ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

副大統領テレビ討論会

2008年10月02日 | ひとりごと
ペイレン氏は、意味不明なことを口走らないように、
バイデン氏は、調子に乗って『失言癖』が出ないように、

それぞれどこかに閉じ込められて特訓を受けているそうです。

彼女の金切り声と話し方は、わたしにとってはかなりの苦痛なんですが、
明日はそれも我慢して、おおいに楽しもうと思っています。意地悪ババアかもね、わたし……。


ここで突然ですが、朝日新聞に掲載されていた、ペイレン氏の風変わりな発言の数々を転載します。

■アラスカからロシアが見える?

Q:最近のロシアの動きに、どんな識見をお持ちですか。

A:彼らは我々と隣同士です。実際、アラスカからはロシアが見えるんです。(ABCニュースのインタビュー)

■プーチン氏はアラスカに向かう?

Q:ロシアと交渉をした経験はありますか。

A:通商の派遣団が行き来していますよ。安全保障上も非常に重要です。プーチン(首相)が空から米国に入ったら、まずどこに行くでしょう。答えはアラスカですよ。(CBSニュースのインタビュー)

■具体的にあらゆる努力?

Q:具体的に答えてください。あなたはどのように民主主義を世界に広げるつもりですか。

A:具体的に、私たちは、自由と独立と寛容と平等を求める人々のため、民主主義を広げる可能なあらゆる努力をします。(同)


このインタビューの模様は、こちらのニュース番組でも再三取り上げられ放映されていました。
正直言って、そんなことしてる場合か?みたいな思いもあります。
副大統領って、事と次第によっては、大統領になる可能性もある人物です。
政治家として、国を背負う首長として、こんなにも未熟であると皆が分かっているのに、
どうして誰も、本気で、彼女は不適切だ、彼女には悪いが降りてもらい、適切な人物をもう一度選ぼうと言わないのか。
その無責任さが、この今の金融破綻の原因にもなっているんだろなあとしみじみと思います。
だって……なんべん考えたって、あのサブプライムは不可解で無責任。
通常、住宅ローンの審査には通らないような信用度の低い人向けの高額貸し付けって……ブラックジョークそのものです。
それを見て見ぬ振りしてきた筋金入りの無責任さ。
そしてそれをすっかり棚に上げて、さあ、みんなで今の危機を乗り越えよう!だなんて、平気で演説できるおサル顔のおっさん。
誰じゃ~!投票したんは!

ケーブルテレビの49チャンネル(東海岸地域)では、午後8時から9時まで、政治のことを茶化しまくる人気ショーがあります。
49チャンネルはコメディセントラルという名の、いわゆるおバカな番組を主体としたケーブル局。
8時からは「ザ・デイリーショー」のジョン・スチュアート、8時半からは「コルベアリポート」のスティーヴン・コルベア、
この2人がすごいハイテンションで、政治家や政治そのものを風刺しまくります。
ちなみに、コルベアはここモントクレアのアッパー地域のどこかに住んでます。

別にどぉってことないことでも、おもしろ可笑しく、時にはかなり過激にボロクソ言う彼ら。
翌日の金曜日の晩がとっても楽しみなのであります。


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面目丸つぶれの巻その1

2008年10月02日 | アホな小話
当時わたしは、某音楽振興会の某地区の中ではちょいと名の知れた、小さなお山の大将でした
もともと優秀だった子が、もともとの力を発揮していただけなのに、その子達を担当してるからってんで、
振興会から『核講師』なんていう物々しい名前をいただき、無料だけど、外出一切禁止の厳しい教習なんかも受けたりして、
自分もすっかりその気分、他の講師から見ると、きっといけ好かないバリバリ女だったんだろうなあ。

けれども、そんなことをおくびにも出さずに、研修に出かける車中や、会議が終わってからのお茶タイムには、
わたしにいろんなことを聞いてくれたり、わたしの経験談(いわゆる自慢話ですね)に耳を傾けてくれたり、
後輩の講師達の、その時の真剣な眼差しを、わたしは今も覚えています。

ある朝、かなり早い時刻の近鉄特急に乗り、講師仲間と研修を受けに名古屋まで行きました。
その日の車中も、何の話だったかさっぱり忘れちゃいましたが、なにやら熱く語っていたわたし。後輩達の頷く姿に満足満足
電車が名古屋駅に到着して、改札口に急いでいると、後ろから「先生、先生、」と呼び止められました。
「なに?」
「あの……なんかヒラヒラしたのがそっから……」と、彼女が指差す先はわたしの右足のくるぶし辺り。
自分の足下なのに、しかも、彼女の指摘通り、なにやら怪しくヒラッとした物も見えるのに、さっぱりよく分かりません。
「なんやろコレ?」と言いながら、怪しい物を指で掴んで引っ張りながら歩き始めたわたし。心配そうに見守る後輩達。
なかなか動かないそのブツがわたしの引っ張る力に負けて動き出した時、背骨のあたりにスウッと冷たい風が……。
イヤな予感……。わたしの人生に比較的よく吹く風です。
そのブツは、わたしの引っ張りに抵抗しきれず、左のスネから腿を経て股を通過、
そしてわたしの右足の腿からスネを通過して、晴れて世間(名古屋の朝の込み合ったプラットホーム)に姿を現したのでした。
わたしの右手にしっかり掴まれていたのは、昨日履いてたよれよれのパンティストッキング。
わたしを囲む後輩達のあの時の表情。目が点になる、というのを映像でくっきりと見た瞬間でした。

無精なわたしは、その日の前日まで、蛇の皮脱ぎという技を駆使して着替えておりました。
住んでいた地域が寒かったというのは都合の良い理由。めんどっちいので、パッと脱いでパッと着られるのが気に入ってたんです。
なので、下着のパンツ+パンティストッキング+ウールのパンツをひとまとめになんて当たり前、
次の日に着る時に、ばばちくなって洗わなければならないのだけをシュッと抜き取って、またまた重ね着してました。
その日はたまたま寝坊して焦ってたってこともあり、ばばちくなったストッキングを抜くのを怠ったんですね。

その日の晩から、もちろん、1種類ずつ脱ぐようになりました。
人間って、失敗を重ねて学び成長していくんですね

話はその2に続きます。多分……いつか……。

P.S.
昨日、かなりしんみりした気分でベッドに入ろうとした時、すでに深い眠りに落ち入っていた旦那がこう言いました。
「あ、乾電池あらへんわ……」し~ん……
ありがとうよ旦那。あまりにもアホらしくてワケ分からんくて、気分がちょびっと救われただよ


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