南信州のりもの倶楽部♪

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6V、GクランクのエンジンにRクランクを組み込む その11

2009年02月17日 17時01分39秒 | 国産横型エンジン編
やぁ。更新がかなり気まぐれな物に成り下がってしまった「のりもの倶楽部」南信州版です。
どれだけ気まぐれかって言うとシェフの気まぐれサラダ以下の気まぐれ度だ。
「残り物でいつもは作るけど、無かったら本日は無し」以下ってかなりやる気無ね~な…

今回は久しぶりに横型エンジンのヘッドの事でも書きましょうか。
長々と引っ張り続けてもう11回目になってますけど。









これはインテーク側のポートなんですけど、
この手のエンジンはバルブガイド付近に多く肉盛りされてて、
吸入抵抗のさまたげになっていそうだったので、
持ち主の師匠に頼んで肉を少しそぎ落として角を作ってもらいました。
一応は自分でも出来るんだけど、良い形のリューターの刃が無かったので、
ここは師匠の出番ですかね。

完成は上の写真になりますが、
これだけでもチューニングされてる感は出るもんですな。









こっちはエキゾースト側。
写真では分かりにくいですが、インテーク側と同じように角がしっかりと作られてます。

ポート径の拡大についてなんですが、
このヘッドはバルブ径と同じくらいのポート径だったので、
今回も拡大加工はしておりません。
特にエキゾースト側のポートは広げすぎるとトルク落ちが激しくなるため、
高回転しか期待しないって人意外は手をつけない方が良いかもしれないですね。
このエンジンは町乗りに使う事が多いと思うので、
簡単に抵抗だけ取り除いて使ってもらうつもりでいます。

これは余談ですが、
僕が現在装着してるマフラーって出口径が48ミリあるんですけど、
同じマフラーを装着してる師匠は自作のバッフルを試しに取り外したところ、
音が大きくなるのはもちろん、高回転が逆に回らなくなってしまったみたいです。
簡単に言うと抜けが良すぎて排圧がかからなくなってしまったみたいですね。
なので僕のゴリラにもと現在師匠にバッフルを作ってもらっています。
アルミの削り出しなのでいつ完成するか分かりませんが、
出来上がったらまた掲載してみましょうかね。









これはバルブの摺り合わせ後の写真。
光明丹なんぞ持ってないのでいつもの朱肉で当たりを確かめてるところです。

前に組んだレギュラーヘッドとは違って、
今回はバルブの当たり面にもガラスビーズでブラストしたので、
摺り合わせは短時間で終りました。
前のはカーボンの付着も酷くて当たり面にはポツポツと小さな穴が空いていたので、
一番荒いコンパウンドを使って長時間摺り合わせをしていたもんですが、
ブラストで荒れが均一になったので短時間で終ったんでしょうかね。
こんなに楽ならレギュラーヘッドも内部をブラストしておけば良かった。

そんな訳でヘッドの方は組み立て以外はほとんど終ったので、
次回はシリンダーのホーニングの事でも書きましょう。
また見て下さいな。



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コメント (2)
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