ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

バッハdeカオス

2011年01月23日 | 音楽とわたし
合唱と四人のソリスト、そして地元の管弦楽団による、バッハのみのコンサートがありました。
会場は、うちから車で30分弱の所にあるすてきな教会でした。
久しぶりに、ナビに頼らずに地図を頼りにして行くと、瞬時に自分で判断したり位置や方向を見極めたりする力が減っていることがわかりました。
とりあえず、なんとか無事に着き、このコンサートを教えてくれたヴァイオリン奏者のマイケル(今わたしは彼の歌の伴奏をしていますが、彼は実はヴァイオリン弾きなのでした)の姿を探すと……いたいた、写真ではわからないでしょうけれど、コンサートマスターのすぐ後ろに座っていました。


ステンドグラスが美しい、新しい教会でした。


屋根も木の香りが漂ってきそうなほど。


コンサートそのものがバッハ特集であり、前半はクリスマス・オラトリオのみだったので、演奏者の方々は大変だったと思うのだけど、
それにしてもですね……各パートがですね、マイケルから事前に聞いていた通り、指揮者を思いっきり無視していて、というか、勘違いとかもあって、八分音符がずれるずれる!
微妙にズレ始め、それが大胆になり、しまいにゃあっちこっちからズレまくったタイミングで音が聞こえてくるものだから、どこに焦点を合わせて聞いたらいいのか……。
はじめはなんとか自分の頭の中で整理しながら聞いていたのですが、だんだん疲れてきてしまい、もうなんでもええわ、好きなように演奏しなはれ、とサジ投げモード。
別の意味で、なかなかに興味深い、スリリングな演奏でした。
もしわたしが指揮棒持って振ってたりしたら、その指揮棒、とっくの昔に誰かのおでこに突き刺さってます、はい。

後半はかなり落ち着いた、ダークな色調の曲が続き、なぜかいきなり素晴らしい音色を奏で出すオーボエとトランペットにうっとり。
いったい何者なんでしょうか、この室内楽団は……。また、違う演目で聞きたいものだ。などと思わせる、怪しい演奏会なのでした。
コメント (2)
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ワイアナゴダ!

2011年01月23日 | アホな小話
一市民の一ブログの一コメント欄ではあるのですが、わたしらだけの可笑しみに留めとくのはあまりにももったいない気がして、主人のShigaちゃんに無断で載せさせてもらいます。すんませんShigaちゃん!


以下はある日のShigaちゃんのブログ『工房日和』に掲載された記事。タイトルは『オレのやる気』です。

「I want to go to Peru to see Machu Picchu. 」

夕食の支度中、次男くんが
「聞いて!!」
と、英語を披露した。

おお!
すごいやん!
よう、こんな長いのん、言えたな!

「I want to go to Australia to see koala!!」

調子に乗って、アレンジ編も披露してきた。
食べたいバージョンもやってみ~。
「食べる」は「eat」やで~。

「I want to go to Nagano to eat the sourcekatsudon♪♪」

小学校でたま~に英語の授業があるらしい。
オープンスクールのとき、たまたま英語の授業を観ることができましたが
お遊びっぽく 楽しそうにやっていました。
で、あんな感じで教えてもらった 覚えたてのこのパターンを得意げに聞かせに来たわけかい。

英語を習いに行っている子が多い中、
初めて触れる中学英語、最初は苦労するやろな~との危惧が消えたわけではありませんが
こんな感じで 小学校でとりいれてもらえることは ありがたいです。

「うわ~、オレ、やる気でてきたかも!!」

うんうん
今後も毛嫌いせんと がんばりなはれ。

このあと、次男くん、素晴らしい講釈をたれてくれました。

「おかあさん、子どもが興味を持って、やる気が出た時って、すごい伸びるねんで。
 だから親は、子どものやる気を見極めるのは 大切なことやで。」


・・・はい。
肝に銘じます。。。


↑の記事に感動したわたし。早速コメント欄に行くと、かわちゃんとchi-koちゃんがすでに感嘆の気持ちを熱く語っていました。
Shigaちゃんちにはふたりの息子さん達がいて、それぞれええ味出してはります。
それはひとえに、おかあさんであるShigaちゃんの影響が大きく、かわちゃんもchi-koちゃんもわたしも、この家族の大ファンなのであります。
そして……、


あっ!ふたりに先越されてしもた!しゃあない!ファンクラブ会員NO.3で我慢しとこ。
I want to go to Osaka to hug and kiss you! とお伝えください。

で、ちなみに、ここで米語の練習も付け加えとこっと。
I want to go to っていう時、ここ米国では、アイワナゴダって発音します。なんじゃそれ?と思うやろけど、そこをぐっと堪えて練習しておいてください。絶対に役立ちます!神さんに誓て約束します!あ、でも、英国でそんなん言うたら頭はたかれるで。あくまでも米国だけね♪

 
まうみ先生!ありがとうございます!
ファンが増えてヤツも子ども冥利につきます!
んで、カッコイイ!アイワナゴ!
決して「ワイアナゴ」って間違えたらダメね。
「わたしは穴子です」になっちゃうもんね!
半日過ぎたら覚えたフレーズも忘れてそうやけど、アイワナゴってカッコイイから、嬉しがって忘れへんかもね。
ありがとう!本場仕込みやで!ってもったいつけて教えたろ♪
同じ英語でも、使うお国によって発音かわるのね~。おもしろい。


 
ワイアナゴって……すご過ぎや……もうわたし、アイワナゴ、言えんようになってしまいそうや……ワイアナゴしか頭に浮かばへん……どないしてくれるんShigaちゃん。これってここで暮らしてるわたしにとっては死活問題やで!
しかも、しかも、ワイアナゴ言うたら即、めちゃ美味そうな穴子寿司がビビッドに目に浮かび上がってくるし……くるしぃ~@@

あ、ほんで、次男君に言う時は、アイワナゴで止めたらあかんで。アイワナゴダまでが大事やしね。ダがtoやから、これ抜けたらわややで!そやし、ワイ穴子だね。めちゃ断定的なきっぱりとした穴子ね。


まうみ先生!わたくし、『ダ』を見逃しておりました!
ワイアナゴダ!
こんな断定的な穴子宣言だったとは!!
あかん。。今度はわたしが きっぱり穴子にウケまくっています。。
もう、回転寿司で穴子が向こうからやってきたら、「ワイアナゴダ」の幻聴で苦しみそうやわー。

そうそう。「toはどこ?」って思ったの。
ダがtoだったのね。ありがとうございます♪
カッコよく言える練習させてみます♪

まうみ先生は、「アイワナゴダ」のリハビリ、頑張ってくださいねー。



ということで、タイトルの意味、やっとわかっていただけたかと思います。
彼女のジョークのセンスはいつも、わたしの心をギュッと掴むのであります。
ほんま、どないしょ?ワイアナゴダが口から出てきてしもたら……。
コメント (19)
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