まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

ツイッターでの選挙運動

2010年12月12日 | ブログ

私も今年から手がけているツイッター。フォローをしているツイッターからはさまざまな情報が得られたり、野球の試合などではファン同士がツイッターで実況しながら球場で一緒に応援しているかのような雰囲気が味わえたり、また人との新たなつながりを感じたりと、結構面白くて今は私にとってなくてはならない情報源の一つとなっている。

そのツイッターのあり方について一石を投じることとなった記事がネットで紹介されていた。先月行われた金沢市長選挙の選挙運動の出来事。初当選した山野新市長の陣営のスタッフが、ツイッターで山野氏の街頭演説を行う場所を告知したり、山野氏への投票を呼びかける書き込みを投票日当日の夕方まで何度も行っていたというものである。選挙管理委員会は公職選挙法で禁止されている「文書図画の配布」にあたるとして何回か指導を行ったが、結局それを無視した形となった。

これまで5期務めた現職の山出市長が各党の相乗りで組織選挙を展開したのに対し、新人で知名度も組織力もない山野氏がネットを武器にして「刷新」をアピールした結果、市民は山野氏を選択した。結構接戦だったという。まあ、ツイッターをやっていたから投票したというよりは、金沢21世紀美術館建設や北陸新幹線誘致の実績を挙げた現市長もそろそろ引退では・・・というほうが要素としては強いのでは。

それにしても、ネット活用が「文書図画の配布にあたる」というのが、どうも私にはわからない。いや、そもそも何で選挙活動中に文書図画を配布してはいけないのかがわからない。選挙活動の公平性を確保するとでも言いたいのでしょうが、それって理由になっているのかな。

政治に興味を持たない(持てない)人が多い中、その人の人となりや、どのような政治をやろうとしているのかについて手軽に、かつじっくりと見ることができるのはネットではないだろうか。街頭演説もそりゃありかもしれないが、その日時にその場所に行かなければならない。選挙カーでの名前の連呼などというのはもうはやらない話。

もうそんな「組織選挙」だの「ドブ板選挙」だの、やめましょうや。人物、政策本位で選べる選挙づくりのために、ぜひともネット解禁を・・・・。

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