南信州のりもの倶楽部♪

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ハイブリッド車のバッテリー豆知識

2012年02月02日 21時57分18秒 | オートバイの無い生活
忙しくてバイク弄れないので仕事から車の話を1ネタ。
一応「のりもの倶楽部」っていうくらいだらたまには良いでしょ。

写真の車はトヨタのSAIで左後部ドアを開けて、
リアシートを外して中を撮ったものなんだけど、
写真の真ん中にあるエアコンの吹き出し口みたいなのが分かるかなぁ?
これ、実は吹き出し口とは真逆で、
ハイブリッド車特有の駆動用バッテリーを冷やすための冷却風取り入れ口なのだ。

良く見るとこの口から黒いダクトがバッテリー右上に繋がってるのが分かるでしょ。
このシルバーの鉄板の部分が全部バッテリーだからどれだけ大きいのかがわかるよね。
電圧は確か300V 以上はあったと思う。

バッテリーは走行中に放電するんだけどアクセル踏まずに坂を下ってる時には充電もされ熱を発するのね。
しかし、例えば冷却風取り入れ口が荷物か何かで塞がってしまったら…
バッテリーは当然冷却されなくなるので、
モーターがパワーダウンするならまだしも酷くなるとそりゃバッテリーはオシャカになるわな。

この取り入れ口はプリウスにもあるから、
ハイブリッドに乗ってる方は気を付けてね。
僕が見たところだとクラウンハイブリッドは気にしなくて大丈夫だけど、
エスティマハイブリッドと新しく出たプリウスαやアクアは知らん。

しかしこんな知識、新車買う時に教えてくれるんかなぁ?

整備士やってりゃ講習会で事例などを教えてくれるし、
僕だって実際に講習会で知ったんだけど、
ユーザーは知らなくて当然だと思った方が良いだろうし、
だったら知らない人でも安心して使えるようにもう少し何とかして欲しかったかな。
だってこの取り入れ口塞いだまま使ってただけなのに、
バッテリー壊して修理代何十万とか言われても泣くに泣けないじゃん。

まぁ僕なんかは、ハイブリッド車が売れればウチが儲かる、みたいな、
「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな関係なので、
こんな事あまりデカイ声では言えないんだけどねw

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