ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ボケとツッコミ

2011年01月17日 | 友達とわたし
昨日の関西美人新年会が楽しく終わり、楽しかったな~、またやろな~、ありがと~、お疲れさぁ~んのメールがメンバーの間を行き来しておりました。
ホスト役を自ら引き受けてくれた恵子ちゃんはもちろんのこと、手料理持参で参加したメンバーそれぞれにお礼を言ったりしてたのですが……。

まずはここで簡潔に、状況説明なんかをさせていただきますと、

メンバーは5人。
わたしが断トツの年上。恵子ちゃん・恭子ちゃん・知子ちゃん3人が同い年。ちょいと若いけいちゃん。
それぞれ二人ずつの、兄弟、姉妹のお母さん。

若手けいちゃんの上の娘ちゃん6才は、ヴァイオリンを習い出しまして、今週の金曜日に発表会を控えています。
娘ちゃん本人より緊張している様子の母けいちゃん。
その日もヴァイオリンを持って来ていて、発表会のリハーサルのつもりで皆の前で演奏させようかどうしようか散々迷った挙げ句、娘ちゃんはサラリと、しかも堂々と弾ききって拍手喝采。
けれどもまだ、けいちゃんはなにか困っているような様子。
仕事柄、それが気になったので、彼女の気持ちが少しでも楽になるようにと話しかけるといきなり涙?!
おぉ~!かなりキテるんちゃうか~!

そんなこんなの、ちょっぴりシリアス?な話もあり~の、の会だったのですが、基本は天然ボケのけいちゃんに鋭いツッコミを入れる恭子姐、その痛快さに机をビシバシ叩いて笑い転げる我々、というパターンが多かったのでした。

そして一夜明けた今日、お礼のメールが飛び交っている中、

『……中略……Rもバイオリンの肝試しをさせてもらって、優しく暖かい大人の皆さんの前で、ほくほくした様子。出たがりで失礼しました。恵子さん、チューニング教えてくれてありがとう!これで安心です……後略……』byけいちゃんの、しみじみメールに、

『「Rもバイオリンの肝試しを。。。」って、あんた、それを言うなら「度胸試し」やろ!』by恭の字の、赤ペン先生もまっつぁおなツッコミが。

いや、ある意味、あの日あそこに居てた面々を思えば、「肝試し」は正しい表現やったとも言える、などと思いつつ、このツッコミの件をブログに載っけてもいいかどうかのお伺いを本人に立てたところ、こんな返事が送られてきました。

『因みに……手柄を焦りすぎてあの後ちょっと後悔が……。
「それを言うなら度胸試しやろ!」の前に「肝試しって、あんた、恵子さんの家はおばけ屋敷か!?」を入れればよかったかな……と』

やっぱええわ~カンサイッ
 
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ブリブリッとな?

2011年01月17日 | ひとりごと
今日の気功では、丸と無限にこだわった動きを繰り返し学んだ。
陰陽のシンボルはまさにこの丸と無限の象徴。なぜだか惹かれる理由がわかるような気がする。

シャワーに入って準備を整え、あぁ~遅れてるぅ~いざ行かん!という時に、旦那が入れ替わりに帰宅。
そうして自信満々にこう宣った。
「え?今日は気功ないやろ?祝日やで。キング牧師の」
「いや、先週のクラスではそういうことは全然言うてはらへんかった」
「けど、普通無いやろ~」
「でも聞いてへんもん」
「センター(旦那のオフィスと同じ建物の同じ階)の受付に電話してみたろか?」
「でも、あると思うから行く!」
「いや、電話で確かめた方がええって」

で、あっさり「もうそろそろ始まりますよ~」の返事をもらい、脱兎のごとく出発。
もう既に始まっている教室のドアをそぉ~っと開け、薄暗い部屋の中を忍び足で歩き、列の一番後ろの空いている場所を確保。
今日のクラスは人が多くて、新しい人もひとり加わっていた。
そして、さも最初っから参加してるみたいな顔して、はじめの18の基本動作を学んでいるときに、それは起こってしまった。

ブリブリッ

まさに、闇をつんざく、いや、もとい、静寂に響き渡る完璧なまでの放屁音。
それがまた、わたしのすぐ前のお方(新人の中年女性)のだったからたまらない。
どうやって息を吸い込めばいいか、どれぐらいの間、ソレは空中を漂っているのか、そんなことに気が向いてしまってすっかりアウト!
ご本人の様子をそれとな~く伺いながら、皆と同じ動作を続けていると、

ブリブリッ

わたしの動揺に追い討ちをかけるように、まさかの二度目。これがトドメとなった。
笑ってはいけないっぽい場面で笑いたくなった時の苦しさをご存知だろうか。
喉に物が詰まって息が吸えなくなった時も苦しいが、ふふふふっと息がコマメに、けれどもすごい勢いで出てこようとするのを止めるのも、なかなかに苦しい。
口はいい。無理矢理にでもギュッと閉じてしまえばなんとかなる。ところが鼻の穴がいけない。小鼻がパツッパツに広がって、そっからフフフンと空気が漏れる。
その漏れに伴って、横隔膜だの肩だのがビクビクと痙攣を起こしたみたいに揺れてくる。

わたしから遠く離れた所に居るマリアムにはきっと、わたしがなぜ苦しんでいるかの事情など、まるでチンプンカンプンだったろう。
けれども彼女はわたしと向かい合わせに立っていて、生徒達の出来具合や様子を注意深く観察しながら手本を見せているので、
いきなりけったいな、苦しいのか楽しいのか悲しいのか困っているのか、それが全部ごちゃ混ぜになったようなわたしの様子に驚いているようだった。


今日の瞑想は、だからとても深いところまで到達できたような気がする。
マリアムが「息を吸って~、吐く息と一緒に、あなたの過去も一緒に吐き出して~。また息を吸って~、吐く息と一緒に、あなたの未来も一緒に吐き出して~。また息を吸って~、吐く息と一緒に、あなた自身も吐き出して~」
三回目の息を吐き出した時、自分が液体になったような気がした。
液体といっても透明なのではなく、すごく濃い、真っ黒なインクのような液体に。

あれはいったいわたしにとって、どういう意味があったんだろうな。
コメント (2)
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