融機関の懐具合が怪しくなってきております。

JPモルガンの決算は市場予測より良かったものの、これは様々なやりくりをしながらの苦心の作なのでしょう。タイミング良く?ムーディーズがJPモルガンの格付をAA2からAA3へと引き下げております。まだAA格だったとは。

ECBは政策金利を予想通りに0.5%引き下げ2%にしております。既に市場はこのことを織り込んでいたためユーロは逆に少し上昇。ドル・円も一時90円を奪還。しかし、すぐに指定席へと押し戻されております。90円が今度は大きな壁を作っているようです。

一時78まで行ったドルインデックスは81.4ポイントまで戻しております。年末に急落したアメリカの30年債もドルインデックスに比例するように戻しております。

まあ、短期ではこうした揺り戻しは何度も起きるのが相場ですが、少し長い目で見ると、2004年冒頭にドル・円相場が101円まで落ちた後、124円あたりまで円安が進みました。しかし、昨年10月に90円に迫った後は、11月4日に100円を回復したっきりで、後はダラダラと円高が進行しております。もう、90円を切ったからと行って、2004年のような「突っ込み買い」をする人々はいなくなったのではないでしょうか。

本来なら購買力平価からしても円高は行き過ぎです。しかし円安に振れない「ドル安」の根本的な構造があるために、その理論通りには行っておりません。この根底にある経済の構造を見誤ると、とんでもないしっぺ返しが来るのでしょうね。
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