新型コロナウィルス騒ぎが発生して、早くも4か月余り。
未だにトンネルの出口が見えません。
目に見えない新型コロナウィルスが、人間社会を忖度なしに 破壊している。
起伏のある100kmの、ウルトラマラソンを走っているような感じです。
ペース配分を誤らず、息切れしないよう、ゴールを目指していきましょう!!
シャクヤクは、まだ蕾です(5/2の千葉公園)
国の後手後手コロナ対策・対応では、ピークが後にずれ込んで、なにか社会経済崩壊をしてしまうのではと思うことがある。
3.11の後の処理の時みたいで、政治やジャーナリズムが、どうも????。
ゴールデンウィーク後の、また延長が5月31日までになるようですが、その時の感染状況はどうなるのでしょうか?
念のため、「山中伸弥による新型コロナウィルス情報発信」からの5つの提言を再掲。
① 自分を、周囲の大切な人を、そして社会を守る行動を、自らとろう
② 感染者受入れ体制を整備し、医療従事者を守ろう
③ 検査体制の強化
④ 国民への長期戦への協力要請と適切な補償
⑤ ワクチンと治療薬の開発に集中投資を
はやくワクチンや特効薬を開発してほしいですね。
今回のパンデミック、このコロナ禍は、今までの人類の、そして世界のあり方に警鐘を鳴らしているように思えてならない。
便利で不自由なくエネルギーを消費している毎日の暮らし方、経済一辺倒やグローバル化、地球環境の破壊や気象変動、宇宙開発やAIなど科学技術の進展などなど、新型コロナウィルスの前には無力であって、多くの人々を必ずしも幸福にしていない…。
知恵を絞り、壊滅的な難を免れ、禍が収まったとしても、そのあとにどんな世の中が待っているのでしょうか?
その後を、どういう社会にしていきたいと望んだらよいのでしょうか?
これらが杞憂で済めばよいんですが。
そういえば、今日は日本国憲法施行の日から73年目。
コロナ禍による国民の不安に乗じて、安倍晋三首相は改憲議論の加速を訴えています。
改憲案にある「緊急事態条項」は、大災害時に内閣が法律に代わる緊急政令を出し、国民の権利を一時的に制限するなどの法らしい。
無関心、無知のまま、いつのまにか、国民の意としない方向に変えられていたということがないようにしませんと。
個人の尊厳、国民主権、表現の自由などが守られ、戦前回帰やファシズムへの道があってはならない。
その前にですが、
改憲の議論以前に、そもそも憲法はきちんと読まれているか―、あまり読んでいません。
以下は、憲法の基本に関連して、新聞から抜粋した断片です。
・もともと憲法は一定の約束事をつくって、それで世の中の争い事、社会のなかの対立を平和的に解決していくという役割を持ち、権力が勝手なことをしでかさないようにするためのルールなのです
・何が日本国憲法のアイデンティティなのか、…もう一歩突き進めば、三つを束ねる遡った価値というものがあって、それは個人の尊重です。条文でいうと、憲法13条(「すべて国民は、個人として尊重される。…」)に該当しますが、…。国民主権という原理も一人ひとりの個人の生き方を大事にするということが原点でなければいけないということです
・本質は、非常時でも自由を主張できるような本当の意味での普通の国になれるかどうかという、自由の問題です
・政府は個人のために存在するのであって、個人が政府のために存在するのではない。
・戦争を放棄した憲法を守り、平和でありつづけることが一番大事。
最後のボタン(5/2の千葉公園)
改憲やオリンピックの開催よりも、コロナ禍の完全な終息を優先に政治を行ってほしいですね。
<参考>
・5/12 ハナショウブ~憲法講演会