今年の夏の遠征はどこにしようかといろいろ考えていた。北海道新幹線が出来たこともあるし、久しぶりに札幌まで野球のバファローズの遠征試合を観に行くか(往復新幹線も芸がないので、帰りは日本海側をずっと回ろうかとも)、東北の震災復興の様子(以前に津波の爪痕を見た宮城北部を中心に)を伺いに行くか。果ては最近関東にも足を踏み入れていないので、こちらは所沢でのバファローズの遠征試合観戦を軸に、鎌倉、三浦半島なんてのもいいかなと・・・。
いろいろ考えたがどれも日数と費用が高くつくということもあり、結果はもう少し手前ということで落ち着いた。これはまだ旅立っていないので書きようがないので、ぼちぼち書くとして・・・。
そんな中で、タイトルにあるように第2回の四国八十八所めぐりを日帰りで決行する。この第2回というのは「2巡目」という意味ではなく、巡礼で四国に渡るのが2回目ということである。今のペースだと、全てを回るのに数十回という形になりそうだ。
前回の第1回は、1泊2日で初日の午後と2日目の午前をかけて第1番の霊山寺から第7番の十楽寺で終了。この時は打ち止めというより暑さと疲労にやられた「リタイア」という感じだった。今回は続きの第8番の熊谷寺(くまだにじ)から第9番の法輪寺、第10番の切幡寺という、阿波市にある3つが目的地である。今後の展開を見た中で、また暑い時期だが休みの1日を使って回ることにする(今後の展開とはどのようなものかは、追々書いていくこととして)。
熊谷寺への公共交通機関でのアクセスは2通りある。いずれも歩く距離は長いのだが、ローカルバスで行くとすれば、まず朝の高速バスで徳島駅に着いた後で、
①JR徳島線で鴨島駅に移動。11時46分発の徳島駅行バスで8分の二条中下車。ここから歩いて30分ほど。徳島駅行バスに乗るのなら逆の場合はどうかだが、徳島駅11時55分発まで便がなく、これに乗っても二条中12時59分着。いずれにしても、最初の札所に着くのが午後を回るということになる。何せ1日5本しかないのである。
②徳島駅10時10分発の鍛冶屋原行バスに乗る。第1回の時に下車した東原には11時15分頃に到着。前回歩いた十楽寺まで行き、熊谷寺まではここから4キロあまり。合計6キロの歩きなので、熊谷寺に着くのは12時半頃になりそうだ。
・・・と、いずれも路線バスの便がよろしくない。帰りは徳島駅19時45分発の高速バスに間に合えばいいので、納経所の閉まる17時までに3つを回れば、後はどうにかなりそうなのだが、どうも大変な一日になりそうだ。ちなみに切幡寺からは1時間ほどで二条中に出るとあるが、少し方向が西になるが30分あまり歩くと市場という集落があり、市場交通という路線バス(コミュニティ路線なのかな?)が徳島線の学駅との間にバスが出ている。タイミングが合えばこれも使えそうだ。
なるべく「歩き」のルートをつながるとか、前回のリベンジということなら②のルートを取るべきなのだろうが、こうなるくらいなら、前回多少無理してでも1つ2つ回っておいたほうがよかったかな。いずれにしてもハードな1日になりそうだ。
そんな中、何となく高速バスの検索をしていると、梅田から阿波池田に向かう阪急高速バスのところで、途中に「土成(どなり)」というバス停がある。これは徳島自動車道の土成インターチェンジなのだが、地図を見ると何と熊谷寺とは1.5キロほどの距離である。阿波池田行の始発は梅田7時40分であるが、土成には10時26分に到着する。熊谷寺には11時前に着く見込み。先ほどの徳島駅からの路線バス便と比べて大幅な早着だ。これには思わずパソコンの前でうなってしまい、そのまま高速バスのチケットを手配した。土成のバス停は十楽寺と熊谷寺の遍路道の途中に近く、前回の完全なリベンジはできないが、遍路道にすぐに合流できる。
何だか公共交通機関、現地のローカル列車・ローカルバスにも乗ろうという、巡礼に当たっての私なりの趣旨に反しているようだが、東原や二条中といったところの裏をかくようなものである。まあ、区切りの遍路・巡礼でも第8番から再開しようという人はほとんどいないだろうし、これも日帰りで荷物が少ないからできることである。泊まりがけだと、大きな荷物も一緒に移動することになり余計にしんどいことになる。
・・・いつもながら前置きが長くなったが、17日の朝7時半に阪急梅田の高速バスターミナルに着く。各方面へのバスが出ているが、お盆の帰省・行楽シーズン後ということで、思ったよりも空いた感じである。阿波池田行の案内もあったが、乗り込んだのは10人ほど。大阪や神戸の他の停留所からの乗車扱いはなく、次の停車は鳴門西である。この鳴門西は、第1番の霊山寺から1キロほどのところで、第1番への早いアクセスにも使えそうだ。
朝のことで阪神高速も多少渋滞していたが、湾岸線から京橋乗り継ぎ、明石海峡大橋を渡り淡路島に入ると順調な走りである。室津のパーキングで10分休憩が入る。同じように長距離の高速バスや、団体の乗った観光バスも申し合わせたように停車する。ふと、観光バスから降りてきた人の背中に「南無大師遍照金剛」と書かれた笈摺を見る。後でバスの窓に表示されたツアー名を見ると、閏年の逆打ちで40番~37番とある。足摺岬も含めた高知県の南西部、大阪からもっとも遠いエリアと言えるだろう。うーん、まだ徳島県も終わっていないので高知県をどう回るか全然考えていないのだが、公共交通では相当苦労しそうだから、こうしたツアーの利用というのも選択肢に入れざるを得ないのかなとも思う。
鳴門海峡を渡り四国上陸。そのまま高松自動車道に入り、鳴門西は下車客がいないため通過。板野インターで高松道から出て、しばらく一般道を走り藍住から徳島道に乗る。
土成のバス停はインターを出たところにあり、下車客がある時のみ一旦出るようだ。ここで下車したのは私と、地元の人とおぼしき一人だけ。その人もバス停まで迎えのクルマが来ており、すぐに立ち去る。バス停も時刻表と屋根つきベンチがあるだけで、周りは人家はあるが商店らしきものは何もない。コンビニはおろか、トイレができるようなところはない。
第2回はこうしたバス停から始めることになった。早速巡礼の身支度をして出発・・・・。
いろいろ考えたがどれも日数と費用が高くつくということもあり、結果はもう少し手前ということで落ち着いた。これはまだ旅立っていないので書きようがないので、ぼちぼち書くとして・・・。
そんな中で、タイトルにあるように第2回の四国八十八所めぐりを日帰りで決行する。この第2回というのは「2巡目」という意味ではなく、巡礼で四国に渡るのが2回目ということである。今のペースだと、全てを回るのに数十回という形になりそうだ。
前回の第1回は、1泊2日で初日の午後と2日目の午前をかけて第1番の霊山寺から第7番の十楽寺で終了。この時は打ち止めというより暑さと疲労にやられた「リタイア」という感じだった。今回は続きの第8番の熊谷寺(くまだにじ)から第9番の法輪寺、第10番の切幡寺という、阿波市にある3つが目的地である。今後の展開を見た中で、また暑い時期だが休みの1日を使って回ることにする(今後の展開とはどのようなものかは、追々書いていくこととして)。
熊谷寺への公共交通機関でのアクセスは2通りある。いずれも歩く距離は長いのだが、ローカルバスで行くとすれば、まず朝の高速バスで徳島駅に着いた後で、
①JR徳島線で鴨島駅に移動。11時46分発の徳島駅行バスで8分の二条中下車。ここから歩いて30分ほど。徳島駅行バスに乗るのなら逆の場合はどうかだが、徳島駅11時55分発まで便がなく、これに乗っても二条中12時59分着。いずれにしても、最初の札所に着くのが午後を回るということになる。何せ1日5本しかないのである。
②徳島駅10時10分発の鍛冶屋原行バスに乗る。第1回の時に下車した東原には11時15分頃に到着。前回歩いた十楽寺まで行き、熊谷寺まではここから4キロあまり。合計6キロの歩きなので、熊谷寺に着くのは12時半頃になりそうだ。
・・・と、いずれも路線バスの便がよろしくない。帰りは徳島駅19時45分発の高速バスに間に合えばいいので、納経所の閉まる17時までに3つを回れば、後はどうにかなりそうなのだが、どうも大変な一日になりそうだ。ちなみに切幡寺からは1時間ほどで二条中に出るとあるが、少し方向が西になるが30分あまり歩くと市場という集落があり、市場交通という路線バス(コミュニティ路線なのかな?)が徳島線の学駅との間にバスが出ている。タイミングが合えばこれも使えそうだ。
なるべく「歩き」のルートをつながるとか、前回のリベンジということなら②のルートを取るべきなのだろうが、こうなるくらいなら、前回多少無理してでも1つ2つ回っておいたほうがよかったかな。いずれにしてもハードな1日になりそうだ。
そんな中、何となく高速バスの検索をしていると、梅田から阿波池田に向かう阪急高速バスのところで、途中に「土成(どなり)」というバス停がある。これは徳島自動車道の土成インターチェンジなのだが、地図を見ると何と熊谷寺とは1.5キロほどの距離である。阿波池田行の始発は梅田7時40分であるが、土成には10時26分に到着する。熊谷寺には11時前に着く見込み。先ほどの徳島駅からの路線バス便と比べて大幅な早着だ。これには思わずパソコンの前でうなってしまい、そのまま高速バスのチケットを手配した。土成のバス停は十楽寺と熊谷寺の遍路道の途中に近く、前回の完全なリベンジはできないが、遍路道にすぐに合流できる。
何だか公共交通機関、現地のローカル列車・ローカルバスにも乗ろうという、巡礼に当たっての私なりの趣旨に反しているようだが、東原や二条中といったところの裏をかくようなものである。まあ、区切りの遍路・巡礼でも第8番から再開しようという人はほとんどいないだろうし、これも日帰りで荷物が少ないからできることである。泊まりがけだと、大きな荷物も一緒に移動することになり余計にしんどいことになる。
・・・いつもながら前置きが長くなったが、17日の朝7時半に阪急梅田の高速バスターミナルに着く。各方面へのバスが出ているが、お盆の帰省・行楽シーズン後ということで、思ったよりも空いた感じである。阿波池田行の案内もあったが、乗り込んだのは10人ほど。大阪や神戸の他の停留所からの乗車扱いはなく、次の停車は鳴門西である。この鳴門西は、第1番の霊山寺から1キロほどのところで、第1番への早いアクセスにも使えそうだ。
朝のことで阪神高速も多少渋滞していたが、湾岸線から京橋乗り継ぎ、明石海峡大橋を渡り淡路島に入ると順調な走りである。室津のパーキングで10分休憩が入る。同じように長距離の高速バスや、団体の乗った観光バスも申し合わせたように停車する。ふと、観光バスから降りてきた人の背中に「南無大師遍照金剛」と書かれた笈摺を見る。後でバスの窓に表示されたツアー名を見ると、閏年の逆打ちで40番~37番とある。足摺岬も含めた高知県の南西部、大阪からもっとも遠いエリアと言えるだろう。うーん、まだ徳島県も終わっていないので高知県をどう回るか全然考えていないのだが、公共交通では相当苦労しそうだから、こうしたツアーの利用というのも選択肢に入れざるを得ないのかなとも思う。
鳴門海峡を渡り四国上陸。そのまま高松自動車道に入り、鳴門西は下車客がいないため通過。板野インターで高松道から出て、しばらく一般道を走り藍住から徳島道に乗る。
土成のバス停はインターを出たところにあり、下車客がある時のみ一旦出るようだ。ここで下車したのは私と、地元の人とおぼしき一人だけ。その人もバス停まで迎えのクルマが来ており、すぐに立ち去る。バス停も時刻表と屋根つきベンチがあるだけで、周りは人家はあるが商店らしきものは何もない。コンビニはおろか、トイレができるようなところはない。
第2回はこうしたバス停から始めることになった。早速巡礼の身支度をして出発・・・・。