東日本大震災の影響で開幕が危ぶまれているのがNPBプロ野球。予定であれば来週の25日が開幕で、パ・リーグでは楽天が初めて仙台での開幕戦を主催することになっていた。
そこに来ての大震災である。1月に被災し、神戸の球場にはさほど被害のなかったオリックスの時とは違い、3月での被災、そしてグラウンドにも損傷が見られる状況である。仙台市内は少しずつライフラインも復旧しているそうだが、ここに来て野球どころではないだろう。
また、ロッテの本拠地である千葉マリンも液状化現象のために駐車場などが被害を受けているとのことである。
さてここまで来ればどうするか。当初、私の考えとしてはたとえば2軍のある山形とか、新球場のできた新潟といった比較的仙台に近い球場での代替開催がいいなというものだったが、首都圏でも計画停電のために節電が叫ばれる中、1試合開催するのにもかなりの人の力、カネの力を必要とするということで、何も無理に25日開催にこだわることもないかなと思う(事実、こだわりを持てるような状況でもないし・・・)。
とりあえずは交流戦直前あたりまでの日程をすべて後ろに回す形で中止すればよいのではないだろうか。もし選手が活躍する場がないとすれば、12球団のチャリティーマッチとかトーナメントのような形で、西日本のどこかの球場でそういう花試合を行ってもいいだろうし。
さて、それを慮ってのことか、来る19~21日に開催されるオリックス・バファローズのオープン戦(19、20日は対広島、21日は対ヤクルト)は、チャリティー試合として開催されるという。もちろん各チームの選手のプレーを見たいし、バファローズの新ユニフォームもナマで見たい。チャリティーも大いに結構。義捐金の足しになればと指定席を買いましたぞ。
「一人一人ができることをやってみる」という観点からすれば、プロ野球選手はプレーを見せてナンボである。チャリティーの面もあるが変に意識したり、それこそ八百長のような無気力プレーをするのではなく、あくまで公式戦に向けての戦いであることを意識しての好ゲームを見せてほしいものである・・・・。