ディメンシオンは、5月17日東京11R ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)に出走を予定していましたが、右前肢跛行のため出走を取り消すこととなりました。
◇藤原英調教師のコメント
「今週の調教過程が示すように、本馬には我慢をしてもらいながら大目標に向けての調整を続けてきましたが、15日朝になってごく僅かですが異変を察知したことから獣医師に確認してもらった結果、やむなく出走を取り消すことになりました。おそらくは疲労の蓄積による軽度の跛行。あくまでも今後の状況次第になりますが、順調に回復が進むようであれば、サマーシリーズへの参戦を検討したいと思います。直前でこのような形となってしまい、本当に申し訳ございません」
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残念ですが、仕方がありません(T_T)
大目標であったヴィクトリアマイルへの出走が決まり、気分が盛り上がっていただけにこの出走取り消しは残念です。ですが、当然ながらディメンシオンに無理をさせるわけにはいきませんから、僅かな異変の兆候をきちんと察知して、苦渋の決断をして頂いたことには感謝をしたいと思いますm(_ _)m
こう言っては何ですが、『少しでも不安があれば出走はさせない』との信頼感があるからこそ、たとえ最終追い切りが軽めのみでも、『藤原先生が出走させるなら大丈夫』と思って応援できるのですから…。今まで数年をかけて、この舞台までディメンシオンを導いてきた藤原先生はじめ厩舎の皆さんは、むしろ私以上に忸怩たる気持ちだと思いますが、彼女には無事に牧場に戻ってからの仕事も残っていますしね。
このあとは一旦放牧になるでしょうが、最終追い切りを行わず、きっぱり出走を回避したことで回復が早まるかもしれません。場合によってはサマーマイルシリーズ参戦が視野に入るとのことなので、その時は、改めて、精一杯応援したいと思います。
それにしてもいい枠が引けたのに、こんな時に限って… (/へ\*)))ウゥ、ヒック
グランソヴァールは、5月17日東京12R BSイレブン賞(3勝クラス・ダ1400m)にクリストフ・ルメール騎手で出走します。
-調教時計-
20.05.13 助 手 美南W良 5F 66.7-52.2-38.5-12.8(7) 一杯に追う
20.05.07 助 手 美南坂稍 1回 54.6-39.6-25.7-12.8 馬ナリ余力
【4/26東京10R 鎌倉Sでのグランソヴァール:公式HPより】
ディメンシオンは、5月17日東京11R ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)に松田大作騎手で出走します。
◇藤原英調教師のコメント
「ここまでレースを使ってきている馬ですし、先週ある程度しっかりとやっていますからね。前走後の疲れの抜け具合なども加味しますと、もうそれほど強めはやらずにレースを迎えさせてあげるのが、出走に際して適した策であると考えます。ここを目標にずっとやってきたようなところもありますので、前走同様、この馬の力を出し切るような頑張りを見せて欲しいです」
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ディメンシオンの出走が確定しました。レースは昨年からの『大目標』であるヴィクトリアマイル(G1)。藤原先生も「ここを目標にずっとやってきた…」とコメントしておられますが、ようやくたどり着いた晴れ舞台への出走になります。
前走の阪神牝馬Sで3着と健闘したように、休み明けでも思った以上に仕上がっていた(らしい?)こと、東京への輸送があることなども考慮されたのでしょうか、最終追い切りが軽めになったのは予想外ではありますが、ここまで来たら藤原先生の采配に全てを委ねるのがベストです。(と言いますか、ここに来るまでずっとそうだったですから…)
まあ、イザとなるとどうしても緊張感が漂うものですが、誰もが立てるわけではない舞台に堂々と進んだだけでも大したもの。。アーモンドアイさんを筆頭に、強い相手が揃ったやりがいのある一戦ですから、おかしな不利などがないクリーンなレースになって欲しいですし、その上で、ディメンシオンらしい走りで存在感を発揮してもらえればと思います!
**20.5.17 東京11R ヴィクトリアマイル(G1/芝1600m)出走馬**
【4/11阪神11R 阪神牝馬S(G2)でのディメンシオン:公式HPより】
美浦トレセン在厩のカナロアガールは、14日より騎乗を再開しています。
◇田村調教師のコメント
「ひとまず前走後も大きなダメージは見られず、このまま続戦を意識していけそうなコンディションにはありますが、今の新潟、東京開催ともに番組編成面で一長一短ありますからね。次走については、これから厩舎で乗り出していく中での状況に応じて決めていければと思います」
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前走のダメージがあまりなく、続戦可能な状態なのは何よりです。これまでの戦績を考えると、カナロアガールはこちらが思うほど休み明けが得意ではないですから、一度叩いた次走、あるいは次々走で、きっちり型通りに勝ち上がりって欲しいと思います。
その次走に関してですが、田村先生のよれば「新潟、東京開催ともに番組編成面で一長一短」があるとのこと。。1勝クラスの1800m戦に的を絞ると、中1週となる5/24新潟10R 二王子特別(かつてドゥオーモが出走したレース)、中3週と間隔を取るなら6/6東京9R 国分寺特別あたりが目につきますが、田村先生としては第三の選択肢も含めて作戦を考えるという事なのでしょう。
さて、それじゃあ第三の選択肢とは何なのか? という話になるのですが…。ココからは例によって全くの想像ですが、新潟も東京もパスして函館に移動をすると、6/13函館12Rに遊楽部特別という牝馬限定1800m戦があるんですよね。そして、もしもそこを勝ったら中4週で7/18函館12Rのかもめ島特別(2勝C/牝/芝1800m)に向かえば良いという…。
タイプ的にローカル小回りが合うかどうかは微妙ですが、ここまでもうひと押しができないレースが続いていますし、大先輩のドゥオーモさんのような例もありますからね。期せずして新潟から函館だと同じ移動パターンになりますが、小回りコースの差し勝負に活路を見出す作戦が、意外な突破口になるかもしれません。
【5/10新潟8R 4歳以上1勝クラスでのカナロアガール:公式HPより】
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇野中調教師のコメント
「ダメージというほどのものではありませんが、それなりにレースの疲れはありますね。今週末にも一旦グリーンウッドへ放牧に出し、まずは回復状況を窺っていきましょう。その後、特に問題がないようであれば再びトレセンに戻し、7月5日函館11R 巴賞(オープン・芝1800m)もしくは、7月19日函館11R 函館記念(G3・芝2000m)を目標に進めていければと思います」
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まだ油断はできないでしょうが、少なくとも現時点では、前走の疲れはそれほど大したものではないようです。感触としては、グリーンウッドで少し休めば、(巴賞か函館記念かは別にして)7月のレースには充分間に合ってくれそうです。
それにしても、新潟大賞典では夢を見させてもらいました。結果は11着と負けてしまいましたが、コース、展開、相手関係次第で巻き返すことは可能だと思いますし、少なくとも新潟より函館の方が、今のドゥオーモには競馬がし易いでしょう。
巴賞は得意の1800mで相手が落ち着きそうなオープン戦、函館記念は軽量が見込める2000mのハンデG3と、それぞれに魅力的な要素がありますが、まずはどちらのレースにも(あるいは両方のレースに)出走可能な状態に回復してもらいたいです。
予定通りに事が運べば、小倉から新潟、そして函館へと日本を縦断する遠征になりますが、南でも北でも適切な条件のレースであれば、まだまだ活躍できる力がありますからね。野中先生はじめ関係者の皆さんには、引き続きドゥオーモのことをうまく導いて頂ければと思いますm(_ _)m
【5/10新潟11R 新潟大賞典(G3)でのドゥオーモ:公式HPより】