中日新聞の「くらしの作文」に「母の願い」というタイトルで87歳の女性が投稿されていました。
私は昨年五月から、飛騨小坂の老人施設に入所しています。
朝食後のコーヒーを飲もうとした時です。
「娘さんが面会にみえたよ」と、世話係の人に言われて玄関へ行きました。
だいぶ離れた所から「だめ?」と小さな声で聞くと、次女はこっくりとうなずきました。
愛知県に住む長女がコロナに感染し、入院していたのです。
次女は「亡くなるとすぐに白い袋に入れて火葬になるらしい」と言いました。
すぐに行って、顔を見て、手を握って「良い所へ行くんだよ」と言ってあげたい・・・・。
代われるものなら代わってあげたい・・・。
「秀美ちゃん、ごめんね」と心で言いました。
私は、一緒に食事をしていた友達には何も言わず、自分の部屋へ行きました。
頭がぼんやりとして、涙は一滴も出ません。
午後になって、雛飾りのお菓子をもらう「がんど打ち」に誘われ、部屋を出ました。
いちご大福や雛あられを食べて、少し落ち着きました。
そして、娘が亡くなったことを話しました。
看護師さんや友達が元気づけてくれました。
皆さんに助けられて、私はこれからしっかりと生きていきます。
改めてにっくきもの!コロナです。
こんな悲しい思いをするお母さんが、一日も早く無くなることを願っています。
以上です。
>次女は「亡くなるとすぐに白い袋に入れて火葬になるらしい」と言いました。
コロナで亡くなると、病院で家族も面会出来ないんだ。
>すぐに行って、顔を見て、手を握って「良い所へ行くんだよ」と言ってあげたい・・・・。
代われるものなら代わってあげたい・・・。
「秀美ちゃん、ごめんね」と心で言いました。
お母様の心情がやるせないですね。
コロナでなかったら、声をかけられるのに・・・。
>改めてにっくきもの!コロナです。
こんな悲しい思いをするお母さんが、一日も早く無くなることを願っています。
早くコロナ禍が収まって、投稿者さんのように悲しい思いをするお母さんがいなくなる事を願います。
『冬物語』歌 フォー・クローバース