南信州のりもの倶楽部♪

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輸入パーツは信用するな

2009年09月17日 17時15分02秒 | 輸入横型エンジン編
横型エンジン好きの皆さんこんにちは。「のりもの倶楽部」南信州版だよ。
このエンジンってホントにネタが尽きないですねぇ。
壊して組んでを繰り返してれば一生遊べるかもしれないですな。

さて、今日のお題はこの間壊したタイガーエンジンのピストンのお話。
上の写真は新たに用意したピストンです。

え~と、このピストンはKSR110で検索したら出てきたピストンで、
ボアは56ミリなら使えるみたいです。
作ったメーカーは僕らではもうおなじみのHispeed社製で、
何が良いかって言うとひたすら安くてハイコンプなのが魅力。
本当はタケ○ワやワイ○コなど有名メーカーの鍛造ピストンを買えれば良いんだけど、
あまりに高価で我々には手が出ませんでした…

で、ピストンが届いて観察していたら、
どうやらこのピストンは本来KSR110用ではなく、
WAVE100や110用の社外ピストンらしく、
ピストンピン径は当然13ミリで、これも当たり前だけどハイコンプになってます。
なのでこの間作ってもらったカラーと合わせて14ミリのクランクに装着し、
傷ついたシリンダーは54ミリから56ミリにボーリングして装着する予定。
出来上がれば133ccのエンジンになりますが、
シリンダーは新品買えないので仕方なくボアアップする形になります。

しかしこのピストン、ピストンピンが入る穴の両端がC面になってて肉に余裕があり、
もし14ミリで精密にボーリング出来れば、ピストンピンはタイガー純正を使って装着できるかも。
クリップの溝は少し浅くなりますが、
上手い事固定できればカラーを挟んで強引に装着しなくても大丈夫かもしれないです。
意外と面白いピストンかもしれないです。

でもさすが輸入品だけあってバリが出まくり。
そのまま組んだらえらい事になりそうなくらいのバリの量でして。
国産のパーツも少しくらいは出てますがこのピストンはそれ以上。
ピストンをシリンダーに入れた瞬間に縦傷が入ります。
罠と言っても言い過ぎではないでしょう。

それでもピストンサイドには潤滑用の穴は空いてるし、
ピストントップの盛り上がってる内側の肉は落とされて軽量化されてるし、
良いのか悪いのかサッパリ分からん…
やはり輸入パーツのネックは加工精度なんだよなぁ。

そんな訳で補修用のピストンは買ったので、
後はシリンダーをボーリングしてもらったら自分らでホーニングを施し、
また組んで壊してみたいと思います。
完成はしばらく後になりますがどうぞお楽しみに。



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コメント (8)
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