しらがとしみとしわ。
みんな『し』で始まる名前です。
このお三方、なぜだか突然姿を現す不可思議な存在。
ジョジョに、限りなくヒタヒタと、獲物を狙う猫のように気配を消しているんでしょうか。
どのお方も突然姿を現すのはどう考えても不可能だし、こちらとしても、最低2回は鏡の中の自分を見ているはずなのに、
ある日突然、ゲゲッみたいな驚きとともに、髪の毛や顔の中に、フフッ見っかっちゃったね、とニヤニヤ笑う方々を発見!
あの、こういう公共の場で言うのはマズいのかもしれませんが、実は他所の毛の中にも近頃現れまして……、
これにはですね、言葉にして表せない、深みのある感慨を感じておるわたしです。
お三方、わたしの中ではどうしても老いとつながることから、初めてお出会いした時などは少々凹みましたが、
人生半世紀を過ぎた今では良き友として、調子こいて増殖し続ける彼らと付き合っています。が……、
わたし、やったらいかんで~と言われているのに、どうしてもやっちゃうことがあるんです……。
それは、髪の毛の白髪抜き。あっちの方の毛ではありません。あっちの方はかなり痛そうです。あしからず。
時は今からおよそ50年近く前(自分で書いてて思わずスゲ~!と思う)、肺炎にかかったわたし。
両親は何を思ったか、動転して何も考えなかったか、近所の、当時ヤブの噂も高き外科病院に連れてったのであります。
そこで打たれた注射が合わんかった(なんとなく納得できてしまう)のか、腕はめちゃんこ腫れ危ない状態が3日続きました。
熱がひいた途端、なぜだかつるっ禿になっちゃった娘を見て、両親は卒倒しそうになったらしいです。
母は娘の行く末を思い、昆布作戦を実行。毎食ワカメに昆布、おやつにはもちろん都の酢昆布!
それが何年続いたのか覚えてませんが、都の酢昆布は小学校の高学年になっても食べていたので、かなりの間続いていたかも。
それとともに、なぜだか鶏のレバーもよく食べさせられました。残すことは許されなかったので苦しかったです。
どうしてこんな話をタラタラとしたかというと、わたしの今現在の、まるで幼稚園児みたいだと美容院を驚かせる(呆れさせる?)髪の由来をお話ししたかったんですね。
シャンプー・リンスはこちらの市販の安物、年に多くて2回カットするだけ。
多くて、硬くて、真っすぐで真っ黒。三つ編みなんかにした日にゃ、綱引きの綱と間違えられて引っ張られそう。
なので、長くすると重くて、冗談抜きで夕方になると首とか肩がつまってくるので、もっぱら短いめにしています。
東洋医学を学ぶ旦那の説によると、髪と血は同じなので、わたしの血はかなり元気なはずだそうで、
実際年に1回受ける血液検査では、毎回ホームドクター(彼は血液が専門)をびっくりさせてます。
恐るべし昆布&レバーパワー
旦那は言います。「もし僕にもっと腕力があったら、まうみを逆さに持って床をいっぺん掃いてみたい」おのれ~!
そんなんで、白くなって生えてくる毛も、色が違うだけでかなりの強者。ぶっといし……。
今のところ、自分で数えられるぐらいの本数なのでついつい抜いちゃって、そしたらそれがなんとも楽しくて……、
向こうも負けじと必死なので、また姿を現すのだけれど、真っ黒な毛の間から突き出るキラキラと光った毛先を見ると、
見っけ~とばかりにピュッ、あ、あそこにも、ピュッ、あかん、止めれん……。
あのぉ~、やっぱり止めた方がいいんでしょうか。
自分的には、ごま塩から半白半黒、そして真っ白ってのに憧れてはいるのだけど……。
そんなら抜くなよってことですよね、やっぱ。
悩める秋の夜長です……。
みんな『し』で始まる名前です。
このお三方、なぜだか突然姿を現す不可思議な存在。
ジョジョに、限りなくヒタヒタと、獲物を狙う猫のように気配を消しているんでしょうか。
どのお方も突然姿を現すのはどう考えても不可能だし、こちらとしても、最低2回は鏡の中の自分を見ているはずなのに、
ある日突然、ゲゲッみたいな驚きとともに、髪の毛や顔の中に、フフッ見っかっちゃったね、とニヤニヤ笑う方々を発見!
あの、こういう公共の場で言うのはマズいのかもしれませんが、実は他所の毛の中にも近頃現れまして……、
これにはですね、言葉にして表せない、深みのある感慨を感じておるわたしです。
お三方、わたしの中ではどうしても老いとつながることから、初めてお出会いした時などは少々凹みましたが、
人生半世紀を過ぎた今では良き友として、調子こいて増殖し続ける彼らと付き合っています。が……、
わたし、やったらいかんで~と言われているのに、どうしてもやっちゃうことがあるんです……。
それは、髪の毛の白髪抜き。あっちの方の毛ではありません。あっちの方はかなり痛そうです。あしからず。
時は今からおよそ50年近く前(自分で書いてて思わずスゲ~!と思う)、肺炎にかかったわたし。
両親は何を思ったか、動転して何も考えなかったか、近所の、当時ヤブの噂も高き外科病院に連れてったのであります。
そこで打たれた注射が合わんかった(なんとなく納得できてしまう)のか、腕はめちゃんこ腫れ危ない状態が3日続きました。
熱がひいた途端、なぜだかつるっ禿になっちゃった娘を見て、両親は卒倒しそうになったらしいです。
母は娘の行く末を思い、昆布作戦を実行。毎食ワカメに昆布、おやつにはもちろん都の酢昆布!
それが何年続いたのか覚えてませんが、都の酢昆布は小学校の高学年になっても食べていたので、かなりの間続いていたかも。
それとともに、なぜだか鶏のレバーもよく食べさせられました。残すことは許されなかったので苦しかったです。
どうしてこんな話をタラタラとしたかというと、わたしの今現在の、まるで幼稚園児みたいだと美容院を驚かせる(呆れさせる?)髪の由来をお話ししたかったんですね。
シャンプー・リンスはこちらの市販の安物、年に多くて2回カットするだけ。
多くて、硬くて、真っすぐで真っ黒。三つ編みなんかにした日にゃ、綱引きの綱と間違えられて引っ張られそう。
なので、長くすると重くて、冗談抜きで夕方になると首とか肩がつまってくるので、もっぱら短いめにしています。
東洋医学を学ぶ旦那の説によると、髪と血は同じなので、わたしの血はかなり元気なはずだそうで、
実際年に1回受ける血液検査では、毎回ホームドクター(彼は血液が専門)をびっくりさせてます。
恐るべし昆布&レバーパワー
旦那は言います。「もし僕にもっと腕力があったら、まうみを逆さに持って床をいっぺん掃いてみたい」おのれ~!
そんなんで、白くなって生えてくる毛も、色が違うだけでかなりの強者。ぶっといし……。
今のところ、自分で数えられるぐらいの本数なのでついつい抜いちゃって、そしたらそれがなんとも楽しくて……、
向こうも負けじと必死なので、また姿を現すのだけれど、真っ黒な毛の間から突き出るキラキラと光った毛先を見ると、
見っけ~とばかりにピュッ、あ、あそこにも、ピュッ、あかん、止めれん……。
あのぉ~、やっぱり止めた方がいいんでしょうか。
自分的には、ごま塩から半白半黒、そして真っ白ってのに憧れてはいるのだけど……。
そんなら抜くなよってことですよね、やっぱ。
悩める秋の夜長です……。