鼻詰まり人生45年。旦那がとうとう、簡易手術を受けた。
最近、無呼吸症候群まで疑い出していた旦那は、耳鼻科に通い始めた。
これまでも、彼は実に、様々な方法を試している。
鍼はもちろんのこと、体操、鼻洗浄などなど。
特に、鼻洗浄には年季が入っていて、前にもどこかの記事で紹介したけれど、急須のような形の容器(ネーティポットというらしいが、旦那の発音はネディパットに聞こえる)に小さじ一杯ほどの塩を混ぜたぬるま湯を入れて、頭を横に傾け、お湯が出てくる先端を鼻の穴に突っ込む方法。
鼻が詰まり過ぎていると、そのお湯が中を流れにくく、もう片方の鼻の穴から、ポタンポタンと、わずかなお湯しか出てこなかったりする。
それでも我慢して続けていると、やがて少しずつ量が増えてきて、ついにはタラタラと流れ出てくるのだけれど、見ている方にはなかなか辛そうで気が引ける。
本当のところは、彼の鼻詰まりの原因のひとつにもなっている、嗜好品絶ちも実行しながら治療を受けるべきなのだけど、
我慢がどんなことよりも嫌い、というより、そういうものがこの世にあるのが信じられないほどの男なので、それは多分、これから先も期待はできそうにない。
旦那のドイツ人の友人が、単純に、カメラを鼻腔中に挿入しながら、先についた小さなハサミのような物で、ポリープを切り取る処置を受けた。
すごくすっきりして気分がいいし、おまけにすごく安かった。などと聞いて、旦那はもうそれを自分もやってもらいたくてたまらなくなった。
耳鼻科の医者に何度も頼んでも、まずはステロイドの治療を試して欲しいと却下されくさっていた。
互いに自説を譲らないまま、しばらく時間が過ぎ、とりあえず旦那が先に折れて、ステロイドで治療することになった。
最初はスプレーだった。
もちろん旦那は毛嫌いしたが、自分にも後ろめたい事情(コーヒーとワインをやめたくない)があるので、とりあえず何回か、言われた通りに試していた。
けれどももちろん頓挫。ステロイドの副作用に異様に反応するばかりか、気分までジェットコースター並みの揺れ具合。
すると今度は、ステロイドの飲み薬を処方された。
それを飲み始めて2日もすると、今度はわたしが困ることになった。
飲んでからしばらくすると、うぅ~イライラする。ボクはキレやすくなるので要注意って……あんた、ジキルとハイドやないねんからさ……。
けれども、旦那の警告は正しかった……あれじゃまるで、歩く瞬間湯沸かし器……けど、ほんまに薬の副作用なんかなあ……とも思う。
きっと、本人もこれではヤバいと思ったんだろう。医者に本気で簡易手術を要求したのだと思う。急に手術日が決まった。
それが今日なのだった。
簡単な手術なので、診療室で行う。
麻酔はスプレーのみ。
カメラ付きのワイヤーを3インチ(8㎝)ほど突っ込み(ぞぉ~)、見つけたポリープをチョッキン。これでおしまい。
今日は右側だけ。数日後で、今度は左側をするらしい。
ただ……ドイツとアメリカでは、やっぱり医療費に違いがあった。ドイツでは8千円ぽっきりだったこの手術、アメリカだと片方の鼻だけで5万円?!おいおい!!
幸いにして、この手術は保険が利くらしいので、コーペイ(co-pay・医療サービスを受けるたびに、ある一定額を自己負担するという保険契約の自己負担額)の50ドルだけで済みそう……って……それですでに両方で100ドルやんプンプン
出てきたポリープは、そりゃもう気色の悪いブツだったらしく、絵に描いたろか?と言うので、ついさっき、グーグルの画像で検索してみた。
画像が出てきた途端、ふたり同時に悲鳴を上げた。背中の下から上へとシャワシャワ~ッと悪寒が走った。こりゃあかん、やめとこ。
ま、ああいう気色の悪い、細長~いもんやった……らしい……。
鼻の奥は、片方ではあるけれど、スカッと爽やかなんだそうな。
わたしも生まれてこのかた、スカッと爽やかな鼻の穴の奥、というものを経験した覚えが無いので、ちょっと羨ましくはあるけれど、やっぱ勇気が出ないかも……。
今夜は寝るのが楽しみな様子。
無呼吸を心配しなくてもいいもんね。
だって、もし片方が詰まっても、もう片方があるもんね。
おめでとう旦那。
最近、無呼吸症候群まで疑い出していた旦那は、耳鼻科に通い始めた。
これまでも、彼は実に、様々な方法を試している。
鍼はもちろんのこと、体操、鼻洗浄などなど。
特に、鼻洗浄には年季が入っていて、前にもどこかの記事で紹介したけれど、急須のような形の容器(ネーティポットというらしいが、旦那の発音はネディパットに聞こえる)に小さじ一杯ほどの塩を混ぜたぬるま湯を入れて、頭を横に傾け、お湯が出てくる先端を鼻の穴に突っ込む方法。
鼻が詰まり過ぎていると、そのお湯が中を流れにくく、もう片方の鼻の穴から、ポタンポタンと、わずかなお湯しか出てこなかったりする。
それでも我慢して続けていると、やがて少しずつ量が増えてきて、ついにはタラタラと流れ出てくるのだけれど、見ている方にはなかなか辛そうで気が引ける。
本当のところは、彼の鼻詰まりの原因のひとつにもなっている、嗜好品絶ちも実行しながら治療を受けるべきなのだけど、
我慢がどんなことよりも嫌い、というより、そういうものがこの世にあるのが信じられないほどの男なので、それは多分、これから先も期待はできそうにない。
旦那のドイツ人の友人が、単純に、カメラを鼻腔中に挿入しながら、先についた小さなハサミのような物で、ポリープを切り取る処置を受けた。
すごくすっきりして気分がいいし、おまけにすごく安かった。などと聞いて、旦那はもうそれを自分もやってもらいたくてたまらなくなった。
耳鼻科の医者に何度も頼んでも、まずはステロイドの治療を試して欲しいと却下されくさっていた。
互いに自説を譲らないまま、しばらく時間が過ぎ、とりあえず旦那が先に折れて、ステロイドで治療することになった。
最初はスプレーだった。
もちろん旦那は毛嫌いしたが、自分にも後ろめたい事情(コーヒーとワインをやめたくない)があるので、とりあえず何回か、言われた通りに試していた。
けれどももちろん頓挫。ステロイドの副作用に異様に反応するばかりか、気分までジェットコースター並みの揺れ具合。
すると今度は、ステロイドの飲み薬を処方された。
それを飲み始めて2日もすると、今度はわたしが困ることになった。
飲んでからしばらくすると、うぅ~イライラする。ボクはキレやすくなるので要注意って……あんた、ジキルとハイドやないねんからさ……。
けれども、旦那の警告は正しかった……あれじゃまるで、歩く瞬間湯沸かし器……けど、ほんまに薬の副作用なんかなあ……とも思う。
きっと、本人もこれではヤバいと思ったんだろう。医者に本気で簡易手術を要求したのだと思う。急に手術日が決まった。
それが今日なのだった。
簡単な手術なので、診療室で行う。
麻酔はスプレーのみ。
カメラ付きのワイヤーを3インチ(8㎝)ほど突っ込み(ぞぉ~)、見つけたポリープをチョッキン。これでおしまい。
今日は右側だけ。数日後で、今度は左側をするらしい。
ただ……ドイツとアメリカでは、やっぱり医療費に違いがあった。ドイツでは8千円ぽっきりだったこの手術、アメリカだと片方の鼻だけで5万円?!おいおい!!
幸いにして、この手術は保険が利くらしいので、コーペイ(co-pay・医療サービスを受けるたびに、ある一定額を自己負担するという保険契約の自己負担額)の50ドルだけで済みそう……って……それですでに両方で100ドルやんプンプン
出てきたポリープは、そりゃもう気色の悪いブツだったらしく、絵に描いたろか?と言うので、ついさっき、グーグルの画像で検索してみた。
画像が出てきた途端、ふたり同時に悲鳴を上げた。背中の下から上へとシャワシャワ~ッと悪寒が走った。こりゃあかん、やめとこ。
ま、ああいう気色の悪い、細長~いもんやった……らしい……。
鼻の奥は、片方ではあるけれど、スカッと爽やかなんだそうな。
わたしも生まれてこのかた、スカッと爽やかな鼻の穴の奥、というものを経験した覚えが無いので、ちょっと羨ましくはあるけれど、やっぱ勇気が出ないかも……。
今夜は寝るのが楽しみな様子。
無呼吸を心配しなくてもいいもんね。
だって、もし片方が詰まっても、もう片方があるもんね。
おめでとう旦那。