団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

きっと彼女に、私の好きな本を分かってほしかったようです。

2025-01-24 01:49:08 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「推しのお勧め」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。

 自分が好きなモノやコトを人に勧めたがるのは、人間のクセの一つだろう。

 それが、趣味嗜好レベルのお勧めとか押しつけは大抵の場合、話題として楽しめる。

 例えば映画好きなら、自分のお勧めの映画を「あれを見なけりゃ損する」と強力に主張してもいい。

 食べ物にしても、「あんなにうまいものは初めて食べた」とか「あの店のギョーザをぜひ食べてほしい」と勧めるのは許される。

 この程度の話題はワシらの日常によくあることだ。

 「へえ」と相づちを打ったり、「俺は違うけど」と反論すれば話は弾む。

 ところが、困ってしまうのは、こちらの価値観や信条に触れる部分で強烈かつ熱狂的に「お勧め」されること。

 主に宗教とか政治に関して「これこそが正しい」と他人から押しつけられることだ。

 おじさんは宗教的な意味での「癒し」とか「救い」などに興味はない。

 というより嫌悪さえ感じている。

 救われなくとも癒されなくても一向に構わないのだ。

 そんなことに関わるほど暇ではない。

 政治に関しても100人いれば百通りの思いがある。

 議論するのはいいが、「お勧め」はお断りする。

 以上です。


 私の欠点は、自分の好きな本を好きな人に読んで欲しいと思う事です。

 私は高校の時に友人から小林秀雄さんの「無私の精神」という評論が素晴らしいという話を聞きました。

 きっと彼の学校の教科書に載っていたんでしょうね。

 私は早速本屋で小林秀雄さんの「無私の精神」他いろんな評論が載っている本を買いました。

 いろんな評論が載っていましたが、友人が褒めた「無私の精神」が、一番感動しました。

 それ以来、小林秀雄さんの評論集を買うようになりました。

 好きな女の子に、小林秀雄さんの「無私の精神」を読んでと、彼女に渡しました。

 きっと彼女に、私の好きな本を分かってほしかったようです。

 読まれたかどうか分かりませんが、1週間後に返してくれました。

 おそらく読んでいないと思いました。

 返してくれると同時に、今度は彼女からこの本を読んでと言われ2冊の本を手渡されました。

 2冊とも童話でした、2冊とも読んで感想文を書きました。

 彼女から感想文を書いてなんて言われていないのに書きました。

 今から振り返ると、彼女の事を好きだったんだな思います。

 結局は彼女に振られましたが・・・・・。

 長男孫が小学校の高学年の時、自分が子ども時代読んで感動した本を買い与えました。

 「ああ無情」とかオ・ヘンリーの「最後のひと葉」とか オスカー・ワイルドの「幸福の王子 」などを渡しました。

 どうも読まなかったようです。机の下にほかってあったと嫁さんが言ってました。😅

 孫もいい迷惑だったようです。



空よ  トワ・エ・モア
コメント
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