南信州のりもの倶楽部♪

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バイクと薪ストーブは似ている

2012年02月09日 00時46分27秒 | 薪ストーブのある生活
やぁ。風邪引いてしまって寝込んでいた「のりもの倶楽部」南信州版です。
ところで何で風邪は引くって言うんだろうね。
そして鰹の刺身も引きって言うけど何を引いたんだろ?
そう考えると日本語って面白いかも。

風邪で2日ほど寝込んでしまったので当然だけどバイクは進まず。
とりたてて書く事も無いんだけどせっかくなのでバイクとは違うワタクシの趣味、
薪ストーブの事について書いてみようかと。
バイク好きと薪ストーブ好きって実は意外なところで繋がってるのだ。

まずは薪ストーブの機種。バイクもそうだけどみんなメーカーや機種にはこだわるでしょ。
「安かったから仕方なくこれ乗ってる」って人もおるかもしらんけど、
薪ストーブを入れるって人は絶対のこだわりがあると思う。

で、僕が選んだのがメーカーはアメリカのダッチウエスト社。
機種はエンライトミディアムと言われる、扱いやすくて燃費も良いと言われるストーブで、
数か月使ってみて酸いも甘いもが何となく分かって来たので、
これからエンライトを入れるて方はすんごく参考になるんじゃないかと思うよ。

まず数カ月使って後悔した事。
それはただ一つ、サイズが大きかった。これだけかなぁ?
だけど薪ストーブって何回も買い替える物じゃないからサイズ選びもとっても大事なのよ。









薪ストーブは車やバイクと同じく巡行に最適な温度ってのがあって、
エンジンの場合だと水温が80度くらいだといか油温が100度くらいってのと同じで、
うちのエンライトの場合だと補薪用のサイドドア右上に取り付けた温度計で、
摂氏250度くらいは保っておきたいんだけど、そんな事したら家の中暑すぎて気持ち悪くなっちゃうのよ。

よく「大は小を兼ねる」なんて言うけどそんな事ってあまり無い。
物事には何事にも最適が一番良いってのがこの年になって分かってきて、
ストーブ選びの時に「小さなストーブを高温にするより中型のを余裕を持って焚けば?」ってアドバイスされて、
「薪ストーバーの言う事だしそうなんだろ」と思いミディアムを選択したんだけど、
結局は暑すぎて大きく後悔することになってしまったのさ。

それくらいサイズ選びってやつは重要で、
例えば車を選ぶ時もそうだけど、通勤に使うだけなのに大きな車は買わないでしょ?
地元でしか乗らないんだったら軽自動車で十分だし、通勤だけならならなおの事。
家族が多いからハイエース買ったって家族みんなで出かけるのが年に2回くらいだったら、
そんな高い車買って所有するよりはレンタカーの方が断然安いよね。
薪ストーブもこれと同じでライフスタイルに合わせるってのが大事。
ウチみたく建坪は30坪も無いような小さな家で、
場所も南信州でも比較的暖かな天竜川沿いで、あまり氷点下にならんような所なら、
ストーブの大きさはエンライトスモールが良かったのではないかと思うのよ。
だから薪ストーブを考えてる人はよく考えて機種やサイズを選んで欲しい。
薪ストーブでは大は小を兼ねません。言い切ります。

じゃあ暑いのが嫌だから低温で焚けば良いじゃんと思うかもしらんけど、
低温焚きってのはストーブや煙突に凄く悪くって、
エンライトミディアムだと200度を下回ると低温焚きの状態になって、
まず分かりやすいのがフロントのガラスの横側が煤けるようになるのね。
そして燃焼効率が悪くなって排気をクリーンに保つ事が出来ず煙突から煙が上がるようになるのよ。
煙突から煙りモクモクってのは焚きつけの時だけで、
最適な温度で焚きあがっていれば煙なんて出ないし外も臭くない。
だから低温焚きってのはとっても近所迷惑なのさ。

それに低温焚きを続けてると煙突の内部に煤やタールが溜まって、
煙突掃除をサボってるとついにはそれに火が点いて最も恐ろしい煙道火災に繋がっていく。
みんな知らないだろうけど実は毎年何人かは煙道火災が原因で亡くなっています。
だからディーラーの人は「主暖房で薪ストーブを使うんなら毎年掃除が必要」って言われるのね。
だからウチみたく10月終わりから4月終わりまでほぼ毎日焚いてるんなら煙突掃除が毎年必要なんじゃないかと思う。
煙突って排気を上に吸い上げるドラフト効果もあるから、引きが悪くなって焚き付けも大変らしいし。
↑ここでも引きって言葉が出てきた

ここまで読んだだけだと面倒で結構おっかないってイメージしか湧かないと思うんだけど、
薪ストーブは悪い事ばかりじゃない。
僕みたいにづくがあって(「づく」とは面倒な事を率先して行おうっていう気持ち。南信州の方言)
アウトドア派で凝り性の人間には向いていると思う。
逆に面倒臭がりでインドア派。「熱しやすく冷めやすい」っていう性格の人には勧められないかな。
昔、車に凝っていたとか、何年もバイクに乗り続けているって人は薪ストーブにハマる可能性が高いのだ。
薪ストーブなんて乱暴に言えばバイクと同じようなもんだし。
バイクなんて絶対必要って物でもないしお金かかるし弄るにも乗るのにもづくが要るし危険でしょ?
でもそんな事知っててバイク乗ってるんだよね?
薪ストーブだって同じ。楽な暖房機はいくらでもあるし初期費用に100万くらいはかかるし薪作りも重労働…
ほら、バイクと薪ストーブって似てるべ。

よく「薪ストーブってどう?」なんて質問されるけど、
僕はキッパリと「薪ストーブは止めた方が良い」って言ってる。
薪ストーブはバイタリティの塊みたいな人でしか続かないし、
誰もが軽トラ持ってる訳でもないし、だいたい冬の週末は全て薪作りに専念しなきゃいけない。
チェーンソーも買わなきゃだし薪割り機もないと辛いし何より時間が要る。
それに保管場所だってかなり広くないとダメ。
ウチなんか乗用車2台分のスペースが薪で埋まってるけどまだ足りないもん。
これをクリア出来た数少ない人だけが薪ストーブを楽しめるのではないかと思うわ。

でもこれだけ悪いこと言っても薪ストーブを入れた友達がいるけど、薪ストーブ入れたんだからたいしたもんだ。
もうすっかり薪ストーバーの顔してるし、薪の事しか頭にないし、僕と一緒に毎週末は薪集めに行ってるもん。
薪ストーブの暖かさと楽しさにすっかりハマってしまったのだ。

で、薪ストーブ好きでもないのにここまで読んでしまったバイク好きの方。
もしかしたらもう薪ストーブワールドに片足突っ込んでいるかもしれませんよ?
こっちも書いててノッてきたし、しばらくバイクをいじれそうにもないからしばらくこのネタでいくかw

そんな訳で次回からは薪ストーブ好きにしか分からんような事しか書かないので、
興味無い方はスルーして下さいな。


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