まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

交流戦プチ観戦~巨人対オリックス

2006年06月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

梅雨の最中ということで東京もどんよりした天気。気温はそれほど高くないのだが、蒸し暑さを感じさせる。

昼間仕事をしていたら、別のフロアに席を置くK氏からの電話。「今日、東京ドームのチケット持ってるんだけど、行かない?」

ちょうど東京ドームでは巨人対オリックス戦が行われる。キャリアの長いG党のK氏ではあるが、私をバファローズ・ファンと知ってのあえてのお誘いである。普段の仕事ではなかなか段取りがつかないものだが、こういうお誘いとなるとすぐに時間調整をやってしまうのだから、サラリーマンとしてはいかがなものかと思うが・・・。

仕事が引けたとはいえ何だかんだで会社を出たのが19時前。出発前に試合経過をチェックしたら、4回表を終わり0対0。オリックス・川越、巨人・高橋尚の投げ合いで結構テンポよく試合が進んでいるようだ。

それが、地下鉄を乗り継いで後楽園に向けて移動している最中に巨人がイ・スンヨプやニ岡のHRで得点を重ね、6対1とリード。ちょうどドームに着いて食料を買い求める間に早くも7回表。スタンドにはバファローズの応援ソング「SKY」が流れていた。3塁ベンチの上部の指定席に陣取る。

Pic_0133_1  東京ドームそのものには日本ハム戦や、オリックスの主催試合などで来たことはこれまでにもあるが、巨人戦は初めてである。サッカーW杯の最中だ、巨人も8連敗中だと何だかんだいってもやはり客の入りはいいし、ライトスタンドの熱烈なG党の応援もボリューム大きいし、やはり日本のプロ野球はまだまだ「巨人戦」なのである。

そんなG党の声援に押されて、7回にイ・スンヨプがこの日2本目、リーグトップの21号を放つ。打った瞬間にそれとわかる打球に観客も総立ち。これで8対1、勝負はもはや決した。

片やオリックス打線。久しぶりに登場の中村ノリのナマの姿も見られたが、この日は巨人投手陣に押さえ込まれた。・・・となると、勝負は決したとして、あの選手を見たい・・・。

そう、清原である。

この辺りは周りに陣取ったG党のみなさんもそうだし、時折見える「KIYOHARA」のレプリカユニフォームのファン(この人たちはバファローズファンではなく、清原ファンだろうな)の期待も膨らむ。

ただ、点差がついているせいか、あるいは最初からそういう予定がなかったのか、バファローズ中村監督は清原を出さない。8回の代打攻勢時も、相川、グラボースキー(何でコイツやねん?)というメンツだったし。

そして9回表。

バファローズのバッターが打席に向かうその都度、ライトスタンドの辺りから始まって徐々に内野スタンドのファンも含めて全体が「清原」コール。確かに清原をお目当てに来たファンも多いことだろう。その中で打席に立つ水口やブランボーも、打ちにくかっただろうなあ・・・。いろいろな試合を観ているが、こういうコールに場内が包まれるのも実に異様な雰囲気に感じた。K氏も、「ここで清原出さなきゃお客は喜ばないね」と、見せ場に期待をしていたのだが。

しかし、満場のファンのコールも空しく?結局清原が登場することはなく、8対1のまま巨人が連敗脱出。試合時間も3時間を切るペースで、実際に試合を観たのは終盤の3回のみと、せっかく良い席で観戦する機会だったのにちょっともったいなかったかな。やはり平日の試合観戦はこうなってしまう。「すぐ終わってちょっと消化不良かな・・・」というK氏。

でもまあ、これでバファローズの交流戦で在京セ3球団の球場を3つとも回ることができた。成績の面はおいておくとして、自分では満足。

交流戦も残りわずか。ちょうどサッカーW杯とかぶってしまい注目度は低いが、ベストプレーというものを各球団とも残り試合で見せてほしいものである。

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