南信州のりもの倶楽部♪

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6V、GクランクのエンジンにRクランクを組み込む その12

2009年02月19日 17時05分45秒 | 国産横型エンジン編
やぁ。仕事の合間にバイクを弄るサラリーマンのブログ、「のりもの倶楽部」南信州版へようこそ。
…よくクビにならないな。

本日はまたも横型エンジンのお話ですが、
前回まででヘッドの下準備は終ったので、
今回はシリンダーのホーニングについてです。
これも意外と自分で出来るもんなんですねぇ。

上の写真はヤフオクで購入したホーニング用のアタッチメント。
簡単な構造してるのは見て分かると思いますが、
3本のロッドの先には400番の砥石がつけてあり、
その付け根には外側にテンションをかけれるスプリングが装着されています。

これをシリンダーの中でクルクル回して磨いていくので、
ボール盤で作業しようと思ったらストロークが無さすぎて却下。
エアドリルで磨いていきます。
ドリルで磨くにしても、中心のロッドの一部は硬いスプリングになってるので、
多少は芯がずれても砥石はキチンと内面に接触するようになってるんですね。
安いのに良く考えて作ってありますわ。

作業自体はシリンダー内面にエンジンオイルを塗って、
同じスピードでドリルを動かして均等に磨いていきます。
が、思っていたよりザラザラが取れなくて、
結局は20分くらい磨いていたような…









上の写真が磨き終わって内部を撮影したもの。
専門店にお願いすると内部を斜めに磨いた跡、つまりクロスハッチが形成され、
それがオイル溜まりとなってピストンリングを保護するみたいなんだけど、
僕が行った方法ではそんな器用なマネは出来ないので真横にスジが入っています。
でも内部はツルツルになったのでこれで問題無いでしょ。
少し走れば今度は縦にスジが入るようになると思いますし。

本当はドリルを激しく上下に動かせば斜めには磨けるとは思うんだけど、
砥石の部分がシリンダーから飛び出したり、
そんな事してたら中心付近しか磨けないので止めただけです。
その代わりに初期のピストンリング磨耗を避けるため、
凄く硬いオイルを入れて慣らし運転をしようかと考えております。
でもDIYでここまでの事が出来ればたいしたものではないでしょうか。

あと、当然磨きすぎるとクリアランスが広くなりすぎるので、
こまめに点検しないとピストンを入れたときに首振りをおこすでしょうね。
とは言っても所詮磨けるのは1/100ミリ以下だと思いますけど。

そんな訳でシリンダーも終ったので、
次回からはヘッドを一気に組み上げていきましょうかね。
まぁ、暇が作れてからだけど。
それではまた見て下さいな。



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コメント (2)
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