中日新聞の読者投稿欄に「若い頃の読書 血や肉に」というタイトルで、63歳の男性が投稿されていました。
中学生だったとき、図書室の本を全て読むことに挑戦した。
憧れていた先輩が本好きだったこともあり、先輩が借りたものを読破したいとの単純な動機だった。
三年かけて読破した。
その十数年後、私は国語教師として母校に赴任した。
図書室の授業で生徒に「私の名前が残っている本の貸し出しカードを探して」と言うと、皆宝探しのように取り組んでくれた。
そんな古いカードが残っていたのはあまり人気がない、古びた文学全集に多かった。
満面の笑みを浮かべ「見つけました」という報告のたび、「せっかくだから読んだら」と勧めてみた。
読書から学んだことは私の血や肉となり、今に至っている気がする。
若者には今のうちからたくさんの本に触れてほしいと切に願う。
以上です。
>そんな古いカードが残っていたのはあまり人気がない、古びた文学全集に多かった。
誰も読まない本のカードに好きな女性の絵を描いた。「ラブレター」という映画を思い出しました。
たしか中山美穂さん演じる主人公を好きな男子生徒が、誰も読まない本のカードに主人公の女学生の絵を描かれて、その後後輩の生徒さんがそのカードを見つけ、成人した主人公中山美穂さんに渡すシーンがありました。
その映画のワンシーンを思い出しました。
私は今ではほとんど読書をしませんが、小学校5年の時、小学4年の後半に患った心臓弁膜症の影響で体育が出来なかったので、よく図書館へ行き時間を潰しました。
けっこう図書館の本を読みました。
高校生の時は、隣に住む私より年上の従姉弟の世界文学全集を借りて夏休み中よく読みました。
まぁトルストイの「カラマーゾフの兄弟」とか長編の「戦争と平和」は、途中で面白くなく読まなかったですが、ヘミングウェイの「老人と海」とか「武器よさらば」は面白く最後まで読みました。
投稿者さんのように図書館の本を全て読破してませんので、血と肉になったとは思えませんが、高校時代が一番読書をしたように思います。
曲の中に恋人だった十朱幸代さんによく似た女性が出ているのでビックリしました。 小坂一也/君を送った 帰り道