いつものようにネットを見ていたら、「第3回郷土料理百選選定委員会の結果について」という記事に出会った。
これは何でも農林水産省の振興策とかで「食べてみたい!食べてみせたい!ふるさとの味」ということで、国民的に支持される郷土料理を「百選」として選ぶというものとか。その結果がまとまったとかいう記事だったのだが、こういう「百選」を農水省で公募したりしていたというのは初めて知った。今年は故・松岡氏やら赤城氏やらの「活躍」で、別の意味で注目された農水省だが、現場ではこういう面白い企画をやっていたりするものだな。
旅行を趣味としていると結構その土地の名物料理や郷土料理というのが気になる。実際にそれを味わったり、あるいは値段が高いといって敬遠したりいろいろあるのだが、こうした料理がその土地の代表であり顔というのであれば、それを土地の呼び物として観光振興につなげるのもよいことではないだろうか。
・・・で、その投票結果というのが公表されたのだが、
1位・・・いも煮(山形県)
2位・・・鶏飯(鹿児島県)
3位・・・きりたんぽ鍋(秋田県)
4位・・・馬刺し(熊本県)
5位・・・きびなご料理(鹿児島県)
・・・というのが上位で、これがずっと続く。もっとも公式には「99選」までしかなく、残りの1品は「ご自身の思い入れのある料理を選んでください」というものだ。
まあこれはあくまで投票の結果であって、ノミネートされたその百選たるや、それぞれの都道府県を代表する料理である。詳細は別途百選のホームページ(http://www.rdpc.or.jp/kyoudoryouri100/)を参照いただくとして、結構その選択にうなづく方や、「これらを食べるために旅行しよう」という方も含めて結構納得できるものだろう。
地域産品に対して「地産地消」というのが各都道府県の合言葉のようになっているが、他の都道府県の人たちにもその味覚を堪能してほしいという思いはあるはず。やはりここは「有名料理を食べるのは俗な旅行者のすることだ」というアホな意見はおいといて、未体験のものも結構あるので、これからの楽しみとしたいものである・・・・。