まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

「お遍路ーる」

2016年02月15日 | 新西国三十三所
このところ生温かい日が続くかと思うと、また冬の寒さに戻ったりと、慌ただしい天候の変化が続く。と言いつつも、2月も半分を過ぎた。今年も早いものである。

先の週末に、NHKで二夜連続で司馬遼太郎の「この国のかたち」を取り上げた番組をやっていた。ちょうど没後20年ということである。その中で「日本人とは」というのを、「島国」と「武士」という言葉を軸に構成されていた。

私も「この国のかたち」は文庫版で全6冊を読んだことがあるが、今回番組を観て、「そんなこと書いていたかな?」と思い出す作業が結構あった。まあ、読んだと言ってもそこまで深く読まず、単に目を通しただけで覚えていなかったことが多いということかな。

ただ、読んだ中で印象に残っていることとして、日露戦争~敗戦までの軍部や政治家の無能・無策さと、番組でも取り上げられていた神仏習合がある。特に今の私にとっては、神仏習合について司馬遼太郎があれこれ触れているのになるほどと思う。作品では、神仏習合を率先して嫌い廃仏毀釈を推進したことを明治政府の最大の愚策とぶった切っていたが、番組ではそこまで触れられてなかったのが残念。

さて、タイトルに「お遍路ーる」とつけたのだが、 別に司馬遼太郎と何か関係あるわけではない。スマホのアプリでこのようなものを見つけたということである。文明の利器はすごいもので、スマホのアプリと言えばいろんなものが用意されている。その中で、私が最近やっている札所巡りについて何かないかと探していたら、出てきたのがこれ。

「お遍路ーる」という名にあるように、元は四国八十八所の歩き遍路をターゲットにしたものだろう。札所の一覧を地図で示し、現在地からのルートを案内するものである。ただこれが広がり、西国三十三所をはじめとして、全国の60以上のコースに対応している。先に神仏習合と書いたが、21世紀にそれを復興させようとして発足した神仏霊場会も入っている(神仏霊場会は関西全域に広がっていて、特別扱いの伊勢神宮を入れて全部で152ある。専用朱印帳はJRの大型時刻表くらいの厚さがある)。


まあ、神仏霊場会巡りは遠い先のこととして、今年から始めた新西国三十三札所巡りが最初の四天王寺、客番の清水寺で停まっているのが気がかり。サイコロの出目で、次に行くのは加西市、北条鉄道終点の北条町にある酒見寺。行こうと思えばこれまでにも行ける時間配分あったが、どうせならここにも訪れたいと、ある場所を目当てにこれまで止めている。ここの状況次第で、早くて2月中に行けるのかどうか微妙なところなのだが・・・・。
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