

今日はカブ50のエンジンをバラしていて、終わったら早速剥離に出しに行って来た。
しかしこのエンジン、ボアアップだけだったから腰上だけで済むかなぁ、と思っていたが、
念を押して腰下までバラしとほしいとリクエストげあったため全バラしたんだけど、
ミッションが外れなかったからコンコンと軽く叩きながらカウンターシャフトを外していたんだが、
その時に手応えが無くなり不思議に思ったら何とカウンターシャフトの6003のベアリングが砕けて落ちて来た。
砕けた原因なんだがオイルシールの隙間から水分が入りベアリングが錆びたようで、
もし腰下を開けてなかったら大変な事になっていたから運が良かった。
走行中にもし砕けたらミッションブローは間違いないからねぇ。
エンジンの年式は良く分からなかったが、
C系のカブはもう旧車の域に入りかけているので、
パワーアップする予定があるならフルオーバーホールをお勧めしたい。
もし腰下まで割らない場合でもエンジン車載状態でマイナスドライバーを使えばシールは外せるので、
面倒でも一応外してみてベアリングが錆びてないか確認して欲しい。
まぁシール外すと再利用不可とはなるんだが、
ミッションブローして転倒するよりは全然マシなはずだ。
で、ベアリングなんぞは安いもんだし交換は全く構わないんだけど、
困った事にベアリングレースだけがクランクケースに残ってしまったんだが、
そんな時はバーナーでクランクケースをチンチンに熱してからマイナスドライバーを引っ掛けてハンマーで叩くと以外と簡単に外れた。
そもそもカウンターシャフトの6003か6203のベアリングはあまり強く圧入されていないため外すのは楽なんだが、
移動防止としてベアリングの周りにポンチを打って止めてしまう事も出来る。
個体差はあるんだけどベアリングが軽く外れてしまう場合なんかはオートポンチで止めてしまっても構わないよ。
明日はベアリングや消耗品を注文して別のエンジンを行う予定だが、
作業場は超寒くてさらにまた雪が降るみたいだから腰が重いんだよなぁ…