風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

男鹿半島/五社堂・大龍寺を巡りました。(秋田5日目)

2013年11月04日 | 国内旅行
10月24日(木)、今日は男鹿半島の五社堂、男鹿市内の大龍寺を参拝しました。

神山神社を巡る現地ツアーはありますが、五社堂には行きません。
電車で男鹿駅に出、そこからバスで行きます。
電車は、約1時間に1本ありますが、バスは1日6本しかありません。
10:26秋田駅発男鹿行き(奥羽本線、追分からは男鹿線=男鹿なまはげライン)に乗ると、男鹿駅に11:21に着きます(740円)。
[10:26前の電車は8:55ですが、バスがありません。]
バスは、11:30発、門前駐車場着は12:03です(590円)。JRもバスもスイカは使えず、現金かオレンジカードです。
  
 
男鹿駅
 
鵜ノ崎海岸(バスの中から)                      潮瀬崎海岸(バスの中から)
  
なまはげ立像                    赤神神社
 
赤神神社は扉に鍵なく、中に入ってお参りできます。     五社堂入り口
  
長楽寺・真言宗智山派 総門                    石造りの仁王は痛んでいて布で覆われていました。    
  
本堂                
 
宝篋印塔                徐福塚(秦の始皇帝の命を受け不老不死の薬を探したという人、この地にも来たという伝説。)
  
宝物殿(閉鎖されています。)                     昔の境内図
 
土塁(かつて土塁で囲まれていたそうです。)                       御手洗池
    
姿見の井戸                  長床跡
 
赤神神社五社堂                           五社堂の真ん中の社の中 
 
鬼が投げたという伝説の逆さ杉

石段は、999段あると言われます。その数は、とても中途半端で、石段の段数など正確には数えられません。
上りながら、どうして千段では無いのか思わずにおれません。
その謎をこの"逆さ杉"の説明が説いてくれます。
昔、鬼が住んでいました。鬼は悪さをしました。
村人は、「一晩で千段の石段を作れるなら毎年娘を差し出すが、出来なかったらもう現れるな」と約束します。
村人は、999段の石段ができあがり、後一段と言う夜明け直前、一番鶏が鳴く前に、
天の邪鬼(鬼と人間のハーフ)に一番鶏の真似をさせます。
驚いた鬼は、怒って杉の木を引き抜き投げつけ、逃げ去り、以後鬼は現れなくなったそうです。
さて、この伝説喜んで良いのやら、人間の悪賢さ。
「酒をあげるから、人に災いが来ないように守っておくれ」、が良いのでは。
なまはげの由来の一つとなっているそうです。
なまはげの鬼は、優しく、村人を優しく見守る鬼なのですから

五社堂前で、持参したおにぎりを食べました。
   
下ってくると、長楽寺本堂越しに日本海が見えます。
 
五社堂は、180mの高台にあります。
860年に慈覚大師がここに寺院を作り、五社堂は江戸時代に作られたそうです。
最盛期には9ヶ寺48坊の大伽藍があったそうです。
山伏が修行した山岳宗教と密教の真言が合体したのでしょう。
今では過疎になっていますが、青森県の三内丸山遺跡、秋田城跡など、古代から人々が住んでいました。
この地に、大きな宗教施設があったことは何の不思議もありません。
帰りのバスは、15:15。まだ時間がだいぶあるので少し海岸沿いを歩くことにしました。
振り返ると、手前左下に赤神神社、右上方に長楽寺が見えます。
 
潮瀬崎(バス停・門前駐車場から歩いて10分ほどです。)          ゴジラ岩
 
 
帆掛島
    
 
館山崎グリーンタフ(白とうす緑の岩、火山灰)
 
椿の白岩               吉祥院・真言宗智山派
   
風が強かったのですが、気温は低くなかったので、寒くはないので、約4キロ1時間ほど歩きました。
時々車は行き交いますが、歩く人は全くいませんでした。
海抜10m以下なので、津波が来たら怖いなと思いました。
椿波止場前からバスに乗って男鹿駅に向かいました。(470円)

男鹿駅周辺を少し歩きました。

嶺徳院・曹洞宗                           傳用寺(写真のみで行きませんでした。)
 

大龍寺・曹洞宗(400円)                        楽水亭庭園
 
先代・三遊亭円楽はこの寺が気に入り、何度か訪れ、この石を寄せたそうです。
 
本堂                           
 
開山堂(三十三観音像などがあります。) この大広間では音楽会などの催しも行われるそうです。
 
天窓からこんな仏像が見えます。       寒風山
 
座敷からの風景
 
 
ご案内していただいたご住職         景色は、借景になっているようです。
  
                               玄関のついたて
 
竜王殿(鐘楼、中に入って最上段に上り、鐘を撞くことができます。)
 
竜王殿からの景色
 
このお寺、元は有力者のお屋敷でしたが、その後お寺に生まれ変わったようです。
その親戚に折口信夫がいて、彼もこのお寺が好きだったそうです。
三遊亭円楽は、"楽水停"と言われるこの寺の「楽」が気に入ったのかもしれません。
男鹿の五社堂と大龍寺は、マイナーですが私はお薦めです。
船川神明社

男鹿16:50発→秋田17:48着の電車で戻りました。
電車は、たくさんの高校生で賑わっていました。      【10月24日終わり・続く】


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。