ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

今日のスターパインズ・カフェのライブ後記

2005-10-22 01:22:05 | 音楽
連日ライブだったこの1週間。

トリのライブだった吉祥寺はスターパインズ・カフェでの、新井田耕造ひきいる「Niida Unit」と、ガムラン・グループの「ウロツテノヤ子」、奄美の歌姫Rikkiさんのライブにタブラクワイエサ&アキコで参加しました。

タブラクワイエサはゲスト扱いで、30分枠を好きなように「アキコ嬢」とパフォーマンスを繰り広げました。

前回は「ドラマーズ」というイベントに参加したときは、正直言って新井田さんたちのパフォーマンスは「面白くなかった」のですが、今日のイベントは「ガムラン」が入り、様々な素晴らしいアーティストの皆さんが「お祭り騒ぎ的に」様々な曲を演奏していて、聞き惚れてしまいました。

本番の素晴らしい演奏とは裏腹に、リハでは結構、皆さん「すったもんだ」していましたね。

実際、会場に「4時入り」ということでしたが、私達のリハは押しに押しまくって「5時40分」ぐらいになっていました。

が、このリハが面白かったんですね。

難しい曲も色々とあったみたいで、リハ中「これってどうなるの?」みたいなヨレヨレの演奏だったものが、本番では「ガラッ」と変わって素晴らしい演奏になっていました。

やっぱりみんなプロですね。

ところで、今日の新田ユニットには、ジャンベ界では超有名な「ラティール・シー」がいて、彼とはセッションの時、何度も「アイ・コンタクト」しながら楽しく出来ました。

私個人の意見ですが、彼はもっと表に出るべきだったように思います。

私は元々ジャンベをやっていたので、彼の凄まじいプレーを良く知っていますが、この新井田ユニットでは、あまり彼の素晴らしいプレーが活きていなくて、残念でした。

う~ん、やっぱり、リーダーによって人材が「生きる」「死ぬ」が明確に現れますね。

音楽って「知っている」「知らない」で、その音楽の楽しみ方というものが「ガラッ」と変わってくるように思います。

最近は、他のミュージシャンと「他流試合」的なライブが多かったせいで、いろんな事を考えさせられました。

今日のイベントもそうでした。

音楽と、その周辺の環境、その他もろもろ・・・。

いずれにしろ、自分は前進していくのみ!頑張るぞ!