明日のモニタリング銘柄（１．２８．０９）

欧州株は、リスク再認識とやらで、揃って下げに転じております。これに釣られるようにしてダウの先物も上げ幅を縮小。２０時現在＋５９ドルです。イーブニングセッションも大証比－４０円で終了。

少し暗雲がまた出てきておりますが、明日のモニタリング銘柄です。（　）内は今日の安値。

【モニタリングＡ】　買い候補。

１．６５０３三菱電機（４３３円）ＯＳＣ８３９％（＋５％）
２．５３０１東海カーボン（３１７円）ＯＳＣ３９％（＋４％）
３．６３０５日立建機（８７８円）ＯＳＣ４３％（＋４％）
４．５５６３日本電工（３８２円）ＯＳＣ３７％（＋５％）
５．８９０５イオンモール（１２７３円）ＯＳＣ３７％（＋５％）
６．７０１１三菱重工業（３３５円）ＯＳＣ３８％（＋３％）


【モニタリングＢ】　下値見極め候補。

１．２６０７不二製油（１０１３円）ＯＳＣ３１％（－５％）

以上です。

モニタリングＡは他にもありますが、あまりにＯＳＣが伸びすぎた銘柄や出来高が細い銘柄は省略しております。

有無を言わさぬ上げ

昨晩の欧米市場の流れと円安を受けて、東京市場はこれまでの下げの鬱憤を晴らすように、寄り底を形成しての強気強気の展開となりました。

これまでの下げ局面からの心理的な大きな転換ですが、今日は強いとは思っておりましたが、これほどまでに「マクリ」が激しいとはチョイと予想外でした。

唯一の持ち越しが大人しい９０２２ＪＲ東海は、今日は内需株が弱いとみての、＋１３Ｋの６６１Ｋで手放しましたが、これも、きちんと節目の６６４Ｋを越えて、６６７Ｋまでオーバーランしております。

特にこれまで押し込まれていた銘柄ほど、売り方の買い戻しとも相俟って激しく上昇しております。

問題は、この後の展開ですが、ダウはどう見ても切り返す体勢にあります。今晩の主要経済指標といえば、ケース・シラー住宅価格指数の１１度分の発表などがありますが、これの下落は既に織り込まれております。むしろ、下落率の変化が、昨日の中古住宅販売の影響で少なくなっていれば、これはマーケットに歓迎されます。

と言う訳で、後場の押し目を少し拾って持ち越しをする予定。

前場はあまりに勢いが良い銘柄の値動きについていけず、押し目の値段で指している買い玉もことごとく不発。

昨日までと違うのは、ドル・円が少々円高に振れても、そこは一部の売りが出るだけで、むしろそれを待ちかまえていた買方の出動で、むしろ上げにかかっているという、全くの様変わりの相場です。

しかしながら、まだ十分な浮遊力が与えられる上空には達しておりません。

ここはあまり焦らずに、引けまでの押し目買いで少し打診買いをし、明日の押し目からの反発に乗るといった考えで行こうかなと思っております。

今日の為替の落ち着きぶりは、昨日までの日銀のお嬢さん方のホットラインでの「木訥なる祈り」が通じたのかも知れません。

日経平均の指数値倍率も、昨日は１３０ポイントまで上昇しておりました。１１月２０日以来の出来事でしたが、この時の反発と同じパターンを辿るのかどうか？

当時と今では、オバマ大統領への期待の有無が違う点です。中古住宅販売の増加や英バークレイ銀行の好決算見通しだけではチョイと力不足かと思います。

もう１発、何かインパクトのあるニュースがないと、あの時の再来は難しいと見ております。