ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

新年こちらも明けました!

2011年01月01日 | 家族とわたし
思いっきり寝坊して起きたら、すでにあさこは散歩に出かけ、旦那はコーヒーを作りながらストレッチを少々。
夜更かしの後の朝ってほんと、なんでこうもボォ~ッとするのでしょう。

「もうめちゃええ天気やねんで!まうみもほれ、2分でええから外に出てみ」

この2分、アメリカンが言うとめちゃんこ怪しい。ほんの数秒が15分に延びるのが常識だけに、覚悟を決めて行動せにゃいかん。

ところが……おぉ~、マジでいい天気。素晴らしい快晴の元旦なのでした。

リスやうさぎ、ほんでもって正体不明の両足飛び動物の足跡が点々とついている裏庭。


テーブルもほれ、ここまで見えてきましたよ。


おぉ~、自由の女神のトゲトゲもかなり姿を現しております。(何人おるねん?)


あさこが散歩中に撮ってくれた我が家の元旦ショット。ウーちゃんが作ったレンガの家は、雪の嵐にも負けず、すっくと建っております。


 
さて、昨日から放っといた黒豆、仕上げにかかります。今回も美味しく煮上がりました。


昨日の夜に巻いた伊達巻。


お餅入りのお雑煮とお屠蘇も。


ここで大論争勃発!
お屠蘇の味について、あさこが薬草入りの甘い酒、と言い出し、そんなもん生まれてこのかた飲んだことがないわたしは、なんのこっちゃ?とさっそくウィキペディアを訪問。

『屠蘇(とそ)とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む薬酒である』
って……はっきりそんなこと断言されても……

さらに読み進めていくと、

『「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという意味である。
数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を日本酒に味醂や砂糖を加えたものに浸して作り、小・中・大の三種の盃を用いて飲む。
昔から、「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」と言われ、伝統的な正月の祝いの膳には欠かせないものとなっている。

飲む人の順には地域間で差があるが、年齢の若い者から順に飲むのが正式である。
これは中国の習慣からきたもので、若い者が毒味をするという意味があった。
しかし日本では、明治もしくは昭和初期に家長から飲むことも行われるようになったようである。

「屠蘇散」の一例

 
屠蘇散の初出は、一説には三国時代の名医・華佗の処方によるものと言われている。
その処方は『本草綱目』では赤朮・桂心・防風・抜契・大黄・鳥頭・赤小豆を挙げている。
現在では山椒・細辛・防風・肉桂・乾薑・白朮・桔梗を用いるのが一般的である。
人により、健胃の効能があり、初期の風邪にも効くという。 時代、地域などによって処方は微妙に異なり、最近ではトリカブト(煎ってよく加熱しないと猛毒)やダイオウ(下剤としても使われる)など作用の強い生薬は使われない』

知らんかったぁ~……これって常識なんやろか?

人生始まって53回目の正月に、またまた新たな感動に胸がいっぱいになりました。って……知らんことあり過ぎやし……

気をとり直してと。
みなさん、あけましておめでとうございます。今年もまた、これまで同様、よろしくお願いいたします
 

コメント (24)
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大晦日ブルース

2011年01月01日 | 家族とわたし
いつかきっと、それも近い将来、大晦日とお正月を家族揃って迎えることができんようになる。
そやからこうやって、できる時を大切に、おおいに楽しみたいと切に願うわたしの気持ちを思い遣ってくれるんやろうね。
大晦日の年越しとお正月のお祝いをする時間帯には、必ず家に居ようとしてくれる息子達。
ありがとう。お互いに口には出さないでいるけれど、わたしにはあんたらの気持ちがものすごう嬉しいで。

毎年やることが違うのがわたしの欠点。
そやから計画性が無いったらない。
今年はクリスマスホストファミリーの大役と、その直後の大雪と、アードリー一家の滞在延長が続いて、やっと家の中が静かになったのが29日。
静かになったけどあっちゃこっちゃがグチャグチャで、それこそ地下室から家の勝手口まで、残り物の料理がウジャウジャとあって、そんなんを前に、また新しくなんかを作ろう、なんて気持ちにはなかなかなれず……。
で、気がついたら大晦日……あわわ~

まずは買い物。食材を揃えんことには始まらん。
ミツワに行かにゃ~とわかっていながら、なんかひとりで行くのはつまらんなどとグズグズしていて、治療から戻ってきた旦那から「ボクも一緒に行ったるで」と言うてもろてやっとお尻が上がった。
ヘアケア製品を買いたい恭平もついてきてくれて、彼の運転で大にぎわいのミツワへ。
お米も切れかけてたし、普段の食べ物や漬け物も欲しかったし、そこに祝い酒やおせちの材料、そこにせんべいやお餅なんかをポイポイカートに入れてたら、レジでとんでもない金額になってて、それ見て思いっきり呆れる男一名。
ええい正月や!せこいこと言うな

散財ついでにコリアンマーケットに行き、大晦日のカニ鍋のカニをゲット。あ~しゃ~わせ!


家に戻ってからはひたすら料理、料理、料理!
いつもやったらひとパックしか入れんキノコさんも豪快にふたパックずつ。苦しゅうない、近う寄れ近う……。


家族揃ってお祝いできたしゃ~わせを感謝!


黒豆かてね、いっつもより大粒の、しかも北海道産!気絶しそう……。


けど、おせち売り場に売ってた、一握りぐらいの黒豆煮がどんだけ高かったか……と思いながら大鍋の中の黒豆をじぃ~っと見つめる。
こんだけの黒豆、売ったらどないに儲かるやろか……。
 
恭平のガールフレンドニーナちゃん、日本人のおかあさんのホームメイド餅をお土産に持ってきてくれた。
あ~この感触、やっぱ本物……うっとり……。


あ~よかった!実はこののしもち、あと一枚買おかどうしょうか、売り場の前で5分は立って迷てたけど、例年より2ドルも高なってて、涙を飲んであきらめたとこやったんで、この↑エキストラはかなり嬉しい。


バタバタとおせちと並行して蕎麦の準備開始。
今夜は家族以外に、あさこと息子達のガールフレンド、ほんで軍のブートキャンプを終えたカミーロ夫婦も加わる予定。
なので、蕎麦の具をなんにしよか悩んだけど、野菜と海老のかき揚げにすることにした。


うぎゃ~年越しが年またぎ蕎麦になってまうぅ~
なってまった←名古屋風。


まあ、かたいことは言わんと、これでも食べなはれ!


あさこの持ってきてくれたヴーヴクリコのシャンペンと、超ウマのチョコレートコーティングイチゴでお祝い!


恭平とみゆきちゃんがクラッカーでさらに派手にお祝いしてくれて、そこにコレも登場!さらに盛り上がる。
 

カミーロが熱く語る軍隊生活。
人それぞれの生き方考え方があるんやけど、それでもやっぱりわたしは思う。カミーロ、軍隊なんかやめてまえ。


カミーロ、あんたが人を殺したり人に殺されたりせなあかん状況に陥らんよう、わたしは強く強く祈ってる。
ほんであんたは、必ず生きて帰ってこなあかん。ハイロのためにも、あんたの家族のためにも、ほんでもちろんあんた自身のためにも。
そう念じて別れ際に彼をぎゅうっと抱きしめた。

みんながそれぞれの家や部屋に帰ってから、あさことあれこれ語ってたら3時になってもた……明日はもう朝無しやな。








コメント (4)
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