長くなった四国八十八所めぐり(と足摺岬、竜串、四万十川めぐり)の記事も、今回で終了である。
江川崎駅から国道421号線で中村駅に戻る。もう沈下橋の見物で下りることはなく、クルマを走らせるだけだ。ただ、先の記事にも書いたが、この国道は途中細いところも走る。その度に離合に慎重になるのだが、とある前方からの対向車の接近を知らせる電光掲示板があるところで、前方から大型車接近の表示が出ていた。ただ、私の何台か前を行く軽自動車が突っ込み、大型車に出くわしたため長い距離をバックするという光景があった。そのやり取りの間に後続車の長い列ができ、渋滞に近い形となった。こうなると、何台かずつが細い道に入ってすれ違うしかない。
そんな区間を抜け、普通の2車線に戻り市街地に入る。時刻は17時という頃合いで、駅前をいったん素通りする。
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やって来たのは「四万十温泉 平和な湯」。駅の東側で、歩けば15分くらいのところだが、ここはレンタカーの返却まで時間はあるし、荷物も多いのでそのまま乗り付けた。クルマ移動とはいえ、外に出た時は立っているだけで大汗だった。
こちらは大浴場や露天風呂、樽風呂、ジャグジーなどが600円(ただし、シャンプーやボディーソープ類は置いていない)で楽しめる。おかげでリフレッシュできた。
湯上がり後はビールで・・・はまだできないが、ちょうどロビーの休憩スペースでやっていた相撲中継を見る。この日は名古屋場所の中日で、宇良が横綱白鵬に初挑戦という取組があった。何をしてくるかわからない宇良に対して立ち合い少し変化した白鵬。最後は白鵬が投げ飛ばして宇良を「ウラ返し(あくまで、白鵬のコメント)」に退けたが、観客を大いにわかせた。ちなみに宇良は翌日の日馬富士戦ではとったりで初金星を挙げたが、残念ながら負け越し。来場所以降に期待である。
相撲を見終えたところで、近くのスタンドで給油して、駅前に戻る。この日の走行は140キロ近かった。改めて、旅先でのクルマの機動力を感じたものである。
さて、ようやく夕食で一杯いける。この日向かったのは、駅近くの物産館「サンリバー四万十」の中にある「いちもん家」という店。定食がメイン、あくまで食堂の位置付けだが、一品ものもあるし、アルコールも各種。ビールは「たっすいがは、いかん!」のキリンではなくアサヒのスーパードライだが、私にはこれがよい。
前夜ホテルに泊まった時は併設のレストランで5000円の会席料理を奮発した。高知、四万十の名物として、カツオのたたき、鮎の塩焼き、川うなぎ、そして川エビなどの小皿、おかずとして天ぷらの盛り合わせがあった。四万十の味を楽しむことができてよかった。ただ、こちら「いちもん家」は、同じような内容の夕食が3000円であった。単純には比べられないが、こちらでいただいたほうがコストパフォーマンスは良かったのではないか。
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この日は定食はいただかなかったが、カツオのたたきの単品(塩たたきと、塩たれぽん酢のにしゅるい)や、カツオのカツ、青さのりの天ぷらなどいただく。うーん、これは結果論だが、昨夜も素泊まりにして、ここに夕食を取りに来ればよかったかなと思う。
こんな一杯にも出会った。「ぶ酎ハイ」というもので、四万十で採れる「ぶしゅかん」という柑橘ものをベースにしている。ゆずやすだちのように搾って刺身などにかけるそうだが、種類としてはみかんに近いそうで、飲んでも酸っぱいというよりは甘味が出ていたように感じた。
最後は海鮮丼。上に乗るのはしらす、カツオのたたき、清水サバである。しらすは高知東部の安芸の名物だし、カツオは土佐全般、清水サバはそれこそ土佐清水ということで、東部、中部、西部と三役揃い踏みである。八十八所めぐりの高知編を締めるのにふさわしい一品だった・・・(次回は宿毛に行くというのは、ここでは置いておく)。
中村駅に戻る。今夜は、21時15分に中村駅前を出る大阪・京都行きの夜行バスに乗る。近鉄が運行しているためか、阿部野橋に停車してくれるのがうれしい。今夜はこれに乗り、翌17日は自宅でオフという流れである。そのバスを待つ間、中村駅の待合室で過ごす。列車の発着はまだあるので開いているし、オープンな雰囲気に造られている。また、テーブルにはコンセントもある。充電しながら備え付けの時刻表を読み、バスが来るのを待つ。他の待ち人も、バスの乗客と見送りの人ばかりだ。
21時過ぎ、地元のおっちゃんらしいのが「バス来とるぞ~」と待合室に声をかける。停まっていた車両に乗り込む。今回割り当てられたのは、先頭ながら中央の座席。この便の予約は早くからネットで行っていたが、その時点で窓側がすでに埋まっていたのか、あるいは前から順番で発売していき、私が2番目の客だったのか。予約時に座席指定ができない点で、近鉄バスはちょっと減点。でもまあ、この席独特の乗り心地もあるのかなと、座席の変更などはしなかった。
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このバスは宿毛が起点で、中村からも結構乗ったが、この先いくつかの停留所を経由する。真ん中の最前列なので、そんな道を走っていく、中には前日土佐くろしお鉄道に並走していた国道を行くのを見る。昼間なら海の景色を楽しめただろうが、今はもちろん真っ暗だ。
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須崎駅が最終の停車で、そこからは完全消灯、両方の窓側の席には乗務員の手でカーテンが下ろされた。真ん中の列の客はカーテンの外側に置かれた形である。ただ逆に、両側のカーテンの間のスペースは自分たちのものという感覚になり、シートの横に脚を伸ばすこともできる。
・・・ならば寝心地が良かったかのように思う方もいるだろうが、やはり私は夜行バスでは熟睡はできない。かえって目が冴えたり、眠れなくても体を休めようと無理に目をつぶっても、次に意識が戻ったらまだ10分しか経っていなかったとか。こっそり窓のカーテンを開けることもできず、今どのへんかわからない(これは、スマホの地図機能を開ければわかることだが、この時はそういう発想がなかった)。
そんな中でも少しは休めたか、三宮到着の放送に気付く。いったん照明がつき、何人かの人が降りる。この次が阿部野橋だが、再び完全消灯となる。
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5時40分頃、バスは阪神高速の天王寺を降りたようだ。前のカーテンが開くと、阿部野橋の歩道橋が現れた。その後、あべのハルカスの一帯をぐるりと回り、阿部野橋駅に到着。すぐに出る近鉄南大阪線に乗り、まさに朝帰りで自宅に戻った。果たしてこの日は日中爆睡で、オフということになった・・・。
さてこれで高知の西部まで進んだが、ここからは宿毛、宇和島と遠いところである。折り返しをどのような形で回るのか、今から楽しみな四国八十八所めぐりである・・・・。
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そんな区間を抜け、普通の2車線に戻り市街地に入る。時刻は17時という頃合いで、駅前をいったん素通りする。
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こちらは大浴場や露天風呂、樽風呂、ジャグジーなどが600円(ただし、シャンプーやボディーソープ類は置いていない)で楽しめる。おかげでリフレッシュできた。
湯上がり後はビールで・・・はまだできないが、ちょうどロビーの休憩スペースでやっていた相撲中継を見る。この日は名古屋場所の中日で、宇良が横綱白鵬に初挑戦という取組があった。何をしてくるかわからない宇良に対して立ち合い少し変化した白鵬。最後は白鵬が投げ飛ばして宇良を「ウラ返し(あくまで、白鵬のコメント)」に退けたが、観客を大いにわかせた。ちなみに宇良は翌日の日馬富士戦ではとったりで初金星を挙げたが、残念ながら負け越し。来場所以降に期待である。
相撲を見終えたところで、近くのスタンドで給油して、駅前に戻る。この日の走行は140キロ近かった。改めて、旅先でのクルマの機動力を感じたものである。
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前夜ホテルに泊まった時は併設のレストランで5000円の会席料理を奮発した。高知、四万十の名物として、カツオのたたき、鮎の塩焼き、川うなぎ、そして川エビなどの小皿、おかずとして天ぷらの盛り合わせがあった。四万十の味を楽しむことができてよかった。ただ、こちら「いちもん家」は、同じような内容の夕食が3000円であった。単純には比べられないが、こちらでいただいたほうがコストパフォーマンスは良かったのではないか。
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・・・ならば寝心地が良かったかのように思う方もいるだろうが、やはり私は夜行バスでは熟睡はできない。かえって目が冴えたり、眠れなくても体を休めようと無理に目をつぶっても、次に意識が戻ったらまだ10分しか経っていなかったとか。こっそり窓のカーテンを開けることもできず、今どのへんかわからない(これは、スマホの地図機能を開ければわかることだが、この時はそういう発想がなかった)。
そんな中でも少しは休めたか、三宮到着の放送に気付く。いったん照明がつき、何人かの人が降りる。この次が阿部野橋だが、再び完全消灯となる。
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さてこれで高知の西部まで進んだが、ここからは宿毛、宇和島と遠いところである。折り返しをどのような形で回るのか、今から楽しみな四国八十八所めぐりである・・・・。