昨日の「国立西洋美術館の美術鑑賞」と、「上野の森の散策」 記事です。
自宅を出る9時半ごろの雪。帰宅時には溶け消えていた
上野に行ったのは、
まずは、
・西洋美術館は、「北斎とジャポニズム」展を見るため
西洋美術館入り口
次は、
・上野公園を知るため
上野の森は、はるか昔の動物園見物、入社して間もないころのお花見会ぐらいで、ほとんど知らないまま過ぎた。
最近は「山手線一周ウォーク」大会のスタート/ゴールで団子坂から谷中を通過し、邦楽堂~噴水~文化会館と西洋美術館の間を通り抜けた。
だから、上野公園といってもほとんどわかっていない。
今回は良い機会だったので、「北斎とジャポニズム」展を見た後、時間の許す範囲で上野公園の名所旧跡を尋ねてきた。
<北斎とジャポニズム>展
自然や絵画が好きだったのですが、仕事をやっていた現役のころはまったく縁がなかった。
ただ、生まれ育った北信州に北斎の足跡が残っていて、もともと江戸時代の浮世絵にも関心を寄せていたころから北斎という人物に興味があった。(90歳ごろまで創作意欲に衰えを見せないで、あの有名な富嶽三十六景や北斎漫画や数々の対象を描いていたという事実に対して)
(-①、 -②、 -③ )
小布施の北斎館や岩松院の天井画なども2,3回見たことがあった。
また、ポール・セザンヌやドガなど印象派の絵画は、他の絵画とともに図書館の美術全集などで見ることがあった。
今回の企画展は、アイアイさんから教えてもらい偶然に知った。
西洋と北斎の名品、夢の共演!は、再び見ることはできないだろうと開催期限の迫った昨日ですが、
見に行ってきた。
久しぶりの降雪で、交通機関が乱れ入館者が少ないだろうと見込んでいたが、たくさんの入館者が列をなしていた。
ま~、ゆっくり鑑賞しながら一巡できる状況ではあったので、素晴らしい作品を堪能することができた。
描く対象や展示作品が万般にわたっていたのと、自由な表現に満ちていたのには圧倒された。
北斎が生きた時代は江戸時代後期ですから、今の時代の表現の現状と比較して驚きだった。
<上野東照宮、ぼたん苑>
美術館を出た後は、京成上野駅近くで昼食、
西郷像~清水観音堂~精養軒の前を通って~牡丹苑鑑賞~五重塔 と見て回り、
午後3時半ごろに帰宅した。
ぼたん苑のぼたんは、運よく、ちょうど見ごろ!
雪の冬ぼたんを見ることができました~!!
花壇の上にはきれいな残雪が乗っていて
青白い雪を背景にぼたんの花色が浮かぶように映えていた。
ロウバイもきれいでしたね!
手持ちのレンズは16-85mm標準ズームのみだったので、
できる範囲で花写真を撮ってきた。
清水観音堂前の冬桜
マクロや望遠があれば、違った写真がとれたのかもですが、
雪のぼたんに出逢えただけでも満足です。
※
『 牡丹には二期咲き(早春と初冬)の性質を持つ品種があり、このうち冬咲きのものが寒牡丹と呼ばれています。
寒牡丹の花は自然環境に大きく左右され、着花率が低く、二割以下といわれています。そこで、花の少ない冬にお正月の縁起花として抑制栽培の技術を駆使して開花させたものが冬牡丹です。春夏に寒冷地で開花を抑制、秋に温度調整し冬に備えるという作業に丸二年を費やし、厳寒に楚々とした可憐な花をつけます。
苑内には200株の冬牡丹の他に、大切に育てた寒牡丹もございます。また、蠟梅、満作、早咲きの梅などの花木も苑内に彩りを添えています。
お休み処では温かい甘酒やお茶などのご用意もいたしております。 霜よけの藁囲いに包まれて咲く冬の牡丹をどうぞごゆっくりとご鑑賞下さい。』(ボタン苑情報より転載)