ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

自由の女神との再会

2009年08月07日 | 友達とわたし
お天気最高!空気も爽やか!そしてAちゃんもわたしも、全く何もする予定無し!
ということで、急きょ自由の女神に会いに行くことにしました。

いろんな人を車に乗っけては女神に会いに行きましたが、どこかで必ず迷ってしまうわたし。
今日こそは完璧に行ってみせるぞ~と念入りに地図を調べしっかりプリントアウト。フフフ、Aちゃん見てらっしゃい。わたしだってたまにゃ~ちゃんとできるんだから。「すごい!まうみ!」と感動しているAちゃんの姿を思い浮かべてニヤニヤ。
走り出して二十分ぐらいの所で、今まで聞いたこともない地名が出ていたので、そこだけは気をつけようとAちゃんにナビを頼みました。
近づいてきたものの、彼女が読んでくれる地名が出てくるどころか、出口のはずなのに入り口っぽい?!そして完全に意味不明状態に。
仕方が無いので一旦高速を下り、町中で車を停めて頭を冷やそうとしましたが適当な場所が見つからず、散々走った所でパトカー二台を発見!
葉巻を吸いながらくつろいでいたおまわりさん、わたしが差し出した地図を見て「なんじゃこりゃ?ボクにも全く理解不能。クソ地図だなこりゃ!」
そして彼の書いてくれた簡潔な説明を手に、今度は別の高速に。
南北に走るその高速を南に向かって走りながら、ふと彼の説明を読み直してみると、ゲゲッ!北って書いてある!
そこでまた高速を下りて北に向かい、けれどもいくら行っても彼の言っていた『ホーランドトンネル』方面の看板が出て来ず、
気がつくと行き止まりの、しかもハーレムに渡ってしまう『ワシントンブリッジ』が目の前に迫っていました。
そこまで来てやっと、全く間違っていることに気がついたわたし。旦那に電話すると、「ワシントンブリッジぃ~!?ギャハハハ!!」と爆笑されちゃいました。
結局は、おまわりさんの所からは確かに北に向かうのだけど、そこからあともう一つ別の高速に乗り換えなければならなかったのでした。
おまわりさぁ~んっ!!簡潔過ぎっすよぉ~!!
ということで、Aちゃんにまたまた『まうみの行く所、まともに物事が進まない』印をしっかり押されてしまいました。トホホ

リバティステイツパークにやっとのことで着き(今までの中で一番迷ってしまった……)、あまりの人の多さに唖然とするわたし。
さすがのアメリカも夏休みには人が増えるんだ……と、かなり遅まきながら納得。

人種のルツボUSAのルーツは、この線路にあり!




フェリーが出てしまった直後だったので、次のフェリーまでの四十分の間にランチを食べることにしました。
食べている間にも列はどんどん長くなり、少し心配になってきたのでわたし達も列に加わることに。それが出港二十分前。
ところが、セキュリティチェックが一段と厳しくなっていて、まるで国際空港並みの装備の建物の中に入った頃にはフェリーの出港時刻が刻々と迫っていました。
やっとのことでチェックを済ませ、船着き場にダッシュし、船を目の前にした所でゲートを閉めるお兄ちゃんの姿が!
「待って待って!お願い、待って!」と大声で叫んだのに、まるで無視の彼。フェリーの上のお客さん達もこちらを見ているだけで反応無し。
「お願い、おぉ~い、待ってよぉ~!」ありったけの努力をしてみましたが、虚しく響くわたしの声。目の前では着々と出港の準備が進み、さよぉなら~
船が出た後、素知らぬふりをして戻ってきた彼に、ちっちゃな声で「Fuck you」と言ってみましたがもちろん無視。
そこでAちゃんとわたし、待ちましたよ四十分。
フェンスにもたれて待っている我々に「ちょっと失礼」と声をかけ、閉まってると思ってたフェンスをひょいと開け、船着き場に入ってった若いオネエちゃん。
なんや、こんな簡単に開くんやったら、開けて走ってったらよかったと、またまた悔しくなってしまいました

エリス島移民博物館の展示物の中で、わたしの一番のお気に入り。角度を変えると国旗に見えたり、大勢の人の顔が見えたりします。



博物館入り口付近。



自由の女神だぁ~!

 

どっかのおバカさんだぁ~!



リバティ島からの風景。



国旗には青空が似合いますね。




Aちゃん、苦労しただけに、やっと逢えた感動がおっきいわ……としみじみ。
いやあ、わたしの演出、気に入っていただけてなにより……お後がよろしいようで
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たかがピラテス、されどピラテス

2009年08月06日 | 友達とわたし
昨日日本からやって来たAちゃん、時差ボケなんてどこ吹く風、絶好調です。

早起きの旦那はいつも朝ひとりで(正確には家猫と一緒に)庭に出て、直立瞑想をしたり太極拳をしたりして時間を過ごし、雑草が伸びていたら引っこ抜き、
なんやかんやしながら、ノロノロと起きてくるグウタラ妻(いったい誰のことなんでしょ?)を待つのですが、
今朝は時差ボケがひとりいるので、仲間ができると楽しみにしながら、コーヒーのお湯を沸かしたり卵を焼いたりして待っていたそうです。
ところがところがAちゃん、ずっとこっちで暮らしていて、つい昨日までろくに寝られなかったんだよな~みたいに爆睡!
結局旦那は、もう作っちゃったのが冷めるのがイヤで、わたしを待つこともできず、独り寂しく朝ご飯を食べたのでした。泣ける……

わたしが起きてしばらくして起きてきたAちゃん、パン、どっち焼く?って聞くと、あたしねえ、朝は食べないことにしてるのって……。
朝食は王様のように、昼食は召使いのように、夕食は乞食のように、がモットーの我が家では考えられない答が返ってきました。
「あかんあかん、朝こそしっかり食べにゃ~」
「違うん、ただ抜いてるんじゃなくて、そういうダイエットがあって、それがとっても自分に合ってるからやってるの」
……」
なにやら、18時間、固形物をお腹に入れないというのがコツだそうで、朝は全くなにも食べないのではなくて、質のいい野菜ジュースなどの飲み物はとるそうな。
そうすると腸の動きがとても良くなって、お通じバッチリ、体は軽快、気分も爽快、心身ともにすごくいい状態になったそうな。

なので、彼女はヨーグルトを少しと旦那が入れてくれてあったコーヒーでおしまい。じゃあ、三十分後に始まるピラテスに行ってもいいかも。
食べ過ぎたりすると、ポーズによってはたまに逆流してくることもあるピラテス。なので今朝は無理かもと諦めていましたが、これなら多分大丈夫そうです。
ということで、昨日の夜遅くにアメリカに上陸したばかりのAちゃんと一緒に、メリッサのピラテスに行ってまいりました。

YMCAでは、メンバーのゲストとして行くと、8ドルでなんでもかんでもやり放題。一日中泳いでサウナに入っていろんな室内スポーツやクラスに参加しても8ドル。
まあ、今日の彼女は、やり放題ってんじゃなくてピラテスに参加するだけなので、ちょっと割高になってしまうのだけど仕方がありません。
受付に行くと、見たことのない女性が受付のカウンターに居て、わたしが会員カードのバーコードを機械に当てている間も知らんぷり。
わたしの脳みその中に、悪知恵雲がニョキニョキと浮かんできました。
(もしかしたら彼女、Aちゃんのことも無視しちゃったりするかも)
そこで、日本語でコソコソッとさもなんでもないことを言うふりして「Aちゃん、このまま行こ。知らんぷりして、ささ、行くで」
何気にカニ歩きになっているわたし。怪しい女そのもの。でも勘のいいAちゃん、素早く察して、何気ないふりしてわたしについてきてくれました。
大成功~
ごめんねYMCA。でも、充分潤ってるみたいだし、Aちゃんはわざわざ日本から来ているのだし、大目に見ておくれ~。
良い子の皆さん、決して真似はしないでね!

クラスは今日はちょいと少なめ。いい感じです。Aちゃんとわたし、真ん中に陣取ってマットを敷きました。
「彼女は昨日日本からこちらに来たところなんです」とわたしが紹介すると、「日本語でWelcomeってなんて言うの」とメリッサ。
すかさずAちゃん、「ようこそ」と言うと、「あ、彼女も日本人だった!」とメリッサが叫び、クラスのみんなも大笑い。
楽しく始まったピラテス。初めてだっていうAちゃん、旅の疲れとかもあるだろうし大丈夫かなあと思いながら様子を見い見いやってると、
ありり?
わたしが一年半ぐらいかかってやっとできた数々のポーズを難なくクリア。しかも背筋がピンと伸びて美しいったら。
おまけに、腹筋に痛みなんて、わたしなどつい最近まで感じなかったのに、Aちゃん、クゥ~……なんて言いながらお腹を摩ってるし。
そして腹筋運動(シットアップ)……ひっくり返された亀をまだやってるわたしの横で、スウッと起き上がっていくAちゃん。うぇ~ん

とっても気持ちが良かったそうで、滞在中、行けるだけ行こうということになりました。
彼女の背筋の美しさ、腹筋の強さは、ひとえにプロの歌手として訓練を重ねてきた結果です。
歌う時だけ、弾く時だけに気をつけているのではなく、生活そのものの中に、起きている間中意識して訓練できることはいろいろある。
それが演奏に、舞台上の自分の姿に反映して、それを聞く人見る人にいい気持ちになってもらえる。そういう全体の美しさを探求し続ける彼女。

いろいろと勉強になったピラテスでした。
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祝ブログ一周年!

2009年08月05日 | ひとりごと
本日、めでたくも、このブログを開設して丁度一年を迎えました
なんで毎日毎日こんなぎょうさん書くねん?!と文句たらたらながらも、歯を食いしばってお付き合いくださっているみなさん、ほんとうにほんとうにありがとうございます

奇しくも今日、このブログ開設の主かおり姫が、訪米最終日ということで、ご主人&赤ちゃんと一緒にうちに遊びに来てくれることになっています。

そして彼女達をマンハッタンまで送り届けた後、次のお客さまAちゃんをマンハッタンでひろい、一緒にここに戻ってくることになっています。

Aちゃんは来年春からの一年留学の下調べをしに、極寒の2月にこちらに来た、素晴らしい歌を聞かせてくれるプロの歌手さん。
前回はずうっとマンハッタンのホテルだったけど、今回はここに泊まって街通いするので、前よりはリラックスしてもらえると思います。
嬉しい日に二組の嬉しいお客さま。なんともいい感じの記念日になりました

これからもマイペースで、好きなように好きなことを話していこうと思います。
みなさんも、好きなように好きなときに、こんなわたしですが、末永くお付き合いくださいね
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ナオミ、あなただったのね

2009年08月04日 | ひとりごと
50を過ぎているというのにお恥ずかしながら、この二年、おっぱいと子宮のガン検診を受けていませんでした。
忙し過ぎるだの、仕事とのタイミングが合わないだの、あ、生理がきちゃっただのと、うだうだ言っているうちに早二年。
鍼師の旦那の所には、乳ガンや子宮ガンと闘いながら、鍼治療を受けに来る女性が通っていますが、その人数が年々増えてきているそうです。
なので、早期発見のためにも、とにかく検診を受けに行け~!とうるさいうるさい。ありがたいうるささなんですけど……。

で、やっと行ってきました。昨日、ペンシルバニアから戻ってすぐに。
病院は前と同じ、モントクレアの真ん中へんにある小さなクリニック。そこは全員女医さんで、土曜日も開いてるってんで人気のある病院です。
ところが、つい先日に、我々が買っている保険会社からカードが送られてきて、そこの主治医の欄にわたしの知らない医者の名前が載っていました。
あれ?変えたつもりはないのになあ……と思いながら、まあいいや、前のお医者は今後のわたしの悩みを相談するには若過ぎるし、ナオミという名前は覚えやすいし、保険会社に問い合わせの電話をかけるのもめんどっちぃし、ということで、そのままにしておくことにしました。

どんな先生かなあ……と、ちょっと楽しみにしながら病院の受付に行き、手続きをしてもらっている間に周りを見渡していると、
あ、あったあった、先生全員の写真!ふんふん、ナオミ、ナオミっと……あ、この人ね……げげっ!
もしかして彼女、あのナオミ?まさか……でも……似過ぎ……双子ってこともある……あ、おんなじ名前の双子なんかいるわきゃね~!

いい年してこんなこと言うのもなんなんですが……わたしにはとっても苦手なナオミさんというお方がいらっしゃいまして、
彼女と出会ったのは去年の夏の始め、コミュニティバンドの練習場なのでありました。
新メンバーではなく、もともとメンバーだったのだけど、仕事が忙しくて来られなくなっていた、という感じの人で、
でも、挨拶の時点で、あ、ちょっと苦手かも、と思ってしまったわたし……あかんあかん、決めつけてしまうのは良くないとちょっぴり反省しつつ練習に。
ぐわぁ~ん
なんちゅう音!なんちゅう音程!なんちゅうセンス!あなたの吹いていらっしゃる楽器は本当にクラリネットですかぁ~?!
マジで横目で点検しちゃいましたよ、クラリネットかどうか。それほどの迫力と訳の分からん自信がこもった音だったのでした。
それで……その日の二時間はヘロヘロに疲れてしまって……こういう場合、絶対音階とか、美しいものを好む習性とかは持つべきではありません。本当に苦しい思いをいたしました。彼女はとっても楽しそうでしたけど……。
もう二度と彼女のすぐ横で吹くもんかっ!と、強く心に誓ったのも虚しく、なぜか彼女はわたしの横の席を好んで選ぶのでした……ひぇ~!
で、数ヶ月後、かなり限界に近づいていたわたしは、こうなりゃパートを変えるっきゃない!と悲壮な決心をしていたところ、ぷっつりと来なくなった彼女。
ありがとう!また仕事が忙しくなったのね。そのままずうっとお仕事頑張ってね。

看護士さんから問診を受けながら、あのぉ~、わたし、このまま帰っちゃってもいいっすか~などと聞いてみようかな~と思ったりしましたが、
今日は彼女はお医者さんです。まさかここでクラリネットを吹くわけないし、あの性格はまさに医者向きかもしれないしと、コクンと覚悟を決めました。
看護士さんが部屋から出てしばらくすると、ドアがカチャリと開いて、
「ハイ、ナオミです。どうなさいましたか?」と彼女が入ってきました。
小さな備え付けの机の上にパソコンを置いて、わたしの資料を読みながらチラチラとわたしの方を見る彼女。
「ええと、どこも悪くないんですけど、ただ乳ガンと子宮ガン検診を受けるための紹介状が必要なので来ました」
「ふんふん、帝王切開が二度、その他の大きな病気は無しっと……。大腸ガンの疑いが一回、ふんふん……」
そこでナオミ先生、眼鏡を外してじっくりわたしの顔を見て、「あれ?どこかでお会いしましたか?お子さんの診察とか?」
あかん……白状した方が良かろう。
「あはは、ナオミ、わたしよわたし、ほら、コミュニティバンドのクラリネット吹き。あなたの横で座ってた」
んでもって、あまりの苦しさに、あなたにあんまり愛想が良く無かった女だよ(←もちろんこの部分は心の中に仕舞っておきましたが……)。
「あ~!!そうそう、思い出したぁ~!!また忙しくなって行けなくなっちゃってるのよね~!!」(そのままずうっと忙しくしてていいのよ~)
「でも、あなた、どうして担当医を変えたの?」
「保険会社からの手紙にナオミの名前が書かれてあって、それで、会社に聞いたら、ラモス先生はもうここにいらっしゃらないって」
「え?彼女はまだここで働いてるわよ、火曜と木曜に」
「へ?知らなかった。でもいいです。彼女もとてもいいお医者さんだけど、わたしにはちょっと若過ぎるから」
「ふふん、そうね、わたしはあなたより年上だもんね」
「いや、あの、そ~ゆ~意味じゃなくて……」
眼鏡をずらし、診察台の上のわたしをジロリと見るナオミ。狼狽えるわたし
「そりゃそうとまうみ、あなた、この体重変じゃない?前に計った時より○○パウンドも減ってるわよ。なにか体調とか崩してるんじゃない?」
「あ、ご心配なく。病気じゃなくてYMCAのイベントに参加して減らしただけなので」
「でも、どれくらいの期間で」
「3ヶ月」
「そんな短期間でこんな量減らしちゃったらだめじゃないの?」
「え?でも、別にどっこも悪くないし」
「そういう思い込みがね……ぶら~ぶら~ぶら~ぶら~(英語的あ~でもないこ~でもない表現です)」

ああナオミ、あなたはやっぱりあのナオミだったのね。クラリネット吹いても吹かなくても。
おっぱいと子宮のガン検診のための紹介状を手に、複雑ぅ~な気分で病院を後にしたのでした。
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爆弾騒ぎ

2009年08月03日 | ひとりごと
それは昨日、旦那姉のための料理の下準備に励んでいた時に突然起こりました。
初めて作る料理だったので、レシピ本を見い見い、台所の中でてんてこ舞いしていたわたし。
時間がどんどん押してくるのに、朝から降り続いている雨が雷の到来とともに更に激しくなり、まるでスコールのようなどしゃ降りになってきて、
そうなると、家の右側のトユの一部に枯れ葉やゴミが溜まっているのか、滝のように水が落ちてくる所があって、
それが運悪く、一階の台所と二階の洗濯室の窓の真ん前。窓のサンに溢れた水が部屋の中に流れ込んでくるのです。
早くなんとかせにゃ~と思いつつ、晴れた日には時間が合わず、そうこうしているうちにまた大雨が降り……ごめん!家さん。

雨がようやく落ち着き、部屋の中の水もとりあえず片づき、さて続き続きと本の前に立ったその時、

「バ~ンッ!!」
ひゃ~っ!!3センチは飛び上がったでしょうか?
二階からダダダッと駆け下りてくる旦那。「携帯携帯!」と叫びながら外に飛び出して行きました。
わたしも旦那の携帯をひっつかんで後に続きました。あっ?料理で暑かったので、タンクトップ一枚だった!ゲゲッ!二の腕見られた!
近所中の家から人が出てきました。辺りは白い煙で曇っています。
恐る恐る、なにが起こったのか皆で見回していると、「あ、ここだ!」とお向かいさんのジェフ。



直径50センチぐらいの穴があいていました。
でもそれだけです。どこを見渡してみても、なんの破片も異物も見当たりませんでした。
皆はただただその穴の周りに立ってじっと見つめるばかり。



あんな激しい音は聞いたことがない。
稲妻?
誰かのいたずら?

そりゃもう不思議な事件なのでした。

とりあえず、旦那とわたしはあまり遅くならないうちに出発しないと、ディナーが夜中になってしまいます。
不可解な気持ちを引きずったまま、食材を抱えて一路ペンシルバニアへ。

食事は無事に終わり、旦那姉を始め皆も喜んでくれてホッと一安心。食器の後片付けをしていると、そこにKから電話が。

「またあったで、二つ向こうの通りで」

あんな小さな穴を作る爆弾でも、あれほどの激しい音がして、人々をすくみ上がらせました。
もっと大きな爆弾が空から落ちてくる所に暮らしている人の恐怖を考えました。わたしならとっくの昔に気が狂ってしまっているかもしれません。

今回の騒ぎは多分、自然の現象などではなく、人為的ないたずらだろうと思います。どこの誰かは知らないけれど、アホなことはやめてもらいたいです。
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お見舞いクッキング

2009年08月02日 | 家族とわたし
今日は昨日とはうってかわっての雨降り。朝からジャアジャア降っております。ジメジメうじうじ、床もテーブルもベトベト。
梅雨明けがまだの日本のみなさんは、こんなのがずうっと続いているんだなあと、今日はなんだかしみじみと思いを馳せております。

さて、今日はお見舞いに行ってきます。うちから2時間ほど離れた所(ペンシルバニア州)に住む旦那姉のお見舞いです。
彼女は46才。若い頃から甲状腺の所に問題を抱えていて、体内でカルシウムをうまく作ることができない体質なのです。
そんなんで、今回でもう4回、首の周りの切開手術を受けています。
でも、医療保険がクソなこの国、彼女のように優良な保険を持っている人でさえも、大きな手術をして二日後には退院しなければなりません。
そうしないと、家を一軒買えるほどの巨額の医療費請求が、容赦なく堂々と送られてくるからです。あ~マジでここで手術は受けたくないっ!
ということで、水曜日に腫瘍摘出の手術を受けた彼女は、金曜日には自宅に戻り、家のベッドで静養しつつ、平常の生活に戻る練習をしています。

旦那とわたしにできることは、5才の娘の遊び相手と食事作り。
ところが、彼女は大豆とピーナッツが食べられません。彼女の夫と娘はベジタリアン。メニューを考えるのはかなり難しい。
朝から料理本を見ながら唸っております。醤油、豆腐、肉、魚なんぞが使えない……醤油が使えないのが特に痛いです、わたしの場合。
洋野菜のスープ煮、それとなにか酢の物、こんなのぐらいしか思いつきません。
でも、せっかくなので、スープに使うトマトスープと、酢の物に使うだし汁を、これから手作りしようと思います。
食材が限られているので、味(こく)で勝負
彼女の復帰に少しでも役立てたらと願っています。
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蚊蓮草(カレンソウ)

2009年08月01日 | ひとりごと
今日は昨日とはうってかわって、快晴の、そりゃあ気持ちのいい日になりました。
朝は仕事。昼からはの~んびりあちこちのばっちぃ所を掃除したり、ピアノを弾いたり、アロエとカレンソウ(蚊蓮草)、それから玄関ポーチに吊るす鉢植えを買いに行ったりしました。
カレンソウ(蚊蓮草)は我が家(特にわたし)の夏の必需品、アロエは最近なぜかヤケドをすることが多い旦那の必需品です。

蚊を寄せ付けない植物というのでよく知られているカレンソウ、今日はちょいと詳しく調べてみました。



『カレンソウは、形質導入と呼ばれるバイオテクノロジーのテクニックで、人工的に創られた植物です。
この頃ではカコロンという新商品も安く出回っていますが、効果に差はないようです。

ローズゼラニウムという南アフリカ原産のハーブの一種に、シトロネラという植物が持っている、蚊がいやがる匂い成分を造る遺伝子を加えたもので、
この匂いの成分は人体に何の害もありませんし、それ以外の性質は全くローズゼラニウムと変わりません。
なので、伸びすぎた枝を刈り取ってお風呂に入れれば、お肌もすべすべ。ドライにしてポプリにも利用できます。

シトロネラは、タイ料理でおなじみのレモングラスに近い熱帯アジア原産のイネ科の植物で、虫避けスプレーの原料に利用されています』

さっそく玄関ポーチに置いて、今夜はそこで夕飯を食べることにしました。
ポーチの前の生け垣は丁度程よい高さに成長していて、通りを歩く人からはわたし達が隠れて見えません。
テーブルの足元にカレンソウ、テーブルの上にはさやいんげんの白和えと肉じゃが、そして忘れちゃいけないキンキンに冷やしたビール。
昨日のベタベタがウソのような、サラサラの風に吹かれながらいただきました。

「わたしら、家買うて、引っ越しして、ほんでこうやってここで住んでて、こうやってご飯食べてる……なんか変なの」とわたしが言うと、
「丁度ボクもまったくおんなじこと考えてた」と旦那。

カレンソウの香りがふふんと風に乗って行き過ぎていきました。レンガ色と緑は良く合います。



 
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