ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「天地の始まりには何も無く、だから無名であり、天地に万物が生まれ名付けられ、有名となった」

2013年07月27日 | ひとりごと
Verse 1 【體道第一】


TRAMSCENDING(道の世界と名のある世界)


The Tao that can be told
is not the universal Tao.
The name that can be named
is not the universal name.

In the infancy of the universe,
there were no names.
Naming fragments the mysteries of life
into ten thousand things and their manifestations.

Yet mysteries and manifestations
spring from the same source:
which is the mystery within manifestation,
the manifestation within mystery,
the naming of the unnamed,
ant the un-naming of the named.

When these interpenetrations
are in full attendance,
we will pass the gates of naming notions
in our journey toward transcendence.


道可道 非常道/名可名 非常名/無名天地之始 有名萬物之母/故常無欲以觀其妙 常有欲以觀其徼/此兩者同出而異名/同謂之玄/玄之又玄 衆妙之門

道(みち)の道(みち)とすべきは、常(つね)の道(みち)にあらず。
名(な)の名(な)とすべきは、常の名(な)にあらず。
無は天地(てんち)の始に名づけ、有は万物(ばんぶつ)の母に名づく。
故(ゆえ)に常(つね)に無はもってその妙を観しめさんと欲(ほっ)し、常(つね)に有はもってその徼(きょう)を観しめさんと欲(ほっ)す。
この両者は同出にして名を異(こと)にす。
同(おな)じくこれを玄(げん)と謂(い)う。
玄のまた玄は、衆妙(しゅうみょう)の門なり。

道というのは、これまで言われてきた道ではない。
名も従来の名ではない。
天地の始まりには何も無かった。だから無名である。天地に万物が生まれ、それぞれに名が付けられた。有名である。したがって有名は万物の母である。  
故に無は常にその奥深き妙を見せ、有は常に無との境を見せる。
此の両者は同じ所から出て名を異にしているだけだ。
どちらも玄妙で、
玄のまた玄は見通せないほど深遠なものである。

老子道徳経 ( 道家思想 《老子・荘子》)より、お借りしました。




昨日の朝、4週間ぶりの、気功瞑想のクラスを受けた。
ミリアムに、今、とんでもなく追い込まれてるので、道教の学びをキャンセルして、1時間の瞑想だけを受けさせてほしいと頼んだ。
ちょうど、わたしひとりだけのクラスやったから、わたしの我がままを聞いてくれた。

ミリアムはまず、6日間ボートに乗り、ノルウェーから北に向かった旅行の話をしてくれた。
そのボートは、600人あまりの乗客がいて、寄港するたびに、現地の住民が乗り込んでは降りて行くというようなもので、
だから彼女は、観光客だけではなく、その土地で暮らして生きている人たちとも出会い、話ができたらしい。

北極に一番近い町には、2000人ほどの住民がいて、
その2000人の住民は、自分以外の、どの人のことも知っている、という町で、
夏は始終太陽が上がってて、冬は一日のほんの数時間だけ、うっすらとした明かりが得られるという。
わたしが「ようそんなとこで暮らせるもんやね」と言うとミリアムは、
「わたしも同じことを考えたから、その町の子どもたちに聞いてみたの」
子どもたちは、全然気にならない、と答えた。
なんでそんなことを聞くのか?というふうに、少し首を傾げながら。

「水がね、もうほんとに美しくてね。


まるでハチミツみたいなのや、絹のようなのや。


町の至る所に、いろんな水が姿を見せてくれていて、わたしはその前に立ち尽くして、ただただ眺めてた。


滝の途中に、大きな岩が露出していて、水の一部がそこに当たって弾けて、そしたらどうなると思う?
空気みたいに泡になって見えなくなってしまうのよね。

まうみやわたしの思いも、水のように、自由自在に、すがたかたちを変わるのだなあと、わたしはその水を見ながら考えたの」


ミリアムからの宿題は、最初に載せた、道教の教え81章の第一番目を、一日に何回となく読み、そして3分間瞑想する。
読む時に、言葉の意味を考えたり、辞書で調べたりしない。
ただ読むだけ。
そして静かにゆっくり息をしながら3分という時間を過ごす。


楽譜が届いたのが今週の火曜日。
今から4日前のことやった。
5曲のうち、どないしても多分、自分のものにできる可能性が無いと思われた1曲だけを断って、他の4曲の練習にとりかかった。
若かった頃なら、2日もあったら完成しそうな曲やのに、どないしてもうまく弾けへんまま3日が経ち、今日は歌手のうちのひとりと合わせの練習をする。
他の3人の歌手たちとは、本番前のほんの30分の間に、軽く合わせるだけ。
歌手たちはプロのオペラ歌手で、自分の持ち歌なんやから、伴奏者がその歌手のクセやら表現に合わせたらええやん、という感じ。
う~ん……。
4曲中の3曲が初めて弾く曲、というのがちょっと痛い。
けども、なんとかするっきゃない。
このOpera Theater の専属伴奏者に、ずっとなりたかったのやから。

みたいな、自分で招いたプレッシャーにちょっとつぶされかけてたけど、ミリアムに会えてよかった。
ありがとう、ミリアム。
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内田氏「TPP交渉で何か勝ち取るというのは国内向けのウソ」&小出氏「まずは原発をとめて足を洗う」

2013年07月27日 | 日本とわたし
ほんまはほんまは、このアーカイブを文字起こししたいんです!
けど、明日の、ギリギリ仕上がるかどうかのコンサートの練習をせにゃならん!
ということで、今日はとりあえず、この、お二方のきっぱりとした、どっちもいらん!いらんもんはいらん!あかんもんはあかん!宣言を、
ラジオフォーラムさんから転載させていただきます。

どうかどうか、この内容を、みなさんご自身だけやなく、身近な、大切な、ご家族やお友だちに、伝えるなり紹介なりしてください。
よろしくお願いします。



※リンクをクリックするとYouTube上で頭出し再生します

00:33 オープニング
08:27 ブラック企業の実態と対処法
17:39 小出裕章ジャーナル/原発なしでも足りる電力
30:03 極めて危険なTPPの中身
44:43 インドネシアでのコミュニティFM設立支援
53:28 エンディング

ゲスト 内田聖子さん(アジア太平洋資料センター事務局長)
パーソナリティ 石井彰(放送作家)
テーマ ウソと秘密のTPP、交渉の内実に迫る


内田さんは利害当事者としてTPP交渉に参加。その内幕をレポートします

【石井彰・パーソナリティ】よりひとこと
ゲストの内田さんは、番組が放送されている期間はマレーシアにいて、日本が初めて参加するTPPを取材予定です。
会議は、11日間にもわたって開かれるのに、日本が参加できるのはわずか3日だけ、
それまでは、これまでの会議で決まったことや、話し合われたことなど、約1,000ページにも及ぶ資料すら見ることができない! など、
TPPの中味以前に、いかにその進め方すら、私たちは何も知らないことに驚きました。
今回のマレーシアでの会議を、より深く理解するためにも、前回のペルー会議を、現地で取材した内田さんの言葉に、耳を傾けてほしいと願います。


■TPPで輸出は伸びない

TPPについて、内田さんは、日米のグローバル化した一部の大企業にとって、大きな利益をもたらすことは明らかとしつつ、
「その代償として、私たちが、どれだけのものを犠牲にするか。
農業、医療、保険、雇用、地域経済など、さまざまな悪影響がある」と指摘します。

すべての品目で、関税を撤廃するという、極めて自由度が高いTPP。
「結果、安い商品・サービスが、大量に流れこんでくるだろう。
果たして、安ければよいのか。
遺伝子組み換え、農薬や添加物を多用した品を選択するのか
、という問題だ」。

また、推進派が、日本の産品の輸出競争力が高まる、と謳っている点については、
「日米を除き、参加国の経済規模は小さい。
中韓、人口の多いインドネシアも不参加。
つまり輸出先となる市場がない」



■“聖域なし”がTPPの常識

一方、マスコミ報道は全くだめだ、と切り捨てる内田さん。

「TPPを知ろうとしていないし、政府の発表をそのまま流し、批判的検証の視点があまりに弱い」

例えば、コメや砂糖などの5品目の関税を、“聖域”として、交渉で守ると言われていますが、
他国の報道や交渉官によれば、
「すべての品目で関税ゼロにすることを、日本は同意しており、それはない」との応えが返ってきます。
「これが常識。交渉で何か勝ち取るというのは、国内向けのウソ」と断じます。


■人々は、単なる消費者に落とし込められる

TPPの最大の問題点として、内田さんは、
「人にとっての命や生活より、企業の利潤が優先される。
人々は、安いものを買ったり、民営化されたサービスを受ける、ただの消費者として位置づけられる。
社会や国のかたちが変えられていくことが、最大の危険」
と指摘しました。


■若者に権利教育を – ブラック企業への対抗軸



内田さんが企画委員を務めるブラック企業大賞には、名だたる企業がノミネート

もうひとつのテーマは、ブラック企業。
これら企業では、長時間・過密労働、いじめ・パワハラなどが、常態化しています。

ブラック企業をノミネートする「ブラック企業大賞」の、企画委員を務める内田さんは、あらゆる業態で、それが広がり始めているとします。
大賞には、学生が就職したいと思うような、有名企業がずらりと並びます。

雇用契約と実際の業務が違う、残業代が出ない、研修と称して、休日に、ボランティア活動をさせられる
そういったことがひとつでもあれば、おかしいと思うこと
また、先輩や上司の働き方を見て、自分がここで働き続けることはできるのか、考えて見ることも必要。

内田さんは、
今の若者は、労働以外でも、権利教育を受けておらず、法律で定められたそれらを知らない
新卒で、ブラック企業に入っても、声を上げられず、自分が悪いと感じる
小学校から、そういった教育が必要
」と強調しました。


■原発なしで電力は足りる – 小出裕章ジャーナル

原発を止めると電気は足りなくなる?
「まんまと皆さんが騙されていたのですね」~第28回小出裕章ジャーナル


石井:
暑い夏になると、原発が止まっていると、電気が足りなくなるということがつい思ってしまう人が結構いたりするんですよね。

小出さん:
そのようですね。

石井:
原発を止めると、このような豊かな暮らしができないんじゃないかと恐怖を覚えてしまう、でも、実態はそうじゃないんですよね?

小出さん:
もちろんです。
私は電気をたくさん使うということが豊かだと、実は思わないのですけれども、
電気をたくさん使いたい、それが豊かだと思っている方々にとっても、原子力というのは全く不要です。
今、即刻、全ての原子力発電所を停止したとしても、日本の電力供給には、何の問題も生じません。

それは私が言っているのではなくて、
日本には、原子力発電所がどれだけ、火力発電所はどれだけ、水力発電所はどれだけ、というのはもうしっかり分かっていて、データが公表されています。
私自身は、その公表されているデータを調べているだけですけれども、
日本で使う電力は、火力発電所と水力発電所を、きちっと動かすことができるなら、いついかなる時も、十分に間に合います。

石井:
3・11前には、電力の3分の1が原子力だ、というCMが流れていて、
いつの間にか、原子力がなくなると、暮らしそのものが成り立たなくなるという錯覚を持ってしまいましたよね?

小出さん:
まんまと、皆さんが騙されてしまったのですね
去年の夏に、大飯の原子力発電所というのを動かさなければ、停電になるぞと、国と関西電力が脅かしたのですけれども、
大飯の原子力発電所3号機と4号機の、2基を動かしました。
合計、出力270万キロワットですけれども、その陰で、火力発電所を、関西電力は、300キロ万ワット分を停止させたのです。

日本には、火力発電所が十分にあって、年間の稼働率でいえば、5割にも満たないというほど。
つまり、半分以上は、火力発電所を止めておかなければならないほど、火力発電所が余っていた
のです。

石井:
火力発電所をあえて止めて、あるいは減らして、その分、原子力発電所をいっぱい使っていたと?
それはなぜですか?

小出さん:
そうです。
原子力発電所というのは、一度動かし始めてしまうと、出力調整もできませんし、ひたすら動かすしかないという、そういう機械なのです。
ですから、動かしたら、とにかく1年間なら1年間、動かしておきたいということで、
どうしても、稼働率、私たちは設備利用率と呼んでいますが、それが高くなってしまうのです。

火力発電の方は、需要に合わせて、止めたり動かしたりできる、大変便利なので、夜間の方は止めてしまって動かさない、ということをずっとやってきたのです。

石井:
火力発電所は燃料費が高い、原子力発電の方は割安だというのが、ウソというのが明らかになりましたよね?

小出さん:
そうですね。
すっかり明らかになってしまっていて、数年前に、立命館大学の大島堅一さんという方が、電力会社の経営データ、有価証券報告書という実際のデータを使って、それぞれの発電の方法の電力単価を計算してみたら、
原子力が一番高かった
という、そういう結果がすでに出ています。

石井:
円安で石油が高いと、なんとなく火力の方が高いんじゃないか?と思わされてしまっていますよね?

小出さん:
そうですよね。
もともと、原子力なんかに手を染めなければ、私たちはもっと、ずっと安い電気代で済んだはずなのです。
ところが、愚かな電力会社の経営陣のために、もともとこれまでも、高い電気代を払わされてきましたわけですし、
原子力をやめてしまえば、今持っている発電所が、不良債権になってしまうわけで、その部分の穴埋めをしないといけない、というのは短期的にはあると思いますけれども、
もともと高い原子力発電なんか、やめてしまえばいいのであって、火力なり水力なりに転換していけば、基本的には安くなるはずです。



内田さん:
もともと、あまりしてませんでしたが、原発批判が減っていますよね?
そのことが、私たちが、電気が足りなくなってしまうと思う要因と思うのですが、どうでしょうか?

小出さん:
日本の政府、電力会社、原子力産業、そして、マスコミなどなど、全部がグルになって、原子力がいいんだ、という宣伝を流してきたのですね。
福島第一原子力発電所の事故が起きているにも関わらず、原子力をやるという方針を、ますます強めようとしているのですね。
その時に、またそれも、マスコミも巻き込まれてしまっている。
原子力ムラという組織が、全く無傷のまま生き延びてしまっている、と私には見えます。

石井:
日本の電力は、火力と水力で十分に間に合うと、統計データがそれを証明していると…。

小出さん:
そうです。

石井:
なおかつ、安いと…。

小出さん:
そうです。
それも、電力会社の経営データが示しています

石井:
経済コストの面からいっても、火力・水力で十分ですよね?

小出さん:
福島の事故を見るまでもなく、きちっとした賠償・補償をしようと思えば、日本の国家が倒産してしまうほど、被害がすでに出ているわけですし、
これから、廃炉ということをやろうとすれば、大変なお金がかかるというのは、本当のことなのです。
それはもう、逃げることができませんので、私たちが、それと向き合うしかないのです。

もし、これ以上、原子力をやってしまうのならば、その大変さがどんどん膨らんでしまうわけですから、
まずは原子力発電所をとめて、足を洗うというのがいい
と思います。

石井:
小出さんのきっぱりとした発言に、勇気づけられます。
ありがとうございました。
コメント (3)
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「まず第一に今北茨城市が一番危険です。まずは逃げるか、市にすぐ説明を夜でも求めるべき」武田邦彦氏

2013年07月26日 | 日本とわたし
前回載せた、北茨城の非破壊検査の放射線漏れの件について、武田邦彦氏が話さはったこと。

わたしは専門が音楽で、化学や科学や物理はかなり苦手。
事故以来、それでもなんとか頑張って、あれこれ読んで理解しようとしてるけど、
今回のこの、非破壊検査、なんちゅう言葉なんかは、読んでもさっぱりイメージがわかんし意味も不明。

けども、はっきりわかったことがある。

日本みたいな、人口密度がめっちゃ高い国は、原子力みたいなもんは絶対合わんっちゅうこと。

ちょっと実験するにも、こんな住宅街でせなあかんほど、やるとこないんやから。
どっか、見渡す限りなんもないとこで、そこでは人はもちろん、動物さえもほとんどおらんし、会社も畑も公園も学校も無い、
少々めちゃくちゃな放射線が発生しても、完全に遮断できる巨大な壁が設置できる、
万が一漏れても、汚染した部分をその場に埋められる、
そんな場所、日本のどこにあるん?

けど、原子力っていうのは、結局そういうことやんね。
人の手には負えんほどの危険なものを扱うてるわけやから、人がおったらあかんやんね。

今回はたまたま、北茨城の工場団地で見つかったけど、こんなこと、日本のあちこちでやってるはず。
それがわかった。
恐ろしい量の放射線が、住宅街のあちらこちらで発生してる。
知らさせたことないから。
なにもかも秘密裏でやって、バレたら責任転化ゴッコ。
もしくは、法にはひっかかってへんと居直る。

そもそも、試験する物がおっき過ぎて建物内ではできんかった言うてるけど、
その試験がどんな危険なもんか知ってるねんから、その物のサイズを小そうするか、それでは意味無いんやったら試験を中止したらええだけやん。
それを、ああ、こりゃサイズがデカいから、外でやろかって、そんなデタラメが通るんや、原子力の世界では。

こんなんもうあかんわ。
もうほんまにやめなあかんわ。
土地の広さはもちろんのこと、地震もまた増えてきたし、この世界の人間に、どうしようもなく無責任なやつが多過ぎる。

それがはっきりとわかった。


<北茨城市7マイクロ>「この内容の悪質さからいえば、福島原発どころの騒ぎではありません」武田邦彦氏7/26(音声文字起こし)

【緊急】
北茨城市で7マイクロシーベルト・・・どうするべきかも判らない!!

武田邦彦 平成25年7月26日

(上記武田先生のブログより音声部分文字起こし)

規模としては、2011年3月の福島原発の爆発事故よりも小さいんですが、
内容的には、もっと恐ろしい事が起こりました。

それは、北茨城市の工業団地で、7月12日、毎時7マイクロシーベルト、
年間に直しますと、実に、61ミリシーベルトのですね、放射線量が測定されていたことが、
それから14日後の、7月25日に原子力規制庁から発表された。
測定は、北茨城市が行って、隠してて、そして、原子力機構によって、原子力機構が解析をして、2週間後に発表。

また、この説明がムチャクチャでですね、
周辺の工場で、放射線を使った非破壊検査が行われていて、どうも、その放射線じゃないかということでした。

これはですね、この内容の悪質さからいえば、福島原発どころの騒ぎではありません

福島原発は、まだ爆発しましたから、外部にもわかりました。
逃げる道を間違えていった、という事はあるけれども、みんなが逃げられました。

しかし、今度の場合ですね、
1年61ミリシーベルトという、高い放射線が観測されたら、即時発表しなければ、
そこに住んでいる人が、逃げるに逃げられません。

それを、14日後に発表した。
もし、こんな事が起こったらですね、我々の身の回りで、放射性物質をいっぱい使っているわけですから、
全部停止しなくてはいけません。

で、この場合の、非破壊検査というのは、線源はおそらく、コバルト60なんですが、
発表されていませんけれどね、今のところ。
直ちに、使用をやめなければいけません。
これは、北茨城市のコバルト60を止めると同時に、日本中止めないとですね、
「まさか、こんなに漏れているものを、黙っているという事があるのか」と。

大体ですね、コバルト60は、密封線源ですからね、
検査しているのは誰か?
漏れませんから、線量は、全部測定してやっているはずなんです。
こんなに強い線量が、外部に漏れることは、絶対にありませんし、法律では、完全に犯罪ですね。
だって、人を傷つけるんですから、放射線という意味で。

どうなっているのか、その線源も発表されないし、会社も発表されない

もちろん、国は把握しています。
これは、厳重な申請を必要としますから。

もうこれはですね、原子力、止めた方がいいですね。

原発以外でも、こういうふうに、完全に犯罪になる事を放置しますとね、
どこで何が起こっているのかわかりません。


これはですね、原子炉2011年の事故のあと、放射性ヨウ素が、継続的に漏れていましたし、
それから、福島原発からはですね、今でも放射線が漏れているのに、そのベクレルが公表されません。
2号機、3号機の、異常の問題もあります。

海に放射性物質が流れたのに、選挙が終わるまで発表されなくて、
社長が10%減給して、どうなるんですか?
社長はもちろん、辞めてもらわなきゃいけないけれども、
自民党の圧力だったんですかね、選挙の翌日に出すと。
自民党もですね、こういう事が起こったら、やっぱり政治家としてね、原発推進は止めて欲しい
ですね。

これまで原子力に携わってきた人、今でも推進派の人、全部ですね、
原子力に携わる人が、このようにずさんな基準でやる原子力に、反対だと思いますよ。
推進派の人も、反対だと思います。

まず第一に、今、北茨城市が一番危険ですから。

まずは逃げるか、市にすぐ説明を、夜でも求めるべきですね。

これね、この7っていうのが、本当かどうかもわかりませんよ。
この7がですね、ある程度、何10っていう量だったら、今、即刻逃げないとですね、
2011年の、原発の事故より被ばくします。

なんで、こんなことが行われたのかわかりませんけどね。
これは、相当なもんですよ。
ま、本当にビックリしました。
そして、緊急を要します。

北茨城市に住んでいる方は、場所は何処だかわからないんですけれども、
北茨城市と言っても、隣の市とすぐ近いところ、
そこのところに、赤ちゃんでもいて、寝てたら大変ですよ。
で、そのままずっと、7ミリシーベルトだったらよかったけれども、
もっとデカイ値があったり、今でも漏れていたりしたら、どうするんですかね。

いやまァ、規制庁も規制庁ですね。
あんた、どっち側についているんですか?
規制庁ですからね、やっぱり、国民の健康を考えてほしい
ですね。
これはもうひどい話で、緊急中の緊急ですよ、これはですね。
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あきれたひとたち(追記・見直したわ、再春館製薬所!)

2013年07月26日 | 日本とわたし
きーこさんが文字起こししてくれはった、ふたつのビデオ。

えぇ~!!
まだこんなこと言うてる人間がおるんかぁ~?!と、びっくり仰天しつつも、
もしかして、これって、日本の生の姿やったりするのか?と、恐ろしゅうなったり……。

それにしても、
江戸時代の暮らしに戻すんかやの、夜は真っ暗けやの、
放射性廃棄物というゴミがあるから、原発を稼働せなあかんやの、


あ……この人ら、事故が起きてからずっと、なに見てなに聞いてきはったんやろ?

↓以下、転載はじめ

宮根「じゃあ原発を止めようそのかわり江戸時代の暮らしに戻しましょう」「僕はずーっとそないやと思ってるもん」
山本太郎ミヤネ屋出演
(動画・文字起こし)
7/22/2013

山本太郎ミヤネ屋-2013-07-22


宮根誠司:
まずはおめでとうございます。

山本太郎:
ありがとうございます。

宮根誠司:
選挙戦を経ったかっていて、手ごたえみたいなのは日に日に感じてました?

山本太郎:
手ごたえは初日から感じてましたね。

宮根誠司:
ほぉー。

山本太郎:
やっぱり、街頭に出て話をすると、テレビ新聞とかからはあんまり伝わってこない情報というのを、僕が伝えるんですよね。
そういう事で、だんだん人の顔が変わっていく。
熱が伝わったというような、そういう感覚はありましたね。

宮根誠司:
ま、山本太郎さんといいますと、反原発という事で、ま、熱心に活動されてきたわけなんですが、
ね、国会議員として、今度は国政の場で、一体どういうふうに訴えていこうというふうに思っていらっしゃいます?

山本太郎:
すごく難しい状況だと思います。
参議院選の結果が、いわゆる脱原発であったりとか、反TPPであたりという、
あと、憲法改悪という部分に対して、すごく力を発揮してくれそうな人たちが、国会へ行く事が出来なかったんですよね。
だから、そういう意味で、これからの展開というのは、ますます厳しい状況になっていくだろうなとは思いますが、
でも、沢山の人達に警鐘を鳴らす、という意味でも、
市民であったり、市民運動というところと政治との距離を縮めていく、という役割を、果たさないといけないと思うんですね。

宮根誠司:
安倍総理大臣はね、「安くて安定的なエネルギーを、供給する責任がある」
とにかく、安全を期して、再稼働は条件付きで容認する、という発言もされているんですが、
山本さんはこれについても、まっこう、当然、反対という事ですね?

山本太郎:
(笑)本当に、言っている意味が分からないっていう事ですね、安倍さんの。
というのは今、この国は地震国で、そして、もうすでに、首都圏直下も、そして南海トラフも、いろんなところで動きがあるっていう事ですね、これから。
それが、何時か分からない。
で、この原発というものに対して、地震津波の安全性はなかったという事が、ハッキリしたのが東電原発事故。
今、エネれルギーは足りてる、という事ですよね、ガス火力を中心に。
天然ガスです。
これは、アジア圏からの調達も可能。

それだけじゃなくて、やっぱり、これだけのリスク。
事故が起こった後に、国やマスコミは、一体何をしたか?と言ったら、やっぱり、情報を隠すとまでは言いませんけれども、
マスコミ、一部はちゃんと出しているとは思うんですけれども、全ては言えない。
それは、「核心には迫れない」というのが、やっぱり、この商業放送という部分の宿命だと思うんですよ。

この原子力産業というのは、数々の企業が加わっている訳じゃないですか。
その中で、やっぱり、その企業の利益というものを減らせない。
それが、直接広告収入であったり、っていうものに繋がっていく。
下手をすれば、踏み込み過ぎれば広告を引き上げられるという事もあるわけですよね。
その部分が一つ、原発を止められない理由っていう事はひとつ。

理由は二つある、と思うんです。

一つは、そういった利害関係。
ま、1%の人達の金儲けだと思うんですね。

で、もうひとつ。
それはやっぱり、日米原子力協定っていう問題がありますよね。
日本とアメリカの間に、そういう協定があって、「2018年に、それの中身を変えるか破棄するか」っていう問題があるんですけれども、
もうすでに、水面下で、交渉が進められていると思います。

日本には、プルトニウムが山ほどありますよね。
「それを軍事利用するのか」っていう事で、持っておくことは許されない。
「だったら燃やして使え」と、「MOX燃料として燃やして使え」という感覚になっているわけですよね。


宮根誠司:
ふーーっ

山本太郎:
日米原子力協定を無視しては、おそらく脱原発は不可能なんですよ。

宮根誠司:
これー、

山本太郎:
そういう部分が・・ええ。

宮根誠司:
山本さんね、山本さん、今回、国会議員になられたじゃないですか。
で、こうなった時に、我々も、何度も福島にお邪魔したんですけども、
もう被災された方は、何年もお家へ帰れない。
それから、先行きが見えない不安。
ずーーっと抱えてらっしゃる。
その一方で、その、げ原発というものが、一体どれだけ危険なのか?
原発というものが、どれだけ人に悪影響を与えるのか?
それから、活断層の問題があっても、専門家同士でしゃべっていても、「活断層なのかどうなのか分からない」っていう中で、

これ山本さん、今度、国会議員になられた時に、
「原発とはどういうものであるか」というのを、その、やっぱり一人でも多くの国民の皆様に、教えてもらう。
我々も含めて、教えてもらわなきゃいけないって思うんですけれども、

山本太郎:
その原発の危険性っていうものに関して、やっぱりもっと掘り下げていく必要があると思うんです。
まず、コストっていう問題に関して、議論に出るんですけど、
やっぱり原発は、低レベル放射性廃棄物から高レベル放射性廃棄物まで、全て、100万年、安全に管理される必要がある。

この100万年のコストっていう部分は、計算に入ってないわけですよね。
電気代のコストっていう意味で。

宮根誠司:
あとね、

山本太郎:
そこに対しては、一切議論されない、はい。

宮根誠司:
あと、山本さんがおっしゃった、その、燃料が足りてるという事なんですが、
ま、化石燃料だったり天然ガスだったりする。
一方、そうなってくると、日本の経済が疲弊する。
それから、いわゆる温暖化はどうなんだ。
それから、自然再生エネルギーっていうのは、大体、いつ頃をめどに、我々は使う事が出来るんだ。
ま、標準的な家庭で。
総合的に、こう、長期的にね、山本さんに僕はしゃべってもらいたいな、国会の場でって思うんですね。

山本太郎:
なるほど。
いま、自然エネルギーっていうもので賄うことは、不可能だと思うんです。
それは、まだ夢の世界だと思います。
まず、インフラを整えるという事が重要で、その、やっぱり、基礎となる部分、バックアップの電源を何にするか。
メインの電力はなんだ?って考えた時に、今はもう、火力しかないんですよ。
その主力が、ガスであると。
その中でも、ガスタービンコンバインドサイクルGTCCというものがあって、アメリカが、京都議定書の時にしなかったじゃないですか。
でも、それをGTCCに大幅に移行することによって、今、その数値に迫っているんですよね。
しかも、その技術というものも持っているわけだから、どんどんそれを、どんどん深めて行けば、世界にも売れていけると思います。

宮根誠司:
これ、天然ガスなんかの場合には、いちばんは、その、地球温暖化という事も一方で言われますよね。
それから今度、シェールガスなんて言った時に、今度は、海の汚染というのが進むんじゃないか。
いろんな事が言われてて、おそらくここもまだ、我々人間には未知の領域な訳ですよね?
自然再生エネルギーを含め、それから地下資源も含めて。
ここの部分と、あと、山本さんは国会議員になられたので、未来の子どもたちに、
「しばらくは我慢して、もう夜は真っ暗でもええやないか」と、
「そんなに便利じゃなくてもええやないか」と。
そのかわり、安全に生きるべきなのか?
いや、日本という国は、こういう国になっていくためにどうしたらいいのか?
っていうところまで、僕、しゃべって欲しいなって思うんですよ。

山本太郎:
なるほど。
おそらく、メディアでよく言われているのは「電力は足りている」という事は、一切言われていないという事ですよね。
「原発を動かす理由として、電力問題という事ではない」という事です。

で、もう、すでに今、脱原発は出来ている訳ですよね。
54基あった原発のうち、全国で動いているのは、今はたったの2基ですよ。
これは、大飯原発3号機4号機。
その下には、活断層のそれがあるものが走っていると。
で、最初は、「電力の問題だ」という事で動かされた。
でも、夏が終われば、結局20%、それが余る事になった。
結局何だったんだ?って。
それは、経営者のメンタリティーだと思うんです。
「自分の代で倒産したくない」「自分の代で大赤字を食いたくない」という、
そういうメンタリティーで、経営されたら困るんですよ。

宮根誠司:
フー。

山本太郎:
というのは、原子力の事故によって、どれぐらいあの影響があるかっていうのは、それこそ未知数。
現在、事故はどうなっているか?
20km圏内にまで、人々を帰還させようとしている。
これ、「帰れる」っていう事にしなきゃ、除染という作業もありますけれども、
これが結局、利権化していて、その「除染という事で、人を帰していきました」ということにしていかないと。
どんどん、「あの事故は、大したことは無かったんだ」という刷り込みが、
政界と、それから経済界と、それからマスコミが、これが一体になってるんですよね。
利益が一つだから、ここは。

宮根誠司:
あのー、経済の専門家の岸さんがいらっしゃるんですけど、「電力は足りてる」と山本さんはおっしゃっていますけど、
一方で、新聞ニュースなどでは、「綱渡りだ」と。
それから、「どんどん、どんどん赤字が増えていって、日本の経済力が落ちていく」っていう話が。
これはどんな風に?



岸博之:
実際、今、電力が足りているのは事実なんですけれども、
これはそもそも、古い火力発電所もフル稼働して、加えて言えば、石油天然ガス全体の70%を、発電する事によってもっている。
で、これは、ある意味で、エネルギー政策の観点から言えば、エネルギーの多様化というのが大事な中で、ちょっと問題がある。

要は、山本さんは、非常に重要な問題提起を、沢山して下さっていまして、これは私も、すごい評価してるんですけれども、
原子力の世界で考える事、それに加えて、エネルギー全体でどうするかを考える。
さらに言えば、経済全体をどうするかを考える。

これを、山本さんにちゃんと、ただ、あの、現実的な世界を訴えていただくのが、やはり、日本の政策を変えるために大事だ、と思っていますので、
今後は是非、そこを頑張って頂きたいなと思っていますねー。

宮根誠司:
山本さん、このあたりね、やっぱり経済との問題もある。
原発、それこそ原発は、あれだけの被害が出たこともある。
「じゃあ、原発を止めよう。そのかわり、極端な話、江戸時代の暮らしに戻しましょう」なのか、

山本太郎:
(笑)いやいやいや……、

宮根誠司:
いや、いろんな事やっていけばいけるのか?
その辺の話を、ちょっとしてもらわんとね。

山本太郎:
やっぱり、その刷り込みが一番怖いですよ、宮根さんが、今言われている言葉が。

宮根誠司:
僕は、ずーっとそないやんと思ってるもん、だって。

山本太郎:
いや、だから、それが一番問題なんですよ。
こういう「江戸時代に戻るんじゃないか」という話になっていますけれども、

宮根誠司:
うん

山本太郎:
いま、岸さんが言われてたじゃないですか。
「電力は足りてるという事は確かだ」と。
で、たとえば、その調達の問題ですよね。
どうして、これだけ高い値段で輸入しなければいけなくなるのか?
それはやっぱり、総括原価方式っていうものがあって、
電力会社がお金を無駄使いすればするほど、それに3%上乗せしたものが、電力会社の利益になる。
というやり方があるわけですから、それで、値段交渉も、そこまでざっくりしないですよね。
言い値で売られた方が、それに上乗せできるんだから。

岸博之:
いや、だからこそ、そこが、

山本太郎:
交渉なんです。企業努力、はい。

岸博之:
山本さん!
だからこそ、山本さんには、そういう電力システム全体の改革であるとか、じゃあその後、その先の経済を、どういう方向に持っていくのか?っていう、
全体像、ビジョンをですね、早く示していただいて、

春川正明:
そう

岸博之:
で、それを持って、国会で議論していただきたい。

宮根誠司:
多分、それは、日本を変えるきっかけになると思いますね

ーーCMあけーー

宮根誠司:
山本さんには、国政で、原発だけではなくて、電力そのものについて分かりやすく発信してもらいたいんですが、
春川さん、なにかお聞きになりたい事は?



春川正明:
あのー、原発以外にもお聞きしたいんですけれども、
原発の件でひとつ言っておくと、
わたし、北千住で、最後の日に演説されたのを聞きに行かせていただいたんですけれども、
山本さんがおっしゃる中で、一つ、やっぱり気になったのは、今もおっしゃってましたけど、
民放のテレビがね、スポンサーの関係で、全然本当の事が言えないというのは、それは全然間違ってまして、
ニュースの現場では、民放であろうと、スポンサーの事を気にせず放送をして、取材をしている訳ですよ。
そこをやっぱり、ちょっと、見解を改めていただきたいという事と、

それとあの、大体聞いててね、思ったのは、ものすごく子どもの事をおっしゃるんですよ、将来の。
僕はやっぱり、そこにすごく、ああだからやっぱり通ったんだな、と思うんですけれども、
その、雇用の問題とか、彼らの将来の時にどうするんだというのが、すごいおっしゃってたんですけれども、
実際、今、宮根さんからもありましたけれども、国会に出て行かれた時に、原発以外の、その、雇用の問題とか、社会保障の問題とか、子どもたちの事という、
あのー、国会活動の中での原発の割合というのを、どれ位の感じでやっていかれる予定なんですか?
やっぱり原発一本でやられるんですかね?

山本太郎:
ごめんなさい、あとどのくらいしゃべれますか?

宮根誠司:
1分ぐらい。(11:03)

山本太郎:
1分ぐらいしゃべれる、分かりました。
えーっと、先程の、スポンサーに影響されないという話ですけど、
それは僕、いろんな筋からも聞いてて、僕自身出れなかった事とかもありますので、
やっぱり、いま不況の時代に、やっぱり、コマーシャルを無くしたくない部分がある。
やっぱり、そこの影響は、確実にあるものだと思います。

というのは、たとえば食品の安全基準、1kgあたり100ベクレル。
これ、みんなにこの国が与えた、僕たちの食品の安全基準ですよね。
その内容っていうのが、1kg100ベクレルは、放射性廃棄物と同等だっていう事は、テレビからは伝わってないですよね。
やっぱりこの、被ばくという事に対して、タブーがある。
この、もっと気にして言い事なんですよ、僕達の命にかかわる事なんだから。(11:45)

宮根誠司:
はい、このあとも、ちょっと伝えていきます。

ーーCMあけーー

宮根誠司:
山本さん、時間が無くなってきたんですが、国会での情報発信、期待しておりますので、頑張って下さい。

山本太郎:
なんか聞こえた……、(イヤホンする)ありがとうございます、もう終わったかと思ってた。

宮根誠司:
昔、オハスタで暴れてた頃が、懐かしいですねー。

山本太郎:
これに懲りずに、出して下さいね。

宮根誠司:
わかりました。


堀江貴文「 即時ゼロって無理じゃん!廃棄物が残っているんだから動かさないと」7/21堀江貴文他3名&山本太郎(文字起こし)



角谷浩一
松嶋初音
堀江貴文
津田大介
山本太郎

このYoutubeには、「 堀江貴文が山本太郎を完全論破 」というお題が付いていますが、
どちらが論破しているのか?文字起こししましたのでご確認くださいd(◕‿-。) ネ❤

01:28

津田:
また、脱原発でもね、2030年代なのか即時ゼロなのかというところでも、全く


堀江:
即時ゼロって無理じゃん!

津田:
うん

堀江:
だって、即時ゼロにしたってさ、廃棄物はさ、残っているわけだし、


津田:
そうですね、核燃料サイクルの問題は解決しないし、

堀江:
燃料サイクルの問題もそうだし、プールにとりあえず残っている訳じゃないですか、使用済み核燃料は。
それは各ね、原発で。

角谷:
つまり、稼働が止まっただけでは、別にほぼ解決ではないという事ですね。

堀江:
それは、原発ゼロではないじゃないですか、実際のところ。
廃棄物の問題まで、すべて片付けなきゃいけなくて、
じゃあその脱原発がね、今即時ゼロにするのが本当にいいのか、どうなのか?っていう話をしても、
脱原発派の人っていうのは、もうそこを感情論で、「いや、あんなものは無くなった方がいいんだ」みたいな話で、
その、現実論を話しずらい。


角谷:
そそ、だから無くなるのは何時かっていうのは全く幅がある議論で、これね。

松嶋:
そういうことですね。

津田:
ま、だからそういう意味でいうと、


松嶋:
ここでですね、山本太郎さんと中継が繋がりました。

津田:
おっ、きた。

松嶋:
山本さ―ん、

角谷:
いろいろ、事前の情報分析では、お名前がちらちら出てましたけれども、大変早い当選でしたね、おめでとうございます。

山本:
ありがとうございます。
情勢分析は、あんまり信じてなかったですね、「メディアが流すことだ」と思ってたんで。

堀江:
山本太郎さん、ひさしぶりです、堀江です。

山本:
どうも、おめでとうございます、おかえりなさい。

堀江:
いやいや、そこかぁみたいなw。
すみませんちょっと、原発問題でね僕ちょっと、ちょっと考えが違うんで、
あの、ちょっとね、考え方が違うんであれなんだけど、僕、個人的には、すごい彼は良い奴なんで、

松嶋:
ふふふ……、はい。

堀江:
いろんな政治の世界で、ま、ちょっと原発のところが、ちょっとかい離があるんだけども、
それ以外のところでは、いろいろやってくれると思うんで、ま、とりあえず当選したんで、頑張って下さい。

山本:
もうやるしかないですよね。

堀江:
責任重大だと思うんで。

山本:
感じてます。

津田:
山本さん、どうも、津田です。

山本:
ああ、どうもです。

津田:
議員になられた訳ですけど、実際に、一番最初に、先ずどこかの党に所属するつもりはあるのか?というところを含めて、
どういう活動から、まずやられて行くつもりですか、議員バッチ付けたら。

堀江:
シビアな質問しますね。

山本:
とりあえずは、おそらく、再稼働という問題にぶつかりますよね。

堀江:
へへへへへっ・・・。

山本:
どこの会派だったり、どこの党、まず、どこかの党に所属するっていうことはないですね。
というのは、それぞれの政党、もちろん、方向性は大雑把に一緒っていう所はあると思うんですけど、
でもやっぱり、他の政党が踏み込めない発言というのを、僕が受け持たなきゃいけないパーツだと思っているんです。
たとえば、この原発を止めるのに、エネルギーの問題じゃないっていうのは、もうはっきりしていますよね。
今はもう、ガス火力が中心だ、という事がハッキリしているわけで、

松嶋:
ん~~~。

山本:
で、それで、賄いきれる部分があって、しかも、関西電力で、今動いている2基、大飯の3号機4号機、
これは、去年の夏、20%以上電力が余った、という事実があるわけですよね。
だとしたら、今これを続けている理由はなんなんだ?、というところにいくと思うんです。
もちろんその、利害関係っていうか、原子力産業のいろんな会社、そこに利益を落とさなきゃならないからっていう部分もあると思うんです。
でも、それ以外に、日米原子力協定っていうものがあって、要は、持っているプルトニウムを燃やさなきゃいけないんだ、という事実。
それによって、原発が止められないんだ、という事実がありますよね。
それが、2018年に、その内容というものを改定するのか、おそらく、破棄は難しいところにあると思うんですけど、
この事実というものを、多くのみなさんに知って頂く。
それを、大きな国民運動にしなきゃ、おそらく、原発は卒業できない状況にあると思うんですね。

松嶋:
ん~~~山本さん、えっとですね、ま、山本さんは、反原発として、活動を結構されていたと思うんですけれども、
一つ、ちょっとメールがきています。
一つ、質問をさせていただきます。
東京都の男性からいただきました。

原発問題について、質問です。
反原発、旧原発停止はよろしいのですが、
廃棄した原発から出た放射性廃棄物の処理は、どうするおつもりでしょうか?
出口戦略を語らなければ、全て、机上の空論だと思いますが。

山本:
そうなんですよ、それは語っている部分なんですが、取り上げてくれるメディアが少ない、という部分があります。
僕は、先日、ドイツに取材に行ったんですね。
で、ドイツは、地層処分、という形をとっているんですよ。
地層処分という形をとっているけれども、地下に穴を掘っていくと、水と繋がるという問題があるんですね。
それによって、閉鎖になった廃棄物処理場というのも、実際に存在する。
1日に、何10トンという水が、どんどんどんどん、その廃棄物を処理してある場所に流れ込んでしまう、という危険性がある。
しかも、この日本は、地震帯ですよね、地震の活動期にもあるわけで、
「地層処分というものに関して、どう思われるか」というのを、先方に聞いたんですよ。
「ドイツでは安全だ」っていうんですよ、向こうは。
ドイツは大丈夫だ。
でも地層処分で、水が、水と繋がっている事実もあるんですけど、でもそれはおいといて、
「じゃ、日本の場合はどうだ?地震帯なんだけれども」と言ったら、
向こう側の人が、
「それはあり得ないだろう」というふうに、もう笑ってましたね。

堀江:
だから、じゃあ、どうするわけ?
いまあるじゃない?
今、要は、廃棄物っていうのがあって、稼働して原発はあるんだから、それをどこかに処分しなきゃいけないわけでしょ。

山本:
当然です。

堀江:
それ、どうしようと思っているんですか?

山本:
それはやっぱり、地上で管理する以外、今のところは無いですね。
完璧な処分方法というのが、人類が、

堀江:
という事は、それっていうのは、そのお金っていうのは、何処から出てくる?
ずーっと税金で、それをまかない続けるっていう事ですか?

山本:
それ、たとえば、電力会社が電気料金に上乗せするのか、それとも、税金でやっていくのか、というような議論というところになってきますよね。
でも、まず今やらなければいけないことというのは、
どういう処分法が一番適するのか、安全に管理することが可能なのか、という部分をつぶしていく。
で、その後に、じゃあ、そうじゃないんだったら、どのような可能性があるのか、という事をやっていかなきゃいけないと思うんですよ。

堀江:
でも、でもね、じゃあ、原発全部終わらせますよね。
っていう話になって、じゃあ、原発からもうお金が得られない、売り上げが上がらないような状態になって、電力会社が負担するのか、
もう国が、その過去のね、遺物の原発に対して、ずーっとお金を払い続けるのか、

松嶋:
うん。

堀江;
地上で管理するコストを、どうやって賄い続けるのか、っていうところは、僕はすごく、
ま、逆に言うと、不安ですよね。

山本:
逆に言うと、この出口の議論というものを、一切放棄して進めてこられたのが、原発だと思うんですよ。

松嶋:
うーん。

堀江:
ま、もちろんそうなんだけど、そりゃそうなんだけど、でも続けてたらね、続けてたら、そこから売り上げが上がってくる訳で、
そこから、ある程度費用を出すっていう話は、すごく簡単、簡単というか、あの、ま、ある程度、理解はできると思うんだけど、
終わって閉まったもの、もうここから何も生み出せない、“ただのゴミ”なわけですよ。
ゴミの管理に、年間ものすごい費用が多分かかってくると思うんだけれども、それをね、国民が、

山本:
いいですか、しゃべらしてもらっていいですか?

堀江:
いいですよ、いいですよ。

山本:
堀江さんは、露出する機会、沢山あると思うんですけれども、僕は、こういうことにコミットしているんで、なかなか機会が与えられないんですね。
えっと、その廃棄物の処理という事に関して、
「これ以上、廃棄物を生み出してどうする?」っていう部分がひとつある。
「これ以上増やすのか」って。
今でさえも、もう十二分に持っているだろうと、これ以上増やすのか。

で、堀江さんが言われているのが、原子力というものを続けることによって、そこから生まれる利益だったりというものを流用しながら、
技術を確立していくっていう事を、言われているんですよね?

堀江:
そうじゃなくて、もうすでにね、終わってしまったものに対して、その、もうただのゴミな訳じゃないですか。
ゴミの管理に、毎年すごい額、いくらかかるのか知らないけれども、

松嶋:
うーーん。

堀江:
ま、普通に考えて、すごい金額がかかると思うんだけれども、それでもって、

津田:
だから、電力会社がやるのか、国がやるのか

堀江:
いや、国、じゃたぶんね、電力会社はそんな、俺はもう無理だよっていう話になるわけ。
そうしたら、税金で、ずっとやっていかなきゃならなくなるわけで、
不良債権のために、毎年すごい額が、ずーっとお金がね、必要になってくるんだけれども、それが賄いきれるのかと。
だったら、まだ僕は稼働してて、ある程度稼働してて、
ま、徐々に閉めていくでもいいし、ずっとやり続けて、新しい技術が開発されて、もっと安全になるでもいいんだけれども、
すでにずーっと、やりながらやっていけばさ、

松嶋:
はい。

堀江:
それなりの費用って、そこから出てくると思うわけ。
その方が、むしろ安全なんじゃないかなって私は思うんだけど、それに対してどう?どう?
その、増えるったってね、じゃあ倍に、

山本:
いいですか?

堀江:
あ、いいですよ。

山本:
堀江さん、随分しゃべられてますけれども、そろそろいいですか(笑)

堀江:
僕ね、結構大事な問題だから。

山本:
わかりますよ。
塀の中にいたから、人としゃべってなかったっていう感覚、わかりますよ。

堀江:
そこくるか!

津田:
(笑)

山本:
いいですか、そろそろ、いきます。
結局今、日本は、地震の活動期ですよね。
原発を続けるっていう上で、すごく危険な条件にある。
その安全性を高めると言っても、その安全性は確かなものじゃない。
それを証明したのが、東電原発事故だった、という事ですよね。
で、もうすでに、今の日本の電力事情からいうと、脱原発は可能、っていうか、すでに、脱原発が出来てる状態なんです。

その間にもう、先程もいいましたけれども、ガス火力が中心。
その中でも、ガスコンバインドサイクルみたいなもの、GTCCのようなすぐれたものがあるんですから、それで利益をあげていけばいいんですよ。

で、この100万年の核のゴミ、という部分に関しては、これはもう、絶対に逃げられない課題なんですよね。
で、ドイツに行って思ったのは、たとえば、自国の廃炉作業という部分で、産業として生み出すだけじゃなくて、
他にも原子力潜水艦とか、よその国からそういう発注がくるっていう、一つの産業になっている部分があるんですよね。
そういう部分を導入しながら、どんどん止めていかないと。

「今とりあえず、原発が止まっています」という所がほとんどですよね。
54基原発があったうち、動いているのはたったの2基。
で、止まっているだけでも、安全じゃない。

その中から燃料を抜き出して、安全な中でドライキャスクに入れて、冷やし続けなきゃいけない、という事実がある。

だとするならば、これをまず見つめないと。
だって、首都圏の直下型もくるかもしれないし、南海トラフも動くかもしれない、という現実の中で、という事だと思うんですね。

この原発をどうにかしたほうがいい、急いだ方がいい。
僕の場合は、「即時撤退」っていう事を言っているんですけれども、

松嶋:
はい。

山本:
その他にも、「段階的」と言っている人たちもいる。
「原発推進しようよ」っていう勢力もある。
だから、この三つの人達の意見というものが、本当に、平等に、国民のみなさんに対して、発信されているような状況であればいいんですけど、
やっぱり、これの利害関係が絡む分、

松嶋:
うん、

山本:
やっぱり、メディアが流してあげる、流したくない部分というのが出てくる、と思うんですよね。

松嶋:
そうですね

山本:
そして、ここをどうやって周知していくか。

松嶋:
はい。

山本:
先ほど言った、日米原子力協定っていう部分が、これベースになっているわけだから、まずこの部分に対して、周知する必要がある。
何故かって言ったら、これ、2018年なんですよ。
という事は、もう水面下で交渉が始まっているだろうっていう話なんですよね。
だとしたら、まず、日米原子力協定という部分にも光を当てて、沢山の人に周知していく、という活動もしなければいけない。
やることが、あまりにも多すぎるんですよ。

松嶋:
そうですねぇ。

角谷:
山本さん、なんか、、山本さんの方の中継の次の順番があるそうでして、

堀江:
アハハハハハ。

角谷:
あんまり長く、ここでうちがとっているわけにはいかないそうでございます。

松嶋:
はーい、すみません。

角谷:
とにかく、当選おめでとうございます。

堀江:
とりあえず頑張って下さい。

松嶋:
はい、短い時間で説明しようとして下さって、ありがとうございました。

山本:
上手い事説明できてないですよ。
堀江さん、またいろいろ意見聴かせて下さいよ。
飲みに、

堀江:
はいはい、またいろんなところで、ま、また、ね、

松嶋:
はい、そうですね、お話する機会もあると思いますので、何事もゆっくり、確実にやっていきましょう。

堀江:
とりあえず、当選おめでとうございます。

松嶋:
ありがとうございました。

山本:
おつかれさまです。

ーーー

やっぱり、突然終わりました。
「山本さんの方の、中継の次の順番があるそうでして、あんまり長く、ここでうちがとっているわけにはいかない」
と言っていますが、この時、山本太郎事務所のツイキャスをライブで見ていましたが、
別に、中継の順番が立て込んでいるふうでもなかったような…(。◔‸◔。)??
反論できなくなったから、中継を止めちゃったっていう感じ。

原発動かしたい人って、みんな、堀江貴文さんみたいな思考回路で考えているんでしょうか?
多用する「お金」という言葉、昔と全然変わってないように見えました。

使うお金が、これ以上増えないようにするためにも、今すぐ止めちゃう方がいいんです。
それが、一番安上がりなんです。
そんな事、頭が良くて、お金が好きな堀江さんに、計算できないはずはないと思うんだけどな。

「放射性廃棄物というゴミがあるから、原発を稼働しなければならない」

意味不明の、新しい屁理屈が、また生まれました。

だけど、こんなふうに市民目線での議論が、どんどん表に出てくることは、とってもいいことだと思います。

↑以上、転載おわり


そして、上記の番組『ミヤネ屋』のスポンサーである『再春館製薬所』から、このような書簡が出ていました。

再春館製薬所

「ミヤネ屋」の放送内容について、お声を寄せていただいた皆様へ

7月22日の「ミヤネ屋」における放送内容について、番組をご覧になった皆さまより、様々なお声をいただいております。
お声をいただきましたこと、御礼申し上げます。

全てのお声に返信できておらず大変申し訳ございません。
この場で、現在の状況についてご報告いたします。

7月23日にお声をいただき、放送内容を確認させていただきました。
テレビ番組は、総務省管轄のもと、放送倫理に従いテレビ局の責任下で制作されており、番組に提供はさせていただいておりますが、
私どもが事前に番組の内容を把握したり、指示を出したりすることは、残念ながらできないのが実状です。
ですが、事実を知りたい、公平に生活者に有益な情報をという思いは私どもも同じです。
今回の番組内での発言や進め方については、私どもも違和感を覚えたのも事実です。
その旨も含めて、本日改めてテレビ局に対して公平な番組作りを行なっていただけるよう申し入れを行いました。

またエネルギー問題に対する弊社の立場についてのご質問が数名の方よりございましたが、
弊社としては、エネルギー問題にしましても、政治や経済にしましても生活にまつわることすべてにおいて、
なによりも生活者の安心・安全が第一だと考えております。
かねてより、自分たちで使う電力を自然エネルギーでまかなう取組みとして、太陽光発電を導入しておりました。
導入した12年前、当時はまだ一部にすぎませんでしたが、年々段階的に増設を重ね、
やっと今年度内には会社で使う電力の100%を自分たちでまかなうことができそうなところまできました。
商いをしていくうえでも、次世代の幸せな社会のために自分たちにできることを少しずつ還していきたいと思っております。

取り組みの詳細については、下記よりご確認いただければと思います。

http://www.saishunkan.co.jp/csr/

私どもは通信販売の会社でございます。
これから先も、商品を知っていただく貴重な場として、より多くの方が視聴しておられる番組への提供は欠かすことができません。
それだけに、これから先も、皆さまの思いを受け止めて、末永くお客様に愛される会社・商品となれるように、日々努力してまいります。

2013年7月26日
株式会社 再春館製薬所
社長室 室長 安部好男
コメント (3)
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住民おるのに、毎時7μSVもの放射線量を発生させる試験を、今までにいつどこで、何回やっとんねん?

2013年07月26日 | 日本とわたし
【速報】北茨城で毎時7μSV検出、屋外で非破壊検査(おしどりマコ)

※規制庁監視情報課

ーー放射線障害防止法の対象外の装置、ということだが、これは1MeV未満のX線装置ということか?

監視情報課「それは放射線対策課に聞いてほしい」

ーーJAEAが測定したのは、走行サーベイということで、道路での線量率か?

監視情報課「そうだ。」

ーーその道路から、当該の放射線透過試験をしていたポイントはどれくらい離れているのか?

監視情報課「すぐ近く、数メートルだったと聞いている。具体的な数字は今、手元に無い」

ーー数メートルでも、毎時7μSVも検出されるものか? 距離の2乗に反比例と考えると、高くないか?

監視情報課「2mの距離でも、毎時5~6μSVが計測されることも、非破壊検査ではある、と聞く」

ーーでは、距離ではなく、遮蔽はどうか? 遮蔽物は無かったのか?

監視情報課「かなり大きなものを、屋外で検査していたそうだ。大きいので、建物内に入らなかったらしい」

ーー確認するが、屋外で、放射線透過試験をしていたということか?

監視情報課「そうだ。なので、遮蔽物は無かったようである」

ーー当該の具体的な場所、当該の企業名などは公表しないのか?

監視情報課「特に法令違反をしているわけではないので、公表しない


※規制庁放射線対策課

ーー放射線障害防止法の対象外の装置ということで、1MeV未満のX線装置ということか?

放射線対策課「そう確認している」

ーーでは、一般道路で、毎時7μSVを計測する屋外の放射線透過試験などは、法規制の対象ではないのか?

放射線対策課「放射線障害防止法の対象外なので、これ以上うちでは関われない

ーーでは、どこの部署になるのか?

放射線対策課「厚生労働省の管轄になる。電離則である」

ーー電離則ということは、作業従事者の被曝管理や、管理区域にあたるかなど、被曝量の規制になるということか

放射線対策課「そうだ。厚労省の労働基準局安全衛生部労働衛生課になる。これからそちらの管轄になるので、連絡した」


※ 労働基準局安全衛生部労働衛生課

ーー北茨城の放射線透過試験について、電離則の規制で、どのように対応されるのか

労働基準局安全衛生部労働衛生課
「ついさっき、規制庁がら報告を受けたばかり。
担当局への連絡も、これからである。
まだ、情報も展開していない。
あと、うちは、線量率の規制でなく、被ばく量の規制である。
また、当時どのようなことが行われていたかや、再現できるかなど、まだ把握していない」

********

原子力百科事典
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-01-03-11

によると、
放射線障害防止法から、「1MeV未満のX線装置は除く」とある。

日本放射線安全管理学会http://www.jrsm.jp/の少し古い資料ではあるが、2002年のJRSM広報の
放射線安全規制のあり方についての意見および要望書http://www.jrsm.jp/public/0012p.htmlを見ると

2.3.2 1 MeV未満のエックス線発生装置について

<現状> 
現在の法令では、1 MeV未満のエックス線発生用電子加速器や、エックス線発生装置を、規制対象から除外している。

併しながら、0.95 MeVの電子加速器と、1 MeVの電子加速器では、放射線安全上の要件に差はなく、
非破壊検査のために稼動している前者の装置が、規制対象から除外されていることは、矛盾
である。
放射線障害防止法制定時とは、社会的、技術的環境が異なっている。

放射線安全の観点から、障害防止法における電子線、およびエックス線を、1 MeVを超えないとする基準を、見直す必要がある。

<提案> 
エネルギー下限基準を引き下げることを提案する。
見直しにあたっては、広く意見を求め、関系法令間の整合性等について、議論を尽くすものとする。


とある。

この、北茨城での高線量率検出の件のポイントは、

南中郷工業団地付近での放射線透過試験(非破壊検査)は、大きなものだったので、屋外で行われていたこと。

現在の法規制では、1MeV未満のX線装置は、M放射線障害防止規則の対象外であること。

であるが、

規制のエネルギー下限基準を引き下げよ、という提言が、10年以上前からあり、

放射線安全上の矛盾が放置されているまま、という現状もわかった。


【NBオリジナル】



測ったのが12日朝の9時20分ごろ。
なんやしらんけど、その日の朝か、その前の晩かに、団地付近の道路から、ほんの数メートルしか離れてないとこで、
屋内ではできんようなおっきなもんで、放射線透過試験をしてた……。
ほんで、その試験から発生した放射線量は、走りながら測定してた計量器によると、毎時7マイクロシーベルトという、とんでもないケタ違いの量やった。
けど、測ってから12日もかかって、JAEAからの分析結果というのんが出てきて初めてわかった、という。

それが、放射線障害防止法の対象外の装置であろうがなかろうが、
そんなとんでもない放射線量が空気中に存在したんなら、それこそヨード剤服用が必要やったし、一時避難の処置もせなあかんかったんちゃうん?

ほんで、これも例外なく、責任はうちにはありません、わかりません、◯◯に聞いてください、のオンパレード。
結局、最終的に行き着くのは、法律上は違反しておりません。
そらそやわな、違反せんように法律作ってあんねんから。

それよりもなによりも、
なんの遮蔽物も置かんと、2mの距離でも、毎時5~6μSVが計測されることもあるような非破壊検査を、
いったい今までに、どこで、どれぐらいの回数やっとったんや?!
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ほぼ交渉の余地がないのに今更参加する日本は、他国から、相当トンチンカンでクレイジーだと思われてる

2013年07月25日 | 日本とわたし
アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長の内田聖子さん。
TPPについて調べる時、いつも彼女を頼りにしてる。

その彼女が、マレーシアで行われてた、TPP交渉会合から帰国しはった。
明日のテレビ朝日「モーニングバード」の生出演が決まったそうで、
番組内のTPPのコーナーは8:20過ぎから。
現地報告や、日本の交渉の今後について話してくれはるのやそうな。

ぜひぜひ観てください!

↓以下は、内田さんからの報告ツィートのまとめ。

【内田聖子さん報告】
TPPは、何度も言うが、米国政府、多国籍企業が牛耳るぼったくりバー
参加する大半は、ファイザーやカーギル、米国商工会議所など大企業、企業連合。
NGOなどは、全体の二割で少数。

次回の会合の日程が、8月下旬。
大変に、交渉会合のペースが早いことがポイントだ。
APECで、大枠合意がされたことを、何とか各国にアピールしたいというのが、米国の思惑、意向だ。

TPP反対を貫いた、舟山康江さんを支援した山形農政連に対し、恫喝した自民党の西川公也
マレーシアに来ていたが、記者たちの間でも評判は非常に悪く、態度悪い、などと言われていた。

メディアは来ているが、事前に、政府は、箝口令を敷いていた
現地で、交渉官が入って行く時も、記者は何も聞かない。
日本からは、100人も、交渉官が参加。
入り口にずらりと並ぶ状態だが、メディアは写真を撮ってるだけ
私ひとりが、テキストは読んだのか、交渉は大丈夫なのかと、声を掛けていた。

TPPは秘密交渉。
政府が、何を主張したことすらも言えない。
「そんなことまで教えてくれないのなら、どうすればいいんだ」と、現地に来た業界団体から、声が上がった。
様々な貿易交渉はこれまでもあったが、ここまで情報管理を強いる協定は、他にない。

TPPのテキスト。
電子情報として、管理されている。
パスワードが、各章ごとに、厳重に掛けられている。
交渉国同士で、固く契約を結んだもので、具体的な内容が、国民に知らされることはない。

私たちが、何かを判断するための情報収集が、まったくできないのが、TPPの異常性
政府は、秘密交渉を理由に、情報開示しない言い訳ができる
TPPは、一括採択形式
つまり、これがだめ、あれがダメと言えない

すべてのトータルの契約が決まってから、初めて国民に、すでに決まった契約内容が、知らされることになる。
ここまで秘密を固辞するのは、異様。
みんな知りたいと思っているのに、教えないという、政府の一点張りはおかしい
通らないことを、私たちが、運動で主張するのが重要だ。

日本のマスメディアは、農産品の交渉にいっているかのような報道。
あきらかにミスリード

日本は、自動車も、事前協議であれだけ負けている
郵政のアフラックは、並行協議のひとつの結果だ。

マスコミは、TPPが農業問題だ、と情報誘導している
郵政とアフラックは、並行協議の結果の1つ
今後、このように、報道によって突然知ることになる。
むちゃくちゃ怖いことだ。
これが、秘密交渉の怖さだ。

マレーシアで、日本は、情報収集しただけで、何ひとつ主張できたわけではない
日本政府が、交渉の全体像を、まだ把握できていない中で、アフラックとの契約は、あまりに損失が大きい
TPPの最大の特徴は、交渉で、公式に、企業と交渉官がやり取りし、交渉に企業が関与できることだ。

米国の企業は、早期妥結が、最大の目標。
しびれを切らしている。
交渉を早く妥結するように、強烈なアピール、圧力を、各国の交渉官にしてきた。
これからは、日本の大企業なども、今後名を連ね、早期の妥結に、プレッシャーをかけてくることになるだろう。

米国やニュージーランドなどのNGOと、企業の価値観を押し付けることはおかしい。
自由貿易の、これ以上の推進は、貧富の格差の増大などを招く
人権侵害や労働問題に、悪影響をもたらすなど、何とかストップしたい、という思いで連携している。

交渉会合にも出れる人が参加し、ロビー活動を展開している。
情報を引き出し、相手にも情報を渡す。
情報をとってくるには、ある種の関係性が必要。
TPP交渉官を前に、TPP反対と言っても逆効果なので、情報戦が大切。
だが、このロビー活動は、日本の反対派は弱い点だ。

TPPは、ドラキュラ作戦で、阻止に持ち込もう。
夜に悪いことするが、昼になると、ドラキュラは死んでしまう。
TPPの実態を、日本政府から情報を取るのはほぼ不可能なので、国際NGOと連携することが大切だ。

情報をとってくる能力や、情報の分析力は、長年の経験もあり、素晴らしい。
次回からは、日本のNGOなどが、たくさんステークホルダーに参加するだろうが、もっと国際的な連携が必要だ。

TPPは、農産品五品目が守られらばいい、という問題ではない。
TPPに入ってる、国々の暮らしや生活、仕事も、反対行動の先にあるという価値観の転換が、私たちに求められる
私たち自身も、TPPに、グローバルな感覚を持とう。

日本は、他国のNGOからも、交渉官からも、相当トンチンカンな国だと思われている
もうほとんど交渉の余地がない中で、今更参加するのは、本当にクレイジーと思われている
でも、各国のNGOは、日本の反対する人たちとつながりたい、と思っている。
私もあきらめず、国際連携を強化する。

本当のジャーナリストなら、相手が発信しないからと言っても、情報を取るはずだ。
日本のメディアは、何をしているのか
例えは悪いが、お焼香に来ている人(日本の交渉官)を、不謹慎だから何も聞かない、というくらいのだらしのなさ。



そしてもうひとつ。
RYO aka 嵐バラる @ryo_singinさんという方が、書き起こしをしてくださった、内田氏の発言を続けて載せさせてもらいます。

モーニングバード7/24。
アジア太平洋資料センター事務局長であり、TPP参加国の交渉官や、利害関係のある民間企業が集まる会議へ参加されている、 @uchidashoko さんの発言が衝撃的だったので、書きお越しておきます。

(Q:会議への出席者は、日本の交渉参加を、どう受け止めているか?)

内田氏:
私は、国際NGOの一員として、情報収集してますけども、NGOの側から見ると、はっきり言って、日本の参加は厳しいというのは、もう当たり前です。
今から入ってどうするのっていうことを、皆、口々に言います
これは当然でして、もう、交渉は、3年18回も行われてきていて、29章あると言われるテキストの内、14章は、ほぼテキストも完了、
というのは、マレーシア政府も発表しているんですね。
ようやく日本は入ったということなんですが、もう遅れは明らか、なんです。


(Q:農作物・主要5品目を守ると日本政府は言ってるがどうか?)

内田氏:
これも無理です。
多国間交渉ですから、アメリカが(農産品の)最大の交渉相手になりますけども、
他にも、オーストラリア、ニュージーランド、カナダというように、日本に農産物を売りたいという国は、他にもあってですね、
多国間交渉の難しさというのもありますし、どの国にも聖域というのはあって、
予め守れるという保証などは、何もない
わけですね。皆、そう言っています


(Q:今から参加しても何もできないし、5品目は守れないということか?)

内田氏:
全部はもちろん無理だと思います。
あとは、何故か、農産品の話ばかりになるんですが、
もともと自民党が言っていた、医療、保険、ISDの危険、食の安全・安心ですね、
そう言った話が、一切出てこないというのも、大変奇妙なこと
なんです。


(Q:国益全体考えて、この参加は、客観的に見てどうか?)

内田氏:
私の意見としては、止めた方がいいと思ってます。
参加はしましたけれど、こんなに不利な交渉に、自ら進んで入るというのは、
ちょっと、国際社会の中でも、私も説明つかない
んですね。
他のNGOやステークホルダーに聞かれても、『何故だ』って言われてもですね、説明つかない

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世田谷の2.7μSv/hは大騒ぎして、北茨城の7μSv/hはし~ん……狂てるで日本!殺されるで日本人!

2013年07月25日 | 日本とわたし
これはどういう意味?
7マイクロシーベルトって書いてある。

しかも、それが測定されたのは、参議院選の最中の、今から2週間ほど前のことで、
それも、人里離れた山奥とかと違て、団地の路上で、
周りには、保育園やら小学校やら温泉やらがあるとこの路上で、
しかも、それを調べた原子力規制庁の人間は、そのとんでもない数字見ても、なんもせんかった?!

前に、世田谷区の住宅地で、2.7μSv/hの放射線量が測定された時は、めちゃくちゃ大騒ぎしたやん。
あの時と、なんでここまでちゃうのん?
立ち入り禁止にしたん?
緊急避難したん?
25日に測ったらって……それまで測ってへんかったん?

いったいどないなってんの?
選挙が終ったら、海も陸もめちゃくちゃ汚染されてましてんって、いきなり報道し始めてるけど、
そんなんもう、デタラメ過ぎてあかんのとちゃうの?

海の人も陸の人も、なんで怒らへんの?
なんで訴えへんの?
こんな無茶苦茶なことされて、
ここまで命や健康をおろそかにされて、
ほんでなんで、いつもみたいに、普段通りに生活してんの?

いったいどないなってんの?
日本人!


茨城で毎時7マイクロシーベルト 
【47ニュース】2013/7/25

茨城県北茨城市で12日、毎時7マイクロシーベルトと、高い放射線量を測定と、原子力規制庁。


7マイクロシーベルトの高線量 北茨城、測定は12日
【河北新報】2013年07月25日木曜日

原子力規制庁は25日
茨城県北茨城市の、南中郷工業団地の路上で、
12日に、
毎時7マイクロシーベルトと、
高い放射線量が測定されていたことを明らかにした。

25日の再測定では、確認されず、規制庁は、「東京電力福島第1原発事故とは、無関係とみられる」としている。
 
年間の被ばく線量に単純換算すると、約60ミリシーベルトに相当する。

一般人の年間限度は、1ミリシーベルト。

測定当時に、、工業団地内で放射線を使った検査を実施していなかったかや、測定器自体に異常がなかったか調べる。
 
規制庁によると、放射線量は、東北、関東地方の、路上の線量マップを作成するため、放射線測定器を載せた車を使って、測定した。




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「無自覚で、もの言わぬ多数派が目覚めれば、事態はすぐにでも変わる!目覚めた時が吉日!」三好老師氏

2013年07月24日 | 日本とわたし
原子力ムラの住人は人口のわずか0.6%!~「なぜ少数派に政治が動かされるのか」平智之著(ディスカヴァー携書)

参議院選挙は、予想通り、自民党圧勝で終わった。
3.11以降、あれほど盛り上がった「原発廃止」は、大きな争点にはならなかった。
翌日の新聞各紙には、「原発回帰へ拍車」という活字が躍った。
投票日の時点で、マジョリティが、「原発推進」でなかったことは明白だったと思う。
しかし、堂々と、原発再稼働、推進を掲げる自民党が、圧勝したのだ。
それは何故か?
この疑問に答えているのが、本書である。

平氏は、京大工学部、米国UCLA大学院卒業後、ラジオDJ、大学講師、政策シンクタンクと、幅広い分野で活躍。
2009年から、民主党衆議院議員を1期務め、速やかな原発ゼロこそが成長戦略だとする、「禁原発」政策を、一貫として主張。
2012年6月16日(土)に、官邸で、原発再稼働が決定された2日後の18日(月)に、民主党を離党。
今回の参議院選挙では、みんなの党比例区から出馬して、落選している。

「原子力ムラ」、という言葉がある。
原子力を推進する電力会社、プラントメーカー、ゼネコンなどの業界団体、経産省をはじめとする監督官庁、さらに、原子力を推進する研究者やマスコミなどを括った、俗称である。
では、このムラの住人は、どのくらいいるのか。
原子力産業に関わる人口に、平均世帯人員を掛けた数字は、70万人である。
これは、日本の全人口の、0.6%に過ぎない
この少数の利益集団が、官僚や政治家を上手く使いこなして、原発行政を推進、残りの99.4%の命が、もてあそばれている

著者は、政治家の経験から、「どうしてそうなってしまっているのか?」という理由を、2つ挙げている。

1つ目は、根強い官僚依存体質のため、議会制民主主義の国であるにも拘わらず、政治が、多数派の声にはなびくことがないからである。
2つ目は、日本の多数派は、もの言わぬ多数派(サイレント・マジョリティ)で、その多くは、自分の意見を否定し、敢えて、少数派の意見に、消極的に賛成してしまうことさえあるからである。
 
「原発を止めれば、電力の値段は高騰し、しかも足りなくなって、経済が立ち行かなくなる」と喧伝されれば、
その内容を吟味することなく、「仕方がない」と思ってしまうのである。

原発を所管する経産省は、電気消費者よりも、電気事業者を優先する。
教育を所管する文科省は、学生より、学校経営者や教職員を優先する。
医療を所管する厚労省は、患者のためより、病院経営者や医薬品業界を優先する。
農業を主管とする農水省は、専業農家より、農協を優先する。


全ては、官僚の天下り先確保のため
だ。

後者(例:電気事業者)より前者(例:電気消費者)の方が、圧倒的に多数だ。
しかし、少数派が、官僚をスタッフとする事務局を駆使して、政治を動かす(情報操作して、世論の誘導も図る)ことに長けている
のである。
後者は、多数派であるにもかかわらず、しっかりとした事務局がないので、政治家にはその声が届かない。
これが、「原発」に限らず、「増税」、「年金」、「医療」、「教育」等の全てにおいて、
少数派の事務局情報が、いつのまにか、多数派の意見を形成してしまう理由である。

しかし、平氏は諦めていない。
無自覚で、もの言わぬ多数派(サイレント・マジョリティ)が目覚めれば、事態はすぐにでも変わるからだ。
「目覚めた時が吉日」、とも言えるのである。
 
今回の参議院選挙の結果を、我々1人1人が、真摯に政治に向き合う、「絶好の機会」にしていきたいものである。


【三好 老師】(みよしろうし)
<プロフィール>
ジャーナリスト、コラムニスト。
専門は、社会人教育、学校教育問題。
日中文化にも造詣が深く、在日中国人のキャリア事情に精通。
日中の新聞、雑誌に執筆、講演、座談会などマルチに活動中。


無自覚で、もの言わぬ多数派。
この存在にわたしは期待する。
この存在こそが、卓袱台返しの原動力となる。
そやからこそ、よけいにもどかしい。
そやからこそ、わたしらはあきらめるわけにはいかへん。
そやからこそ、希望を捨てるわけにはいかへん。

今までにも、いろんなことを話しかけてきた。
わたしらの『数』という力はとてつもなく強い。
少ないにもほどがあるほどに少ない(けったいな言い方やけど)連中は、必死になって、数がまとまらんように操作する。
大衆が目覚めんように、気づかんように、ものを言い始めんように。

ああ悔しい!
無自覚で、もの言わぬ、圧倒的に多数の人たちよ!

目ぇ覚まさんかいっ!!
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米国『ちっちゃいアリとでっかいアリと、めっちゃでっかいハチと』事情

2013年07月24日 | 米国○○事情
今年は、17年に一度と言われてる、奇数ゼミの当たり年。
というても、うちの近辺では、例年と同じような、たま~にジャワジャワジャワ~ッと鳴き出してフェイドアウトする、大人しいセミさんしかおらん。
奇数ゼミは、特定の場所にしか現れんのやそうな。
ふぅ~ん、ラッキ~、などと思てたら……、

アリさんがとんでもなくぎょうさん出てきた。

夏のはじめは、それはそれはちっちゃいアリさんの行列を、台所のカウンターの隅っこで見っけた。
なんでかしらんけど、どういうわけか、トーストしたパンプキンの種に塩をパラパラとかけたんが好物で、
ちょっと油断して置いとくと、あっという間に、黒ごまふりかけたみたいな状態になる。

このアリの大量発生は、一部の地域なんかと違て、えらい広範囲に渡って起こってる現象なんらしい。

ごめんな、ごめんなと言いながら、そのちっちゃいアリさんを集めてゴミ箱に入れたりしてるうちに、
突然現れたデカアリさんたち!


写真ではわかりにくいのやけど、歩いてる足音が聞こえてくるぐらいにデカい!
これはえらいこっちゃと、慌てて次男くんが注文してくれた、アリさん退治用の毒入り罠。


寄ってきた寄ってきた!


よう見たら、おっきさが違う。時間が経つにつれて、どんどんサイズがおっきなってくる!


ぎょえぇ~!!!



さらに外では、蚊帳の中に巨大ハチさんが迷いこんでしもてて……旦那が恐々、とりあえず自力で出られるようにと奮闘してた。
(写真なんか撮ってる場合か!ボクがサッと家の中に入れるように準備しとけ!と怒ってるの図)


パニクって、なぜか奥へ奥へと行ってしまうハチさん。


はっきり言うて、わたしの親指とおんなじおっきさ……どない?


ガシガシがしがし……必死でかじってる。いや、穴空けんといてぇ~!



ハチさんがまだ迷てる間に、畑の写真。
トウモロコシっていつ採ったらええんやろ……。


今日の枝豆。

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「吉田さんは、どういう思いで、この日本の『あさましい』姿を見ていたのだろう」

2013年07月23日 | 日本とわたし
参院選の直前に、JCASTテレビウォッチに書かれた記事です。

「吉田さんたち、現場の人間が立っていたのは、自分だけの『死の淵』ではなく、日本という国の『死の淵』だったのである」

という言葉に、あらためて、当時その場に居合わせていた方々が、直面されていた事態の深刻さに、身の毛がよだつ思いがします。
チェルノブイリの10倍という意味を、わたしは最初、今の状況がすでにそうなのかと勘違いして驚きましたが、
あの現場で、判断を誤り、次々とすべての原子炉がやられてしまった場合、という意味でおっしゃったのでしょう。

それでも、次々と、4基の原発がやられてしまいました。
そして今、湯気という表現で報道されている、妙な現象が続いています。
地震もまた頻発に、起こり始めています。

本当に、全く何も、事故後の問題は解決していないのです。
なのに、原発をまだまだ稼働させようとしている電力会社と、原発を売り歩く現職の総理大臣。
 
『原発事故の現場で、何度も死ぬ寸前までいった吉田さんは、
どういう思いでこの、日本の『あさましい』姿を見ていたのであろう』

という文章を読んで、ハッと気がつきました。
これまで思い浮かばなかった、安倍氏や、安倍氏の言動をなぞる人間どもを見て感じる気持ち。
まさにそれは、『あさましい』という言葉だと。

今回の選挙は、その『あさましい』人間に票を入れた『あさましい』人たちと、原発事故など遠の昔に終ってしまってる人たちが多かったということでしょうか。
みなさんの周りでは、会話の中に、福島原発の事故現場のこと、作業をしてくださっている人たちのこと、高線量の汚染地に置き去りにされている子どもたちのこと、
いったいどれぐらいの回数、あがってきますか?


原発素通り参院選!
フクイチ吉田所長の言葉なんと聞く?
「隠すことはありません。チェルノブイリの10倍です」

2013/7/18

「福島第1には、6基の原子炉があります。
ひとつの原子炉が暴走を始めたら、もう、これを制御する人間が、近づくことはできません。
そのために、次々と原子炉がやられて、当然、(10キロ南にある)福島第2原発にもいられなくなります。
ここにも4基の原子炉がありますから、これもやられて、10基の原子炉が、すべて暴走を始めたでしょう」


『週刊現代』に載っている、東京電力の吉田昌郎元福島第一原発所長の言葉である。
享年58。
吉田元所長の早すぎる死は、深い悲しみとともに、あの頃の『悪夢』を、再び思い起こさせた。

吉田さんのインタビューをした、ジャーナリストの門田隆将氏によれば、
食道がんの手術をして、抗がん剤治療を終えた吉田さんに会ったのは、2012年の7月だったという。
184センチの長身で、やや猫背気味の吉田さんの容貌は、ニュース映像とはまったく違っていた。
だが、吉田さんは、人なつっこい笑顔で、「私は何も隠すことはありません」といい、
「チェルノブイリの10倍です」と続け、冒頭の言葉になる。

門田氏はこう書く。

「吉田さんたち、現場の人間が立っていたのは、自分だけの『死の淵』ではなく、日本という国の『死の淵』だったのである」

吉田さんは、全電源喪失の中で、暴走しようとする原子炉を冷却するには、海水を使うしかないと決断し、
すぐに、自衛隊に、消防車の出動を要請して、原子炉への水の注入ラインの構築に着手した。

<彼らは、放射能を遮断する全面マスクをつけて、原子炉建屋に何度も突入し、この作業を展開している>(門田氏)


奇蹟のように日本を救い、風のように去っていった男

吉田さんらしさが最も出たのは、官邸に詰めていた東電の武黒一郎フェローから、
官邸の意向として、海水注入の中止命令が来たとき、敢然と拒絶したことである。
しかし、東電本店からも、中止命令が来ることを予想した吉田さんは、あらかじめ、担当の班長にこういった。

「テレビ会議の中では、海水注入中止をいうが、その命令を聞く必要はない。そのまま注入を続けろ」と。

この機転によって、原子炉の、唯一の冷却手段だった、海水注入は続行され、
何とか、最悪の格納容器爆発という事態は、回避されたのである。

門田氏は、
<「奇蹟のように日本を救い、風のように去っていった男」吉田さんに、「お疲れさまでした。本当にありがとうございました」>と結んでいる。

電力各社は、赤字を理由に、原発再稼働を申請し、安倍首相は認める方針だ。
彼はまた、原発を世界に売り歩いている。
原発事故の現場で、何度も死ぬ寸前までいった吉田さんは、
どういう思いでこの、日本の『あさましい』姿を見ていたのであろう。


猛暑日が続く中、参議院選挙で、「脱原発」は争点にも上らない。
再び原発事故が起きなければ、福島を除く日本人の多くは、原発の恐ろしさに目覚めないのかもしれない。
だが、その日が来れば、この地に人が住めなくなるのは、間違いないのである。



追加で、昨日見つけた2枚の写真を載せておきます。
『白いのは、捨てられない防護服の山、青いのは除染した土の山。
貯まっていくのは、核のゴミだけじゃないんだぜ』
というコメントが記されていました。

 
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