やぁ。このクソ暑いのに夏風邪ひいてグッタリしてる「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
と言うか子供に風邪もらいましたな。
さて、頭はボーっとしてますが少し前にタイガーエンジンが完成したので、
その事でも書いていきましょうかね。
このエンジンを始めたのが確か今年の2月。
半年もかかってしまいましたな。

組み立ての写真探しましたがコレくらいしか残ってませんでした…
今までと何も変わって無いように見えますが、
クランクはジャーナルベアリングをC3ベアリングに交換し、
クランクシャフトをカート屋さんにて芯出しを行い、
ジャーナルベアリングの入ってるアウターレース、
ここのクリアランスがキツすぎてクランクがスルッと入らなかったので、
手作業で研磨してクリアランスを作ったりしてあります。
クリアランス作りは0.02ミリくらい研磨しましたが、
これはベアリングを入れて強く当たる所のみを研磨し、
スルッと入るようになるまで何回も繰り返す、と。
意外に手がかかっています。
あとは軽量化したフィルターロータが入ってて、
その先っちょがクラッチのケースカバーに入るような作り。
このエンジンは最初から3点支持クランクなんですが、
もう少し欲を言えばフィルターロータをもっと軽くしたい。
しかし構造上これ以上は削れないので、
アルミで作りで作り直したいですねぇ。
うちの旋盤では無理なので本職の人にお願いすると思いますが。

これはオイルポンプ。
誰かのHPを読んでいたら、必ずバリ取りをしましょう、みたいな事が書いてあったので、
分解して確認してみましたがそんなにバリは出てなかったですね。
せかっくなので簡単に磨いておきましたが、
もしバリが出てたら取れた時にギアがロックしエンジン焼き付きます。
中華エンジンに乗ってる人は是非とも確認してもらいたいです。

お次は腰上になりますが、
上の写真のがピストンピン径13ミリのピストンを使うにあたり製作した、
スペシャルピストンピンでございます。
このままではどこがどうピストンピンなのかさっぱり分かりませんが…

ピンを組み立てるとこんな感じ。
ピン本体はNC旋盤で製作し、
残りのカラーみたいな物はベアリングの内側に入れる内輪をそのまま使用します。
内輪の内径だけ揃えておけばピン作る時にその寸法に合わせれば良いし、
この方法が一番簡単で強度が保てますからねぇ。
内輪だってベアリングを扱ってる店に行けば簡単に買えますし。
本当はスモールエンドにカラーを入れたかったのですが、
片肉0.5ミリのカラーじゃ圧入しても変形しそうですからやめました。
これが片肉1ミリのカラーだったら自分の旋盤で作れたんですが…

自作ピストンピンを使ってピストンを組み立てた時の写真。
スモールエンド14ミリのクランクにピン径13ミリのピストンを入れたって事は、
ある意味歴史的瞬間と言っても良いでしょう←言いすぎ
しかしピンと内輪のクリアランスはとてもシビアで、
今回のは0.01ミリほどだったのでガタもないしきつくもないですが、
高度は精度が求められるため簡単には作れないでしょうねぇ。
このピンはNC旋盤で作ったので良いですが、
自分の汎用旋盤だったらここまでのクリアランスは出るかどうか…

とりあえずピストンは入ったので、
ピストンとバルブが接触しないかテストしてみます。
方法はカムやバルブまで組んだヘッドでオーバーラップ状態でカムを固定し、
圧縮上死点のピストンに油ねんどを貼り付けて仮組みするだけですが、
このピストンの場合はIN側のバルブが接触するので、
写真のようにリューターでリセスカットしました。
このピストンはハイスピードと呼ばれる台湾のメーカーの物ですが、
こんな大きなバルブ用に作られてなかったって事ですかね。
しかしピストンヘッドはかなり盛り上がっているので、
かなりの高圧縮が期待されます。
しかし今では安くて簡単に買えなくなってしまったので、
次からは他のピストン使うしかなさそうですねぇ…
それとピストンとシリンダーがツライチにならずピストンが出すぎてしまっため、
厚さ1ミリのかなり厚い汎用ガスケットを切り抜いて、
クランクケースとシリンダーの間にいれておきました。
まぁピストンが汎用みたいな物なので現物合わせが必要って事でしょうか。
そんな訳でピストンの問題は全て解決したので、
次回は全部組んでエンジンかけてみます。
また見て下さいな。
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と言うか子供に風邪もらいましたな。
さて、頭はボーっとしてますが少し前にタイガーエンジンが完成したので、
その事でも書いていきましょうかね。
このエンジンを始めたのが確か今年の2月。
半年もかかってしまいましたな。

組み立ての写真探しましたがコレくらいしか残ってませんでした…
今までと何も変わって無いように見えますが、
クランクはジャーナルベアリングをC3ベアリングに交換し、
クランクシャフトをカート屋さんにて芯出しを行い、
ジャーナルベアリングの入ってるアウターレース、
ここのクリアランスがキツすぎてクランクがスルッと入らなかったので、
手作業で研磨してクリアランスを作ったりしてあります。
クリアランス作りは0.02ミリくらい研磨しましたが、
これはベアリングを入れて強く当たる所のみを研磨し、
スルッと入るようになるまで何回も繰り返す、と。
意外に手がかかっています。
あとは軽量化したフィルターロータが入ってて、
その先っちょがクラッチのケースカバーに入るような作り。
このエンジンは最初から3点支持クランクなんですが、
もう少し欲を言えばフィルターロータをもっと軽くしたい。
しかし構造上これ以上は削れないので、
アルミで作りで作り直したいですねぇ。
うちの旋盤では無理なので本職の人にお願いすると思いますが。

これはオイルポンプ。
誰かのHPを読んでいたら、必ずバリ取りをしましょう、みたいな事が書いてあったので、
分解して確認してみましたがそんなにバリは出てなかったですね。
せかっくなので簡単に磨いておきましたが、
もしバリが出てたら取れた時にギアがロックしエンジン焼き付きます。
中華エンジンに乗ってる人は是非とも確認してもらいたいです。

お次は腰上になりますが、
上の写真のがピストンピン径13ミリのピストンを使うにあたり製作した、
スペシャルピストンピンでございます。
このままではどこがどうピストンピンなのかさっぱり分かりませんが…

ピンを組み立てるとこんな感じ。
ピン本体はNC旋盤で製作し、
残りのカラーみたいな物はベアリングの内側に入れる内輪をそのまま使用します。
内輪の内径だけ揃えておけばピン作る時にその寸法に合わせれば良いし、
この方法が一番簡単で強度が保てますからねぇ。
内輪だってベアリングを扱ってる店に行けば簡単に買えますし。
本当はスモールエンドにカラーを入れたかったのですが、
片肉0.5ミリのカラーじゃ圧入しても変形しそうですからやめました。
これが片肉1ミリのカラーだったら自分の旋盤で作れたんですが…

自作ピストンピンを使ってピストンを組み立てた時の写真。
スモールエンド14ミリのクランクにピン径13ミリのピストンを入れたって事は、
ある意味歴史的瞬間と言っても良いでしょう←言いすぎ
しかしピンと内輪のクリアランスはとてもシビアで、
今回のは0.01ミリほどだったのでガタもないしきつくもないですが、
高度は精度が求められるため簡単には作れないでしょうねぇ。
このピンはNC旋盤で作ったので良いですが、
自分の汎用旋盤だったらここまでのクリアランスは出るかどうか…

とりあえずピストンは入ったので、
ピストンとバルブが接触しないかテストしてみます。
方法はカムやバルブまで組んだヘッドでオーバーラップ状態でカムを固定し、
圧縮上死点のピストンに油ねんどを貼り付けて仮組みするだけですが、
このピストンの場合はIN側のバルブが接触するので、
写真のようにリューターでリセスカットしました。
このピストンはハイスピードと呼ばれる台湾のメーカーの物ですが、
こんな大きなバルブ用に作られてなかったって事ですかね。
しかしピストンヘッドはかなり盛り上がっているので、
かなりの高圧縮が期待されます。
しかし今では安くて簡単に買えなくなってしまったので、
次からは他のピストン使うしかなさそうですねぇ…
それとピストンとシリンダーがツライチにならずピストンが出すぎてしまっため、
厚さ1ミリのかなり厚い汎用ガスケットを切り抜いて、
クランクケースとシリンダーの間にいれておきました。
まぁピストンが汎用みたいな物なので現物合わせが必要って事でしょうか。
そんな訳でピストンの問題は全て解決したので、
次回は全部組んでエンジンかけてみます。
また見て下さいな。
