北信州のりもの倶楽部♪のToo'sさんからお預かりしているZ1-Rの外装。
今回はタンクの凹みを補修します。
補修と言っても、本格的な板金のような事はウチの設備では出来ないので、
パテを盛ってから面出しの繰り返しですが…
今回書く事はハッキリ言って誰でも出来ます。
要るのはペーパーと根気だけです。
それに、直接命に関わる整備でもないので、
簡単な補修であれば試してみて欲しいですね。
失敗したって死にはしませんし、
もしダメでも板金屋さんに出せば何とかしてくれますから♪
で、僕が今回使うパテですが、上の写真の物。
イサム塗料から発売されているライトアップパテです。
これは、熱ではなく、光で硬化するパテで、少し透明な感じがします。
短所は厚塗りは出来ないと言った所ですが、大きな凹みでなければコレで十分ですよ。
まずコイツをヘラを使って補修したい場所におもむろに塗って…

どんなライトでも良いので、超近距離から照らします。
無い場合は太陽の下に置いておいても硬化はしますよ。
少し時間はかかりますが…
言い忘れましたが、このパテを塗る時は厚さ2ミリ以下にしないと光が奥まで届かず、
結果、半乾きの状態になってしまうので注意が必要です。
近射で光をあてて5分くらい放置すると…

少し青くて透明がかったパテが変色して緑色っぽくなります。
これで硬化完了。

#100~150くらいのペーパーで形を作っていきます。
写真のようなコテが無い方は、いい長さに切った角材にペーパーを巻いて使っても良いです。
ようは平面で研ぐ事が肝心。

とりあえずの形になるまで研いでみたのが上の写真。
ラインが出来たかの判断は、手でなでてみるのが一番ですよ。
人間の視覚や感覚ってとっても敏感で、
少しの凹みや膨らみは触っただけで意外と分かるもんです。
こうして研いでは撫でを繰り返し、
ボコボコしているのがオリジナルのラインになるまで研ぎます。
触ってみて分かってはいても、形を作るのは難しいんですけどねぇ…

ラインが出たかの判断材料の一つに水を使ったりもします。
補修面を濡らして横から見れば、一目瞭然ですからね。
写真ではわかりづらいですが、この段階ではまだボコボコしています。

パテ盛り2回目で、研磨後の写真。
これでも気に入るラインが出来ませんでした…
僕が言うのも何なのですが、パテは広い範囲で塗ってから始めると早く終わるような気がします。
このタンクも見た目より広範囲に凹んでいたため、
狭く塗ってしまった2回目も失敗に終わりました…

気を取り直しての3回目。
2回目で良い所まで持っていけたので、今回は広範囲に塗り、整えていきます。
始めての人でも3回くらいやってれば、
コツのような物は掴めてきますよ♪
僕もそうでしたから…
しかし、ホント根気の要る作業ですねぇ。

3回目の研磨終了後。
だいぶ良いラインが出たので、ここからはペーパーの番手を細かい物にして、
タンクの角を作っていきます。
ちなみに僕は#250を使いました。
角もきちんと出来たら、また濡らして面を確認します。
パテを盛った部分に巣穴と言う小さな穴が空いている場合は、
拾いパテと呼ばれる柔らかいパテで穴を埋めて、
#1000番くらいの耐水ペーパーで、ラインが出たパテ面を研ぎ過ぎないようにしながら、
拾いパテを研いでいきます。
上の写真の青い部分が拾いパテを研いだ後です。
この作業はサフェーサーを吹いた後にやる物なんですが、
僕は自分の作ったラインに自信が無かったので、先にやっただけの事です…
サフェーサーを吹いた後の方が、パテのラインが見えませんから、
面がきちんと作れているか直ぐに分かるんですよね。
こんな感じで4箇所全ての補修が終わりました。
書くのは簡単ですが、この作業、僕は何時間かかったか…
板金屋さんなら1時間で終わると思います。
まぁ、あの方がたは職人、僕は素人ですから♪
次回はいよいよブラスト作業に入ります。
どうぞお楽しみに
← 「板金屋さんってすげぇな…」って思った方はクリック♪僕は尊敬しますよ…
今回はタンクの凹みを補修します。
補修と言っても、本格的な板金のような事はウチの設備では出来ないので、
パテを盛ってから面出しの繰り返しですが…
今回書く事はハッキリ言って誰でも出来ます。
要るのはペーパーと根気だけです。
それに、直接命に関わる整備でもないので、
簡単な補修であれば試してみて欲しいですね。
失敗したって死にはしませんし、
もしダメでも板金屋さんに出せば何とかしてくれますから♪
で、僕が今回使うパテですが、上の写真の物。
イサム塗料から発売されているライトアップパテです。
これは、熱ではなく、光で硬化するパテで、少し透明な感じがします。
短所は厚塗りは出来ないと言った所ですが、大きな凹みでなければコレで十分ですよ。
まずコイツをヘラを使って補修したい場所におもむろに塗って…

どんなライトでも良いので、超近距離から照らします。
無い場合は太陽の下に置いておいても硬化はしますよ。
少し時間はかかりますが…
言い忘れましたが、このパテを塗る時は厚さ2ミリ以下にしないと光が奥まで届かず、
結果、半乾きの状態になってしまうので注意が必要です。
近射で光をあてて5分くらい放置すると…

少し青くて透明がかったパテが変色して緑色っぽくなります。
これで硬化完了。

#100~150くらいのペーパーで形を作っていきます。
写真のようなコテが無い方は、いい長さに切った角材にペーパーを巻いて使っても良いです。
ようは平面で研ぐ事が肝心。

とりあえずの形になるまで研いでみたのが上の写真。
ラインが出来たかの判断は、手でなでてみるのが一番ですよ。
人間の視覚や感覚ってとっても敏感で、
少しの凹みや膨らみは触っただけで意外と分かるもんです。
こうして研いでは撫でを繰り返し、
ボコボコしているのがオリジナルのラインになるまで研ぎます。
触ってみて分かってはいても、形を作るのは難しいんですけどねぇ…

ラインが出たかの判断材料の一つに水を使ったりもします。
補修面を濡らして横から見れば、一目瞭然ですからね。
写真ではわかりづらいですが、この段階ではまだボコボコしています。

パテ盛り2回目で、研磨後の写真。
これでも気に入るラインが出来ませんでした…
僕が言うのも何なのですが、パテは広い範囲で塗ってから始めると早く終わるような気がします。
このタンクも見た目より広範囲に凹んでいたため、
狭く塗ってしまった2回目も失敗に終わりました…

気を取り直しての3回目。
2回目で良い所まで持っていけたので、今回は広範囲に塗り、整えていきます。
始めての人でも3回くらいやってれば、
コツのような物は掴めてきますよ♪
僕もそうでしたから…
しかし、ホント根気の要る作業ですねぇ。

3回目の研磨終了後。
だいぶ良いラインが出たので、ここからはペーパーの番手を細かい物にして、
タンクの角を作っていきます。
ちなみに僕は#250を使いました。
角もきちんと出来たら、また濡らして面を確認します。
パテを盛った部分に巣穴と言う小さな穴が空いている場合は、
拾いパテと呼ばれる柔らかいパテで穴を埋めて、
#1000番くらいの耐水ペーパーで、ラインが出たパテ面を研ぎ過ぎないようにしながら、
拾いパテを研いでいきます。
上の写真の青い部分が拾いパテを研いだ後です。
この作業はサフェーサーを吹いた後にやる物なんですが、
僕は自分の作ったラインに自信が無かったので、先にやっただけの事です…
サフェーサーを吹いた後の方が、パテのラインが見えませんから、
面がきちんと作れているか直ぐに分かるんですよね。
こんな感じで4箇所全ての補修が終わりました。
書くのは簡単ですが、この作業、僕は何時間かかったか…
板金屋さんなら1時間で終わると思います。
まぁ、あの方がたは職人、僕は素人ですから♪
次回はいよいよブラスト作業に入ります。
どうぞお楽しみに

