まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

北陸新幹線の列車名称募集

2013年06月11日 | ブログ

列車の『名づけ親』になってみないか?

そういうささやきが聞こえる。

2014年度末に開業を控える北陸新幹線。まあ、東京からの長野新幹線が上越、富山を経て金沢まで延びるというもので、大阪の人間が直接メリットを受けるというのは少ないかなと思う。これが全通すれば、関西と東京を結ぶ大動脈が東海道だけではなく、北信越回りというバイパス路線という位置づけになるのかなと思う。あってほしくないことだが、仮に東海沖の大地震で東海道新幹線がマヒしてしまった場合でも、北信越回りを活用することで大阪東京間の幹線輸送をキープすることができるのではないだろうか。

それでも、特急は全て金沢を境目に新幹線と在来線で分けられるだろうから、大阪から富山に行くということなれば、必ず金沢での乗り換えを強いられることになる。それを不便と取るか、過渡期のこととしてしゃーないと取るか、人それぞれだとは思うが・・・。

2013061121080000_2さてそんな北陸新幹線、列車の名前を募集している。これまで新幹線といえば、「のぞみ」「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」「つばめ」「はやぶさ」「やまびこ」「なすの」「こまち」「つばさ」「とき」「たにがわ」「あさま」・・・といった、平仮名で3~4文字、また平仮名でもある程度イメージが沸く、意味がわかるという列車名称が続いている。これが北陸新幹線となればどうなるか。

これが大阪始発なら、十中八九「らいちょう」ということになると思う。もっとも、「雷鳥」ではなく、すべて平仮名というのがミソだが・・・。それが長野方面からとなるとどうなるか。

現在の系統に沿う形なら、「はくたか」とか「ほくえつ」というところか。あるいはかつての急行に敬意を表して「ほくりく」とか「きたぐに」というのもありかと思う。「はくさん」というのもあったか。

個人的には、平仮名というのにものすごく違和感はあるものの、「ほくりく」が最もスッキリしているのではないかと思うが・・・。

もっともこの手の公募というのは、公募1位だからといってそのまま名称に決まるわけではないのがミソ。どこぞのアイドルグループの総選挙が行われる以前から、そういう向きはあったのではないかとされている。

そんな新幹線の名称がどうのというよりも、長い間鉄路を支えてきた人たち、赤字路線ではあるが地元の人たちの長年の生活の支えに、あるいは精神的な支えになってきた路線・・・それらをもう少し大切にしてほしいと思うのである。

新幹線開業の裏で、新潟西部と富山、石川のJR線がズタズタに切り取られる。「日本海縦貫線」という、貨物輸送にとってなくてはならない路線ネットワークも、もはやまるで江戸時代の頃の出来事のように語られる。もっとそういうところも、新幹線乗車のついででもいいからPRしてほしいところである

まあ、そういうことは抜きにして、何か応募してみるのも面白い。それがきっかけで「その筋」の客分に迎え入れられるかもしれないし・・・・。

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