株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(1.23.09)

2009-01-22 20:52:11 | 明日のモニタリング銘柄
相変わらず、ドル・円が不安定です。89円はかろうじて回復はしておりますが、チョイ上げてはドスーンと下げる嫌な値動きですね。まあ、円高は円の価値がそれだけ評価されていることですから、あながち忌避することもないのですが、円高=株安のパターンが染み付いておりますので、株のトレーダーは、どうしても円高になると心が曇ります。特に買い持ち玉がある場合はね。

今、ドルインデックスが81.4ポイントとなり、また持ち直しておりますが、これはアメリカの対外資産の取り崩しが再度始まっているためです。どこまで行けばこの取り崩しが終息するのかは全く見えません。昨年末で、株式と直接投資のドル建て資産が8兆5千億ドルもあります。(対外負債は20兆ドルでドル建て90%)

このドルのアメリカへの環流が続いた後に、どういった金融市場の風景が拡がるのかが興味津々ですが、6兆ドルまで取り崩したとして、18兆ドル(対外ドル建て負債)vs.6兆ドル(対外ドル建て資産)は3:1の比率となります。このアンバランスが何を帰結するのかです。仮に同一国で借金と預金の比率がこのように拡がれば、デフォルト(返済不能)の可能性が高まりますので、借金の返済を要求するのが普通ではないでしょうか。

さて、明日1月23日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.9984ソフトバンク(1262円)
2.4911資生堂(1661円)
3.1964中外炉工業251円)
4.2613J-オイルミルズ(307円)
5.5801古河電工(338円)
6.9110新和海運(210円)
7.9132第一中央汽船(221円)
8.8697大阪証券取引所(364K円)
9.8306三菱UFJフィナンシャルG(481円)

【モニタリングB】 底値見極め候補

1.4088エア・ウォーター(708円)
2.7011三菱重工業(337円)
3.5631日本製鋼所(1045円)
4.2159フルスピード(83500円)

以上です。

明日、地合が更に好転していれば、これら以外の銘柄も一斉に値を戻す展開となるかと思います。しかし、この21時を前にした時間では、ダウの先物は日中と比べて-77ドルと下落しております。

これから発表される決算の結果に一喜一憂する展開になるようですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トレンドは一夜にして変わらずだが。。。

2009-01-22 11:20:08 | 株に出会う
今日の前場は失敗トレード1つ。

つい、うっかりと9022東海旅客鉄道に触ってしまったのです。この株、今日のこの好地合でも、マイナスで始まりました。しかし、昨日そうであったように、その押されたところからはプラス圏浮上寸前まで行って、その押し戻されたところで待ち受けて買ったのは良かったのですが、今日のこの株の不安心理(また下げて始まった)による戻り売りの強さを少々見誤っておりました。

もちろん、買いに入ったのはVWAPが弱々しいながらも上向きだったためです。結局同値撤退しましたが、+4Kで売り飛ばすチャンスはありましたが、何もこんな危険な株を買わなくても良かったのに。

振り返ってみると、モニタリング銘柄の中には、昨日の安値を割らずに好調に戻している銘柄がいくらもありました。

しかし、人間1つの銘柄に固執すると、他の銘柄への注意が極めて散漫になるように出来ているようです。

地合は好転しかかっております。

先物を見ると、7800円割れを回避し、昨日の安値割れには今のところなっておりません。OSCは+2%の32%です。テクニカルにはこのままプラス圏へと行けば、売り方も買い戻しを急がざるを得ない状況です。

それには為替動向が鍵を握っておりますが、一度は89円を切ったドル・円は前場の終わりにかけて89円半ばまで急伸しております。この流れが続けば、後場は切り返し気配濃厚でしょうね。

日経平均のOSCもまだ-12円ながら+4%の37%まで上げております。これは、1月14日に並ぶものです。この日経平均が後場にプラ転すれば、相場の転換は明らかなこととなります。

既に、個別銘柄もこうした良い形で進んでいる株が見受けられます。

朝方押された6753シャープにしても、昨日の安値を下抜いてもうすぐプラス圏です。ここまでくれば、後は上へのイナーシャが強まるでしょうね。

と言う意味では、後場の寄り付きの雰囲気が大事になります。ここで多少のギャップアップして始まれば、この上げシナリオが現実味を帯びることになるのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(1.21.09)

2009-01-22 08:29:10 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は22日朝更新

1月21日(水)の市場概況です。

◆日経先物:7870円(-180円)、OSC30%(-2%)10月9日の27%以来の低さ。底抜け。
◆日経平均:7901円(-164円)、OSC33%(-1%)1月15日の29%に引き寄せられ中。明日以降、29%以下に落ちると底抜け状態に。
◆日経平均指数値倍率:127(+3)数字が増えるほど下降傾向を示します。12月2日に並ぶ。
◆TOPIX:787.15(-18)、OSC34%(-2%)1月15日の30%に引き寄せられ中。
◆マザーズ指数:324.63(-5.23)、OSC50%(-3%)1月16日の50%に並ぶ。
◆ヘラクレス指数:486.21(-4.47)、OSC46%(-3%)12月25日の44%に収斂中。
◆国債先物:139.65円(-18銭)OSC47%(-3%)1月8日の38%から切り返し中。
◆ドル・円:89.42円(35銭円高)OSC54%(+8%)1月14日の36%から切り返し中。87.18円は12月17日の安値とほぼ同じ。更新
◆日経先物イーブニングセッション:7830円(大証終値比-40円)。
◆シカゴCME日経先物:8010円(円建て)午前6時現在。更新
◆NYダウ:8228ドル(+279ドル)OSC49%(+9%)1月14日の39%から切り返し中。更新

後場は終了間際に外出。指していたものはすべてキャンセル。8697大証などまさかのマイ転。概ね引けにかけて売られたようです。

持ち越しなし。今日は久し振りのノートレードに終わりました。

今の市場の状況は、更なる下落へと突き進むのか、短期の切り返しに転じるのかの微妙な境目に位置します。こんな時の持ち越しは厳禁ですね。日経平均にしても高値・安値・OSC・RSIの全てが前日より下にあります。これが好転しない限り崖に向かって突進するようなものです。

但し、相当にダイバージェンス(OSCが上昇しているのに、終値が下降)が強まっております。ここは1月16日のように前日安値を防衛するのを見定めてからでないと、買いに入るのはチョイと危険か。

-------22日朝のコメント-------

ダウは前日のIBMの好決算をトリガーにして高く始まり、昨日の下げをかなり取り戻しました。昨日、OSC面では崖っぷちで残っていると書きましたが、今日は意地で戻した感じです。

全米住宅建設業者協会(NAHB)住宅価格指数というのがあります。50ポイントが良い・悪いを分けるニュートラルですが、前回並の9ポイントの予想のところ8ポイントに終わっております。統計開始以来の最低値。世界の利下げ競争も顔負けの下落度ですね。

ボルカーアメリカ経済再生諮問会議議長は、経済を立て直すには数兆ドルを要するかも知れないと発言しております。しかも、ドルへの信頼性を浸食する幾つかのリスクが存在するとも。

公的立場にある人の、こうした発言はあまりこれまでは聞いておりません。この間の世界の株と不動産の下落でざっと4000兆円の評価損です。数兆ドルでもとても足らないでしょう。リスクと言っているのは、もちろん国債消化難からくる金利高騰ですね。先日、ドイツの国債が売れ残ったのが世界の当局にとって、大きな恐怖となっているようです。

それよりも驚いたのは、ドル・円が0時頃から3円も円高へと動いたこと。オプションに絡む投機的なドル売りが出たようです。その直前にやはりオプションに絡んでドル買いがありました。株の世界以上にえげつないことをやりますね。為替のトレーダーも。3円も動けば、ストップロスオーダーを仕込んでいた方々は結構やられてしまったことでしょう。株の新興市場銘柄ならこういう作為的な上下運動を一部の仕手筋が行うこともありますが、巨大なマネーが動く為替市場でのこのような出来事があるとは。。。やはり、今の金融市場は尋常ではありませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする