**2020.5.10 新潟11R 新潟大賞典(G3/ハンデ/芝2000m) 15:20発走**
◎ ドゥオーモ
○ レッドガラン
▲ ブラヴァス
△ ギベオン
△ ダイワキャグニー
△ インビジブルレイズ
△ エアウィンザー
△ サラス
ドゥオーモは6枠11番と、前々走、玄海特別を勝った時と同じ枠番になりました。まあ、今年に入ってからのドゥオーモは6枠より外ばかりを引いていますし、いつも通りの枠からいつも通りの競馬を…ということだと思います。ましてや新潟芝2000mは日本に一つしかないコーナー2回の2000mコースですから、あまり小細工はいりません。余計なことを考えずに済む真ん中外めの枠で良かったと思います。
展開的にはあまりペースが速くなる雰囲気はないですが、外からの差し追い込みも決まるコースなので、やはり前半は折り合い重視になるでしょう。ゲートの出、二の脚のつき方次第になりますが、何となく中団にいてもらえれば合格点だと思います。仕掛けどころは勝浦騎手にお任せで、直線でスムーズに馬場の真ん中から外に出せればチャンスです!
相手はレッドガラン、ブラヴァスと56kg換算組を上位にしましたが、当然ながらギベオン、ダイワキャグニー、エアウィンザーといった57.5kgも侮れません。パッと見上位混戦のハンデ戦ながら、ぐちゃぐちゃに荒れるパターンは考えにくい重賞なので、単純に『穴評価のドゥオーモと人気上位馬たちの組み合わせ』で決着すると考えてみました(^^ゞ
ちなみにドゥオーモ陣営が不安材料に挙げている『速過ぎる決着』についてですが、新潟競馬場の3時間天気予報によれば、10日は午前中に弱い雨が降る程度とのこと。。本音を言えば『稍重から重の間』が希望でしたが、どうやら明日は『パンパンではない良馬場』で行われることになりそうです。まあ、ある程度の速い決着は、新潟大賞典を目標にした時点で覚悟の上ですから( ・`ー・')キリッ
新潟8Rで4着となったカナロアガールの関係者コメントです。
新潟8R 4歳以上1勝クラス(芝1800m)に出走したカナロアガールは4着でした。
【レース内容】
スタートは今ひとつも許容範囲内。その後のダッシュがあまり良くなく、結果的には最後方の位置取りに。道中は1番人気のミトロジーと並んで折り合いに専念、そのまま3~4コーナーを回って直線へ。直線では早めに外に持ち出したカナロアガール、馬群の中から馬場中央に進路を取ったミトロジーと2頭離れての追い比べになりましたが、カナロアガールには前を差し切るほどの伸びが見られず、ようやく4着まで追い上げたところがゴールでした。
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うーん。。今日は完敗っすね…(>人<;)
スタート後に位置取りが最後方になったのはちょっと残念ですが、今日はそもそも13頭の競馬ですし、勝ったミトロジーと同じ位置なので文句も言いにくいです。ましてやコチラは菜七子騎手の2kg減を加えて4kg軽い斤量ですし…。勝利を期待していただけに残念ですが、まあ、(細かいことはあるにせよ)今回は潔く負けを認めるしかないでしょう。
ちなみにカナロアガールの上り3Fは33.4秒でミトロジーの33.0秒に次ぐメンバー中2位。決して脚が使えていないわけではないですが、新潟の良馬場で最後方から差し切るつもりなら、やはり32秒台が欲しいということなのでしょう。うまく中団につけていれば結果も違ったのでしょうが…。もしも陣営に誤算があったとしたら、そのあたりの見極めだったのかもしれません。
あとは、休み明けの分だけ伸び切れなかったということも考えられますが…。今日は『決定的に何かが悪かった』と言いにくい内容だけに、評価が難しいレースになってしまいました。何と言いますか、とりあえずは関係者のコメントを待つことにします(T_T)
**2020.5.9 新潟8R 4歳以上1勝クラス(芝1800m)・良**
https://www.keibalab.jp/db/race/202005090408/
シュウジデイファーム在厩のバスラットレオンは、おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場でハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1回の速めを乗り込まれています。4月下旬の馬体重は482kg、体高161cm、胸囲183cm、管囲は20.5cmです。
◇石川代表のコメント
「現時点での感触を確かめるべく3F39秒0で登坂。仕掛けてからの反応も良く、しっかり動いてくれました。走りにクセがないですし、速めの本数を重ねるにつれて、いい意味で馬がキリッとしてきたように思います。中間に軽い外傷があった程度でコンディションに問題はありません」
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前回の近況でも感じましたが、バスラットレオンはトレーニングが進むにつれてどんどん良くなりますし、シュウジデイファームでの評価もうなぎ上りではないでしょうか。3月頃は18年産版矢作厩舎セットのもう一頭、カイザーノヴァの方が進んでいるイメージでしたが、3F39秒を難なくこなすなど、今やデビューに向けた態勢づくりの面では完全に逆転した印象です。
ちなみにカイザーノヴァは北海道デビュー路線が噂されていますが、矢作先生はシュウジデイファームのことを、「競馬を使う直前まで仕上げられる育成場」と評価しているようなので、バスラットレオンも(時期は別にして)基本的には北海道デビューをめざす方向かもしれません(^^)
昨年のシュウジデイファーム組はパンサラッサとパーフェクトラヴで、どちらも順調にトレーニングを積んでくれましたが、今年の2頭はそれ以上に順調だと感じます。特に、時間の経過とともに評価を上げているバスラットレオンに関しては、単に順調というだけでなく、ペースを上げても難なくこなしてしまう、全く底を見せないところに器の大きさを感じさせますね。
シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァは、引き続き、おもにBTCの坂路または屋内直線ウッド馬場でハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1回の速めを乗り込まれています。4月下旬の馬体重は480kg、体高160cm、胸囲183cm、管囲は20cmです。
◇石川代表のコメント
「疲れを溜めることなく順調に乗れていますが、仕掛けてからの反応はまだこれからといった感じ。あとは速めの本数を重ねていく中で良化を促していければと思います。トラックで3000mを乗ってからの登坂(3F40~42秒程度)ですから、結構な調教量と言ってよいでしょう」
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ハードトレーニングで知られるシュウジデイファームの石川さんが「結構な調教量」と仰るのですから、基礎体力はかなり鍛えられていると思って良いでしょう。これからは「追ってからの反応」やスピード強化といった実戦を意識した訓練が中心になるでしょうから、まさに、今からの一ヶ月でデビューに向けた正念場を迎えることになりそうです。
ハードに乗られている中で馬体重が480kgと理想的な成長を見せているのも心強く(前回は3月初旬測定で457kg)、ここまでは何の不安も問題もなく進むことが出来ています。姉のパラスアテナが3歳になってから強い競馬を見せたように、ウェルシュステラ、ステラリードの系統もなかなかの成長力を持っていますから、これからはそういう部分にも期待したいですね。
ちなみにですが、カイザーノヴァのデビュー関連情報として、4/30更新のスポーツ報知POGブログに出た記事を紹介します。(WINDさんからコメントで情報頂きましたm(_ _)m)
『取材の感触(栗東)』
---(関連部分のみ抜粋) 続いては「全体的に仕上がりが早い」と話すモーリス産駒。カイザーノヴァ(牡、父モーリス、母ステラリード)は、お母さんが函館2歳Sの勝ち馬。馬主は広尾レースさんです。「お母さんからきてるのか、落ち着きに欠けるけど、仕上がりは早いと思う。北海道直入を考えています」とのことで、目指すはお母さんと同じレースになるのではないでしょうか。---
記事に「北海道直入り」とありますから、カイザーノヴァは栗東に移動させずに産地馬体検査を受けさせて、そのまま北海道デビューをめざすという事でしょう。これは昨年のパンサラッサもそう言われていましたので、結局は「追ってからの反応」強化など、今後一ヶ月ほどの進捗次第になるのでしょう。
あとは記者さんが、「めざすはお母さんと同じレース」とかなり具体的に書いているのは気になりますね。ステラリードがデビューをしたのは7月第一週の新馬戦。時期的には十分可能と思うものの、彼女は芝1200mの新馬→函館2歳Sの連勝でしたから。。まだカイザーノヴァの距離適性については具体的なコメントが出ていないですが、1200mのタイプかと言われると少し違う気がしますからね。
まあ、実際に矢作先生がどんな方針、作戦を練っているかは、これから少しずつ明らかになるでしょう。カイザーノヴァとしては、それまで順調にトレーニングを積んで、どの条件でも好走できるよう実力をつけておくのが『今やるべき事』になります。臨機応変、変幻自在の矢作マジックについて行くためにも、今の真面目さを失わずに頑張って欲しいと思います!
【シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァ:公式HP(4/3更新分)より】
坂東牧場在厩のコマンドブルックスは、この中間よりトレッドミル入りを開始しています。
◇荒木マネージャーのコメント
「大きな体を持て余し気味ですので、本当はもっと乗り進めていきたいところですが、これまでの経緯や成長の度合いなどから考えますと、まだ無理はできない状況。まずはトレッドミルでの調整から再スタートとなりました。現在は速歩を10分程度。これをステップに馬場入りにつなげていければと思います」
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ドンドン進めたいけれどそうはいかない…。もどかしい部分はありますが、今この時期に我慢をすることが将来の成功につながるわけで、再立上げについても慎重に、時間をかけてお願いしたいと思います。勝手ながら本馬に関しては、『来年のダービーまでに1勝』をデビュー後最初のマイルストーンに設定しましたので、まだ時間はたくさんありますから。。
栗東近郊にいるリナーシェやマーテル、シュウジデイファームのバスラットレオン、カイザーノヴァ、そして吉澤ステーブルのヴィジャーヤと、この世代は夏デビューが狙える馬も多いですから、コマンドブルックスに関しては、時間を気にせずゆっくり見守っていきたいと思います。
【坂東牧場在厩のコマンドブルックス:公式HP(5/1更新分)より】